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[ここで、昨日酒場に居たエルバン>>2:65が居るのに気付く。礼儀正しく真面目そうな冒険者だったが、何処か頼りなさもあった青年だった。ふと昨日、酒場で自分がメモを使っていた事、今普段着である事に頭を巡らせた結果、エルバンが、紙とペンを持ち出してくる展開(>>29)がありありと想像出来、ヘロイーズは先手に出た。]
『冒険者ヘロイーズ・ヴァルサールです。
依頼を受けに来ました。』
[既にそう書いているメモページを見せた。
こういった定型文を書いたメモは他にもある。
これは渡すものではなく、見せるためのものだ。]
[依頼>>0:161は3つ。採取、採取、お手伝い。]
『薬草83個と
火薬を生み出す薬草を持っています。』
[こちらは新たにメモに書いた。]
―樹海―
[崖の中腹の薬草。上まで上がるルートがないではないのだが、崖というのは登るよりも降りる方が危険だ。
最初はオノンの盾があれば大丈夫かと思ったけれど、彼の盾は高く飛べるものではないらしい。しかしオノンに答えて、エドワーズが崖に寄る>>73]
え?ええ、と…必要なのは、茎と葉の部分…根っこは、そのままでお願いします。ねっこさえ残せば、また、はえてくるから…
[そう説明すると、分かったというように頷くと、エドワーズがステッキを複雑に動かした]
…わぁ…
[みるみる間に宙に浮き上がり、驚いている間にエドワーズの要請に答えてオノンが共に浮かび上がる]
……ちょっと、試してみたかった、かも?
[同じく地上に残されたジェスロがぎりぎり聞こえるくらいの声で小さく呟いた]
機巧使い ロッテは遅延メモを貼りました。
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