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[依頼の張り紙をする。
ほんわりあたたかい手触りのポコが言ったので気づいた。まだ近くにいたなら湯たんぽ代わりになりそうな頭をやっぱり撫でつつ]
依頼にすればいいんだよね。
[巨大化の魔法求む。噂でも可。ただし実験はしないでください。そんな依頼書が、掲示板の下の方にこそりと一枚。
後は8(10)とか6(10)とかの依頼だ。誰もこなさなくてもいずれは自警団が何とかするだろうけれど]
いつになるかわからないしね。
[何せ人手不足の自警団、だ]
[根付くかは分からない、というオノンの言葉>>72に、それで充分と伝える。かの特効薬は裕福な層でもなかなかに手に入らない、ましてや一般家庭ではまったく手が出ないほど高価なもの。その原料が運良く広がれば。
そんな話をしていると、>>66。そういえば、出身は旧大陸とは聞いたことがあった気はするが、詳しい話は聞いたことがない]
…。
[口調は軽く聞こえるけれど、聞いていいものか分からずにジェスロの顔を見上げたが、結局口には出さずに周囲の警戒に意識を切り替えた]
―→南の樹海、キャンプ地を出た辺りで―
?
[先人たちによる魔法と機巧の守護の範囲から少しだけ外に出た時、遠くの木々の間に走る――飛ぶ影を見つけた]
あの飛び方は、 ヴィロバード?
そんな筈は。 否、……。
[先程の未確認情報の件も思考回路の中に廻る。
幾らかの警戒を保ちながら、慎重に歩を進めていく。
足元のブーツを下草が擦る音がしてしまったが、それに気づいて危険種が迫ってくる、ということは 今のところはない。
そうしているうちに、やがて見えてくるのは幾人かの人影]
― 酒場 ―
[掲示板を眺めているヘロイーズに、
酒場の主人が声をかける。]
「それにしても早いもんだな。
ヘロイーズも、来てそろそろ7年は経ったか。」
[タウン・ナリヤ。十数年程前に新しく開拓された町、定住者は意外にも少ないが、この酒場の主人は長年この町で店を開いている。]
「親父さんとこの店に現れた日の事はよーく覚えてるとも。
そっちのチビ助もな。何か飲んで行くかい?」
[ヘロイーズは少し悩んだ後、頷いた。
疲労回復効果と後味スッキリの、
爽快系ドリンク、スズラ蜂蜜ジュースを指差し注文する。
スズラとは、鱗状の皮に包まれた酸っぱい実の成る植物で、その実はビタミンと魔素が豊富に含まれているのだった。
クラットにも、酒場の店主は注文を聞くだろう。]
―南の樹海―
[ヴェルに案内されて到着したキャンプ地で、ロッテには出会えたか。
あたりを点検していると果物と書置き>>1:8を見つけた。署名は『冒険者,ヘロイーズ・ヴァルサールより』とある]
……ヘロイーズ・ヴァルサール?
[名前を口に出すと、優美な響きに聞き覚えがある]
どこで会ったのだったか、随分昔だったような……
ヘロイーズ……ノクサの村の祈祷師は……違うな、アカデミーの同級生は確か……いや……
うーむヘロイーズ。ヘロちゃん。……ヘロちゃん?
[口をついて出た愛称に記憶の片隅がひっかかった]
ああ、宙船発掘のヴァルサール博士!あのヘロイーズが、冒険者?
……。
…?
[エドワーズには最初こそ質問をされたものの、途中から必要以上には話しかけられていないのに気付いた。よくよく注意すれば、その質問は自分にした方がいいんじゃないかと思うものまでオノンやジェスロに振っている]
……。
[なんとなく年上の男性が…特に兄に近い年代の男性が苦手で必要以上に警戒していたが、いい人ではあるらしい。そう認識を改め、エドワーズの質問に二人が困っていると、小さく注釈を入れたり代わりに答えたりするように心がける]
[クラットには、
紅クレーレの花を多めに蕾付きのものを譲った。]
「みゅ…」
[リトが欠伸混じり声を上げた。
頭の上のリトをそのままに、振り返る。
どうやら男性の冒険者のようだ。
ふるふると首を左右に振って、にこっ。]
[仕立てのよさそうな服や持ち物からいい家柄の人なのだろうとは察せられた。けれど見たことのないものを見つけるニ興味津々といった顔でメモを取っている姿は、案外フィールドワークにも慣れていそうだ。
キャンプ地近くの群生地で薬草を採取していると、近くでエドワーズが屈みこむのが見える]
え、と…
[少しの逡巡。けれど]
あの、葉、だけです。根に薬効はないから…植えると、簡単に増えるんだけど…薬を作るのなら、葉と、茎があれば…
[アブラハムの依頼内容からして、必要としているのは薬の原料だけだろう。キャンプ地に行ってみたいという言葉に、こくりと頷いた]
きょだいかの魔法求む。
うわさでも可。
もしかしてー
クラットさんが探しているのは、
悪い魔法使いさんなのでしょーか。
[クラットに頭を撫でられながら。
こっそり一番下に貼られた依頼書はばっちり見えた。]
―ちょっと昔、旧大陸のどこか―
「……と言う訳で、世にも珍しい友好種の自動人形の一つがここにあるわけだ!」
[アカデミーの恩師に連れられ、訪れたヴァルサール博士の居所で見せられた自動人形。確かにどう見ても警備目的には見えない。宙船の生み出すものは見た目で判断してはならない、と言うのを差し引いてもだ]
つまり、愛玩用として作られたものと博士は推測されていると。
あれだけの技術を持った文明であれば文化も相当に発達はしていたでしょうし、そういったものも見つかってしかるべきとは思いますが。
[しげしげと見つめる。攻撃用の機構は少なくとも目につく所にないと判断すれば無造作に抱き上げ、検分する]
――うわっ!
[見た目の硬質さからは予想できなかった暖かさに驚いてうっかり取り落としそうになった。
ヴァルサール博士から硬い声で注意が飛ぶ]
ああ、貴重な自動人形を申し訳ない。……ではなく?
名前はポコと聞いたがそれが……何か?
……心の回路?それは……
[改めて手の中の自動人形に目を落とすとふるふると震えていたかもしれない。
小さな声は「ヘロちゃん」に助けを求めているように聞こえた]
……すまない。失礼をしたね。
[そっと下に下ろし、頭を下げたが許して貰えたかどうか。ポコと引き合わされる前か後に、博士の小さな娘とも出会っていた筈だ**]
−樹海のキャンプ地−
ふーん♪ふへー、はー♪
[種をたんまりと手に入れることができ、上機嫌でキャンプ地へと入った。鼻歌の歌詞に意味などないけれど、気分がいいのだからしょうがない]
はー、ふふー♪
[鼻歌と共に、盾に載っている分の薬草をいったんキャンプ地の地面へと下ろす。
エドワーズが何か見つけたらしく、声を上げている>>93のが、気にはなったけれど…]
そごに誰がいんのがぃ〜?
[念のためにと盾を構えつつ、そう離れていない辺り>>91に声をかけた。
意図的に足音を潜めた、二本足の生き物なら、きっと言葉は通じるだろうという心算で]
[ウィルの謝罪には、もう一度首を振る。
ジュースのグラスを置き、
ポーチからメモ帳を取り出し鉛筆を走らせた。]
『冒険者,ヘロイーズ・ヴァルサールです。
頭の上の雛はリト、あちらは珍しいかもしれませんが自動人形の友好種、オトモ・フレンドリのポコです。
よろしくお願いします。』
[ヘロイーズはウィルにメモを渡してから、
改めて右手を両手で握り、にっこりと笑顔を向けた。]
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