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―→南の樹海―
[相変わらず、ロッテの服装はまるで市井の町娘のような軽装。
ただし街中とは異なり、腰元の短銃の他に長銃も肩に一丁担いでおり、そのウエストや背中にはやや小さめの鞄もそれぞれ身に着けている]
できるだけ未知の危険種を、か。
…………食材にする前に研究対象とせよ、とする声もあったものだ。
[思い出したような呟き一つ零しつつも、再び無言に戻り、依頼対象を探す。
聞こえてくる種々の生物の鳴き声や羽音も、未だどれも記憶の中にあるものばかり。
ひとり静かに進む先は、水音の微かに聞き取れる方へと。
その先でまた、微かに音が――声が聞こえた気がした。
人間の声か、そうでない種族の声か、其処までははっきりとは判別できない]
誰か、
[居るのか?とでも続きそうな声を、樹海の中に響かせる。
そこは丁度、キャンプ地>>210>>216に程近い地点*だった*]
ヌァヴェルさんが焚いてくれた香が効いているんじゃないですかね。
[>>3オノンの言葉に、建物の中に立ちこめる香りを思い出しつつ小声で言うのだけれど。
しゅばっ! と音のするほどの勢いで振り返る様子に、びくりとしてそちらを見た]
【お手伝い募集中(マッドサイエンティスト ピア=キーズワース)】
ふふ…依頼をお願いするよ。実はね、部屋を片付けようとしたら、誤っト薬瓶の中身が分からなくなっちゃったんだ…お願いしたいのは、どれがどの薬かを確定してもらいたい。
薬の内訳は、速度アップ(81秒間)、腕力アップ(1秒間)、惚れ薬(19秒間)、小さくなる薬(24秒間)のよっつ。簡単だよね?
報酬はこのよっつの内、どれかをひとつ、差し上げよう。
フォーチュン出すために独り言で。匿名メモに転記する。
― 南の樹海/キャンプ地 ―
[このキャンプ地は、何より危険種達の生息範囲外もあるが、樹海に入った初期の冒険者達による魔法の守護と加護、機巧仕掛けの守りが行われ、他所より比較的安全な場所だった。
こういったキャンプ地は他にもあるが、普段へロイーズはここを利用している。
時々は、他の冒険者と遭遇したり、食事を共にしたりする。]
『持ち帰るには少し多いので、
日持ちのする果実を幾つか置いておきます。
良ければ食べて下さい。
冒険者,ヘロイーズ・ヴァルサールより』
[書き置きを残し、キャンプ地を後にする。
ヘロイーズの荷物は、キャンプ地で借りた物以外だけでも、随分とある。メイン武器と採取の為の道具や宿営の荷物類、そして今回の採取品、ヘロイーズとポコと分担して荷造りしているが、背負った姿は正に一山採ってきた姿をしている。]
――そんなかんじなんじゃないですかねもしかすると。
[>>8視線は、と途切れる声。>>9ほろりと零れたような思いつきに、思いっきり眉を下げる]
そうじゃないと魔素にやられた漁師さんの理由がとけませんし。
まさか刻印バージョンアップとかは、ないと思いたいですし。
[全てが推測に過ぎないけれど、なんだか腑に落ちることばかりで嫌になる]
―待機所内―
[早急に必要な治療は済ませ、やっと人心地。容態も安定して、無理をさせなければ移動させても大丈夫なところまでなんとかなった]
……オノンさん、どこまで行ったのかな…
[全員の様子をもう一度確かめて、少しなら離れて大丈夫と判断すると、待機所から外に向かった。すぐにクラットとオノンが難しい顔をしているのがみえ、不思議そうな顔をする]
…どうか、した?
[屋根の上にいるウィルの姿はまだ見えていないので、二人にそう聞いてみた]
― 南の樹海 ―
うんしょうんしょ。
ヘロちゃん、大量だったね。
何時ものお店にも渡せるね。
予報士のマシューさんにも鑑定してもらおーね。
とりあえず、刻印を無力化すれば巨大化する魔法は解けると報告書に書いて……確か、ほらここ。
けど、どうやら事は思ったよりも大事みたいですし……
[迷っていると、ウィルからの提案>>12]
そうですね、成果は十分あったと思います。
多分今なら副団長にも納得してもらえるでしょう。
[当面の安全を保つ手段。
中型危険種の正体の確認。
クラブローパーの性質については、ここで生計を立てる漁師が一番よくわかっているだろうから、注意換気でだいぶ被害は減るはずだ]
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