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― →ヘロイーズの家 への道 ―
[町を方々歩き回る青年は、今、見知っているはずの道を歩いている。
そこは魔法に携わる人々が集まる場所よりもずっと四角いイメージの家が並んでいて、今通った家の中からは、なぜだか終始きりきりと、時計の振り子が巻き上がる時のような音が大音量で流れていた]
何度きても……驚く。
[青年にとってはいつ来ても新鮮な地区だった。
はふ、と息を吐いて、胸を撫でた]
[けれど、そっと下に降ろされ謝られれば、]
『……すまない。失礼をしたね。』
なにも、こわいことしない?
[ポコは震えたままでエドワーズを隠し見て尋ねた。]
「娘はポコを気に入っていてね。
エドワーズ君、ここを見たまえ。」
[ヴァルサール博士は、ポコの小さな肩に片手を置き、
丁度胸の辺りに描かれたマークを指した。]
―どこかの街中―
[ジェスロへの依頼がまとまれば酒場を出て必要な品物を整えに行く。ゆったりと歩いていたが、ふと立ち止まって]
やあ。
私の依頼は無事に引き受けて貰えたぞ。
……多少、予想外な展開にはなったが。
……君はどうだ?誰かこれはと思う冒険者はいるのか?
それとも、君自身が旅に出たいかね。
[もう一人の依頼人に囁いた**]
「これが心の回路がある場所だ。
僕はこの情緒を司る回路を「ハート」と名付けた。
警備の自動人形にはない回路で、僕達と同じように様々な事を感じとれるんだ。怖ければ怖い、嬉しければ嬉しい、楽しければ楽しい、悲しければ悲しい。
人間の情緒を理解出来、共感も出来る。」
「能動的に学ぶことも。」
[そして、この「ハート」さえ組み込む事が出来れば、警備システムの自動人形も人類の友好種になれる可能性があるという推論を続けた。*]
せっかくだから、スカウト ウィル は 転がり草の オノン に投票するぜ!
せっかくだから、機巧使い ロッテ は ガラクタ探し メリル に投票するぜ!
―少し前・キャンプ地―
[エドワーズとオノンは、それぞれの言葉で一緒に行くと言ってくれた。オノンがジェスロに色々な選択肢>>25を投げかけ、そしてどうするかと問うのを見る]
……。
[どうするのかとじっとジェスロを見ていると、彼が口を開いた]
「ヴェルはどうしてほしい?」
[急に聞かれて戸惑う。ロッテが消えた方向を目で追うが、そろそろその姿は木の向こうに見えなくなりかかっていた]
………一緒に、来てもらっていい?
[そう聞くと、どんな顔をしただろうか]
―回想・了
― 朝 ―
[ぴちゅぴち、ちゅんちゅん。
ベッドから上半身を起こし、
片腕を伸ばしながら、はふんと大きな欠伸をする。
一緒に起きたポコとリトに、ベッドの上でぺたんと座り、ぺっこりとお辞儀をする。眠い目を擦りながら顔を洗い、身支度を整えた。]
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