情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
ふらふらしながら種落としてぐもんだがら、誰が呼んだか転がり草(タンブルウィード)っつってな。
……ああ、なんならロッテさんも乗ってぐかぃ?
荷物抱えて歩ぐよっか速ェよ?
[そう告げて、まだ幾許かのスペースが空いている大盾を示す。
もっとも、荷馬車の護衛にまで気が回らずに聞いているものだから、そういったことを聞けばあっさりと退くだろうけれども]
― 煙草屋 ―
[きぃ。
足音は聞こえなかったが、木製の扉が開く聞き慣れた音に顔を上げた]
あ、ウィルさん。いらっしゃい。
[詰め所へ持っていくつもりの薬草――止血や毒消しや気付け効果のあるもの、それと少量ではあるが強すぎる魔素を中和させる特殊な香草等を難しい顔で選び出していたが、見知った顔に微かに笑顔を浮かべた。
もしかしたら扉の開く音は店内の彼女を驚かせないための気遣いなのかもしれないが、彼女自身はそんなことを知る由もなく。]
いつもと同じのでいいの?
[テーブルに置かれた硬貨を確認し、それに応じた量を。煙管で使うための量り売りではなく、扱いやすく紙で巻いたものを差し出した]
[薬屋としてではなく本来の煙草屋の客として訪れてくれる存在に、商売人としての作り笑顔よりも自然な笑みが浮かぶ]
そういえば、さっき随分賑やかだったね。西のほう。なにかあったのかな?
[外から来た彼ならば、自分よりも詳しいかもしれない。さほど期待してのものではないが、話題を振ってみる。その答えによっては持っていく薬草の種類に変化があるかもしれないと]
「ヴェルさん、何か知ってる?」
[聞かれたものの、自分も騒ぎを横に眺めてきただけだ。むしろ自分が聞こうかと思ったことを先に聞かれて、ふるふると首を横に振った]
…なにも。賑やかだった、ね。怪我人が、いなければいいけど。
[官憲にいる知り合いの顔が思い出されて、小さく眉を寄せる。手が自然に、先程用意した薬草の包みに止血の効果のあるものを増量していた]
心配、だね。
[首を横に振る様子を見て、そっか、と軽く頷く]
そうだなぁ。
大事じゃなきゃいいんだが。
[心配顔のヴェルに同意する]
ま、そろそろ酒場にも情報が行ってるだろうから、オレはちょっと話を聞きに行ってくるよ。
ヴェルさんは? 詰所の方に直接行く予定?
[煙草を口の端に咥えつつ、問い掛けの視線を送る]
[詰め所に直接行くのかと問われて、少しきょとんとした顔になる。詰め所にいくと言った記憶はなかったので。
けれどウィルの視線が自分の用意している薬草の方を見ているのに気付いてすぐに納得した]
…うん。向こうで、聞けるかもしれないし。怪我人がいたら、治療が先だと思うし。
[それに、酒場の空気は苦手だ。人が多いのも、大声で喧嘩をしているのではないかと思うようなやり取りも。]
なにか分かったら、あとで教えてね。
[ふと思いついて、止血の薬草を少量包んでウィルに渡した]
よく来てくれてる、お礼?
[何故か疑問系。]
―西街道―
[オノン>>53が木箱を受け取ってから、ロッテはもう一つの商品の箱を片手で持ち上げた。
やはり「割物注意」と捺された木箱を小脇に、掛けた問いに対するオノンの説明を――訛り言葉のそれをまた、注意深く聞いて]
なんだ。植える方だったのかい。
各地を周りながら土地の植生を豊かにしていく民の話は小耳に挟んだことがあるが、オノン殿がそうだったとは。
あぁ、成程。ライフ・ワーク……。
確かに、楽しげなところはまさに自由な転がり草、といったところか。
[一人納得しながら、頷いていた。
相手の雰囲気に感化されたように、声色は少し明るめになっていた]
[それから、オノンからの誘い>>54には]
ん、折角ではあるが、この御仁のことがあってな。
隊商とはぐれたり何だりして命辛々、といったところだったらしい。
見た処、どうしたものか、護衛の人間も居なくなってしまったようだ。
タウンまでの距離はそう遠くないが、護衛は無いに越したことはない。
あぁ、そうだ、官憲への通報もしないとな……。
[意識してか無意識にか、空いた片手はホルスターに収められた短銃へと。
その意味をどう受け取ったか、荷馬車の商人は遠慮するでも逃走するでもなく、ただ一度頷いていた]
オノン殿は先に行って、箱を酒場に届けてきておいてくれるかい。
とりあえずそれだけのグラスがあれば、何とか営業はできるだろう。
僕はこの件を一先ず処理してから、酒場に向かう。
[自分の喋り方のせいで相手を戸惑わせたことに、慌てて手を振る]
うん、気にしないで!ウィルさんも怪我しないように、気をつけてね!
[店を出て行くウィルを見送り、小さくため息。どうにも気が抜けると本来の口下手が出てしまう。商売人としてそれはダメだろう、と常々自分で思っているのだが]
あー……もう。もう…
[しばし止まって考え込んでいたが、考えても仕方がないと開き直ると用意した薬草を丁寧に包み、無人になる店を閉めると看板の横に『少し出かけてきます』と書いたメモを貼り付けて、詰め所に向けて歩き出した]
おっ、そうがぃ?
ロッテさん気ぃ利ぐなぁ
したらオレは先行がせてもらうな?
[改めて木箱を固定し、盾の上に乗る]
したっけ、また酒場で会うべなー
[ひらひらと手を振り、笑みをその場に残して旋律を口ずさむ]
ff、f、f〜〜♪
[奏でられる音に呼応してふわりと浮かび上がった大盾が、滑るようにしてその場をあとにした]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新