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[できあがった面々を見つつ、自画自賛。
けれど、端から見ると、やはりハロウィンパーティにしか見えないかも知れない。
お客さんが怖がる可能性は39%]
[準備が全て終わり、開場時間になれば]
じゃあ先よろしくね。
交代までいろいろ見てくる。
このまま出歩いて宣伝代わり?
うーん――…。
[着替えるために紅を落とそうとしたとき、そんなことを誰かから言われた。
どうしようかと伊織の方をちらりと]
[最後に自分もメイクをして、準備OK。
出番は前半。
開場時間になれば、驚かす準備に。
さて、どれくらいお客さんを驚かすことができるだろうか?**]
…――じゃあせっかくだしこのまま行こうか。
目立っちゃうけど。
じゃ、ちょっと出かけてくるねっ。
[オプションのシルクハットとステッキを装備し、もう片方の腕は伊織と組んで、ドラキュラとウイッチふたり連れ添って教室を後に]
[格好のせいか、腕を組んで歩いているからか、けっこう注目を浴びた。
首から下げた看板には《1−B・ゴシックホラーお化け屋敷》と書かれているので理由は察してもらえるだろう]
なに見に行く?3(3)-Aで女装喫茶やってるみたいだけど、きっと璃歩ほども似合わないだろうから興味ないし。
[下げている看板は背中側に回した。
ドラキュラが救急箱を肩にかけて歩いているさまはシュールだったかもしれないけど、看板のほうが目立つので多少はマシか]
お芝居とかかなぁ?
そういうの一緒に見に行ったことがないし。
[体育館は校舎内なので、気軽に行けるのが魅力。
伊織を連れて階段を登っていくだろうか]
えっとこれからやるのは――…1(5)かな。
[1:恋愛もの
2:悲哀もの
3:アクションもの
4:お笑いもの
5:*08柴犬*もの]
[ぎゅう、と胸を璃歩に押し付けつつ]
お芝居か、いいね!
[体育館に行くと、お芝居の宣伝の看板がいくつかあった]
へえー、演目多いんだねー。今やってるのは、恋愛ものか。
[並んでパイプ椅子に座る。お芝居の出来は33点くらいと判断した]
…――うーん。
[中途半端な出来。
お芝居の内容に熱中しきれないぶんだけ伊織を意識できるのはいいのだけど。]
ねぇ、もしウチのクラスが恋愛もののお芝居やるとしたら、伊織は何やってた?
ボクは……上手く出来るなら目立つ役でもいいけど。
[自分の演技力は88点ぐらい]
…――ねぇ伊織。
すごく似合ってる。
[席並んで座って。
恋愛ものの芝居に感動したわけじゃないけど、伊織の手を取ると指を絡めて握った]
なんだか支離滅裂だねー…。
[恋愛ものじゃなく、ドタバタ喜劇と銘打ったほうが良かったかもしれない内容。面白くないわけじゃないが、なんかなー。
璃歩の問いに少し考え]
璃歩が王子か姫をやるなら、あたしはそれに求愛する役を演りたいな。そうじゃないなら…… 小道具係希望。
[絡まった指にきゅっと力をこめる]
へへ、ありがとう。璃歩も、すごくキレイだよ。やっぱり女顔だね。
[うっとりと璃歩を見て、こっそりキスしたいと思ったけど、お互いがつけている口紅がどうなるか未知数だ。
色が混ざるか、取れてしまうか、使った口紅の種類によってはなんともないだろうけど……]
あとで一旦衣装脱ごうか。
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