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[明るい所じゃ出来ないから、とかペ血ペ治してくる手を撫でた]
…外、あっついな…
[入る前はまだ午前中だったけどもうすぐ昼だ。太陽は大分上まで昇っていて、日差しが強い]
…ピザ食べに行くのと、飲茶の食べ放題。どっちが良い?
[俺弁当作ると二人もろともに腹壊しそうだったからとか言っている]
[場内から出ると]
外に出る前に、これ聴いていい?
[と、さっきのオルゴールを早速箱から出して、自分の目にあてて、くるくると回す。
ねじを回して聞こえてきた曲はよく耳にする旋律]
いい曲ね。
これ、なんていう曲かしら…?クラッシックとかあんまり詳しくないのよね。
[本体に書かれた曲名は「Je te veux」]
じゅてう゛ー?
フランス語?これ、どういう意味かしら?
[彬に向かって、首こてん]
[それから外に出ると、日差しが強い]
飲茶かな…。
[単に飲茶が好きというのもあるけれど。
ピザだと、素手で食べる上に、まだ彬の前で大口開けてピザを頬張るのはまだ恥ずかしかった]
大丈夫よ、さすがにお弁当は期待してないわよ。
第一、調理道具ないんじゃね。
[と、笑って]
『誕生日なんだけど、あたしの10月18日と璃歩の11月4日の間の空いてる日にいっぺんに済ませちゃわない?
いっそどっちかの誕生日に一緒にでもいいけど。別々にしたい理由があるなら別々でもいいよ。』
[誕生日前のある日、璃歩にメールを送った]
[約束はメールでしたけど、内容の打ち合わせは学校で]
どこかでごはん食べる?高いとことか予約が必要なとこでなくていいから、ケーキが美味しくて、二人でゆっくり話せるとこがいいな。
[どこかいい店知らない?と首を傾げた]
[ナナミから提案された2曲目の、Fear, and loathing in Las Vegasは、夏蓮が知らなかった。部長が知っていたので、スマホで聴かせてもらったが]
や…これ、ムリ。
[さすがに笑って。低音の叫びはさすがに無理っぽかった]
ななちゃは、男性の曲やりたいの?んとー、例えば、ONE OK ROCK とかだと、どうかな?
[お姉ちゃんが好きなバンドだった。これくらいなら、アレンジすれば、なんとかなりそうかなと。Re:makeとかなら歌えそうな気がする]
[ミニスカウィッチの衣装合わせ中。
黒いゴスロリワンピース、パフ・スリーブで胸元が割と開いてて、ウエストを大きなリボンできゅっと締めて、スカートは何重に布があるのかってくらいふわふわ波打っている。パンツが見えそうもないのが救いか。
帽子はとんがり、小物はホウキ]
まて、誰の私物だコレ、あたしには似合わないぞ。
[自分はまだいいが、交代要員は……]
ケーキ?
商店街のピザ屋の隣にあるケーキ屋さんのは美味しいらしいけど――…
食べられる席はあるけど、ごはんじゃないしなぁ。
ごはんと言っても商店街の奥のお好み焼き屋ってのもちょっとなー…。
[首をひねった。
自分が知る心当たりはその程度だ、誰かに聞いたほうがいいかもしれない。]
―ん?うん。
[聞いて言い?と問われれば足を止めてロビーにある椅子を指さした。
横から流れてくるオルゴールの音]
んー?俺もクラシック詳しくないぞ?コンサートなんか行ったら絶対寝る自信あるし。
いろんな曲あってどれが趣味に合うか考えてるうちに良くわからなくなってきて…だから、うん。
その曲、良く聞くよな…静かすぎないし。
―Je te veux、て、貴方が欲しい、って意味だって。
[買ってから調べたけどな、とか付け足した言い訳]
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