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― 文化祭準備 ―
[隙あらばサボってる。
時々夏蓮や美緒に見つかっては大道具作りとか手伝っているかも知れない]
青汁も用意しておくんだろう?主に藤波用に
[サボってるくせにまだ拘っていた]
……ええやん触るくらい。
[ぺしられた。
なんだろうこの残念感]
甘いもんも買ってあるから、食いきれなかったら無理すんなや?
[キックオフの笛が鳴っても、結局奈波のほうばっかりみていたりとか。]
― 文化祭準備 ―
彬くーん。
あ、ここにいた。
[最近隠れ場所は大体見当が付くようになった]
大道具まだでしょ。行くわよ。
[小脇に腕を入れて、教室に連行]
ん、大丈夫。寝顔可愛かったから。
[本気で言っている。電車がホームに着けば夏蓮の手を取って歩き出し]
…すぐそこ。
[駅を出て見えてきたのは、大きな銀色の球体のような形をした建物。周りには幾何学的なオブジェみたいな物が配置されている]
ずっと見てたの?…恥ずかしい。起こしてくれればよかったのに。
[と、ちょっと、顔を両手で覆い。寝ぼけ眼じゃないか心配]
これって…?
[手を引かれて着いた建物はてっぺんに球体を持っていた]
プラネタリウム?
[建物の形から想像するに]
うん、見てた。起こすの勿体ないだろ、夏蓮が寝てる所なんて滅多に見られないのに。
[恥ずかしがる様子見て頭撫でる。俺が寝てるのは学校で見られてるけどと]
そう。遊園地ははしゃぎまくったから今回は少し静かめに?なんて言うのは冗談だけど。
大人向けのプログラムでアロマセラピーと合わせて今夜の星空、って言うのがあるんだ。
夏蓮の誕生日の星空を先取り…。ついでにこっちじゃ見られないサザンクロスなんかも見られるし。
[退屈しないと良いけど、とそれだけ少し心配]
いいわね、そういうのも。
プラネタリウムは、彬くんの話聞いていて、前から来たかったから。一人で来るのもなんだし。
ありがとう、誘ってくれて。
中、涼しいのかしら?今日も暑いものね。
…だから、ストールとか持ってきてってことかしら?
サザンクロスかぁ…。楽しみね。
[彬の腕に腕を絡めて、建物に入っていく]
[時々部活の準備で抜けつつ、力仕事は任せろーと大道具の方に回ったり、美緒の手伝いしたり。]
こう、浴びたい欲求にかられる。
血糊!
[惨劇だ。]
…夏蓮はプラネタリウム初めて?
ここ、この辺の小中学生はただだからさ…学校サボって。
[来てたんだとか視線反らし]
どういたしまして。
そう、結構エアコンが効きすぎるほど聞いてる時あるから。
俺は気にしないけど夏蓮が冷えるのはな?
うん、楽しみ。
[腕組んだ相手引き寄せて中へと入る。
ちょうど上映10分前。チケット買って中に入るとそこそこ込んではいたが結構見やすい位置を陣取った]
…これ。
[何か三十センチくらいの細長い大きさの、薄いピンクに赤いリボンをあしらった物を渡す。
中を開けて見ると、見た目は万華鏡のオルゴールと、細い鎖の先にイルカが緑の石を抱いているような形のペンダント]
…――ごめんね。
いつか、毎日一緒にいられるようになれたらいいね。
[今はそれしか言いようがなかった。
目元を抑える伊織をそっと包み、口づけて]
100年ぐらい続く花火でありたいね。
伊織とふたりで――…。
[もう一度口付けて、微笑んだ。]
サボってね。
[くすくすと笑って]
今度からは、休みの日に連れてきて。
わたしは、初めてよ。楽しみ。
[中に入るとたしかにクーラーが効いていた。入った瞬間は気持ちよかったが、長時間いるとなるとどうだろうか]
これって…、プレゼント?
[開けていい?と聞いてから、中を開けてみる]
わあ、かわいい。万華鏡?違うわね…。
これ、この前のイルカさん?
[きゃいきゃい言いながら。少し周りにうるさいくらいかも知れない]
オルゴールになってるの?
後で開けてみていい?
[さすがに会場内では遠慮した。どんな曲だろう?]
ありがとう。
うん、まぁほら、もう無料じゃないしな?
[論点そこじゃないはずだけど混ぜ返すように言って笑う。
うん、そうする。
[プレゼントと聞かれれば肯いて]
何が好きかとか余り良くわからないし、女の子がどう言う物を喜ぶかとか知らないから俺の独断になったけど…。
ん、それ万華鏡にもなるオルゴール。中覗いて回すと音がなるんだって。
[さすがにここでは音は鳴らせない。出たらならしてみよう、とか。ちなみに収録されている曲はE.サティの「Je te veux」]
http://www.youtube.com/watch?v...
ああ、海の時の。似てるかもな?夏蓮が緑好きだって言ってたから。
[とか言っているうちに館内アナウンスが流れた。始まるよ、と座った椅子のリクライニングシートを倒すと、程なく館内にはラベンダーの香りが漂いだした]
― 文化祭準備・保健委員会 ―
掲示物を貼るのと、テントの展張だって。
ぱっぱと終わらせちゃおうっ。
[保健室の場所の案内が書かれたプリントを廊下の壁に貼って回る。
終わればグランドの隅に出張所的なテントを立てる、骨組みを組み合わせ天幕をかぶせる――この作業は他のクラスの同委員と共に。
力仕事なので男子だけかもしれない]
― 文化祭の準備中 ―
お前らなあ……なんでもええけど本番前に消えもの使い切るのはやめてくれや。
[げんなりしつつ小道具担当。だってだれもやりたがらないのだ。
シェードやら十字架やら、適当に仕入れてきたものにウェザリングをかけたり女性陣のアクセサリーご要望を確認したり。
果てしなくめんどい。]
まあ、ええんやけどな。一人くらいこういう役回りも必要や。
[粉末青汁徳用セット……むろん大和用……の個数をチェックしながら。委員会の準備もあってなかなかに多忙な日々。]
[未来がどうなるか未知数だけど、漠然とでも言葉をくれたことが嬉しい]
謝らないで。…ありがとう。
[包み込まれて詰まった胸が別の暖かいもので満たされていく]
100年か、うん、頑張ろう。
[くちづけに応え、そっと離れる]
帰っていいよ。玄関まで見送るから。
[玄関でたくさん手を振って見送った]
[ミシンと手縫いを駆使して衣装の準備]
お化け屋敷というより、ハロウィンみたいだね。本場のハロウィンがどんなものか知らないけど。
あたしはかぼちゃでもかぶろうかな、マント巻きつけて。ジャックランタンだっけ。
[帰宅部だし、裁縫以外の手伝いも積極的にするつもり]
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