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……やっぱり、伝えきれそうな気がしない…。
美緒。――美緒。
一緒にいよう。たくさん、ずっと。
[ただ、求めるままに抱き締めた。決して忘れることのないだろう、美しい空の下で。]
美緒と一緒に空を見る度に、毎回「今が一番綺麗」って思う。
……俺は今、少年漫画的なインフレ問題に悩まされている!
[今の空が、美緒が。
「好き」の言葉以外で「好き」を表すのはなんだか難しく恥ずかしくて、照れたように笑った。]
[夏休みのとある日。
毎度のごとく夜中のお仕事に邁進しながら、隙を見て奈波にメール。]
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to:奈波
サッカーのチケットとれたで。
週末、9時に駅前な。迎えいってもええけど。
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[ぽちりと要件だけのメール。ほかの事を書かなかった理由は。]
姉貴、これ全部今夜とか無理やでー!
マーケティング計画もうちょっと組むのうまなれやー!
[忙しすぎただけで。]
だれかにめんどうをおしつけちゃうよ。
お騒がせ編集委員 藤波大和は 神楼学園教師 ナタリアに せきにんをまるなげしたよ。
[家のチャイムが鳴った。他の来客の予定はない。
璃歩の携帯にメール]
『鍵は開いてるから、勝手に入って玄関すぐの階段を上ってすぐの部屋があたしの部屋だから入ってきて』
[部屋でどきどきしつつ璃歩を待つ。
足音、気配、ひとつひとつに胸が高鳴って困った]
/*
鳩からだと特に桃色だよ!
恋文の雰囲気好きだけど、みんなオープンな中密やかってかえって照れ臭いかもしれない!
お騒がせ編集委員 藤波大和は、コミットボタンを「ポチっとな!」
え、俺そんなにヘタレですか。否定しないけど。
[冗談ぽく返してから男は女の子に頼ってほしい生き物なんですよーとか良いながら握った指絡めた]
自分の誕生日なんて割とスルーだよ、最近。だから夏蓮が覚えてくれて嬉しい。
んーそだな…
[パンフレット見る。これにしよう、と4(6)を指さした]
ヘタレって…ぷっ。そこまでは言ってないけど。
[もちろん冗談なのはわかっているけど]
もちろん、頼ってるわよ、わたしの王子様。
[と、言ってから、メッチャ照れた]
観覧車?いいわよ。
[最後にもう一度乗ってもいいよね?と聞いてから、観覧車に向かう]
だって、カレシの誕生日って、女の子にとっては、最大のイベントだもの。忘れないわよ。
…夏蓮前にするとかなりへたれてる自覚はある。
お任せください、お姫様。
[なんて行って芝居がかった仕草でお辞儀して]
ん、もちろん。くらくなってからだきっと景色違いそうだな。
[観覧車の前まで歩く。賑やかで楽しげなBGMの流れる遊園地の中を歩く足取りはいつもより心なし軽い。
さすがにまだ空いていて、すぐに灰白◆のゴンドラに乗ることができた。夏蓮を奥へどうぞ座ったのを確認すればその隣に座った]
ああ、それは。同じ。自分のは綺麗に忘れても夏蓮のは忘れないな。
[灰白色の観覧車に乗り込むと、彬からデイバッグを受け取り]
本当は最後に渡そうと思ってたんだけど、これ。
お誕生日プレゼント。
おめでとう。
[そう言って、リボンで巻かれた紙袋を渡した。B4くらいの大きさで、少々重みのある。
開けば、中から少し厚めの星座の写真集が出てくる]
あんまり高い物じゃないけど。何にしようか迷ったんだけど、あんまり物欲ないって言ってたから、知識欲の方がいいかなと思って。
…夏蓮前にするとかなりへたれてる自覚はある。
お任せください、お姫様。
[なんて行って芝居がかった仕草でお辞儀して]
ん、もちろん。くらくなってからだきっと景色違いそうだな。
[観覧車の前まで歩く。賑やかで楽しげなBGMの流れる遊園地の中を歩く足取りはいつもより心なし軽い。
さすがにまだ空いていて、すぐに淡香◆のゴンドラに乗ることができた。夏蓮を奥へどうぞ座ったのを確認すればその隣に座った]
ああ、それは。同じ。自分のは綺麗に忘れても夏蓮のは忘れないな。
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