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[二人の漫才にくくっと笑いつつ、茶道の席に並ぶ。
と、いつのまにか皆の所から消えて、かなり前方に出現していた。
作法なんて知ってるわけない。が、お祭りの出し物だ。
触りくらいは説明してくれるだろう]
…。
[そもそもこっそり割り込んでいる時点で作法もへったくれもない。
知らない人たちと一緒に座す。正座苦手だ。
が、楽な姿勢でも良いと言われると意地を張って見たくなる。
説明されるままに、真似てみる。が、大和が出て来て小さく笑った]
[お茶が苦すぎる。砂糖菓子は美味しかったが、
それにしても苦すぎる。砂糖とミルクが欲しい]
…。
[次の一団と交代。席から降りて、ちょっと離れた所にしゃがみ込む。
皆が終わるまでは、そこで見ているつもり]
……いやあ、あれは怒られて当たり前やね。
むしろ謝るよりあとで指差して笑ったったほうが本人のためかもしれんわ。
[水屋奥でなくてこちらから見えるところにいるなら席主か半東だろう。それが手を振るな、と内心ごちて。]
……て、あれ?ナナナミ?
[両手で袖を探っていたところで、ふと。
そういえば左腕を捕まえていた感触が、ない。
きょろりと周囲を見回せば]
なーんであいつはあんなとこ割り込みしとるねん。
[かなり前にみえる姿。思わず天を仰ぐ。]
ところで彬、いちゃつくんはええねんけどな。
茶席でまでいちゃついたらあかんで。大顰蹙もんや。
[ずいぶんと仲のよさそうな彬と夏蓮をからかいつつ釘を刺し。
自分ばかり見世物にされてたまるかアゲイン。幸い両手が開いて見世物解除されたことでもあるし。]
っと、そろそろやろか。
[茶席の客が立つのをみやって、入室の動きを思い出しながら。
どこでどんな人に見られてるかわからない。寄合までなくてよかった。]
うわぁ……茶席大人気だね。
[列に並ぶ。
後ろから聞こえる夏蓮と彬の会話が何だか妙にくすぐったい。
このふたりって仲良いんだなぁ、とか。
彬が色々考えていると言ってたのはもしや、もしや]
あ、あれ? 奈波?
[居ないと思ったらワープしていた。
見知らぬ人々と作法パーフェクトで茶を頂いている。
その堂々とした様に明るく笑ってしまった]
[知らないおばあさんに良く出来てたと褒められた。
そんなもの良いからりんご飴でももってこい、と思いつつ、
皆を眺める]
…。
[もう、誰の名前を書くかは決めているけれど。
それは今日の動き次第で。
あぶれる心配など、これっぽっちもないのだった]
[さっと立ち上がって、小走りでかき氷を買いに行った。
darkslategray◆色]
………。 …?
[何味だろうか、これ。*08半吉*な感じ。
戻ってきた頃には、友人一団が席に上がっていたか]
[がっちがちに緊張していた。
何故か夏に雪兎のお茶菓子であることも不思議に思わない。
雪兎が自分を励ましてくれている気がする]
――――。
[ふっと心が落ち着いた。
ようやく周りの景色を眺めることも出来、背筋をすっと伸ばす。
分からないように深く息を吸って吐いた。
薄茶の瞳を、静かに、お茶を点てるその人に向ける]
……っ、ち、ちょうだいします。
[だが結局、思いっきり舌を噛んだのだった]
あれ。
[前を見る。いつの間にか割り込んでいたナナミと美緒の茶を飲む姿]
結構様になってるな…と。あれは苦かったらしいな…
[作法完璧らしいことはそもそも作法を知らないからわからなかったが、結構堂に入ってるなと関心…していたら茶を飲んだナナミの表情を見て笑う。]
…馬鹿言ってんな…て、お前ずいぶんすっきりしたな
[いちゃつく云々言う愁の方を見て半目。
両手に捕まっていた二人がいない。これで遠慮なくどつけるか、と]
本当だ、もう少しだな…
[短くなってきた列。ここまで来たら覚悟決めた。恥かくなのも一興だろう]
…夏蓮と美緒は作法知ってるのか?
[ブルーハワイのようなメロンのような。間違いなく混ぜている]
。
[あーん、なんてするにはストローではちいさすぎるので。
カップごと美緒に差し出した]
?
[なにやらぐったりしている。緊張したのだろうか。
しゃがんだまま、ふいっと顔を覗き込んだ]
[列に並んでいたら、いつのまにかナナミがワープして、もうすでにお茶をいただいていた様子]
い、いつの間に…。
[しかも完璧なお作法で。
かと思ったら、愁が彬を茶化してきた。さっきの視線はそういう意味かと、得心がいった。ならばもっといちゃついてやるとか思ったけれど、どうすればいちゃついたことになるのか、ちょっと悩んだ]
お作法というか…三回回って碗?
[彬に尋ねられて、ボケた]
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