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鞄の「あれ」をさっと引っ掴んで、浮浪者に突きつけた。
「な、なんじゃこのか弱い老人に暴力を―――」
ナイフや銃などを突きつけられたと思ったのか、泡を食った老人は、私の手に握られた物を見てぽかんと口をあけた。
「ささ、どうぞ一献!お近づきの印に!」
携帯している安酒の入った水筒だ。
悪人ではないようだし、穏便に平和的に解決できればそれに越した事はない。
これを撥ね除けられたら、いよいよ実力行使しかあるまい…と思いながら、相手の出方をうかがった。
>>=72
そういうのは気にせず、てきとーに、赴くままにやろうじゃないですかー!
綺麗にまとめあげたり物語を作り上げたりするためにやるんじゃないって、どっかで幽さんも仰ってた!
●
辺りを見回したが、誰もいない…兄のせいで疲れているのだろう、と再び探索を再開しようとしたが…
「どこ見てるのさ、人の事を倒しておいて無視して立ち去るとか酷くない?」
…声は明らかに目の前にある小さい人形から聞こえてくる。
ゾンビはいるし、喋る人形はいるし…この孤児院、怖すぎる。
でも、よく見たら、この人形、凄く可愛い、というか私のタイプだ。
よし、今日から君は私の相棒だ、名前はあとで考えることにしよう。
偶然手に入れた可愛い人形に頬ずりしながら、私は再び探索に戻ることにした。
人形は何やら叫んでいるが、今の私にはこの人形の名前を考える方が大事なので、無視することにした。
被ったらごめんなさい。
ほぼ鳩なので、投下の被りが一番怖いです。
いや、考えながら発言するのが苦手なだけなんですが…(遠い目)
旅人さんが人形好きの変な人になった気もしますが、気にしないことにしましょう。
だって、回収しないと、兄さんゾンビみたいに何度でも復活しそうだし。
■
「ワシに、酒をくれるのか?」
どうやら穏便に片付きそうだ、そう私は思った。困ったときは酒を提供する、これは小さいときに父から教わったことだった。事実、それでいくらかの修羅場を乗り越えてきたといっても過言ではない。
父のことについてあれこれ思案している間に、ふと老人のほうに顔をやった私は老人の様子がおかしいことに気づいた。なにかぶつぶつ呟いているように見える。
「どうかされましたか?」
「・・・う・・まされん・・・だま・・・」
心配になった私が顔を覗き込もうとした、そのときだった。40kgはありそうなマホガニーの机を蹴り飛ばしたのだ。
「・・・ワシはもう騙されん!!彼奴だけで十分だ!!」
●
「ん?ちょっと待て」
周りを見回すと他にもたくさんの人形が転がっていることに気づく。ここはまるで人形の墓場だ
「……人形で遊んだらちゃんと元の場所に戻しておきなさいとお母さんに習わなかったのだろうか?こんなに散らかして、親が見たら悲しむぞ!うおおおお!」
私は義憤に駆られると居ても立ってもいられなくなり
人形を地面に叩きつけて叫びながら走りだした
「うるさい奴だな…」
声のする方向を見るとそこにはある人物が立っていた
■
老人の様子に、思わず私は目を見開き、絶句した。
怒りに身悶えだした老人の体色がみるみる変化していき――
――獣人へと成ったのだ。
見たところ、老人は怒りに我を忘れているようだ。
この状態では何を言っても通じないだろう。
私は苦々しく舌打ちをし、ひとまずこの場を脱しようと思った。
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