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ホットコーラをのむと、教祖は目の前に人が立っているのに気づきました。
「教祖様!ましゅはついにホットコーラ飲んでみましたよ!おいしかったですー!」
そういって微笑むのは、ずっと「いつかのみますね^^」とはぐらかしていた少女ましゅ。
「ホットコーラ美味しいですね。そらちゃんの言うとおりだったわ。飲まず嫌いでしたねこれは」
そういってホットコーラをガブ飲みしているのはろりk・・・人師さん。
「私もホットコーラのみましたよ。あと教祖様占い師での勝利おめでとうございます。
ヘンリエッタさんのことを狂人呼ばわりしてすいませんでした。どうみても真でしたよね」
幼女ちゃんまでもホットコーラを飲んでくれています。
「うれしい!みんなありが・・・」
そういいかけたとき、3人はふっと姿を消してしまいました。
「幻・・・?」
教祖はがっかりしました。せっかく異教徒が陥落したとおもったら、幻だったなんて。
でも、同時に幸せな幻だったと思いました。
たとえ夢でも、幸せになれるならいいかな、と。
「もうひとくち、もうひとくちだけ・・・」
教祖は我慢できず、またホットコーラに口をつけてしまいました。
教祖「チクショオオオオ!くらえアンコクメーン!新必殺音速偽黒弾!」
アンコクメーン「さあ来い教祖オオ!オレは実は偽黒を打たれただけで死ぬぞオオ!」
(ザン)
アンコクメーン「グアアアア!こ この人狼界の長老と呼ばれる四天王のアンコクメーンが…こんな教祖に…バ…バカなアアアア」
(ドドドドド)
アンコクメーン「グアアアア」
ユキチャーン「アンコクメーンがやられたようね…」
ホモリコーット「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」
マショウマシュー「教祖ごときに負けるとはアイスコーラ教の面汚しですね…」
教祖「くらえええ!」
(ズサ)
3人「グアアアアアアア」
教祖「やった…ついに四天王を倒したぞ…これでアイスコーラ教祖のいる神殿の扉が開かれる!!」
アイスコーラ教祖「よく来たなホットコーラ教祖ネリー…待っていたぞ…」
(ギイイイイイイ)
「ってここで終わるのかYO!
せめて教祖の勇気が世界を救うと信じて・・・までやれよ!」
幻が一瞬にして消え、教祖は空虚な気持ちになりました。
幻の無いこの世界は、教祖にとってとてもつらい。
誰もホットコーラを飲んでくれないし、一人で報われない布教活動をするのはつらい。
「もっと幻がみたいよぉ、幸せなまぼろし・・・」
教祖はもう、ホットコーラに口をつけるのをとめることができませんでした。
愛好者が楽しく飲んでるのはいいことよ。
……ただ、あたしには飲まない、という意思表示をする権利もあるのよ。
それも受け入れてこそじゃなくて?
飲まない相手を「異教徒」と呼ぶこともdisることじゃなくて?
ホットコーラを蔑む相手と同じ土俵にたつ必要はないのよ?
[にっこり]
……何かあれば飲むかもだけど(ボソッ
気がつくと周りの風景が荘厳な神殿に変わっていました。
周りからは教祖をたたえる声がたくさん聞こえてきます。
「ジークホットコーラ!」
「教祖さまかわいいー!」
「Dust to Dust!異教徒は塵に還れ!」
どうやらここはホットコーラ神殿のようです。
「たくさんの信者!豪華な神殿!教祖が求めてたのはこれだよ!
みんな!ありがとう!教祖布教がんばるよ!一緒に異教徒に右ストレートを叩き込みましょうね!」
教祖は幻の中でたくさんの教団員に囲まれて幸せな気持ちになりました。
今度の幻は、いくら長い時間をすごしても、消えたりしませんでした。
なぜなら、教祖は夢を見たまま、天国へ逝ってしまったからです・・・
報われない布教に疲れ、幸せな幻を見たいと願い、天国へ行ってしまった教祖。
かわいそうですよね?かわいそうですよね?
こんな目にあわせたくないですよね?
そう思うなら今すぐコンビニへダッシュです。
コーラをかって、あたためて飲みましょう。
そうすれば教祖はすくわれるのですから・・・
ゆる多き娘 メイは、メロンヒロイン・グリズリーリをレンジに閉まった。** ( B78 )
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