960 【24h30発言】再度妖魔は夏に現る【役職希望無効】
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怪談好きの霊感少女 アーニャ
死にもの狂いで走り、医者がようやく自分のデスクにたどり着いた頃。
足音は止み、あの声も聞こえません。
「助かったのか・・・・・・」
医者はほっと息をつき、椅子へ座ります。
その時です。
「・・・・薬を下さい・・・・・」
あの声がまた聞こえたのです。
今度ははっきり、それもすぐ近くに。
医者は驚いて立ち上がろうとしましたが、それはできませんでした。
足元を見ると、何者かの手が医者の足首を掴んでいます。
逃れようともがいても、あまりに強い力で振りほどけそうにありません。
「薬を下さい・・・・薬を・・・」
医者の右足を掴んでいたのは、薬を欲していた少年でした。
怪談好きの霊感少女 アーニャ
翌日、医者は変わり果てた姿で同僚に発見されました。
死因は不明。
ただ、医者の【両足】には何者かに掴まれたような形の手の痣が、くっきりと浮かび上がっていました・・・・
・・・・・・さて、病死した妹はどうなったのでしょう？
きひひひっ。
これにてアーニャの怪談小噺第一夜、閉幕・・・きひひひひっ。
怪談好きの霊感少女 アーニャ
いたっ、いたたたっ。
いきなりハリセンで叩くなんて、何するんだ！
アタシを攻撃すると、霊たちが黙っちゃいないんだから！
町娘 コレット
病死した妹なら
１、<<調香師 チュレット>>の横で寝てるよ。
２、先に成仏して新しい人生を歩んでる。
３、実は少年の顔は妹の顔だった。
４、医者を殺したのが妹。兄は動きを封じただけ。
５、実は妹は生きていてどこかで治療中。
６、おっと誰か来たようだ。
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