不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「ティナ様　お手紙ありがとう。返事を書こうと思ったんだが、少し混乱している。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「俺は普段、手紙など書く機会もないし、文章が多少おかしいと思うが許して欲しい。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「もしかしたらきつい表現があるかもしれないが、それは性分だ。本意じゃない。だから泣くな。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「さて、本題だが。お前の気持ちは、素直に嬉しい。本当だ。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「だが、こう言っては悪いが、急にそんなことを言われても困る。答えようがない。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「実際、俺はまだお前のことをよく知らないしな。逆に俺が、お前の思った通りの人間である保証もない。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「とはいえこの状況、お前も命がけなんだろう。その点はわかっているつもりだ。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「今は人狼のことも考えなくてはいけない。返事を急がなくていいのなら、俺はお前ともう少し話をしたい。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「手紙なら、お前も怯えなくて済むしな。というか、俺も緊張せずに済む」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「以上だ。思ったことをできるだけそのまま書いた。長々と悪かったな。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「ティナ様　お返事ありがとう。昨日は見苦しい返事で悪かった。本当に驚いてな。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「それと、返事が遅くて済まない。あまりマメな性格じゃないからな。見たまんまだろうが。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「女の子同士で手紙をやりとりするのと同じようにはいかないだろうが、そこは我慢してくれ。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「正直なところ、まだ気恥ずかしいものがあるんだが……こういうのもたまには悪くない。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「しかし、お前は面白いな。おかしな言い方だが、もっと弱々しい性格なのかと思っていた。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「手紙だと印象がまるで違う。あるいは、手紙というのはそういうものなのか。俺の印象も変わったか？」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「お前が言うほど俺は優しくないと思うが、どうなんだろうな。お前が言うなら、そうなのかもしれない。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「状況が状況だ。相棒もいる。もしお前の気持ちに答えるにしても、いますぐというわけにはいかない。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「優柔不断なようだが許して欲しい。とりあえずは生き延びよう。こうして話をしながらな。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「お前のことを教えてくれ。聞きたいことがあれば、なんでも聞いて欲しい。　ケーリー」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「追伸　そういえば、ピアノが得意なんだったか。いつか聴いてみたい。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「俺は音楽などできないが、鑑賞するのは嫌いじゃない。似合わないと言われるが。」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ姉さん。おつかれさま〜(ヒヨコの絵文字)人狼騒ぎ大変だよね。改まってどうしたの？

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「ううん。軽蔑なんてしないよ！　私も姉さんのこと大好きだから♪」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「私だって姉さんに死んでほしくないよ？　そんな最後みたいな悲しいこと言わないで（泣いてる絵文字）」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテでもごめんなさい。

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「姉さんの気持ちが恋愛じゃないってわかってるからこそ、姉さんの能力には答えることができないの。」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「実はね。姉さんに言ってなかったことがあるんだけど。私の将来の夢の話」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「この騒ぎが終わったら改めて話すことにするね！　だから、絶対一緒に帰ろう♪」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「え、ええっ！？ ティナが……私に？　そんな、とんでもないよっ！　私達、女の子同士だもん」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「う、うん……。どうしたの、姉さん？　なんか気に障るようなこと言っちゃった……？」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「姉さん……ううん。変じゃないよ？　それでも私は姉さんが大好きだから」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「でもやっぱりごめんなさい……。姉さんの気持ちは嬉しいの。それでも、私には答えることはできない」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「私、姉さんのことが大好き。世界で一番好きだよ？」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテでも、それはやっぱりクラリネッテが……私の姉さんだからなの」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「ごめんね、考えがまとまらないや……。変なこと言ってるかも。えへへ」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「うん！　姉さんも、これからだってずっと私の世界一大切な姉さんだからね！」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「ティナ様　すまない。返事を書いている時間がなかった。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「唐突で悪いが、ひとつだけ訊かせて欲しい。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「……ひとを好きになる、というのは、どういう気持ちなんだ？」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「仮にもし、その相手が人狼であったとしても、後悔しないものなのか？」

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテケ、ケーリーだよ。

委員長 シャルロットは、教師 クラリネッテ「ご、ごめんなさい。雑になっちゃった。ケーリーだよ、姉さん。」

不良学生 ケーリーは、泣き虫 ティナ「ティナ様　ありがとう。急に済まなかった。返事は、明日だ。生き延びよう。」