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[フランが示した方向には、何度か見た痩身。
他にもうひとつの影。]
何故、戻って――
フラン、しっかりして下さい。
意識は手放してはいけません。
[傷のないところを気持ちだけ強めに叩いて、
先に擬人へと向き直る。
なにかあったら動けるのは、もう自分だけだ。]
[ 砂に足跡をつけながら、二人の元へと歩いてきた。]
またお会いしましたね。
マドモアゼル・フラン、それに、フラットさん。
[ 会釈をする。そして、フラットに向き直った。]
丁度良かった。
フラットさん、お願いがあります。
集積体の近くで、保護した男性です。
重症を負ってはいませんが、診て貰えませんか?
[ 既に護岸近くに運んだ男性へ視線と手を差し伸べて、注意を促した。赫眼には、ノイズのようなオレンジ色の光が継続している。]
[地獄絵図だ。これはまさしく地獄絵図だ。]
………………。
[耳をふさぐより鼻をふさぐことを優先した男、
右手を傷口から離して顔の下半分を覆った。ものすごく嫌そうな顔をしつつ。
やはり、触手を撃ちまくったところで満足なダメージは与えられていない模様。
ふいに、視界の端で何かがぎらりと光った。
反応は即座のうちに。吼声を引き裂くように銃声がこだまする。
当たりはした、だが]
弾かれ―――
[刃物のように変じた触手は銃弾に勢いを減じられながらも、
男の右肩に突き刺さった。
新たに血が流れ、]
あぁ…………あああああっ!
飛ぶ、このままヘタに動いたら腕が飛んでまう!
どーしてくれ、 ――助け うわあっ!
[男は叫ぶ。
右腕は動かせず左腕は銃器を手放せず、だからただ叫ぶしかできないかのように。
男の内心は男しか知らず。
とはいえ絵面だけ見ればさっきまでの威勢はどこへやら、酷く滑稽な光景を繰り広げていた。
失血も相まって顔面は蒼白い]
/*
・∀・「このまま腕飛ばしてくれてもいいのよ?(どや」
ただそれでは一矢報えないので ワンクッション置くのであった
[黒き壁に覆われた集積体は、今は陸地から見えていた。
遠くはないが近くもない位置に在る。
ぽかぁりと、浮かんでいる。
集積体だけならば、海と触れる箇所に波飛沫など立たないものを、黒い球体に覆われた今では、黒球と海が触れる箇所に虹の波飛沫が上がっていた。]
保護……あの人は?
[警戒心は勿論ある。だが負傷者を見捨てるわけにはいかない。
少女をその場へ残し、鞄を手に擬人の指した方向へ。
意識のない男性のデータを取ると、鞄を開けて作業に入った。]
集積体の近く、と言いましたね。
[手を止めて、患者を向いたまま言う。]
どういうことなんですか。
貴方が、あの七色の化け物を刺激したんですか。
[根拠のない言いがかりに近かった。
だが、集積体の色と、少女を襲ったあの生物の色。
それが同じものと見て、話を聞くつもりでいた。
万一に備え、鞄に入っていたささやかな武器を握る。]
[まるで先端が鋭い刃物になったような触手が男の右肩に刺さると鮮血が吹き出す。
肉塊は男の助けを請う声に耳を傾けようとしない。右腕を肩から浚うつもりで刃を振り下ろす。そのまま刃が地上に向かって落とされれば男の右腕は――。
肉塊に男の声が届きもしない様に、男の内心等分かる筈も無い。
つまり、今の肉塊は無防備でもあった。もし男に何か考えがあっても何も出来ないだろう]
[ 事実、それはノイズとしての光だった。
汚染された海から男性を隔離し、代わりに、人工亜空間に自分が避難しないまま変貌した球体の姿で海に落ちた。その影響だろうか?]
この人は、心が砕けた人です。
[ フラットの歩みへ続き、充分な距離を保って立ち留まった。]
海上の戦いを見ていたのですね。
僕は、集積体の隔離を試みました。
その隔離、遮蔽を望まない……心の砕けた「元人」を、僕は沈めました。
[ 七色の肉塊の化け物となった人が、何故海中に居たかの答えまでは持ち合わせていなかった。フラットの話は、陸地の話ではなく海上での話として受け取っている。]
こちらでも、
集積体により人ではなくなった化け物が現れたのですね。
この人は、集積体に心を奪われてしまった人です。
化け物ではありません。
[ 患者を診るフラットの背に声をかける。
まだ人間だったからこそ、同じように沈めなかった。沈めることは選択肢になかった。]
心が……砕けた……?
集積体に向かって、生きていた人間がいた……?
何の話を、してるんです……
[擬人の目が鮮やかな橙に染まっているのを見て、
怪訝な気持ちは否応なしに増すばかりで。
少女に逃げるよう、促すべきだろうか?
それなりに距離は離れているのに、足が後ろへと下がった。
そのことを砂の音で知る。]
――――!
[擬人の言葉に、血液が沸騰せんばかりの感情の奔流。
いくらかの手当もしてしまったあとに、
そんなことを知りたくはなかった。]
あんなのに、心を奪われて!
それの――どこが化け物じゃないんですか!
[鞄と、銃を手に――患者からも距離を取る。
擬人は視界に入れたまま、患者から横に離れていく。]
あんなのに傾倒する人間――危険すぎます。
[神父の汚れた服を思い出す。
虹色の化け物を思い出す。
それが同一人物だとは知らないものの、
危険な兆候を集積体と結びつけて考えてしまいがちになっている。
理解を超えたものを仰ぐことはしなかった。
だが、それに原因を押しつけることはできたのだ。]
[肩口に突き刺さる刃が動く感触があった。
自分が動かなくとも向こうが勝手に動く。
程なくして腕は落とされる。
なのに男は前進も後退もせず、真っ直ぐに銃器を肉塊本体に向けていた。
隙を晒しているように見える肉塊、その弱点を探って、
銃器が自動で照準を定める]
…………ご苦労さん、〈Caldeira〉
[刃が右腕をかっさらっていく直前、常通りの口調で男はそう言った。
その言葉が起動の合図となった。
重苦しい音を立てて、銃口が上部に折れ、そこから新たな銃口が姿を現す。
銃口ふたつに、先程の動きでベルトの外れた折りたたみナイフのようなものふたつが、
肉塊に向け狙いを定める形になる]
[ 赫眼にちらつく光。それ自体は集積体を思わせるものではなく。]
七色の化け物は、これまでの解析結果により「元人類」であると判断されました。
………。
人類と元人類の境界線を引くのは難しいです。
ですが、体の組成率が変化し、肉体的変貌が人類から著しくかけ離れてしまった場合、最早その人は人類ではなくなったと考えられます。
[ 患者から距離をとるフラットに手当の続きを促すように、話を続ける。]
彼はまだ人間です。
変わったのは恐らく心理面だけ。
風聞の一つにあるように、集積体を直視してしまった為に、集積体を崇拝してしまった狂信者でしょう。
僕が集積体を隔離したのを知り襲ってきました。
それでも、……彼は人類の仲間です。
僕には、彼が化け物である判断を下せません。
[あとはもう、引き鉄を引くだけ。
一際大きい銃声とともに、ふたつの銃口から通常弾と火炎弾が、
銃口の両脇からナイフがおまけのように、
おぞましい七色の肉塊に向けて飛んでいく。
さらに通常弾を打ちつくそうと引き鉄を引こうとしたが、
右腕が飛んだ状態で反動を受ける身体を制御できるはずもなかった。
はじめに銃器を落とす音が、次に身体が地面に倒れ伏す音が響く]
…………あー、
[飛んだ弾の行方はもはや視界に入らない。
音は聞こえるだろうけれど。
その最中、男は倒れ伏したまま、残り一本となった煙草を取り出し口にくわえた]
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