情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[振り返ると男は片手に持ったカップを口元に運んでいた。傾けられたカップの中身は酒だという事は察しがついた。自分自身は飲酒を好まない質な為つい咎める様な顔をしてしまうが、それも一瞬の事だった。]
……そうですか。
……お一人で待つのは辛いでしょう。
[相手の話しに相槌を打った。てっきりトレイス以外にも誰か人が居るものだと思っていたのだが、居ないらしい。以前は他にも人が居たが今は……。
話しを聞く分には辛い思いをした様だが、トレイスは表情を崩さないので、心中を察する事は出来ず、頷く事しか出来なかった。
少し間を置いた後に同情めいたことを言おうとして、失敗する。上手い言葉が見つからず直ぐに口を閉ざしてしまう。]
[…は、同情めいたことを言おうとして、一言声を掛けたところで直ぐに口を閉ざす。その時の…の表情は変わらず感情に乏しく冷めていた。]
[垣間見えた、咎めるような表情を見る限り、
一緒に飲む気は神父には無いようだ。
しばし無言で、液体をちまちまと喉の奥に流し込んだ後、かたんと音を立ててコップを応接机に置く]
同情は………要らんわ。
ましてやそんな顔で。
[神父の顔をびしっ、と指差した。
どこか冷めた表情を見て、これはこいつに対する評を改めなければならないか、と男はふと思う。
路上で会話を繰り広げている時には確かに見ることのできた“人間らしい”面が、
今の神父には欠けている、そんな直感]
…………なぁ、あんた、さっき言っとったな。
神様はおる、って。
[指を差したまま、静かな声をあげる]
あんたの言う神様は今何処におるんや?
[もしも近くにいるのならば、
やり場の無い思いをそいつにぶつけてやりたい。
そんな思いが唐突に腹の底から湧き上がって来た]
まぁ、もし分からん言うならそれもそれで。
………頑張って探すんも悪くないしな。明日から。
さーて今日はこれで終いや。
[薄く笑って、神父の答えを待つ間に、
きちっと蓋を閉めた酒のビンを冷蔵庫に戻した。
それから、無造作にソファーに寝転んで、
眠気が訪れるのを待ち続けた。
時折ライターの蓋を開け閉めする音をさせながら**]
[ふたりの間に沈黙が落ちる。酒を煽る相手の喉が動くのを静かに見つめていた。
コップが机を叩く音に微かに肩を震わせた。「同情は要らない」と予想外の返事に瞬きをひとつする。そんなつもりは無かったと言おうとして、顔に指を突き立てられそうする事は叶わなかった。]
ええ、神様はいらっしゃいますよ。
[先程の呟きを聞いているとは思わなかった。内心驚いていたが、それを表に出す事は無く直ぐさま返事をする。]
[抱えている思いをぶつけるように男が話すのを何処か冷めた表情で聞いた。
自分から答えを聞く前に男はソファーから立ち上がり、きっちりと蓋を閉めた瓶を冷蔵庫に戻す。それらの男の行動を視線で追い、今度はソファーへと寝転んでしまった男を見つめながら、男が聞いているかいないか分からないが、静かに返事をした。]
神様はいらっしゃいます。
ただ私達が気付けていないだけで。……。
[煌々と月が輝く。
月光を受け、魚の鱗が如く綺羅綺羅と輝く海原。
それが嘗ての蒼き海、母なる海の姿。
今や、腐爛した果汁を流し込めたように、海は粟立ち、薄ぼんやりと在らざる燐光を放つ。
現在、多胞たる集積体は収斂し、奇怪な小型の太陽として海原を進んでいた。周囲を照らし出す光の色もまた、地上には在らざるもの。
泡(あぶく)の集積体は、内からとも外からとも言えず湧き立ち続け、表面の多胞の貌を変え続ける。滑るように波間を移動し、毒素めいたものを撒き、奇怪なスペクトルを複雑に織り成した色の汚染を広める。]
[ソファーに寝転ぶ男から視線を外し、何処ともなく視線を彷徨わせる。]
私は物心がついた時から、大いなる知と力を持ち宇宙を支配する存在を信仰していました。
名状しがたき「別の存在」が、遠くない未来、宇宙より遥々遠くから、きっと我々を救いに来て下さると。そう信じて、祈りを捧げてきました。
けれど、神とは何もしてくれるなと畏れ敬うものである事も――、同時に教わってきました。
[相手の質問に答えて、口を閉じる。すると再び沈黙が落ちた。
相手が聞いていたのかどうかは分からない。そもそも問いの答えになっていたのかさえ。ただ時折ライターの蓋を開け閉めする音が聞こえたので、男がまだ眠りに就いていない事だけは分かった。
薄く開いた唇から小さな吐息が溢れた。踵を返し眠る男に目もくれず早い足取りで部屋の入り口へと戻る。そのままドアノブを回し部屋を出て行こうとした。]
……近々、この周辺に集積体が訪れるそうですよ。
おやすみなさい。
[部屋を出て行く間際に昼間機人から>>0:52得た情報を告げる。何故忠告めいた事を口にしたのか自分自身でも分からない。親切にしてくれた事への礼のつもりだったのかも知れない。そっけない挨拶を残して
[ 夜が 明ける
寄り集まった“それ”は 太陽のごとく光を放つ
けれど その太陽は朝など連れてこない
本物の太陽は 水平線を金に染めつつ現れる
太陽光は 海面を滑り
汚染された海に 新しい色を加えた...]
[浜辺に降り立ち、奇怪な海を撫でる陽光を眺める。
長いこと潮風に当たっているうち、空咳に似たくしゃみが出た。
今日は殊に空気が良くない気がする。自分でさえこうなのだから、時間を見て体調の思わしくない老人を訪ねなくてはと思う]
……。
おはよう、
[何処へともなく、誰へともなく]
ねぇ、そこに、いるの……?
[睡眠が足りないのは良くないなぁと何度か過った思いを、ぼうっとした頭の片隅でまた繰り返す。
命と引き換えに自分を生んだ母の灰。
何かの冗談みたいに消えた父。
それから、……。
知ろうとしないのは、どこかで元気にしていると思い込むためだろうに。兄もまた、すでに皆と一緒にこの海に消えてしまったのではないかと。そんな夢想に囚われる]
――は……。怖い、よ。
手を伸ばしても絶対に届かないかもしれないなんて。
[兄の行方を知るために、基地へ向かうべきか否か。
長いこと誤魔化し続けていた心には決断が重くて、砂の上にしゃがみこんだまま、身動ぎも出来ない。
浜辺の隅っこで、もそもそと朝御飯のサンドイッチを食べる。
停滞した日々を生きていても、お腹は空くのがなんだか滑稽だと思う。
しばらくぼんやり過ごした後、一日を始めよう。
少しだけ決断に猶予を与えれば、呼吸が楽になった気がした**]
/*
・老人とこ行く→余裕あったらフラットさんにドボーン時用の痛み止めもらいに行きたい
・兄の死亡?確認するかどうか
――廃ビル4F・真夜中――
[事務所を出て、男の言っていた4階の奥の部屋へと向かう。カツカツと、コンクリートで固められた階段を上る響く足音が、 鼓膜を振るわせた。そして廊下に出ると其処には見知らぬ男達が数人待ち構えていて、目を見開く。
名前も顔も素性も知れないが、男達がどのような人間なのかは直ぐに察しがついた。如何にも柄の悪そうな風体をしている。その様な男達が丸腰の頼り無さげなよそ者に出くわしたとあれば、どうするかは言うまでも無い。その上純正の銀でできたロザリオをぶら下げていた日には奪ってくれと言っている様に男達の目には映ったのだろう。もしかしたら今日街の何処かで出くわし、その後を付けられていたのかもしれないが、そこまでは分からない。
逃げ出そうにも狭い通路ではそうも上手く行かない。どうしたものかと頭を悩ませる。男達が何か喚いていた。身ぐるみを剥がそうとひとりの男が手を伸ばす。そのまま思わず反射的に自分自身を庇おうとして出した左腕を掴まれた。その時だった、意識が一瞬暗転したのは。]
[意識を失ったのはほんの一瞬の事だった。
暗転した様な気がしただけで、自分自身に何の異変も感じなかった。けれども認識の及ばない程の短い時間、確かに…の意識は断絶していた。刹那の空白。それが一体何を意味するのか――、…は知らない。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新