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[端末を白衣のポケットにしまって、神父の反応を見る。
好意的なものならば前方に歩を進めつつ着いてくるよう促し、
好意的に見えなければ引っ張ってでも連れて行こうとする。
そんな風にして事務所に戻ってきた時には、陽はとっぷりと暮れていた**]
/*
わーい斡旋って言葉が出てきたー
それより聞いてくださいよ奥さん
NはナイジェルのNなんですよ!
(何かに気付いたらしい)
[少しだけ目を閉じて呼吸を整えたのち、ぎこちなく微笑みを返す]
いえ……。
なんにしても、私は、ここにいなくちゃ。
もしかしたら、悪い夢やドッキリだった時のために。
[呟きは、半ば独り言のように。
一度気を取り直せば、近頃慣れたように、自分を誤魔化すのは簡単だった]
あの集積体、訳がわからないし。
今度だって何事もなく済むかもしれませんもんね。
[肝心な部分に焦点を合わせないように、でも目を反らしすぎないように。
水中をたゆたうようにしていれば、先細りした未来を怖いと思う気持ちが和らぐ。たとえ、根本的には何の解決にもならないと、とっくに分かっていたとしても。
リュミエールとフラットの言葉を聞きながら、ここを離れまいと決めたことを、改めて思う。
半ば諦めている自分からさえ目を反らし、少しでも元のようであり続けたいと、祈る*]
[「気にするな」と男が言うとそれ以上は何も追及しなかった。
男がポケットを漁り何やら取り出そうとして、何か思い出しように突然笑い出す。いきなりの事に眉間に皺を寄せると再度「気にするな」と言われてしまった。
何故だか穏やかな表情を浮かべる相手にそわそわと落ち着かず、ふいと他所を向く。皹の割れたコンクリートを見つめながら話しを続ける]
……神様は居ますよ。
[相手にとってはたわいもない話しのつもりだったのだろうが、神を否定する言葉につい反発してしまう。とは言えその声は小さなもので、相手が聞き取れたかどうかは分からない。]
[薄闇の中家路を辿る。予感があった。
きっと、あの時の夢を見るだろう。
今日の出会いや集積体の接近に揺さぶられて、穏やかな日常の夢にくるまれることは叶いそうになかった。
空に星を探そうかと思い立ち、隣に懐かしい影を探しかけて俯く。
家族も友もそばにはいない。もしかしたら、遠くにも?
炭酸水のように沸き上がる恐れ。いつまでも目を反らすことは出来ないとは、気付きつつある。
けれど、もう少し。もう少しだけと逃げる自分が情けなくもあって]
……。
[立ち向かうことは、自分には出来ない。
ただ、変わり果てた海に僅かばかりの青を求めるような、気休めの足掻きをするばかり。
……使いすぎた薬が効かなくなっていくように、限界が近いかもしれない。
背筋がぞっとするのを振り払いたくて、ほとんど走るように空っぽの家に急いだ**]
―とある夜の思い出―
「今日はやけに空が澄んでるな。星が綺麗だ」
「なぁフラン、前に教えてやったの、覚えてるか?」
父の迎えに行った帰り道、兄に問われて、自信満々に空の一点を指す。
「おりおん座!」
途方もない星空の中でも、それを見つけ出すのは容易だった。
目立って輝く3つの星。
お母さんのぶん、といって隣に書き込むように指で円を描くと、父は切なげに、いとおしげに頭を撫でてくれる。
兄は年の離れた私を鬱陶しがりながらもよく面倒を見てくれて、いろいろ教えてくれるのだった。
[>>7相手が何か寄越して来たのを察すれば、ソチラの方へ視線を巡らせる。携帯端末の画面に目を凝らした。知らない単語を目にして、思わずその単語を漏らす。]
……エヴァーグリーン?
トレイス……ですか。私は、ジムゾンと申します。
……。……宜しいのですか?
[知り合ったばかりにも関わらず親切にしてくれるトレイスに懸念を抱く。
>>8相手の申し出を断るべきか否か悩んでいたが、多少強引に事務所へと案内される。事務所に着いた頃には陽はとうに沈んでいた。
閉じられたカーテンをそっと引いて窓から外を眺める。故郷の街と違い外は静かだった。今頃集積体は何処に居るのだろう……。夜空を見て思いを馳せた**]
オリオン座を3つの星部分のことだと思い込んでたのを友達に指摘されて、ちょっと恥ずかしかったことが懐かしい。
……思い出は柔らかくて優しいのに、何度も繰り返し触れていると手がズタズタになりそうな気がしてくる。
[見知らぬ客人にちらつく違和感は、まだ形とはならない。
しかしその目が。意志を宿しているかのように、
それでいてどこを貫くか分からぬままに。
フランと行動をともにしているのは、どうして。]
……どうも、初めまして。
この診療所で医者の真似事をしています。
電子的な技術の方も、いくらかは。
[ちらり、リュミエールを窺い見た。]
[右腕を押さえかけたフランを、気遣わしげに見やる。
無表情が役立って、彼女には気付かれまい。]
……あ、ええ。
診療所ですから、小さい部屋ならいくつかありますよ。
今のところ、すべて空いています。
しばらくの間こちらに滞在するのでしたら、
宿を見付けるまで、部屋を使って頂いて構いません。
[部屋を使う、入院するほどに長くもった人間がいないのだ。
手当が必要なものはそれだけでここを去り、
最早手遅れなものは死を待つばかりであった。]
[別に、親切心で言ったわけではない。
この客人はどうも、生きている香りがしない。
それを怪しんだためだ。
襲いかかられたとしても電気メスと医療機器があれば、
もしものときにも抵抗くらいはできるだろう。
自分には人を助けも死なせもする技術がある。
それに、誰も自分が死んでも困らない。
と、このように自らが怪しいと下した相手を
一般の家庭や宿にいきなり放り込むのもはばかられた。
もし素振りにおかしいところがなければ、
少しなら警戒を解いても良かろう、と考えて。
いつもの、にこりともしない無愛想な顔をふたりに向けた。]
集積体――集積体、か。
[ぽつり。
半ばどうでもよさそうに、言葉の意味を思い出すように。
]
あれって、何なんでしょうね。
目的も、正体も、不明のまま。
人の理解を超えたものが、ああやってのさばっている。
[ひと、という部分をいくらか強めて言った。]
僕も仕事に困ります。
医療でも、デジタルでも、解決しないことばかりで。
[集積体に知能があるなら、診療所や教会は
真っ先に狙われることだろう。
信仰も、助かるかもしれない希望も、
根こそぎ倒してしまうのが目的なら。
見えぬ神が信じられないならば、
見えるものを崇拝すれば良い。
集積体信仰の宗教だってどこかにはあるだろう。
信仰など失われたら立ち上がれないのに、
などと皮肉を考える。]
[出て行くフランに挨拶をした。
心配、している。
だが、掛ける言葉が見当たらない。
自分に失望しかかるも、やれることを探した。]
……さて、リュミエールさん。
貴方は食事、必要な方ですか?
[機械人形のランクでいうなら、
リュミエールは割と優秀な方なのだろう。
オイルと命令を与えておけば良いものとは違う。
赤い目は、挑むように輝いたかと思われた。**]
[ それから、少しうーんと悩むような素振りを見せて。]
ドクトール・フラット。
ご迷惑でなければ、少しだけ食事をお願いします。
[にっこり]
[ 赫眼が、もし挑むように輝いたように見えたとすれば、それは医療所の光の加減による偶然だっただろう。もし、フラットがきつい視線を向けていたとしても、飄々と微笑んでいただけで。**]
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