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[誰にも届かないとわかっているのに、彼女はまた『声』を飛ばす]
薬師川さん。
さち君が信じたくて、信じられなかったあの3人を信じるって言ったのに…結局、信じられませんでした。
信じたかったのに、状況が、そうさせてくれませんでした…。
でも、本当はそう言って、逃げてただけなのかもしれません。
信じてるから、信じたいから、そうやって。
もし、これで間違ってたら、薫君に怒られます。殴られちゃっても、いいです。
…そうなったらいいな、と思ってます。
[ふわりと溶けるように、思念が途絶える**]
>>*54猛
[薫、ってまた何度か間に呼んでいた。
あなたが振り返るのを期待するようでもあったし、あなたの行く先や自分が歩いてる場所を確認するようでもあった。
歩みはとても遅かったかもしれない。
先まで死んでウイルスも殺すように押さえてたのが、急激な蘇生にざわめいて、
それを赤で抑えられるのが続いて、眩暈のようなものを抑えてた。
だから、廃墟やそこまでの道を見て覚えたまでで、かなり力を使い果たしてた。
整備された廊下にたまに手をついて歩いて、
あなたが前で止まった。
俯きがちに廊下とあなたの足元だけを見てる。]
……もう、着いた?
牢、とか、ない気がするんだけど、
[声は薫にだけ届く程度の音量だったろうか。瑠璃やさちには気づいていないようだけど、]
>>+103緑
[必死にその口が紡ぐ人が、目が探す人が誰なのかは理解した。だからといって首の無い遺体を持ってくればいいという事ではない、それだけはわかる。何より「兄」がどうなっているのか、抱えた相手がまだ理解していないような気がして。途方に暮れた。]
…うん。でも、後でね。
とりあえず先に、行こ。ほら。
[まるで幼子を適当になだめる時のような、そんな曖昧な台詞しか出て来なかった。気になるのは、その手と足。担いで間近になったそれを凝視する。
連れて来なくても、もう、居るのではないか。
そんな風にも思ったのだけれど。]
>>*54猛>>青
…!
[と、感じた気配。気が付いて先に振り返った。]
…なんだ。連れて返る手間、省けちゃった。
約束通り、ってワケでもないんだけど。いるよ、ここに。
[誰が、とは言わず。抱え起こしたその人を、立たせる様にそこに下ろす]
[『声』が聞こえた気がした。ぼんやりと、夢も現もよく解らないまま。牢屋の隅に病人のように横たわっていたところへ、聞こえない筈の『声』が。]
[「妹」の声だ。置き去りにしてしまった声だ。もう言葉は届くことなどないのだけれど。]
…………。
それで、……いいんだ。
[間違っているか、正しいか、そんなことではない。確かに彼はWHであるけれど。でもそんなことではなく。]
[あなたが選んだ道を、後悔しないように。何が起きても、自らの選択に胸を張っていられるように。]
[そして願うなら。――あなたが無事のまま、真実にたどり着けるように。]
/*
名前について続き
苗字は変更があってもいいように拘り皆無。というか外伝一期で使ってネタが(ry
名前つけるのものすごい苦手で……
独り言で皆さん落としていらっしゃる気もするが、コンバート名の由来とか知りたいです
>>104 戦
―清元さん。
[笑った。泣きながらではあったけれど、
困ったように、貴方の言葉がおかしいとでもいうように]
私が何の為に、WH側だって名乗り出たと思ってるんです。
…守ってあげてくださいよ。そのための力じゃないですか。
[涙はやっぱり止まらないけれど。
それでも、嗚咽を押さえ込んで、はっきりと。
貴方の質問には、これで答えになったんだろうか。
それはわからないが、本人は答えたつもりだ。]
/*
どうでもいいけどじぶんの枕のにおいとか布団のにおいとか大好きなんだ
おちつくよね
おしっこもれそうだからおふろはいる
*/
>>99>>100陽
………。
[あなたが言葉を切るまで、黙って聞いていた。]
そうだな。AGNは間違ってるかもな。
…俺達(オーヴァード)は、ゆるやかに自殺させられてるンだ。
[この言葉は誰が言ったものだったか――。]
このゲームだってAGNも片棒を担いでるようなもンだろう。全員被疑者、確保すれば尋問とか容疑とか幾らでもこじつけて自由に俺達新種の発症者を実験体にでも…解剖してバラす事だってできる。
――……誘ったとして、のったか?
尽、おまえは勘違いしてるぜ。AGNもWHも綺麗事じゃ動きやしねェ。AGNと戦うつもりだったのか?本気で?やるなら端から切り刻んでいく。仲間だろうと、ダチだろうと…そうしないとAGNとは戦えない…。
[表情を消したまま。淡々と。]
……怒っているだろうか。おまえ達は。
無事で――居てくれれば……
[呟いて、ゆるりと目を閉じる。]
[動けるようになるまで、もう少し、時間がかかりそうだった。]
[昨日から周囲の様子にも、気づいている余裕などなく。後を託してきた少女が、昨晩拉致されたという事実も知らない。]
[ただ今は、遠い「妹」と、置き去りにしてしまった筈の少女の無事を願いながら。のし掛かる不調を癒す為の眠りについた。]
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