941 裏切りの未来の話
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菫のおばけ 薬師川紫音
>>350緋
居れば面白いだろうが、少なくとも、私の知る限りでは存在しなかったな。
[残念そうに、首を横に振る。だから覚えられないですとでも言いたげだが、明らかに無茶過ぎる理屈だ。]
戦えること、攻撃的であることが全てでもないだろう？ 出来ることをやる。立派な姿勢だと思うが。[さも当然、と言うように、淡々と告げた。]
………………安心しろ。今は特に、体調も崩していない。
[と。そこで、誰かがあなたに話しかけた。口を閉じて様子を見ていれば、取り出されたのは、見覚えのある手紙。僅かに目が丸くなる。]
なるほど。
……おまえも、か。
[そう言って。今日初めて、笑みの形に口元を持ち上げた。ただそれは、非常に苦々しいものであったが――]
【独】 光に包まれたい メル＝ストレンジア＝三澄
/*どうも、ブラックバードです。
とりあえずこの独り言コーナーではメルとメルを取り巻く兄姉の一幕を資料風にお届けしつつSSにお届けします。
なんでかって、メルコンバの時にむしろ周囲を固めたくてしょうがなかったんだ。ユールベルクス一族勢揃いで兄弟になってもらおうと。
*/
千変万華 ニーエ
>>351陽
ダイガクも授業があるのでしょう。長い長い時間、勉強をするのですよね。それなのに自由だというのはとても不思議です。
……オフではなかったのですね、オオカミさん。あとでその中国語、きかせてくださいな。きっといい気分転換になりますよ。
[本音はわからないが、半眼で視線を逸らしたあなたを見やった。わざとらしい口調。さっきまで自分が目を逸らしてたくせに。]
こだわってるです。ちょーこだわってます。よく同じものを食べていたりと……余程お好きなのですね。今度ごちそうしてくださるのも、カレーですか？
…違いました？ 馴染んでいるようにみえるのでしたら、それは、
ニーエの側にはお節介な方がいらっしゃるのですよ。心配性で、色々な人のことでお忙しいのに、声をかけてくださったりするからですね、きっと。
[そこまで視線をまた逸らしながら言えば、くるっとあなたに背を向けた。何歩か進んでから振り返る。一瞬口ごもってから、]
いくのでしたら急いだ方がいいです、閉じてしまいますよ？
時代遅れ気味 桂木祈穂
>>352 戦
…、うひゃっ。だ、誰ですかっ。
[驚きの声が漏れた。
翳していた封筒が掌から離れ、ひらりと地面に逃げる。
少し明るい月明かりを見ていたから目が慣れるのに間があった。
相手の正体を問いながらも逃げた封筒を探そうと地面を見る。
慣れた目は封筒より先に相手の足先を見つけ、視線を上げて]
ああ、えっと。清元さんですか。こんばんは。
…色々ありまして、気分転換の散歩です。
相変わらず黒っぽい服なんですね…見えなかったです。
[…どんな声でも結局は不意打ちで、驚いたに違いない]
緑風ぷよらー 新堂さち
>>354鋼
[あなたの前に道を作ってから、一歩引いた。目を眇める。魔法陣がぎゅるぎゅるとめぐって縮んで、この一帯へ集中して、]
[あなたの血が槍のように、醜悪な一体の眉間を貫いた。粉へと代わった仲間──仲間とも思っていないのかもしれない──を弾き飛ばすように、もう一体が飛び出して、]
──そっちから見て右向かすから、次も！
[あなたの背へと声をかぶせた。声と同時、枝が飛び出した虫の横面を、右に向けるように叩いた。]
緋色の月明かり 望月千陽
>>357 菫
私の思いつく限りでも、アフロの方はいらっしゃいませんでしたね。いたらいたで忘れられないと思いますよ。
[アフロなら貴方も覚えられるかもしれない、とかすかな希望を抱きながら。逆にいれば、それぐらいのインパクトが無いと覚えてもらえないということに気づいてしまった]
頭では分かってるんですけどね。もし、私が戦える力を持っていたとしてもそれを肯定的に考えられるかどうかは、わかりませんからね。
[もしかしたら、その能力を嫌がってたかもしれませんし、と付け加えて。]
その沈黙が気になるんですけど、本当に大丈夫ですか？これから暑くなりますから、熱中症とか脱水症状には気を付けてくださいね。
[室内であっても油断はできない、としっかりと貴方の目を見て]
おまえも、ってことはもしかして、薬師川さんも、ですか？
[もはや呟きに近かったが、紡がれた言葉には驚愕がにじみ出ていた]
鋼のガラス細工 枕上秀一
>>361緑
ああ。
[一匹を仕留めた血を流す腕を、軽く振る。不思議なことに、もう流血が止まっているようだった。きみをチラリと見下ろして、低く、重い声でそうだけ言った。]
[自分のために形成された路に、一歩、踏み込んだ。………快適な道であった。どこをどう探しても、つまづく可能性は一片も見つからないかのように………それでいながら、滑らないように、適度に自分の靴を捉えていてくれているように感じた………]
鋼のガラス細工 枕上秀一
[姿勢を低く、駆け出す。路は、重い身の重い一歩一歩を受け止める。
ギャアアアアといった悲鳴のような蟲の声がして、同じ穴から、もう一匹の蟲が飛び出した。それは男に真っ直ぐ飛来するわけでなく、………弧状に飛んで、自分たちを捕えた少年を狙っているようだった。枝を受けた蟲は、確かに右へ向いた。飛ぶ方向が右に逸れた。それでも飛行を続行し、ブブブブブと五月蠅く、男の遥か頭上を通過しようとしたけれど、]
[右。少年が言った空へ、男は跳躍した。腰を深く落とし、膝の強靭なバネを利用した、人間には成し得ぬ、異常な跳躍であった。
振り上げた腕の筋肉が隆起する。ただ硬く握って、振り下ろしただけの拳は、蟲のうるさい羽音を失わせた。一瞬で蟲の外骨格は全てバラバラになって、消えた。]
[ど。 着地する。]
緑風ぷよらー 新堂さち
>>360青
[ポケットをあさっていた手は、あなたの言葉を肯定するようにPTPを取り出した。指摘に負けたように手の中へと握りこんでから、秀一（名前は知らないが。）の背へと声をかける。まるで木がそれに従うように、虫の一体を誘導して。]
[黒い粉が地面、つまりは魔法陣へと散り落ちる感覚を、指先をこすってごまかしながら、ようやくそちらを見た。]
……、打ち止め てうか。そもそもなんで、涼がきてるの。
陽炎に消ゆ 大神尽
>>358 華
…ピ、ピンフピンフ……。
[平和平和。穏やかに穏やかにいこう、と万感の意味をこめて。ネ。発音だけは中国語らしくした。]
カレーは、味付けが変わるだけで別の食べ物ですから。狭い視点で捉えているわけではありませんので
[こういう時はすこし、その視線を戦場にいるかのように、遠くを見て鋭くする――が、]
お節介。 ……
ふふふ。
[何か、不透明な笑顔で笑った。含みを感じるであろう、やーな笑みだ。悪意ではないのだろうが。]
そうですね、お節介な方が多いのですか。 なるほど――ええ、急ぎましょう。車も持ってきておけばよかったですね…。
【独】 緑風ぷよらー 新堂さち
/*
何で薬設定入れたかって言うとね
ウィルスが活性化してたら動悸息切れ救心救心みたいなのが頭をよぎったからだよ
戦場の夜霧 清元・フォン・ヘルストレーム
>>359時
そこまで驚かなくとも…ええ、清元です。暫くぶりですね
[あらゆる配慮は結局のところ徒労に終わった。こうやって驚くことが容易に想像できていたからこそ、手を尽くしたのではあるが。そして貴女が落とした封筒に気付いて、そっと拾い上げる。そういえばどこかで見たような封筒だ]
ほら、落としましたよ…と、それは奇遇ですね。実は自分もですよ
[封筒を手渡しながら、こちらも同じく気分転換の散歩中だったことを告げる]
まあアレです、いつどこで何が起きるかわかりませんから。極力目立たないように意識して色を選ぶと、こうなってしまうんです
[とは言えエンジェルハイロウを発動させたら、服に関わらず光学迷彩のような効果を発揮するような気がするが。そういえば服装も頑丈そうなベストにカーゴパンツと、実用性第一主義の片鱗が見え隠れする]
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