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[微笑みを見ると、なんだか妙に悔しくなった。
ああやっぱり、好きなんだなぁって何度目か分からない再確認をして]
舐め…!?
[絶句する]
そんな事をされたら、篠倉を殺して私も死ぬ…!
ていうか言ってくれたら自分で取ったよ!
[目がマジだった。
指で撫でられると、身体をぴくっとさせ。
それに耐えようといっそう力が入り、泣きそうな顔で睨んだ]
[くすっと笑って、歩みを止める。
少し人だかりから離れた位置で、引き寄せて抱きしめた。
近い顔を眺めて]
……で? 殺して死ぬか?
[柔らかく、微笑んだまま聞く。
空いた方の手を取って、身体の間にすべらせる。
自分の左胸に当てて]
こんなに生きてるのにな。
[歩みが止まるのにつられて。
抵抗する間もなく抱き寄せられて、顔と顔が近づく。
一瞬何が起こってるのか理解する事が出来ず、何度も瞬きをして]
…………。
その前に、心臓壊れそう…。
[顔をまともに見る事が出来ない。
なのに少しでも見詰めたくて、ちらちらと視線をやり。
誘導された手が胸に当てられると、暖かさと鼓動を感じて]
…篠倉、なんかえろい…
[抗議だか降参だか分からないことを口走った]
[>>761身体の間の手、強く握る]
僕だってそうなの、分かるだろ。
[呆れたような…ほろ苦い笑みを浮かべて言う]
抱きしめてるだけだぞ?
ん?
[からかうように笑って、手を放す。
頭に口づける様に、顔を近づけてそっと包んだ]
残念ながら、そこまで厚顔無恥にはなれない質なのです。
隣に並んで立ちたいのならば、敷かれるわけには参りますまい。
それでなくても、砕けそうなのに芯は強い方ですから。
…お前、しごかれすぎてるんだな。
[小首をかしげて笑う]
自信持てよ。 お前は出来ない事だらけなのは自分が良く知ってるだろうけど。
そりゃ、小鳥遊だって一緒だ。
しごかれすぎているのは否定しませんよ。
[苦笑]
そうなのですけれどもね。あれだけ凛とされると、気圧されないだけでも結構に。
…私のほうが心音早いし。
[妙な対抗意識を燃やした。
実際にどっちの方が早いのかは、冷静に判断出来なくて良くわからない]
ていうか。
そもそも、なんでこんな事に…
[文句を言おうとしたのだけど、手を離されると一瞬寂しさを覚えて。
けれどそんな事考える暇も無い間に顔が近づいて来ていて。
何をされても耐えれるようにと思わず目をぎゅうっと閉じて。
震えながら手を伸ばし、篠倉の身体に抱きつくようになって]
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