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ん? な、なんだ?!
[本の洪水をあっけにとられて見つめている。
さすがにこちらまでは流れてこなさそうだが・・・]
地形を使うたぁ、うまいやつがいるじゃねーか。
しれーっとした顔でとんでもないことするねぇ…エリィ……
怪我は……て
[まだ、目の前が白黒していて。
けれど目の前でエリィゼがばたんきゅーとなるのを、思わず受け止めるけれど、身体がぎしりと痛んで顔をしかめます。]
[お返しなんていらない。そんな台詞に、バッティングが上手ければ、「遠慮するなよそらそら」とか出来るんだろうけれど、ひとつ穴のあいた裁縫箱にそんな技術はない]
残念。打つ手無しなのだ。
[降参、と言おうとしたら、戦争中にまったくそぐわない声で名前を呼ばれて、瞬きする]
なんだ?
[身構える程強くもなく、怖くなる程弱くもなく。
あれだけ前だけ見てたら危ないと指摘されても、やっぱり前だけを、よそ見をするびいだまを見ていた。
だから、彼女が硝子玉を置き去りにして逃げる理由に、気づくのが遅れた]
[なにか、笛の音が聞こえた気がした。
こう、軽快な、跳ねるような、そんな音楽]
うん?
[ぱたた、と。
気づいたのはだいぶ音が迫ってから。
ようやく、びいだまが見ていた、表情の意味がわかる]
ぎゃー あるじどのの整理下手ー!
[振り仰いで、崩れてくる本に、叫んだ。
罠があればかかる。何もなくても転ぶ。その仕掛けの一部が自分なら――???**]
[お互い様、という言葉>>147に楽しそうにくすり、と笑う]
久し振りの参戦で、いきなりいい手合わせができました。
……ここは、配置にも感謝すべきですかねぇ。
[なんて軽口は長々とは続かない。
理由は、響いてきた何かが倒れて行く音>>146]
ちょ、一体何がっ!
[慌てながらも、急げ、の促しに頑張って速度を上げる。
ばれりーが戻ってくると、伸ばした弦を戻して、自分も下を見やり]
……うわあ。
[思いっきり、惚けた声が上がった]
……もー。絶対言わない。
あ……、出来れば欲しい、かな。
エリィゼも居るし。
[自分はともかく、ぱたりとした彼女は避けようがないだろうから。]
りょーうかい。
今行くわ、少しだけ待っててね。
あの子…ハリーは…
消 し て し ま っ た ら 助 か る か し ら
[ぽつり。不意にそんな言葉が口をついた]
マリーの参戦もいい味をだしていたね
[>>152などと、時間が許すなら話は続いただろうに。
それを許さない状況に、ユーリと一緒に惚ける。]
これはまたなんとまあ
ご主人……
[ご主人が嘆きそうな状況だ。だが、いつ崩れてもおかしくなかったあの状況だ。ご主人の自業自得だともいえるだろう。
いや、最終的な切欠はボクら(つくもがみたち)なのだろうが。
さすがに畳全てが覆われているわけではないようすだが、少なくとも棚の傍は本で埋まっているようだった。
つまりこれは、棚から降りるも棚へ登るも容易になったと言うことである。]
おーーい
大丈夫かい
[本の方へと声をかける。]
……さすがはご主人様、と言うべきですか、これは……。
よくぞ今まで、バランス保っていたと言うかなんというか……。
[>>154 のんびりと語らう余裕はなく、ぽかーん、と惨状を見下ろす]
皆さん、大丈夫です?
[声をかけては見るが、返事はどれだけあるのやら]
ヤバいなんて!
[ばらっ!]
言ってる場合じゃないのだわ!
[逃げる道すがら、ダメージが抜けない様子のふたり>>141>>153が目に入る。すぐさまありったけ硝子球をばら撒いて敷き詰めて]
ちょっと痛いかもだけど我慢するのだわー!
[ぐいっと思いっきり押した。敷き詰めた硝子球がふたりの体を滑らせ、直進させるには十分だろう。その横を、自らも併走する]
…ハリー…!
[後ろを振り返る。助ける手を伸ばす余裕がなかったもうひとり。本体は別のところにあり、針山も本の重みでつぶれるようなものではないと思うから、先ず大丈夫なのではないかと思うのだけど…]
……悪いね、助かるよ。
[そして、もう一つのつぶやきに、『ハリー』の本体と、ツクモ姿を見比べて**]
戻 れ ば 助 か る ん じ ゃ な い か な ?
まったくだね…
[>>155ユーリの言葉に頷くことしかできなかった。
>>156助けに入るマリーの影は見えていたので、少しホッとした声で。]
さすがマリーだ、あれは助かる
ああだがしかし、ボクの帽子が
マア、古本で威力はあるかもしれないけど、
流されるだけで無事だとは信じよう
[畳におちた帽子は本に流されもう見えない。
尤も、実体化が解けたら帽子も綺麗に消えるだろうが。
ハーと息をついた後、ゴロンと仰向けに転がった。]
ボクも初戦から全力疾走しすぎたね…
イタタタタタタ… まだ身体が痛いよ
[そういって軽く笑い、*ちょっとだけ目を伏せた*]
そうね。そうしましょうか。
[気配だけで、頷く。けれどすぐに首を傾げた]
…なにを言っているのかしら。私も、あなたも。
ああ、でも、できる。出来るのね。
[そんな、確信めいた直感があった]
[同意の頷き>>157に、やれやれ、とためいき一つ]
……大丈夫そう……ですか、ねぇ。
うん、壊れるほどのダメージにはならないでしょう、し。
[フォローに入るマリーベルに小さく呟いて]
確かに、全力疾走でしたね……俺もあちこち、みしみしいってますよ。
[転がるばれりーの様子にくすり、と笑いつつ。
その場に座って、もう一つ息を吐いた。**]
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