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―地下1階 水場―
[アシュレイを殺した侍と封魔師たちの話す場に、自分を呼んだ主が居ると知る>>88]
あれか…
[周りに人がいては話しもできない。
眠るアレクトーを姿を隠したまま瞬時にその場から連れ去る。
他のものからは霧がアレクトーの周りに纏わりついたようにしか見えないだろう。]
[意識をなくす前の事も、朧げにだが覚えている
再び吸血鬼の手に掛かるなら、それは確実な手遅れだと
確かそう言っていた、痩身の背が火の面倒を見ている]
……と
[傍らに、目に馴染む背嚢
瞬きをして、それに軽く手で触れた
封魔を受けた後に解かれた手首の痣を撫でる]
―地下2階―
[アレクトーを抱きかかえ、現れたのは地下2階の小部屋。
自身のマントでアレクトーを包み、横たえる。]
何を望む…同胞になり得る者…
[呟き、アレクトーが目覚めるまでその場に佇む。
二人がその場にいることを知ることができる者はいないであろう**]
[ハーブティーを手に休憩を取る面々を、順に見る
教会の聖印も、軍属の白蛇も、己の素性を鑑みれば
酷く相性が悪くて避けて通るものなのだが]
[傷を、与えて穢してしまった相手
己を人間に戻す為に尽力してくれた相手へと
身を起こし、床に胡座をかいて深く頭を垂れる]
ナバールだ。
[今更知らない事もないだろうが。
ジェフの名乗りへの返礼として、改めて告げた]
/*
始祖たんがチート過ぎて一矢も報いれる気がしない☆
これでアレクトーが吸血鬼化して帰って来たら
PC的にもPL的にも理性がやべえな……
*/
― 水場にて ―
[ぎゅっとつぶった瞼を、恐る恐る明ける。
私はどうなっているのだろう。
エメラルドの瞳の先は、命を散らした水場。
打ち捨てられた思っていた思いに反して、賑やかに人が集まっているのがわかってびっくりした]
…伊達。
[真っ先に視線が向くのはやはり、伊達であった]
始祖吸血鬼 ノスフェラトゥは、ここまで読んだ。 ( B24 )
私は生かされたのかしら…
[愛しい人と一緒にいたい―
そう思う事は贅沢な事だと思っていた。そう温かい家族はあの時に崩れ去って以来。人を愛しいとも思わなかったからだ]
今しばらくあなたの傍に…
[亡霊となったアシュレイは姿なき姿で、伊達をそっと後ろから抱きしめていた]
[交換される情報の中には、知らぬ名前も多々あった]
……吸血鬼に一人会った。
金髪の、背格好がこの位で。
自分の美しさがどうのと、わけ判らん事を言ってた。
[フルムセートの名前も、ナバールは聞かなかった訳だが
容姿と言動を説明すれば、一致する者がいるだろう]
それと、……俺の剣はどこに。
[短刀とソードブレイカー。
元の場所に置き去りなら、拾いに行くのはロスになる]
アシュレイは、伊達の熱は感じ取れなかったが、幸せだった** ( b14 )
[床に座すナバールへ会釈を向けた。
吸血鬼として相対した時と、本人自体の雰囲気はさほど変わらぬと感じ苦笑する。やはり勘の方はさっぱり、と。
アルベルトが新たに淹れた茶を、受け取ってナバールへと回す。
指先が触れた修練士の手は、携帯用カップの温もりと比してやけに、冷たく感じた]
いるだろう?
[口が漱がれれば気分も多少違う。
己の舌はいつまでも鉄の味を滲ませ続けていたが]
わたしは美しい、か?ならフルムセート
…始祖吸血鬼に攫われたと聞いた。無事ではなかろうと思っていたが……な
[フル様、という呼称からでは推測するしかなかったが、金髪でわけが判らない発言なら該当は最早一人だろう。
水場でのんびりと苔を食む雌ヤギへ視線を流す。彼女の元へ主人を返してやることは出来るだろうか。
見知った顔が幾人も、敵方に堕ちた]
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