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[抱き合うように倒れ込む二人。
アレクトーの背を斜めに、ジェフのナイフが走る。
床に跳ね返る金属の高音。
傷から滴る血は闇の力と呼応した。]
父と子と魂の絆によって請う。
人の肉体に巣食いし古の闇よ。
とく我がもとへ来たれ。
より深く、より濃く、唯一になるまで この器に宿れかし。
[杖を失った今は、銀の鎖に下げた聖印を胸に押し当てるようにして祈った。]
[振りかえれば、詠唱を始めるアルベルトの姿。
あれ程迄に、熱くなっていた身体が急激に冷めていくを感じる。
ゆるり、痛みで震える首を巡らせる。
伊達と斬り結ぶ、エランの姿が赤に映る。]
[人間に会うつもりだろうと言われ>>57]
『いかにも、ここに来ればな。
そなたは我の眷属と共に避難せよ。
そのために……――』
[始祖は袖を少し捲り、手首を差し出す]
『我が血を受けよ。さすれば、我が力を少し継承する』
[始祖の持つ力をナバールが使えるために、血を分けるというのである。しかし、完全に継ぐわけではない]
『そして、ここから出るのだ。行き先は今案内した“眷属”が導く』
[力を受け、霧となり、蝙蝠と新たな“城”へ向かうように命じた]
[傾れ込んでくる冷たい闇が、わずかに回復したばかりのぬくもりを根こそぎ奪ってゆく。]
眠りな さい
わたし の 中で
[あやすように囁く。
それを最後に、自らもまた深い漆黒の底へと 意識を手放した。]
いやぁぁぁぁぁ―――!!!
はなせえぇぇぇぇぇ―――――っ!!!
[次の瞬間には、弾かれた様に大声で悲鳴を上げた。
強く捉えられた身体、そこから抜け出そうと力の限りに暴れる。
それは、吸血鬼の本能だけによるものなのかは、定かでは無いけれど。]
ぐ、あぁぁぁ…っ
[残る力を持って、彼の身体の何処でも良い、噛みつこうとしても押さえ込まれたか。
押さえ込まれれば、過去の古傷が疼き、更に狂ったように叫んだ。
しかし、其れも流れ出る血と封印の業に、徐々に弱々しいものとなってゆくのだろう。
封じられた後の彼女の周りには、血の溜まりができていた。]
――ぐ、ぁ ア
つ……
[死にものぐるいの激しい抵抗に、捉えたまま床に押し付け体重差で抑え込んだ。
首が熱い、
頭が、腕が、噛まれた処が、痛い、舌が熱い]
[やがて腕の中の体から力が抜ける]
[命がけで術を放ったのか、封魔の師が頽れようとする気配。
その献身はどこから来るのだろう、薄れて流れる意識は思う]
………
[体を起こそうと、身を捩る。
瞼を開けば、間近には、下敷きにした娘の蒼白な顔]
――す、ま ぃ
[荒れる息の下で囁いて、血溜まりの床を爪で掻いた。
手首を突っ張り、荷重が軽くなるよう上体を離す]
『そう…そうであるな』
[薄く、笑う]
『それでも、我が血を受けるは、孤独を生きる覚悟の上か』
[ナバールが血を吸う。人の血と違って決して甘くはないが、他の吸血鬼と違い、不味いわけではない]
『これでそなたは血を分けた者。である』
[少し嬉しそうな顔をするのは、他の吸血鬼より少し近づいたからか]
アレクトー!
[ジェフとの戦闘で、アレクトーというあどけない少女に目を向けてうろたえる]
あの血の量で、人に戻ったなら…
[嫌な予感がした]
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