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『アレクトー"止まない者"。
大した、名前だよね。
"私"本当は、ルアっていうの。』
[何の変哲もない、女の名前。
伝わる声の色は、穏やかで。]
『そう、ありたい…』
ナバールが「時間を進める」を取り消しました。
ッ……死んだ?
ダレ、ガ。
[ぐ、と奥歯を噛む]
ダレが、シェリーを。
オマエは、封印されたのか。
[グゥゥ、と小さく唸る声が漏れる。
血色が揺れる。
一度吸血鬼から、人間に戻った者。
あの男と一緒。
ならば、そこに流れる、血も]
『ふうん。』
[最も濃い、甘い血の香。聞いて緩く目を細めた]
『……――ルア』
[返答を聞けば音なく立ち上がり、
挟撃を仕掛けるべく移動する]
『エラン。』
[それが何を意味するかは知れずとも]
ナバールが「時間を進める」を選択しました。
ナバールは、封魔師 アルベルト を投票先に選びました。
『エラン…』
[その名を、小さく反芻し。
一度小さく頷くと、移動する彼の背を見送った。
追う様に、僅かに右手が伸びたが、直ぐに下ろされた。]
[左の視線を微かに動かし、忠興の様子を見る。
鋭敏に気配を察しているだろう彼。
全くの無事とは思えないが、どの程度動けるか――
ここを死守できなければ、もう何もこの手には残らない]
俺が?
まあ…端正な男ではある
それにあの剣技は美しい。惹かれるのは
――同意せざるを得ないな、っと
[じりじりと重心を移動する。
軽くなった左側、バランスはとりにくいだろうか――呼吸を数える]
結果だけ言えばそうだ。
なんら間違っていない。
……君の今考えたことは正しい。
吸血鬼ならそれでいい。
私のことは気にするな。
私も――彼女を"永遠"とするために、生きねばならん。
[声が漏れた、瞳が輝いた、目の前の娘があのひとときに感傷的にはなっていないことには、成長と見て少し嬉しかったかもしれない。
同時に、これから斬らねばならない相手でもあるということは、やはりどこか寂しかったが。]
彼女を手にかけたのは私ではないが、守りきれなかったのは私の責任だ。
私が殺した、でいい。
[内刃のハルパーを抜き、カバーを外した]
私は美しい フルムセートは、リアン を投票先に選びました。
メイド シンデレラは、ここまで読んだ。 ( b14 )
封魔師 アルベルトは、リアン を投票先に選びました。
アレクトーは、リアン を投票先に選びました。
[ルアが、もしかしたら かつての己のように
まだ人間である事を望んでいたとしても――
それを慮ることをやめて、同朋を見る吸血鬼]
[彼女から離れ、通路を回り込み、
外套から引き抜くのは湾曲したショテル]
[どうせ、あの刀に奇襲は通用しないのだから、
最善手は、最も動きの鈍い者を、最速で仕留めるだけ
青毛の、聖印を掲げる封魔師に狙いを定める
人間としての、恩人に刃を向けること
――魂が心臓を軋ませて、血の渇望がそれを食い潰す]
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