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ふむ、イントネーションもどこか違う。
[帽子の下、一人ごちる。
記憶の底をさらうように首を捻るが、
手掛かりになりそうなものはない。
それでも諦めきれず、赤い色の瞳を探る様に見る。
水分を含んだ黒髪は白い肌とのコントラストが甚だしい。]
僕は、……そうだな、どう説明するべきか。
ただ、君と同じような目的でここに来てるだろう
――とは思うよ。
[そう付け加える男は、自分の言葉に間違いはないと思っているようだった。
彼女の持つ棍に視線を流す。
音もなく、「吸血鬼」、と唇を動かすと、笑んでみせた。]
遠い、遠くの国にまで吸血鬼のおとぎ話は伝わるもんなんだね。
[広間にふたつの人影が増える。
どちらも女性とおぼしき容姿だった。
赤毛の方はアシュレイ、メイド姿の方はシンデレラと名乗る。
シンデレラはアシュレイの指摘したとおりハンターとは場違いな格好をしていた。
挨拶をされたので、むやみと忠興の張ったラインの中に踏み込まれないよう、こちらからラインの際まで出向いてフードを下し、会釈する。]
わたしはモナステリーと申します。
こちらでしばし野営させていただいているところですが…
あなたたちは ── この城にまつわる噂をご存知で来たのですか?
シンデレラね。
そ、そう…
[他の城で仕えていると、意外な答えが返ってきたのでまたもや唖然としながらも、近くにいるであろうアルベルトをちらっと見てから]
単刀直入に聞くわね、シンデレラ。
何をしにここへ?
(同業者……なのか?)
[あまりに場違いな"のほほん"とした空気に戸惑う。
が、野営地に傍にいるとなれば無視をするわけにもいかず。]
おい……
[声をかけたが先が続かない。]
[広間に忠興が姿を現したのを見れば、自分は無事だと伝えるように頷く。
人の侵入に気づいて急ぎ戻ってきてくれた様子が嬉しかった。]
[外界のざわめきが増えるごとに覚醒する意識。
――…その中に、“同胞”がいないか探る]
我が同胞よ…――
ここ
そなたが望むなら、“棲家”へ来ることも叶うであろう…――
[もちろん、同胞でも自分の命を狙う輩を呼び寄せるつもりはない]
14人目、私は美しい フルムセート がやってきました。
私は美しい フルムセートは、村人 を希望しました。
― 城外 ―
ここでいい。
荷物を降ろしてくれたまえ。
なに、君にこれ以上の無理を強いるつもりはないというだけだ。
あの城から何が出て来ようが私にとって何の障害でもないが、あいにく私の美貌は君を守るために使うものではないからね。
[馬車の窓から外に伸びた腕は、御者に停止の合図を送る。
その後、指先がファーコートの襟元をなぞって駆け上がり、肩口に垂れた髪をくるくると巻きつけて遊ばせる。
その間に馬車と、連結された荷車は停止し、御者は荷車に積載された荷物を降ろしにかかる。
ここまでの足として調達したこの馬はよく訓練されているもので、御者不在となった馬車で再びやわらかなクッションに身を委ねることに不安は無い。]
[少し眠りに落ちていたろうか、僅かに意識が途切れていたことに気が付いた頃、御者は荷車に乗せていたヤギに荷物を積み替えていた。]
……ん、終わったか。
ご苦労、帰っていい。
私の心配など無用。
地元の君があの城にまつわる話を慄くのはわからなくもないが、この天地に私より稀有なものなど存在しない。
この報酬で酒でも飲みながら吉報を待つといい。
なぜか?
なぜなら、私が美しいからだ。
[このあと話したのは迎えに来る日程の打ち合わせだけで、荷物を持たせたヤギをひいて勝利を何ら疑うこと無く死地に踏み込んで行く人物――都市部では著名人らしい――を御者は不安げに見送ってから逃げ出すように帰っていった。(→城内方面へ)]
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