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それは安心してくださいな。
わたくしがきちんと、真崎様も、桂様の琥珀も、綺麗に清めますわ。
……愛しい人の血を浴びた琥珀は、きっと一層美しく輝くことでしょう。
陸軍大尉 真崎正毅は、良家の娘 紅藤鹿ノ子 に殺意を抱いた。
辞世の句……、か。あんた、存外にロマンチストだな。
ほう、血を流さずに死にたいか?
…ならば、附子の毒でも用意しようか。
俺の鞄には、劇薬の類も入っているんだ。
井住の家じゃ、こういう表で言えぬような仕事も請け負っていてね。
陸軍大尉 真崎正毅は議論を中断し、休憩を取り始めた。
終わりますわね…。
ああ、この会議ももう終わりなのですね…。
これで島が手に入るかと思うと嬉しいような、でもやはり寂しいような…。
[くすりと笑い]
想い人の血を浴びた曰くつきの人魚の琥珀か。
そりゃあいい、魔術の媒介としても、美術品としても特級だろうさ。
せいぜい、苦しまぬようにやってやるよ、真崎殿。
…そして、空気を読めていなかろうが、云ってやる。
こんな状況に於いて尚、「沈丁花にいさま」と呼ばれてときめきを抑えきれない俺は莫迦と呼ばれても仕方がないと思った。
まあ、割腹して臓物を掃除させるのも悪いからな。
刺すなり首を落とすなり、適当にやってくれ、井住君。
ああ、あとな。
桂君を大事にしてやってくれよ、鹿ノ子君。
ああ、俺も同じ気持ちだ。
だが、島を手に入れたからって終わりじゃないさ。
これからだって、たくさん話せる。それに、合歓が待ってるからな。
此処までずっと一緒に居てくれて、有難うな。
それから相続人側にも、楽しい会議を有難う、と感謝を。
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