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此処は琥珀の島。
海向こうの国から加工前の琥珀を買い、磨き、加工して。
其れを売る事で財を成した久慈(くじ)家の所有する、小さいながらも豊かな自然に恵まれた島。
黄色、青、緑、黒、無色透明、白濁したもの、蜂蜜の色、高級な発泡酒の色、蒸留酒の色、葡萄酒の色。
屋敷には様々な色の琥珀が眠っているという。
現当主は若くして病を患い、余命幾許もないらしい。
島に親族が呼び集められたのは、当然のことだろう。
久慈家は魔術師を雇い、人入り琥珀を作っているのだという噂もあるが。
真偽の程は、当主のみが知る。
1人目の容疑者、久慈家現当主 久慈 カスイ 。
久慈家現当主 久慈 カスイは、町人 でありたいと願った。
お呼びした方について説明しようと思ったのだけど。
今は眠いわ。あとでゆっくり説明させて頂戴ね。
[執事にそう言い放った後、寝息を立て始めた。**]
じいや、じいや。いるかしら。
[徐に起き上がり、ハンドベルを鳴らして執事を呼ぶ。]
お手紙を出した方についてお話しておくわ。
手帖に書き留めておいて頂戴ね。
まずは、普通の相続候補者。
手紙には相続会議のこと以外何も書いていないわ。
特に、異能の力を持っているようなこともないみたい。
次に、魔術師様。
久慈家の顧問魔術師として長く勤めて頂いた方々よ。
主賓と言っても差し支えないわ。失礼のないようにね。
人入り琥珀を作る不思議な魔術を操るのよ。凄いわね。
でも、其れだけじゃ面白くないから。
現役で活躍している真名探り、好事家、護符職人の方々もお呼びしたの。
護符職人のうち片方は、不調らしいと風の噂に聞いたけれど…本当かしらね?
其れから、人魚。
元々島周辺の海に住まっていた人魚さんにも、お手紙を出したわ。
琥珀になりたかったら、いらっしゃいって。
時々、琥珀の涙を流すそうよ。見てみたいわ。見られるかしら。
…そうそう。言い忘れていたわ。
出した手紙の中に、特殊な割符を忍ばせたものが二通あるの。
割符は二つ合わせるとぴったりと重なるようになっているわ。
…ええ、久慈家相続者候補としてのはっきりした証になるでしょう。
もっとも。
ひっそりとお呼びさせていただいた、琥珀妖精の血を引く者の祝福を受ければ。
そんな証も一切無駄になってしまうのだけど。
来てくれるかしら、妖精さん。
其れからもうひとつ。
[にっこり笑って、指を一本立てる。]
相続候補者の中で、ひとりだけ。
魔術師様の名前を書面でお知らせした方がいるの。
相続会議で魔術師様の有利になるよう立ち回れば、相続面で有利になるとも伝えておいたわ。
どう動いてくれるかしら?…ふふっ。楽しみ。
…え?
どのような方が相続会議に出席するのか、って?
[執事の問いに、ひとつ瞬いて。
直後、ころころと鈴を鳴らすような声で笑い出した。]
じいやは、先代当主の代から仕えている筈でしょう?
お忘れかしら。
そうね…兄弟姉妹や私の実子は元より、分家筋の方やわたくしが当主を継ぐ前に関わった方にも手紙を出したかもしれないわ。
今まで言わなかったけれど。愛人や、隠し子もいるかもしれないわね?
…くすくす。冗談かどうかは、皆に聞いてみればいいわ。
血の繋がりは問わず、家督を継ぐだけの才を持っていそうな方を選んだわ。
其れが、相続候補者の条件ですもの。
…喋りすぎたわ。
少し、眠ります。
[起き上がった頃よりは幾分か顔色が悪く。
言うが早いか、するりと羽毛布団の中へ潜り込んだ。]
お客様がいらしたら、丁重におもてなしして頂戴ね。
…おやすみなさい。
…いらっしゃいませ。
私めは執事の…いえ、私めの名前などは重要では御座いません。
此方の帳面に、必要事項をお書き添え頂けませんか?
■1.自己紹介、および花穂様との御関係をお教えいただけると助かります。
■2.会議の在席時間をお教えください。
■3.どのような方がいらっしゃると嬉しいか、嬉しくないかなど。
(※編成について)
村の設定が変更されました。
今回の言い換えについて。少々特殊になっています。
町人(村人)=相続候補者
魔術師(人狼)=久慈家顧問魔術師。相続候補者に紛れている。
刑事(共有者)=特殊な割符持ち。ふたつでひとつ。
相続候補者であるはっきりした証とも言える。少なくとも最初のうちは。
魔術師を目撃した者(狂信者)=書面にて魔術師の名を知らされた相続候補者。魔術師側につく。
尊き琥珀妖精の血族(吸血鬼)=相続候補者に紛れ込む、琥珀妖精の血を引く者。ある条件下において、血の祝福を行っていく。
真名探り(占い師)、好事家(霊能者)、護符職人(狩人)=在野で活躍中の人材らしい。
落ち零れ護符職人=在野で活躍中…らしいが、現在不調。きっかけがなければ、不調に気付くことすらない。
人魚(魚人)=元は久慈家所有の島周辺の海にいた人魚。
何らかの理由で追い出され、一般人として生活していた。
2人目の容疑者、作家 新原龍一郎 。
作家 新原龍一郎は、魔術師 でありたいと願った。
[玄関から一歩室内へ踏み込むと同時に、驚いたように周囲を見回している。]
はぁ…。立派な建物ですね。
こんなお屋敷、初めて入りました。
[落ち着かない様子で、手に持っていた鞄を胸に抱いた。]
3人目の容疑者、私立探偵 笹倉遥 。
私立探偵 笹倉遥は、人魚 でありたいと願った。
4人目の容疑者、学生 嘉瀬石蕗 。
学生 嘉瀬石蕗は、おまかせ でありたいと願った。
[憮然とした表情で大きな屋敷を見上げる]
…こんな立派な所、僕の柄じゃないよね。
相続ってもね…なんでまた僕なんかを呼び出すんだか。
[あばら家とまでは言わないまでも慎ましい我が家と比べて、随分とご立派で堂々たる佇まいを見せる屋敷に面倒そうに一つ溜息を漏らした。]
取りあえずおまかせ希望してるけど、どうしようかな。
人魚は希望者多そうだしなぁ。
やっぱ面倒だしおまかせのままでいいか。
5人目の容疑者、華道家 桂草月 。
華道家 桂草月は、おまかせ でありたいと願った。
[ひとつひとつ。霞んでいる記憶をたどるように、欠片を丁寧に拾い集めていくように、屋敷の玄関を目指す]
…………確か、現当主様はわたくしと同じくらいのお年であったと思うのだけれど。
余命、ですか。どんな気分なんでしょう。もう自分がいなくなった時のこの世のことを考えなくてはならないなんて。
わたくしには想像もつかないけれど……。それでも、そのお話を聞くだけで心が少し痛みますわね。
[......は大切な道具が入っている使い古した風呂敷を抱え直して、そっと扉の中に入った]
/*ぐたの時からちょくちょく宵闇の琥珀シリーズの村をすとーきんぐしておりましたわ。今回はようやくりあるじじょうとの折りあいがつきましたので参加させていただきますひゃっほい!
それにしてもキャラ設定決めるのに2時間もかかってしまったなんて言えませんわ。*/
/*はうー。それにしてもこのセットだとどの役職を選ぼうか迷ってしまいますわね(ほくほく
一応、それぞれの役職に対するRP設定などは軽く決めておりますのよ。町人でもできることはできる(キリッ*/
/*魔術師→華道の家元の娘設定が嘘。手紙を受け取った華道家(草月さんの母上)はすでに琥珀に閉じ込められている。本物の草月さんはお留守番。あれ、でもこれ魔術師さんに手紙届いてるんですよねえ……。じゃあ、普通に娘が魔術を会得した設定で。
特殊な割符持ち→あまり考えてない。相方さんの行動によって変更。
魔術師を目撃した者→魔術師と匿名で取引をした。全てを琥珀化した暁に、その売り上げのいくつかを草月の母に送る。(母病気設定)そのために、草月は自らの命を厭わない。
琥珀妖精→草月の母とは友達だった。娘設定で乗り込む。
真名探り、好事家、護符職人→裏の顔。花を使った判定方法したい。
人魚→永遠に生き続けるが、次第に最近老いが表れてきた。このペルソナは魔術によって顔を若い時のものにしている。永遠に若くありたいと琥珀化を願う*/
/*この中でやりたい役職を特筆すると、
魔術師、特殊な割符持ち、琥珀妖精、好事家なんですよねえ。
どうしましょう。多分人魚と琥珀妖精は(入ったら)人気が高そうですわ。この二つははずすとして。
うーん。魔術師と特殊な割符持ちはやったことがないのでやってみたいのですわ。好事家は一回やりましたが、二回目もいいのではないかと思いまして。うーん。経験積むといういみでは魔術師か特殊な割符持ちですかね。*/
ふふ。ここに一輪の白椿がありますわ。
この椿は不思議な花でして、本来は赤い椿の花なのですが、一日に一輪だけ白椿が咲くんですの。
そして、この白椿は「強い言霊」に反応するのですわ。例えば「誰かを琥珀にしよう」というような。
では...様、これを両手で包むように握ってください。
……そう。
ふふ。色は変りませんね。美しい雪のような色のままですわ。
【...様は魔術師ではありませんわ】
ふふ。真っ赤に染まってきましたわね。禍々しい血の色のように。
【...様は魔術師ですわ】
/*独り言を埋めても……いいのですよ、ねえ?
というより今のところネイム・シーカーも好事家も希望する予定はないのに気愛入りすぎですわ……。(誤字はそのままの方が愛が伝わると思いました。後悔はしておりません*/
華道家 桂草月は、刑事 になりたいと思い直した。
6人目の容疑者、双生児 タマ 。
双生児 タマは、ランダム でありたいと願った。
双生児 タマ は肩書きと名前を 紅藤 鹿ノ子 と書き換えた。
/*「血人」は、人間として数えます。「吸血鬼」は、人間にも狼にも数えません。「魚人」は人間にも狼にも数えられません。「狂信者」は人間っと。
えと16‐15→人数的には14か。
14>12>10>8>6>4>
吊り縄は6。人魚さんは魔術師さんと取引をしてPPにするということもあるらしいです。ですので、8人の時点で魔術師3、狂信者、人魚が残っていたらPP確定ですわね。ということは実質ミスができるのは2回ですか。
……あっているのかしら。これは途中で血人が吸血鬼に変ってしまったら即EPなのですよね*/
[淑やかな仕草でそっと風に舞う髪を耳にかけた]
懐かしい御屋敷、懐かしい花々、懐かしい香り…。
幼き時分御世話になった花穂御姉様の相続、なんて…。
そんな理で再びこの御屋敷を訪れるなど、本当はしたくありませんでした…。
ああ、それでも、花穂御姉様がこの鹿ノ子の事を記憶に留めていてくださった事を、喜ばずにはいられないのです…。
[庭の花に目を落とし、遠い記憶を呼び戻そうとしている]
いきなりどじっちゃいました。てへぺろ。
青羊さーん、お邪魔しますー、ましゅですー。
前村見ていてうずうずしっぱなしだったので、割と見切ってきてしまいましたー。
RPすごいへたっぴなんですけど、一生懸命がんばりますので、みなさまよろしくですー。
RPってむずかしいです…すっごいへたです…
めっさ時間かかるーーー
そして言いたいことがちゃんと伝わるように纏められないーーー。
RPしっかりしつつ、ガチることができるひとに憧れます。
紅藤鹿ノ子(べにふじ かのこ)
一人称わたくし、たまに鹿ノ子。
御当主は花穂御姉様
他の人へは、○○様
敬語・貴族後だが、少し崩して、ちょい幼気。
紅藤の家は華族級ではあるが、花穂様の家より結構下。
昔御世話になったのも、金銭面など実情の話。
鹿ノ子はその当時幼く、何も知らなかった。
「鹿ノ子」って名前、和名で一番かわいいんじゃないかと思うんだ。
漢字もかわいいし、読みが何よりかわいい。
すっごーい古い少女漫画の女の子の名前で、すごいその子が愛らしくて、そのイメージもあるのかな。
あと、文明開化で一番かわいいのはタマだと思うの。
かわいい尽くしー!いやされるー。
後ですね、肩書きを今考え中なんです。
入る前に考えろよ、て感じなんですけど。
なんだろう。
華族の娘、とか?
単に娘、とか?
うーんどうしよう。
あーうーん
華道家さんとかぶっちゃうかな、漢字。
じゃあ、良家の子女 紅藤鹿ノ子、とか。良家の娘 紅藤鹿ノ子、とか。長いかなあ。
紅藤 鹿ノ子 は肩書きと名前を 良家の娘 紅藤鹿ノ子 と書き換えた。
な、何度もかえちゃってごめんなさい…。
ちゃんと練って、よく周りを見渡してから入らないとだめだね!だめだね!!
…本当の事を言うと、少しく恐ろしいのです…。
わたくしは何故、花穂御姉様に招いていただけたのでしょうか…。たった数度、それも何年も前にお会いしただけの、この鹿ノ子を呼んでくださった意図とは…。
[重厚な扉に手をかけ、暫し逡巡した]
御姉様にお会いできれば、そして招かれた他の御方とお会いできれば、何かわかるのかもしれませんね…。
[冷えてきた風から逃れるように、荘厳な屋敷の中へと入っていった]
7人目の容疑者、助教授 上田雪寿 。
助教授 上田雪寿は、刑事 でありたいと願った。
ランダム希望って、だいじょぶだよね?
どーしよっかなー、魔術師にしよっかなー。
だいぶ魔術師涙目編成だと思うけどね。
共有いて、魚いて、照いなくて、吸血鬼っていう。
んー。
共有じゃなくて共鳴なら希望したかなー。
誰かとおしゃべりしたい。
[子どもの頃に訪れたこの屋敷は、あの頃と寸分違わぬ姿
を保っていた。その姿が、ここで出会った可憐な少女を
思い出させる。現当主、花穂の幼かった頃の姿を……]
花穂は、元気にしているだろうか。
[そう呟いた後に、手紙に書かれていた病のことを思い出す]
元気、ではないか……
なぜ私は、呼ばれたのだろう。
私は、相続に値する人物とは到底思えないが……。
[考えても詮無いことか……と一人呟き。
屋敷の中へと消えていった。**]
激しく中身が透けそうな予感がする。
/*
あと雪ちゃん(キャラのこと)は、花穂さんに淡い恋心を
抱いていた疑惑。年齢いくつなんだろう花穂さん。
場合によっては、ロリコ(ry
愛に歳も性別も関係ないのだよ(キリッ
村の設定が変更されました。
ようこそおいで下さいました。
早速では御座いますが。相続会議が始まる迄の間、過去の文献に目を通して頂きたく思います。
まずは人魚。花穂様の言葉によれば、必ず会議に現れるとのことで御座いますので最重要とも言えましょう。
人魚は、生きている間は誰かの傍で琥珀の涙を流すそうで御座います。
もっとも、涙を堪えることもあるそうで御座いますし、人魚が涙を流したかどうかは観測者と人魚本人にしかはっきりわからないと聞き及んでおりますが。
なお、人魚は候補者側でもなく、顧問魔術師の方々に与する者でもないようで御座います。
私刑を免れ、顧問魔術師様の手で琥珀になりたいらしいと聞き及んでおりますが…其の理由までは、はっきりしておりません。
古来より、人魚と琥珀は切っても切れぬ仲だと言われておりますがね。
次に、尊き琥珀妖精の血族についてで御座いますね。
此方は実際いらっしゃるかどうかまでははっきりしておりませんが…花穂様が招待状をしたためたところは拝見しております。
彼の者は真名探りか顧問魔術師様の魔力によって高貴なる琥珀妖精となり、本来の力を取り戻すそうで御座います。
そうなれば、相続候補者の皆様方に血の祝福と称する力を用いて次々と自らの血族を増やそうとすることでしょう。
相続候補者側でもなく、顧問魔術師様に与する者でもないことは人魚と同じに御座いますが。
厄介さで言えば、此方の方が上に御座いますね。
目覚めぬうちに殺してしまう事、が最上の策に御座いますが。
…はて。
花穂様は、其のような存在をお呼びして何を考えているのやら…。
…申し訳御座いません。
少々、相続会議の準備が立て込んでおりまして。
一度此れにて失礼させて頂きます。
文献について御不明の点がありましたら、他の使用人か私めを捕まえてお聞きになっていただければ幸いかと。
なお、花穂様との面会も短時間でしたら可能に御座います。
懇意にされていた方でしたらなおのこと、歓待されるのではないでしょうか。
…私めも立ち会いますので、二人きり、とは参りませんがね。
華道家 桂草月は、魔術師 になりたいと思い直した。
しょっぱなから吸血鬼にはあんまりなりたくないが、吸血鬼に噛まれて血人になりたい。
途中から陣営がかわるということをしてみたい。
8人目の容疑者、女郎 ユウナギ 。
女郎 ユウナギは、おまかせ でありたいと願った。
[堂々たる邸宅を見上げる女が一人]
へぇ・・・ここが久慈の御屋敷か。
噂に聞いてはいたが、なるほど、大きいね。
――しかし、ご当主とは何の面識もないのに、相続会議とやらに呼び出されるとはねえ・・・。
久慈家秘蔵の宝石を見る機会、と思ってきたけど、なんとも嫌な予感はするね・・・。
ま。案ずるより産むがやすしって言葉もあるか。
[...何やら呟きながら女は扉の方へ歩いていった]
女郎 ユウナギは、好事家 になりたいと思い直した。
女郎 ユウナギ は肩書きと名前を 宝石加工職 夕凪ハルカ と書き換えた。
9人目の容疑者、当主の妹 久慈紅緒 。
当主の妹 久慈紅緒は、魔術師を目撃した者 でありたいと願った。
ふうん、思ったより賑やかになりそうね。
どんな手を使って集めて来たんだか。
[やってくる客人達を横目に、ためいきひとつ。]
…いいわよ。
乗ってやるわ、姉さん。
[手には、一通の手紙が握られていた。
もっとも、他のものと違って折り筋だの皺だのが出来ていたが。]
宝石加工職 夕凪ハルカ は肩書きと名前を 宝石作家 夕凪アカリ と書き換えた。
…話し相手のひとりやふたり、見つかるかしら。
比較的、歳の近い子はいたみたいだけど。
[ひらひらと、手紙を手の中で弄びながら屋敷の中を闊歩する。
さて、誰かと出会えるだろうか。**]
[執事からの説明に瞬きを数度。]
人魚、ですか…。
それは御伽噺のような。
いえ、嫌いではないのです。
[薄く、笑う。]
不思議な話は好きです。
人魚に琥珀妖精…ふふ、随分と色々な方が集まるかもしれないのですね。
どうして、母は此処の事を一切伝えなかったのでしょうか。
私は手紙を頂くまで、この家の事をまったく存じていませんでした。
…母の昔を伺えるかと思いまして、来たのですが…聞けば、ご当主殿と母は随分と年齢の離れた姉妹だったのですね。覚えていらっしゃるかどうか…。
あぁ、申し訳ないです。
引き止めてしまって…。
[立ち去る執事に、謝罪。]
やはり執事殿は忙しそうだな…。
…母さんの事を知ってそうな人は、いないのだろうかな…。
[シャツの上から、胸元を握り、一人、呟く。布越し、母の形見である琥珀のペンダントの感触を確かめた。]
………あら。
[ふらふらと歩いた先、執事と客人の男が話しこんでいるのを見かけた。]
御機嫌よう、お客様。
御伽噺みたいに聞こえるけれど、此の島では古くから伝わっている話よ。
特に人魚はそうね。
家で扱っている琥珀の一部は、人魚の涙を材料にしている…なんて話を聞いたことがあるわ。
[和服の裾をドレスのように軽くつまみ、一礼。
其れなりに敬意を払ってはいるのだろう。]
眉唾だけどね。きっと、そんな噂を流せば浪漫があるとかで売り上げが上がるからだと思うわ。
[かと思うと、浪漫の欠片もない説を平気で口にしたりもする。]
…嗚呼。
血縁者なのね、貴方も。
[ぽん、と男の目の前で手を打った。]
自己紹介が遅れたわね。
久慈紅緒。当主の妹よ。
…もっとも、血縁かどうかは相続にあまり関係ないみたいだけど。
久慈家の人魚の話はアタシも聞いた事あるよ。
ご当主の妹さんが存在を知らないとなると、眉つばなのかい。残念だね。
久慈で扱う琥珀は国内では最高峰だから、もしかして・・・という期待はあったんだがね。
御機嫌よう、お姉さん。
ううん、見たことがないだけでいるかもしれないけれどね。
…本当にいるなら、一体くらい剥製にして保存しておけば信憑性もあるのに、ね?
[夕凪にも会釈しつつ、満面の笑顔で。
人魚に対して悪気があるのかないのか。]
そういえば藪から棒にすまなかったね。
アタシは夕凪アカリ。宝石を加工して、指輪やら首飾りやら作る仕事をしている者だよ。
人魚のはく製は見てみたいけど、作ったら作ったで人魚が気の毒な気もしてくるね。**
新原さん。ええ、覚えたわ。
苗字で呼ぶのが気に入らないなら名前で呼ぶけれど。
…新原様がお酒の飲めない歳、ということでないなら。
あたしの方が年下よ。
[人魚の話をする時とは違い、つんと澄ました顔で。]
一番上の姉、については記憶にないどころか、生まれる前にいなくなったんだと思うけど。
そうね、姉さんなら知ってるかもしれない。
一説によると、愛する人に裏切られた人魚の涙が琥珀になったという説もあるけれど。
人魚が存在するとして、人間を愛したりするものなのかしら。
わからないことだらけね?
[にっこりと笑いながら、小首を傾げる。]
夕凪さん。ええ、ちゃんと覚えたわ。
宝石を加工するお仕事って、素敵ね。
きっと、どれも手に入れたくなるものなんでしょうね。いいなあ。
[と、夕凪の自己紹介を聞きながらきらきらとした視線を向ける。
年頃の娘らしい、といえばそうかもしれない。]
最高峰、かあ。
琥珀の流通経路、どうも姉さんしか知らないみたいなのよね。
小さい頃、海辺で遊んでた時に打ち上げられている琥珀の原石を拾ったことはあるけど。
あれはそんなに質が良くなかったし…。
[頬に手をあて、ためいきひとつ。]
謎だわ。…当主になれたら、知ることが叶うのかしら。
10人目の容疑者、異母弟 井住優也 。
異母弟 井住優也は、好事家 でありたいと願った。
……ふん、変わらぬな。
最後に此処へ来たのは、もう十年近くも昔だったか。
だが、相続会議に俺を呼ぶなんぞ、酔狂もよいところ。
…あの女(ひと)らしい、と云えば、らしいがね。
じいやなら覚えてるかも………あ、大分耄碌してるからだめね。
人の顔と名前が一致しないってぼやいてたわ。
[今、とんでもないことを口にした気はするが気にしない。]
そう?じゃあ好きに呼ぶわ。
年上の甥っ子っていうのは、確かに不思議な感じね。うふふ。
爺、久しいな。…くくっ、忘れたか?
……俺だ、優也だ。
あの女(ひと)の腹違いの弟――"ということになっている"。
さあな、親父からも疑われ疎まれた俺が、どういう風の吹き回しで呼ばれたのだか。
[執事は井住の姿を認め、暫く何か考える仕草をした後。
…慌てて会釈をした。]
申し訳御座いません井住様。
お久しゅう御座います。随分御立派になられて…。
[果たして、顔を忘れかけていたという事実は黙認されるのか否か。]
あ、でも姉さんなら多分覚えてるんじゃないかしら!
…耄碌するような歳じゃないし!
[一瞬、何故自分が初対面の相手を慰める必要があるのだろうとは思ったけれど。ま、いいか。]
じいや立会いの下で、面会くらいは出来るらしいわ。
…姉さんと、どれくらい歳が離れてるのかは知らないけど。
よっぽどじゃなきゃ、何か覚えているのではなくて?
[集まっている面々を見てぺこりと頭を下げる。]
…どうも。
人魚とか妖精とか随分と可愛らしい話だと思ったけど、君たちの話を聞いてるとただの御伽噺ではないんだね。
[ただ、それと相続話とどんな関係があるというのか。
聞くのも面倒だと曖昧に笑みを浮かべて誤魔化し。]
名前も名乗らずに失礼だったね。
僕は嘉瀬石蕗というんだよ、よろしくね。
久慈紅緒。当主の妹…とは言っても、相続権に関して有利になる条件でもないらしいけど。まあ、宜しく。
[澄ました顔で、嘉瀬にも会釈を。]
招待された中に、人魚が混じってるらしいわ。
…ふふ、本当なら見てみたいわね。どんな顔してるのか。
あ。
[何か思い出したらしく、はたと手を打って。]
着替え!
普段着で出迎えるなんてはしたなかったわ!
また後程お目にかかりましょう。御機嫌よう!
[と、其の場にいる面々に言い残して立ち去っていく。
普段着と称していた今の服装でさえ、庶民のものと比べれば随分豪奢なものではあったのだが…。**]
[さして気にした様子もなく、執事の言葉にただ頬を歪めて笑い]
妙なおべっかは止せ、どうせ親父には似ても似つかん。
で、あの女(ひと)は休んでいるのか?
まあ、それならそれで俺の方は構わぬが。…今更、話すことなど。
[無造作に黒のインバネスを脱ぎ、使用人に預けながら]
ほう、相続会議には血縁でない者も呼ばれている、と?
益々もって何を考えているやら、だ。
――もっとも、俺はその方が気楽だがね。
/*
キャラ設定とか。
・学生
・19歳くらい
・父が花穂と従兄妹同士。
・正直面倒くさいから来る気などなかったのだが、父親に言われて仕方なく来た。養われてる身分なので逆らうにも逆らいにくかった。
・と見せかけて面倒だったので来ただけ。
・根本的に面倒くさがり。
/*
こんな負縁故を振りまきそうなキャラでガチれるのか、俺は。
そして人間関係が解らん。
紅緒が妹で、新原が甥で、上田がもしかしたらはとこ、嘉瀬がもしかしたらいとこの子、か?
[使用人に連れられて部屋に入ると、すでにそこには他の客人たちが歓談していた]
邪魔をする。
どうやら血縁者以外もこの相続会議に呼ばれているようだな。
なら、私が呼ばれていても……そこまでおかしくないの、か?
私は、上田雪寿という。
少しの間だが、宜しく頼む。
[軽く会釈をすると、ソファに腰かけた]
しかし、さすが名のある家の相続会議。
関係図が複雑……。
龍一郎さんとも、はとこになるのかな。たぶん。
歳近そうだな。
ん?どうした?
[執事が先ほど説明した内容を伝えてくれた]
ほう、花穂はまた面白いことをしているな。
人魚や妖精などというお伽噺の住人を、相続会議という
現実的かつ、えげつないものに呼び寄せるとは……
お伽噺の住人に会えるのを楽しみにしておくとしよう。
[そう言って、皮肉気に笑った]
…血縁で無い人間も呼ばれている…?
相続会議と聞いていたのだけれど…。
[首を、傾げ――苦笑。
絶縁状況だった女の息子を呼ぶぐらいなのだ。誰が来てもおかしくない、と納得した。]
……。
[室内にいる人々を見回すが、本当に様々な人がいる。]
[......は屋敷の中に入ると、そこにいる人々に対して深々と頭を下げた]
……こんにちは。桂草月と申します。本日は母の代理で会議の場に飾る花を活けに参りました。母もこちらの久慈様には大変御贔屓にして頂いておりましたの。
[相続人、というものが書かれた手紙は確かに届いている。だが草月とその母は、何かの手違いか、あるいは花に対する報酬の類だと思っていた]
[だが、血縁に関係ない者も呼ばれている(>>27)という言葉に、草月は耳を疑うことになる]
……では、この手紙は……手違いではなかったのですか。
…………それにしてもなぜ、わたくしたちの元に……。
[草月は、懐に収めている件のものを、そっと服の上から掌で撫でた]
[使用人に鞄を運ばせた後、相続人らの集まる広間に足を踏み入れ]
……やはり見慣れぬ顔ばかりと見える。
[新原の姿を認めると、僅かに瞬いた。]
ん。あれは――、姉さ……否、そんな筈はない、な。
[新たに来た人々に軽く会釈をし。]
…本当に血縁者じゃない人もいるんだね。
[ちらりと桂へと視線を遣り、目を細める。
彼女は普通の人間に見える。どう見ても人魚には見えない、姿形の美しさは人魚であると言われても納得は出来るが。]
…で、あちらは血縁者っぽいかな。
少なくとも僕よりはまともに近い血筋なのかな。
なんか僕ホント中途半端だよね。
[井住と新原を見て呟く。
限りなく遠い血筋、普通ならば相続など無縁なはずの薄い繋がり。
桂のように何らかの仕事上の繋がりがあるわけでもなく。]
父さんにちゃんと聞いておけばよかったかな…。
[父はこの集まりに参加するのを渋った石蕗に対して行かなければ勘当するとまで言い切った。
何か知っていたのかもしれない。
単純に金欲しさなのかもしれないが、胸の内で渦巻く不信感は消えそうにもなかった。]
[新原の言葉に、僅かばかり表情を緩めて]
……道理で。
ほんの赤子の頃の曖昧な記憶も、存外莫迦に出来んな。
俺は、井住 優也。
…一応、戸籍上はあんたの叔父ってことになるのだろうよ。
[血のつながりはどうだか知らんが、とぼそり。
ふと訝しげな顔で、新原の面差しを見やった。]
あんたが此処に居るということは、彼女は……?
[血筋が中途半端と言う(>>53)少年の言葉を聞いて顔をあげた]
そこの少年……
ここに呼ばれたことに血筋は関係ないようだから
気にする必要はないだろう。
私なんかは、花穂……現当主とは「はとこ」の関係だ。
あまり近い血筋とは言えない。
何かしら、彼女なりの基準があって呼ばれたのだろう。
ここにいるということは、相続会議に出席する権利があるということだ。歳は若いだろうが、気負う必要はないと私は思うぞ。
[淡々とした口調でそう述べる。理由は分からないが、
肩を落としている様子の少年が気になり、思わず声をかけてしまった。]
……何を言ってるんだろうな。私は……
[少年に言った言葉は、自分がここにいてもいいと肯定する為の言い訳だ。自分に呆れてしまう。ただ、再びここに来れたことは
素直に嬉しかった。]
井住さん…。
母を、ご存知の方にようやくお会い出来ました。
嬉しいです。
あの…。
母は…私を産んですぐに…。
[無意識に、シャツの中のペンダントを握り締める。]
/*
…年齢とか割と考えてなかった件。
困らせてたらすまん、新原。
十年くらい前にまだ未成年で、新原より一歳以上は年上か…?
…困ったら「気のせいだった」か「何かこじつける」で。
[>>56の呼び掛けにそちらへと視線を向け。]
えっと、上田さんだっけ。
はとこね…僕もまあ似たようなものかな。
[はとこと従兄妹の子供ってどちらが近い血筋なんだろうとぼんやりと考えるが、法律家でもあるまいしどうでもいいと思考の隅へと追いやった。]
気にするっていうか、ちょっと面倒だなって思ってて。
そもそも僕と当主サマって面識ないし、多分だけど。
…父さんは知ってたみたいだから全く関係なしってわけじゃないけど……。
[上田の慰めらしい言葉に苦笑を浮かべて頷く。
皆それぞれ久慈の当主や家について思う所はあるらしい、なのに自分にはそれがない。
だから居場所がないように感じるのだろうと思った。]
僕も座らせてね、ちょっと疲れた。
[上田に一言断りを入れ、彼から少し離れた位置に腰をかけ目を閉じた**]
……そうか。悪いことを訊いた。
[途切れた言葉の先を察して、目を伏せ]
否、俺もあんたの母親の何を知ってるって訳じゃないんだが。
なにせ、俺が物心ついてすぐに居なくなっちまったからな。
…ガキの頃、俺はこの屋敷じゃ、余り歓迎されたもんじゃなくてね。
そんな中、飴玉を呉れたり、何くれとなく構ってくれた数少ない人間だったのは憶えてる。
…さて。俺も一旦、荷を何とかせねばな。
わざわざ呼びつけたんだ、客室の用意くらいはあるのだろう?
[使用人に何ごとか尋ねると、目礼して部屋を辞した。
途中、誰かに呼び止められれば立ち話くらいするだろうか。]
……まあ、莫大な遺産も魅力的と云えば魅力的だが。
金の取り合いで揉める様を眺めるのは――、
[ぼそりと独り言ちると、首を振ってふたたび廊下を*歩き始めた*]
[部屋に入ると、既に多くの訪問客がいた事に少し驚いた]
まあ……。
こんなにもたくさんの人々が相続候補なのですね…。
わたくし、場違いではないかしら…。
[執事の説明が耳に入った]
あら、素敵なお話。
そんな方々がいらっしゃるかもしれないのですね、この鹿ノ子と仲良くしていただけるかしら…。
11人目の容疑者、古書店店主 古座野縁 。
古書店店主 古座野縁は、ランダム でありたいと願った。
あー、遅くなった。
[夜闇に紛れて、伸びをする影ひとつ。]
ったく、疲れちゃったよ。遠いんだもんよ。
[影は、まだ明かりの漏れる屋敷を懐かしげに見上げた]
しかしまあ、懐かしいな。何年ぶりだ?
[>>42の紅緒嬢を見送りつつ、笑いをこらえている]
ずいぶんと活発なお嬢さんだ。
明るい赤のサンゴをあしらった腕輪とか、贈ってみたいね。
あのお嬢さんなら上手く使ってくれる気がする。
[...はしばらく室内の様子を伺った]
だいぶ人が集まってきたようだ。
種々雑多、という感じだね。
[>>61の鹿ノ子嬢の言葉が耳に入る]
お嬢さん、臆する事はないよ。アタシなんかご当主と血縁どころか、面識もないのに呼ばれているんだから。
アタシは夕凪アカリ。宝石を色々細工して、指輪とか耳飾りとか作っている職人さ。
不安だったら、しばらくアタシと一緒にいてくれないかな。あなたが良ければ、だけどね
[脳裏に過ぎる、幼い少女の面影。まだ何も知らなかったころのこと。遠い記憶だった。このまま灰と化して、崩れるのを待つだけの記憶。]
…まさかお嬢さんに会える機会があるなんて、ねぇ。
どんなんなってっかな?
きっと美人に成長してるんだろなぁ。
[記憶を払うようにかぶりを振り、にい、と笑みを浮かべる]
…さて、遊びに行きますか。
[屋敷の前に立ち、無遠慮にノックした]
[洒脱な女性>>63に声をかけられた]
あら、本当ですか…?
わたくしも、その、面識もないに等しいのです…。
夕凪様、ですわね。
わたくし、紅藤鹿ノ子と申します。
こちらこそ少し心寂しかったところです、有り難う御座います。
宝石細工、ですか…!
わたくし、美しい装飾品が大好きですの!
それを作れるなんて、素晴らしいですわ…!わたくしなど、折り鶴も折れぬ不器用ものなのです…
[不安げだった瞳が、きらきらと年相応に輝きはじめた]
[使用人に通され、きょろきょろと辺りを見回す]
ふーん、あんま変わってないんだな。ここだけ時間が止まってるみたいだねぇ。
…ふわあ(欠伸ひとつ)。
あっちのほうでなんか話してるけど、ま、明日だな。寝るべ寝るべ。
[背中を叩きつつ、案内された部屋に向かう。その途中で、ぱたりと足が止まる]
そういやここ、煙管吸えんのかねぇ…?
あとで執事にでも訊いとくか。
[思案気に呟いて、廊下の端に消えていった]**
花穂様の居室、書斎、相続会議の場となる琥珀の間以外でしたら喫煙は可能に御座いますよ。
[ひょっこりと、執事が姿を現す。
手には書類の束。どうやら何かの作業中だったらしい。]
厳密に言えば、商品となる琥珀を置いた部屋も禁煙で御座いますが。
其方は厳重に施錠しておりますゆえ。
[と、言うだけ言って再び何処かへ立ち去っていった。]
>>65
様、なんてつけてもらう身分でもないし、アカリでいいよ。
飾り物が好きなら、なおの事だね。気楽におしゃべりしたいしね。
アタシも最初は不器用で、師匠に怒られてばかりいたなあ・・・。指輪にはダイヤをはめる土台があるんだけどね、その土台をよく曲げてしまってね・・・。
今ではそんなミスはしなくなったけど、ふふ、懐かしいよ。
お嬢さんさんの好きな宝石はなんだい?
[こちらも宝石の話は好きなので、目がきらきらと輝いている**]
………そう。
集まってきているのね。
[居室にて、執事の持ち寄った書類を受け取り目を通しながら]
手紙を沢山したためた甲斐があったわ。
…でも、誰も会いに来ないのね。
姉様の息子だと仰る方、姉様にどれだけ似ているのか確かめたかったのに。
[物憂げに溜息ひとつ。]
ええ、勿論姉様のことは覚えているわ。
お相手の方の顔も、ね。
笹倉様もいらっしゃっているらしいわね。
姿は見えないけれど、今は部屋でのんびりしているのかしら。
嘉瀬家からも、歳若い子が来ているらしいわね。
渋々だったらしいと電報で聞いているから、此方には顔を出さないでしょうね。ふふっ。
[書類を一枚ずつ捲り、目を通していく]
母様にお花を教えてくださった方の娘さんもいらっしゃったのね。
招待状は気に入ってくれたかしら。
あの子が生ける花もきっと綺麗だと思うわ。うふふ。
鹿ノ子ちゃんも来てくれたの。嬉しいわ。
今でもお手玉で遊んだりするかしら。わたくしの顔は覚えているかしら。
[書面の文字を見て、楽しげに笑っていたが。
次の書面を目にした後、暫し物思いに耽る様子で。]
雪くん。
…お庭で何度か遊んだこと、覚えているかしら。
忘れてしまったかしら?
昔の呼び方では、流石に驚かれるわね。くすっ。
[次の書類に目を通しながら、傍らの青琥珀に触れた。]
夕凪様もいらして下さったのね。
あの方なら、家の琥珀も素敵な装飾品にして頂けそうだわ。
滞在中にでも、ひとつお願いしてみようかしら。
…紅緒の悪筆は相変わらずね。
あの子、習字を習っていた筈だけど。
[文字は人となりを表すものなのにね、とぼやきながら書類を捲る。]
優也が此処に来るのも久方ぶりね。最後に顔を合わせたのは、十年程前になるかしら。
流石にあの子は訝っているかしらね。今回の招待状。
縁ちゃんも、久しぶり。
今は何処で何をしているのか、聞けるかしら?
でもそうね、あまり親しくは話せないのかもしれないわね。
昔とは、色々事情が違ってしまったもの。
[書面を読み終わり、傍らの文机に置く。]
[廊下を歩きながら、目を眇めて窓の外を眺め]
……一応、手土産を用意しては来たものの。
どうにも、あのひとと顔を合わせるのは気が重い。
あちらは如何思っているかは知れぬがな。
……死んだお袋のこと、俺は未だこの家の者を怨んでいるのだろうかね。
爺に預けて仕舞いにしたいが、……そうも行かぬよな。
仕方ない、また機を見て目通り願うとするか。
[自分の鞄から取り出した包みを睨みつけて、舌打ちひとつ。**]
ねえ、じいや。
[文机に置いていた青琥珀を手に取り、其れをいとおしそうに撫でる。]
もうすぐよ。
もうすぐ、わたくしの願いが叶うの。
[至福に満ちた顔で、女は笑う。
恋に恋する乙女のような、あどけなささえ感じさせる面持ちで。**]
[声をかけた少年の苦笑を浮かべての言に(>>58)自分は見当違いなことを言ったのだろうと気づく。面識がないということは、ここに来たこのがないのだろう。所在なさげな顔をする少年が、いつかの自分を重なった。]
面倒、か。
そうだな……相続については興味がない者にとって
お家事情というのは、面倒でしかないな……
[自分も同感だという表情で頷いた。余談だが、花穂から見て、従妹の子(嘉瀬)は、5親等。はとこは、6親等離れている。]
好きに座ると良い。
遠いところから、この見知らぬ地に一人で来たのだろう?
気楽に……というのは難しいだろうが、休暇にちょっと
豪華な旅館に泊まれるとでも思うと良い。
[また、おかしな言葉になっている気がしなくもない。だが
最近は、これくらいの子どもと接する機会もなかったので
どう言葉をかけていいやら分からなかった。]
あ、今更だが、名前だけ聞いてもいいだろうか?
[思い出したかのように名を尋ねる。疲れているところ悪いが、いつまでも少年と呼ぶわけにもいかぬ。恐らく、名前くらいは教えてもらえるだろう。]
改めて宜しく頼む。
会議が始まるまでくらいは、ゆっくりすると良い……
[そっと頭を撫でてから、再び本に視線を戻した。]
[本の頁を捲ってはいるが、内容はほとんど頭に入っていない。
頭に浮かんでいるのは、この屋敷でここに住まう少女たち
(紅緒も一緒にいたことだろう)と遊んだ記憶。
良く覚えていないと公言しているが、実は鮮明に覚えている。
彼女たちの笑顔や笑い声、そして自分を呼ぶ花穂の声。
あれが―――花穂が私の初恋だった。
時が流れていくうちに疎遠になってしまったが
私は、彼女を忘れることができなかった。
この手紙が届いた時は、驚いたと同時に嬉しかったのを良く覚えている。そして、今もこの場にいれることが嬉しい。
しかし、当主となった彼女においそれと
私のような者が面会しても良いのだろうか、そういう思いもあり
会いたいと思っても、行動には移せていなかった。]
/*
絶対、夜が明けたらRPしてる余裕ないと思うので……
プロロの間だけでも、思い切りRPしてます。
相変わらずの草食系男子……。
鬱陶しいので、さらっとたぶんキャラが変わりそうな予感。
しかし、花穂ちゃん可愛い。
/*
年齢決めてなかったけど、花穂ちゃんが三十路過ぎなのか。
なんとかロリコンは免れた。
雪ちゃんは、何歳設定にしましょうか。お願いラ神様!
25+4(6)
[嘉瀬達と別れてからどれだけ経っただろうか。
ようやく着替えが終わり、相続人候補が集まる広間へやってきた。
先程と同じ、黒を基調とした和服であることには変わりないが。
裾や襟元を彩る文様の華美さは此方の方が上である。]
お待たせ、御機嫌よう。
其れなりに集まってるらしいわね。
[しかし、本人の仕草はあまりにも令嬢としての其れとはかけ離れていた。
先程、広間の扉を開ける際も蹴破らんばかりの勢いで。]
…あら。
[ソファに腰掛け、本を読んでいる男に目を止め。つかつかと近付いていく。]
上田の小父様、だったかしら。
御機嫌麗しゅう?別に麗しくなくてもいいけど。
[恐らく、花穂か執事が居れば注意のひとつはあったのだろうけれど。
生憎、どちらも今此処にはいない。]
ほんっと、色々煩いのよねうちの家。
字が汚いだの、はしたないだの。うんざりしちゃう。
[髪をばさりとかき上げ、心底面倒臭そうに]
大体、血の繋がってない人まで呼び込んで何考えてるんだか………。
ところで、何の御本を読んでいらっしゃるの?
[上から、上田が何を読んでいるのか覗き込もうとしている。**]
[上田の言葉に(>>76)に顔を上げてそちらへと視線を向け。]
…嘉瀬石蕗。
こちらこそよろしく。
[頭を撫でられ僅かに目を細める。
どうもかなり子供に思われているようだ、とぼんやりと考えるが実際に彼から見れば子供だろう。
こうやって軽くとはいえ撫でられるなど子供の頃以来だな、とどこか懐かしい気持ちになり悪い気はしない。
本を捲り、どこか物憂げに溜息などつく上田の様子を気にしつつも、つらつらと考え事をしていれば紅緒の声が聞こえ(>>79)胡乱気にそちらへと顔を向けた。]
…妹ですら何も知らないのか。
ホント何考えてんだろうな。
[ぽつりと呟いた**]
…おい、呼ばれて来ている人間の名前くらい、教えろ。
誰が誰やら分からぬままでは、難儀する。
[茶器を運びに来た使用人をつかまえ、相続人候補一人一人の氏名を興味のなさそうな表情でふんふん、と流し聞いて。
インテリ風の客を目に留めると、唇を引き結んだ。]
雪寿…、「雪くん」?
[記憶の中でその呼称を呼ぶのは己でなく、花穂の声。
幼い己は、陽の当たらぬ部屋の窓から、ただ、庭を見つめていた。]
……ああ、何でもない。もう結構。
[去ろうとする使用人を呼び止めると、執事への伝言を頼み]
当主に用向きだと、伝えておけ。
…否、急ぎの用じゃない、ただの見舞いだ。
他にあのひとに用のある客がいるなら、そちらを優先してくれて構わぬさ。
村の設定が変更されました。
少年顔負けとか、面と向かって言うものなのかしら。
いいわ、別に。馬子にも衣装とか言わないだけましってことにする。
[そして本のタイトルと用途について聞き、露骨に嫌そうな顔をしながら首を振った。]
授業に使うような本、かぁ。
うん、やっぱりいい。読まない。きっと三行読んだら寝るに違いないわ。
/*
全体的にRP濃いな、おい…!
これからガチをやるという意識が飛びかけそうだ。
そして使うキャラチップを間違えた気がしてきた。色々な意味で。
…元々は、キジノメかマサキを使おうと思っていたんだがな…。
………まあ、いいか。
そういえば、じいやから聞いた?
姉さんとはじいや立会いの下で、面会出来るらしいわよ。
あたしは普段から顔付き合わせてるから必要ないけど、ね。
[言うだけ言って、くるりと踵を返し。
直後。視界に入った男の姿を暫し、見つめる。]
………優兄?
[確信が持てないらしく、やや自信なさげに。]
[懐かしい呼び名を聞いて口角を吊り上げ、片手を挙げた。]
ああ――久方ぶり、紅緒。
…正直、驚いた。余り娘らしくなっていたのでな。
お前にも土産を買ってきたが、…子供っぽすぎるか。
[自嘲混じりに鼻で笑うと、包みのひとつを差し出して]
――万華鏡だ。
要らぬようなら、捨ててしまうがいいさ。
やっぱり優兄だったのね!お久しぶり。
…もう、優兄までそういうこと言う。
お土産?
[優也の方へ近付き、包みを受け取って]
万華鏡?わぁ…そういうの好きよ、あたし。
さっそく覗いてみるね。
[受け取ってすぐに包みを剥がして、万華鏡を取り出した。]
きらきらしていいわよね、万華鏡。
捨てないわよ。大事にする。
ふふっ、すっごく綺麗。
ありがとう、優兄!
[万華鏡の筒をくるくる回しながら、其の世界に浸り込んでいる。
伸べられかけた手があったことには、全く気付いていないようだ。]
もっと、紅やら簪やらの方が良かったかとも思ったんだが。
……駄目だな、俺の中じゃ、紅緒はまだ小さい頃のままらしい。
だが喜んで呉れるなら、買ってきた甲斐があったというものだ。
一応、舶来の品なのだそうだぞ、店員の言によれば。
[万華鏡に夢中の異母妹の姿に、目を細め]
それにしたって、よく判ったな。
俺がこの島を離れた時、お前はまだ十にもなっていなかったろう。
…まさか、こんな形で此処へ戻ってくるとは思わなかったが。
え?あ、あぁ……そうか。
執事に希望すれば、花穂に会えるのか。
[不躾に井住を見てたのを咎められたのかと、一瞬どきりとする。
なるべく、平常心でそう答えた。
だが、紅緒に優兄と呼ばれる相手は、何者なのだろうか。
たった数度とはいえ、ここには来たことあり、花穂たちと
遊んだ記憶がある。しかし、そこに彼はいなかった……はずだ。
いや、確か……ちらりと脳裏を何かがかすめる。]
井住君、だったかな。初めまして、だろうか?
すまない、幼い頃にここに遊びに来たことがあるのだが
上手く思い出せなくてな。
紅や簪だったら、飽きるほど手に入るからいいの。
…って言い方が良いか悪いかはともかく。
万華鏡みたいなものを買ってと強請っても聞いてくれないから、
姉さん達は。
[万華鏡の筒を下ろし、苦笑い。]
ん、そうね…雰囲気でなんとなく、ね?
あの頃、よく遊んでもらってたし。
[悪戯し放題で、相当困らせた記憶も脳裏によぎるがあえて無視。]
そうね、こんな形じゃなければとはあたしも思うわ。
/*
名前だけ聞こえてきたけど、会話の内容はさすがに
聞いてなかったと思うので、誰だろう??って
感じになってると思われる。
来客が来てたときは隠されてたのかな……
それは、切ない。
窓から見つめている少年と目がったことあるとかあったら
ちょっと浪漫だな。
[煙草盆を片手に、ふらり]
>>#6
そーかいそーかい。
じゃ、あそこかねぇ
[迷いのない足取りでテラスへ向かい、煙草盆を置く。ふところから煙管を取り出して、刻み煙草を詰め、火を入れる]
……ふー。落ち着くねぇ。
[紅緒のあけすけな物言いに、昔に返ったような思いで目元を緩め]
そうか、ならば贈り物は大正解と云ったところだな。
「遊んでもらって」、なあ。
今は、流石に他人を困らせるような「遊び」はしていないのだろう?
[悪戯っぽく、くつくつ笑う。
己の何が気に入ったやら、くっついて回る小さな異母妹を、疎ましく思ったのは初めのうちばかり。]
…書物に悪戯されたときばっかりは、俺も怒ったっけな。
さっき、ちらりと見たとこに綺麗な娘さんがいたけれど…
あれがご当主ってことはないか。
[鹿ノ子のことを言っているようだ]
…あれはいくらなんでも若すぎるからねぇ。
いけないね、時間が止まった場所だと、自分まで昔に戻っちまうみたいだ。
[上田から声をかけられ、ふと紅緒から視線を外して顔を上げる。]
ああ、…そうだな、初めまして。
俺は、井住優也と云う。紅緒の兄だ。――腹違いの。
[付け足した言葉は、ほんの少し声を低めて。
久慈にとっては不名誉な話ではあろうが、構わず言い放った。]
あんたは、上田とか云ったか。
お袋が死んでから、十年ほど前までは此処に住んでいた。
だから、屋敷ですれ違ったことくらいはあるやもな。
[来客の際には、決まって追いやられた自室のじめじめとした空気。
思い出して、表情に陰が差した。]
どうだか。
相続の話となれば、宜しくしている場合でもないだろうよ。
[皮肉げな調子ながらも、ややあって、上田の手を握り返す。
言い添えた一言は、純粋なる親切のつもりであった。]
まあ、余り関わり合いにならぬことだな、こんな家とは。
[手の温もりに、妙な既視感を覚えた。
あれは鞠か何かを取りに来たのだったか、部屋を窓から覗き込んだ少年の――。]
……ああ、悪い。少し、考え事をしていた。
[握り返して貰えたことにほっとし、微かに微笑む。]
元より相続などの話には興味がない。
[久しく会っていなかった者たち―――特に花穂に会いたくて
来ただけなのだから……]
ん?どうした?
[手を放した後、ぼんやりとする井住に首をかしげた。
手?……頭の隅をまた何が過った。
昼間なのに暗い部屋……その中に、あれは、誰だ?
だが、ぶつりと記憶はそこで途切れる。妙な感覚だ。]
ぼんやりしているのは互い様だな。
[人々の会話を聞くとは無しに耳に入れて]
…それなりに顔見知りもいるのだな、やはり。
[呟いて、所在なさげに胸元を握り締める。]
まぁ、私の専門は古典文学なのだが
君の作品を好きな学生が私の受け持ちに多くてな。
なので、少し気になっていた。
君の作品が興味深いのは、私も同感だ。
個人的に楽しませてもらっている。
[淡々とした口調ではあるが、作家自身に直接会えて
意外と嬉しい様子。]
[恐らく、新原といくつか会話を続けたあと]
つき合せてすまなかった。
なんだか、一方的に話してしまって申し訳ない。
[意外とはしゃいでしまっていた自分を恥じ、小さく頭を下げた。]
それでは、私は、一度部屋に行かせてもらうとするか。
そこの君……
[恥ずかしさを紛らわすように使用人に声をかけて、
自室となる部屋へと案内させた**]
上田さん…。
あぁ、文学の研究を。
[嬉しそうに。]
私の事を知っていると仰って頂けると、恥ずかしく…。
有り難うございます。
まさか、此処で私の作品を読んで下さっている方に会えるなんて。
[新原が礼をしたので、会釈を返す]
こんばんわぁ。
いい夜ですねぇ。
[笑いかける途中で、目の前の青年に、かの人の面影を見つけた]
お兄さんも、相続のお話で?
えぇ、手紙を、頂いたので。
[相続の話と言われて頷いた。]
貴方も、血縁の方で?
申し遅れました。私は新原龍一郎と申します。貴方は…?
ああ、すみませんねぇ。
あたしは古座野縁っていう、古本屋ですよう。
このお屋敷の、元使用人ってやつですねぇ。
血縁かどうかなんて、あたしにゃ分かりませんよう。
[青年に顔を近づけて]
ところでお兄さん、お母さんに似てるって言われたこと、ありませんかねぇ?
[執事が、広間へ姿を現した。
使用人から面会の希望について聞き、主の居室にてお待ちしておりますと希望者に告げ。
主に其れを伝えるため、執事はすぐさま踵を返す。
使用人に声を掛ければ、居室の前迄なら道案内をするよう言い含めておりますとも言い残して。]
古座野さん…古本屋さんなのですか。
[少し、目を輝かせて。
それから、寄せられた顔に驚きつつも、頷いた。]
は――はい。
父が言うには、私は、母によく似ている、と…。
…母を、ご存知、ですか?
ええ、まぁねぇ
[あっさりと頷く]
…もっとも、あたしの知ってるのは、当主のお姉さまなんで、間違ってたら申し訳ないですねぇ。
目元のあたり、よく似てますよう。
>>#7
…ってことらしいですよう。
どうです、行ってきたら。
あ、はい!
[古座野に言われて#7に気付く。
立ち上がって、古座野に言った。]
…当主殿の姉ならば、私の母です。
[近くの使用人を呼び止め、当主の元へと案内を願った。]
[新原に呼び止められた使用人はひとつ頷き、先導する形で歩いてゆく。
そして居室まで数歩前、というところで使用人は足を止めた。
案内出来るのは、其処までらしい。]
[新原を見送って]
やっぱりねぇ…
あのお方は、風の噂でかけおちしたって聞いたけど。
はは、そっくりだね。面白いな。
[ふっと笑って、ふところから本を取り出し、読み始めた]
新原様、だったかしら。
どうぞお入りになって。
[扉は執事に開けさせて。
寝台から身を起こした状態で、来客を待つ。]
はい、新原龍一郎と申します。
手紙を、有り難うございます。
[胸元。変わらず、布越しに琥珀のペンダントを握り締める。]
お時間を頂きまして、感謝致します。
お願いがあります。
もしも、覚えていらっしゃるのなら、母の話を伺いたいのです。
手紙を頂きまして、こちらの家の事を知り、ようやく父から幾つかのお話を聞きました。
……母は、どんな人だったのでしょうか。
父はただ、「優しい人だった」としか言わずに…。
構いませんのよ。
今のところ、話をするか寝ているくらいしかすることがありませんから。
[新原の手元をちらと見るが、特に何も言わず。]
若い頃の姉様に似てますわね。瓜二つ、とまでは言いませんけれど。
[此れは、どうやら顔立ちのことを指しているよう。]
どんな人、か。何処から説明するべきかしら。
姉様が駆け落ちに至った経緯から?
似ていますか…?
[自分の顔に指を当てる。]
貴方の目から、母を、聞きたかったのです。
駆け落ちの理由は恐らく予測が付いています。父と母の身分違いが理由かと、思っています。
写真も残っていないから、証明は出来ないけれど…ね。
[新原の仕草を見ながら、薄く笑う。]
身分違い。そうね、それも理由のひとつだけれど。
…あの時も。今回のような形で相続会議が開かれたの。
其の結果、姉様は相続権を放棄した上で駆け落ちに至った。
そんなところね。
…優しい人、だったのかしら。
わたくしにはわからないわ。いいえ、恨んですらいるのかもしれない。
姉様が出て行った日、わたくしの願いは潰えてしまったのだから。
[身分違いの言葉には納得した。父もはっきり言わなかったが、その気配はあった。
そして、続く言葉に首を少しだけ傾げた。]
母がこの家を出て、潰えた貴方の願い、とは…?
………申し訳ありませんが、其れについては秘匿致しますわ。
[よく通る声で、はっきりと。]
身分の低い相手を蔑むようなことがないという意味では、優しい人だったのでしょうね。
…失礼を。
[続く言葉には、目を細めた。僅かな怒り。]
それは――
…いえ。いいのです。
[まだ胸元を握り締めたまま。]
最後に確認させて下さい。
相続権を放棄した人物の子である私に、此処に呼ばれた以上、まだ相続権は存在すると認識して宜しいですか。
ええ。
貴方にも相続権は存在するわ。其れはわたくしが保証します。
[最後の問いに、ひとつ頷いて]
…そうね。
逝ってしまった姉様への意趣返しとも言える事かしら、此れは。
いずれわかるわ。どういった意図で、わたくしが貴方を呼び寄せたのか。
有り難うございます。
…父が、言ってました。
久慈家にはこの琥珀よりも見事なものがあると。
[胸元を握り締めたまま。]
私はそれを見たい。
家を完全に捨てた筈の母が、それでも捨て切れなかったものを、この目で確認したいのです。
貴方の意図、伺えるのを楽しみにしています。
……お時間頂きまして、有り難うございます。
[頭を下げた。]
…そう、貴方のお父様はそんなことを。
何のことかしら、ね。
[琥珀よりも見事なもの、という言葉を聞き。
思い当たる節がないのか首を捻って]
いいえ、束の間の話し相手が出来たのは嬉しかったわ。
其れでは、次に会うのは相続会議の時…かしら。
御機嫌よう?
[此方も会釈を返す。
頭を上げた後も、やはり口元には薄い笑みを湛えたまま。]
[>>67アカリの言葉を受けて、]
で、では、アカリさんと御呼びしてもいいかしら…?
指輪はそうやって作られているのですね、わたくし本当に不勉強で…。
好きな宝石ですか、そうですね、愛らしい紅水晶や紅玉髄、紅縞瑪瑙が好きです…!
……え、薄朱色ばかり? そうなんです、わたくし桃色や朱色が好きなので、つい…。
それから、琥珀も好きですの。透き通った飴色が、見ていると何だか甘そうな、美味しそうな気が…あっ、やだ、わたくしったら…。
[はしたないことを口にしてしまった、と少し顔を赤らめた]
御父様は贅沢と言って中々許してくださらないのですけれども、鹿ノ子も素敵な、一点物の宝飾品が欲しいですわ。そのときは是非アカリさんにお願いさせて頂きたいです。
素敵な、琥珀の指輪を…。
[うっとりと未だ見ぬ自分の宝石を思い描いている]
[>>97の言葉が耳に入り、花穂と間違われたと知って]
あ、あの……。
花穂御姉様はもっとずっとずーっと、御綺麗な方ですわ…。
もう十年近くも前のことでしょうか、わたくしが十の幼子だった頃、御姉様は本当にお美しくて、この方が人魚伝説の人魚様なのではないかしら、と思ったことを覚えております。
[ほう、と息をついて遠き記憶を辿っていたが、ふと気がついて]
あ、あら、わたくしったら御挨拶もせずに…。
わたくし、紅藤鹿ノ子と申しますの。御手紙を頂きまして、此処に滞在させていただいております。
[良家の娘らしく、きっちりと礼をした]
自分コアずれまくりわろた。
えーん。
あ、あさってから!あさってから!
村始まると、ガチが入るからRP楽しんでばかりもいられないじゃないですかー。
だからぷろでいっぱい遊びたいんだけどなー。
他人を困らせるような「遊び」…ね。
今はしてないわよ。……………多分。
あ、あれは悪かったと思ってるわ?
へのへのもへじ大描きはまあ、あまりにありきたりだったわよね。
[書物に悪戯した件を持ち出されると、慌てて。
ただし、謝る理由が若干ずれている気がする。]
あ、喉渇いたからお茶をお願い。大至急ね。
[近くに居た使用人を呼び止め、お茶の用意を命じる。]
万華鏡のお返し、何か出来たらいいんだけどなあ…。
こういう時、自由に出来るお金がないって不便ね。
[万華鏡を手にしたまま、再びためいきひとつ。**]
[...は>>#7を聞き、腰を上げた。]
・・・やっぱり、挨拶には行くべきだろうかね。
アタシのような者まで会議に呼んだ、その真相は知りたいしね。
[これまで一緒に話していた鹿ノ子嬢に]
申し訳ないけど、少しだけ行ってくるよ。
執事さん、案内を頼む**
[案内される道すがら、>>133の鹿ノ子嬢の言葉を思い出し、口には出さずに考える]
紅水晶や紅玉髄か。赤いものが好きなのはいいが、あのお嬢さんには危険な気もするのだが・・・。
琥珀で作るなら、どんな指輪がいいかねえ。
[指輪のデザインを考えるが、当主との面会を思い出し、頭を切り替えた**]
[足早に女性に近づく。その足取りは期待に満ちた少女のように軽いもの]
もし。失礼致します。あの、もし良ければ、先ほど仰っていた人魚伝説について教えてほしいのですが。
……ああ、申し遅れました。わたくし、華道家の桂草月と申します。
この御屋敷で花を活けるに当たって、人魚を題材としたいと思いましたので教えて頂けると嬉しいですわ。
[もし女性から詳しい話が聞けなくとも、草月は礼を言ってその場を辞すだろう。また、他に詳しいものが表れて言葉を紡げば、その話に耳を傾けるだろう**]
←人魚についてぐぐってみた
へえ……日本書紀に人魚の記述があるんですねえ。知らなかったです。
その後日本における人魚伝説には恐ろしいものが増えたらしいのですが、それは『山海経』の知識が加わったそうです。
あ。ちなみに江戸までは人の顔に魚の身体を持つもの―いわゆる人面魚ですねえ―が人魚、と呼ばれていたらしいです。
――日本の人魚といえば八尾比丘尼が有名ですが。彼女はあくまで「人魚の肉を食べた人間」なのですよねえ。
八尾比丘尼が最後に死なないことを疎まれて尼になって、最後は岩窟に消えたのは初耳ですねえ。
以上、自分用のメモ。
/*使う予定の花
ハマナス…美しい悲しみ
ハマユウ(ユリ科)(白)…どこか遠くへ
シーブッシュ インドセンダン 印度栴檀…珊瑚っぽいみかけ。
*/
華道家 桂草月は、おまかせ になりたいと思い直した。
[>>134の声に顔を上げて]
あぁ…どうも。
[ゆったり立ち上がって、お辞儀を返した]
そうですねぇ、ま、ご当主が人魚だったらお嬢ちゃんくらいかわいらしいままかと、思っただけでしてね。
冗談のひとつだと思って笑って流してくれるとありがたいですよう。
あたしは古座野縁っていう古本の商いをしてるもんですよう。
昔こちらで働いてたことがあるんですよ。
[面倒なので血縁云々の話は省くことにしたようだ]
ま、会うたんびに忘れられても困るんで、顔だけでも覚えておいてくださいな。
鹿ノ子お嬢ちゃんも、ご当主に会ってこられたらいかがです…?
[に、と笑って、再度手元の本に目を走らせた]**
苦労人 スズ は傍聴人としてやってきた。
苦労人 スズは、傍聴人 でありたいと願った。
[花穂の枕元に立つ、ぼんやりした白い影]
この姿になるのは久しぶりじゃ
先代当主の相続会議の時以来、だろうか
[すやすやと眠る花穂の寝顔を見て]
これだけ若い当主が相続会議を開くなんて…久慈家創設以来初めての事では?
花穂…病というものは恐ろしいものなのじゃな…
この会議、吾輩はいつもの姿で見届ける事にするぞ
「守り神本来の姿を知るのは久慈家当主のみ」と決まっておるのでな
[そっと耳元の鈴に触れる。リン、と高い音がすると白い影はみるみる間に猫へと姿を変えた。毛並みの美しい、すらりとした三毛猫。]
さて…次期当主になるであろう候補者の顔を見ておこうかの
生半可な奴にこの久慈家を継がせる訳にはいかぬからな
まぁ、しっかり者の花穂が選んだ候補者だ。きっと大丈夫じゃろう
久慈家にいた者も来ているようじゃが…
何年も前の事だ、吾輩の存在など覚えておるまい
[花穂を起こさぬようそっと部屋を出る。首輪についている鈴がリン、と鳴る。広間に向かう途中、誰かに頭をなでられただろうか**]
苦労人 スズ は肩書きと名前を 久慈家の猫 スズ と書き換えた。
えぇと…「kulenahi」と申します。漢字にすると「紅」です。
RP村は初めてです。
入村時の台詞を考えるだけで1時間かかりました←
こ、こんな感じでいいのかな(ドキドキ
ちょっと無理矢理な設定にしちゃったかもだけど
みんな、絡んでくれるかな(ドキドキ
さっそく入村時に肩書きを入力しわすれましたよorz
「久慈家の守り神」「久慈家の猫」
どちらにしようか迷って後者にしました
守り神でいるのは当主と話す時だけだから。
うん、猫になって皆の足元でそっと話を聞く。
こんな感じで。
よろしくです
芸者 紅吉 は傍聴人としてやってきた。
芸者 紅吉は、傍聴人 でありたいと願った。
[鈴のついた巾着を手に、湯上がりでしっとり髪を濡らしたまま歩く。]
おや、皆さんお揃いで。
何か面白いお話でもあるのかい?
あたしにも聞かせておくれな。
[くすくす、と笑みを浮かべると、巾着の鈴がちりんちりーんと鳴った。]
[ぼんやりとソファに腰かけていると紅緒に続いて井住がやって来て紅緒になにやら用事らしい。
上田も交えて会話している様子に、なんだかんだで多少は顔見知り同士が多いのか、と考える。
全くの初対面である石蕗が会話に加わるのも可笑しな話だろう、と席を立ち近くにいた使用人へと声を掛けた。]
えっと、部屋って用意してくれてるんだったよね?
案内してもらっていいかな。
[使用人の後について部屋へと向かった**]
料理人 猫野恭一郎 は傍聴人としてやってきた。
料理人 猫野恭一郎は、傍聴人 でありたいと願った。
[すぅ、と煙管を吸い]
―― ふぅ
[煙をゆっくりと吐き出した。]
御当主はんも何御考えなんや、よぉわからんなァ…
[食事の仕込みを終えてから、使用人棟と本館の間の廊下。
庭の景色を楽しみながら、一服を愉しんでいる様]
[居並ぶ面々を見渡し、優雅な笑みを浮かべ、軽く会釈。
そのままゆっくりとソファーに向かい、身を沈める。]
ふぅむ、久々に来てはみたが、見知った顔は少なさそうだ。
なんとも面白いもんだねぇ……。
[何やら楽しげな声音で呟いた。]
/*
と言うわけで今日は。
あっぶねええええ入れんところやった。
胃炎で泣く泣く参加アキラメロンした…
_ノ乙(、ン、)_
…おお。資料を出し忘れておりました。
歳を取るといけませんな、物忘れが激しくて。
[執事はそう言いながら、別の文献を手に広間へとやってきた。]
護符職人の不調について、で御座います。
滅多にあることでは御座いませんが、時期か御本人の体調か。
はたまた護符職人が複数集まってしまうことで、どちらか片方の護符の力が発揮されない事象もあるそうで。
不調の発覚条件について文献を見つけましたので、此方に。
【護符を作ったのが自分ひとりだけであり、其の上で護符を作った先の人物が琥珀になってしまった場合のみ】、護符職人様は御自身の不調に気付くそうで御座います。
護符を作った先が琥珀妖精の血族であった場合、はたまた他の護符職人と護符作成先が同じであった場合は不調の発覚には至りませんので重々御注意下さいませ。
畏まりました、夕凪様。
此方へ。
[護符職人の不調について書かれた資料を、先に置かれた資料の傍らに置き。
夕凪を連れ、主の居室へ向かう。]
此方が、花穂様の居室に御座います。
[執事は重い扉を開け、入室を促した。**]
どこかのタイミングで「〜じゃ」を「〜にゃ」に言い換えたい。
あと、当主様のお膝の上でゴロゴロふにゃーしたい
という独り言一撃離脱。
執事さん、案内ありがとう。
当主様、お邪魔するよ
[...は扉をくぐった]
[ベッドから身を起こす花穂を見、本当に病身であろう事を確認した]
病気で休んでいるところを申し訳ない。
作品展に来てくれたことへのお礼と、血縁でもないアタシを招いた事の意図を伺いたくて、無理を言った。
体がキツかったら、言ってくれていいよ。すぐに退席する。
[身を起こし、居住まいを整えてから。
笑顔で夕凪を出迎える。]
御機嫌よう、夕凪様。
わざわざ出向いて下さって、感謝しておりますわ。
作品展、本当に素晴らしいものでしたわ。
夕凪様の腕を、当家で存分に披露して頂けたら。
そう思いましたの。今のところ、当家では宝飾品の加工までは取り扱っておりませんから。
ただのお抱え職人では御不満かしらとも思いましたし、もう少し待遇を良く出来ればと考えまして。
其れで、招待状をお送りしましたの。…いけなかったかしら?
[首を傾げながら、笑顔で問いかける。]
必ず当主になれる、と決まったわけでは御座いませんが。
相続会議の内容次第では、血縁者でなくとも可能ですわ。
[夕凪に近くの椅子へ座るよう促しながら、話を続ける。]
血縁のあるなしは、相続の条件として重要ではありませんの。
久慈家を繁栄させるだけの才を持ち得る者。
其れが、唯一決められた絶対の条件ですのよ。
…と、堅い話は一度此処までに致しましょうか。
[話題を変えようと思ったらしい。
窓辺の夕日を受け、煌めいていた青琥珀を手に取って。]
夕凪様、琥珀を使った宝飾品はお得意かしら。
若しそうでしたら、相続会議までに依頼をしても構いませんこと?
此れとは別の青琥珀を使って、人魚を題材にした作品が出来ないものかしらと思いまして。
完成後の代金は、言い値で払わせて頂きますわ。
古書店店主 古座野縁は、真名探り になりたいと思い直した。
>>147
いや、いけないという事はないよ。
作品はアタシの命だ。命を気に入ってくれた人に悪い感情は抱かないさ。
ただ、アタシは今のところ自由に作品を作りたくてね。
我儘な質だから、今までにも悶着を起こして辞めちまった事もある。ご当家の役に立てるかは、正直わからないよ。
[勧められた椅子に座り]
>>149
・・・なるほど、ね。
明日からの相続会議とやらで、その才覚というのを測るのかい?
・・・そう言えばふと耳にした事がある。
久慈の家の代替わりの時、何人か行方のわからぬ者が出ると。
ふふっ。
…そうですわね、其の時は御縁がなかったと諦めるしかありませんわ。
そうならないことを祈りたいものですけれど。
[夕凪の返答にやはり笑顔で返しながら、青琥珀を撫でる。]
ええ。
相続会議にて才覚を測る。そう思って頂いて構いませんわ。
夕凪様は、噂の真偽…気になさっているのかしら?
[夕凪の目を真っ直ぐ見据え、問いかける。]
相続に興味がない、かあ。
…じゃあ、上田の小父様は何しにきたんだろうね。
[優也の傍らで、不思議そうな顔。]
招待状がなければ来られない筈だし、姉さんが招いたと思って間違いないんじゃない?
でも、人選が相変わらず謎だわ。
[今までに会った面々の会話を思い出しながら、呟く。]
>>150
[...は花穂の手にある青琥珀に目を見張った]
・・・それは・・・見事な青琥珀だ。ぶるぅあんばー、という奴だね。
人魚か。面白い。
アタシで良ければ、作るよ。仕事の道具は持って来てある。部屋を汚すかもしれないけれど、それでもいいなら。
・・・そんな見事な青琥珀を見るのは初めてだよ。
さすがにはるばる遠くから来たかいがあるってものだ。
その青琥珀にあまり劣らぬものなら、当の人魚でさえ泣きだすものを作って見せよう。
部屋は汚したなら掃除すれば良いだけの話。
お渡しする青琥珀も、此れに負けないくらいの素材ですから御心配なく。
後程、執事に夕凪様の自室へ運ぶよう伝えておきますわ。
[青琥珀を撫でる手を止め、微笑む。]
ええ、日の光を当てると青く変わる珍しい琥珀ですわ。
人魚を題材にした作品には、宜しいかと思いまして。
そんな心配は無用よ、優兄。
あたしがまるっきり大人しくなるなんて有り得ないし、相手は選んでるわ。
笑えない悪戯にもならないように気を遣ってるし?
[気を遣うところが間違っている気もするが。]
今度はじいやの髭、寝ている間に芸術的な色へと染め上げてしまおうかしら。うふふ。
この前、いい素材の絵の具を手に入れたのよね…。
[基本的に、執事や年季の入った使用人相手に悪戯を繰り返しているらしい。]
相続会議が始まれば、わかることですわ。
[風聞だろうと結論付けたらしき夕凪に、そう返して]
ところで。夕凪様は、人入り琥珀について何か御存知かしら。
実物を目にすることは、そうそうないでしょうけれど。
あ、そっちの話なんだ。
…うん。あたしは他に姉さんがいること自体知らなかったんだけど。
駆け落ちどうこうが本当なら、いなかったことにされていてもおかしくないよね。
…ん?何か言いかけてた?
[飲み込んだ言葉の続きが気になるのか、優也の顔を覗き込む。]
>>161
・・・一度だけ。大富豪の婦人がそれと称する物を持ちこんできた事はあるよ。
この世の物とも思えぬ美しさだったけれど・・・。
アタシは好きになれずに、突き返したな。
・・・・・・。
あ、いくらあたしでも料理に悪戯はしないわよ!
食べ物を粗末にしちゃいけないし、後で食べなきゃいけないのわかってるんだから。
[ただし、料理人の割烹着に落書きはしたことがある。
其れも徹底的に派手な配色で。]
[髭を青琥珀の如き色に染め上げた老執事の姿を思い浮かべて、思わず噴き出し]
…くくっ、そりゃいい、是非俺の滞在中にやってくれ。
朝起きたときの爺の顔が見たくて堪らん。
[ついでに、自分も部屋の施錠には注意を払おうと心に誓ったり。
覗き込むようにする妹と目が合えば、柔らかく笑んで。]
……いいや。
そういや、あのひとは、お前に優しくしてくれていたか?
[指すのは、花穂のこと。]
[部屋につくと荷物を適当にそのへんに置いて寝台に腰掛けた。
寝転ぶとそのまま寝てしまいそうで。
>>#7を思い出す。]
…一応挨拶しといた方がいいのかな。
[でも会って何を話せばいいのか分からない。
見知らぬ人と広間で会話とも言えない会話をしただけでも疲れたというのに。
特に会いたいとも思わない相手と差し向かいで会話など想像するだけでも疲れるし、気が重い。]
お招き頂きどうもありがとうございます。
…別に招いてほしくなかったし。
僕をどうして呼んだんですか?
…ってこれも多分会議とやらで説明あるんだろうしなぁ。
[やっぱり会う理由はない、と一人頷いた。]
あら。見たことはありそうですのね。
ええ、多分其れは本物ですわ。
突き返したということは、作品の素材として持ち寄ってきたのかしら。
[夕凪の返答を聞き、意味深な笑み。]
人入り琥珀の素材になった『人』が、不老不死になれるという伝承は御存知かしら。
もっとも、普通の琥珀と同じで火にくべられると跡形もなく消えてしまいますけれど。
だからかしら。巷で起きる人入り琥珀事件の被害者に、若い女性が多く選ばれるのは。
[くすくすと、楽しげに笑いながら物騒な話題を口にする。]
はあい。了解っ。
此の前、じいやの部屋の合鍵をくすねておいたのよね。
近いうちに決行予定。
ついでに、人前に顔を出すまで気付かないように鏡の類も隠してしまおうかしら。うっふふ。
…心配しなくても、優兄には何もしないよ?
[向けられた笑顔には、此方も同じ笑顔で返す。]
全っ然。むしろいつも口うるさい。
…姉さんが気を許す人なんて、いるの?って気さえする。
>>167
そう。作品の素材としてね。
・・・入っていたのは、年端もいかない女の子の像だった。
突き返したけれど、あの琥珀の何とも言えない輝きは今でも目の前にあるように思い出す事はできる。
あれが本物なら・・・
[ふと、目を伏せながら]
女の子の命そのものが、石のように固まって琥珀になった。そういう事なのだろうね。
樹が一度溶けて琥珀として固まるように。
[花穂が紅緒にすら気を許していないのだと訊けば、思案顔。
自分が屋敷に来た当初からそうだったろうか。何か引っかかる気はしたが、何せ子供の頃の記憶ゆえ、ひどく曖昧だった。]
…少し、葉巻を吸ってくる。
[紅緒に茶器を運んできた使用人の姿を認めると、ふいと離れ。
屋敷に居た頃にはなかった習慣に、妹はどんな顔をするだろう。]
そうそう――土産の返礼なぞ、妙な気遣いは要らぬからな。
儀礼ばった付き合いじゃないんだ。
……お前が喜んでくれたなら、それで十分。
[去り際、骨ばった手を軽く彼女の頭に乗せ、テラスへ足を向けた*]
…人入り琥珀が出来上がる仕組み、そういったものではありませんのよ。
[夕凪の口にした仮説に、異を唱える。]
…いいえ、何でもありませんわ。
其れが本物であったのなら、痛ましいですわね。
年端もいかぬ女の子が犠牲になったということですから。
[言葉とは裏腹、声色には『素材』に対する哀れみの色はない。]
/*
妹の可愛さを前に、斜に構えた態度を貫ききれなかった、の図。
…いや、妹から疎まれるのも良いと思っていたんだ。
負縁故どろどろも美味しいと。
悪戯がいちいち可愛すぎるんだが、どうしてくれようか。
葉巻、吸うんだ。
おいしいの?
[酒と同じで、試してみたいという好奇心が先に立つらしい。
特に嫌悪感などはない様子。]
…えへへ。わかった。
またお土産買って来て貰えたら、うれしいな。
いってらっしゃい。
[優也を見送りながら、頭に乗った手の感触を思い出し。
嬉しそうに笑った。**]
[猫が入る為に広間の扉を開いて、微笑。]
さぁ、どうぞ。
[猫を追って広間へ。ぐるりと周囲を見回して、やはり置きっぱなしだった自分の荷物を確認する。
誰か手が空いてそうな使用人がいるなら、自分に宛がわれた部屋を問うつもりだった。]
[広間の端にあるソファーに身を沈めながら、巾着からキヤラメルを取り出し、口に運ぶ。]
流石に当主の顔くらいは覚えちゃ居るが…他は誰が誰やら。
金持ちの家ってのは、何やらややこしそうだねぇ。
[口に広がる甘味に子供のように表情を綻ばせながら、広間を興味津々といった様子で眺めていた。]
/*|ω・)まずいぞまずいぞ……ここからどうしたらいいかわからないぞ……。
とりあえずみっそん
・かすいさまに会う
・かすいさまに注文を聞く*/
>>172
・・・?
そうか。・・・確かに、痛ましいね。
[花穂の声色には気付いたが、あえて聞き流した]
ああいう綺麗なモノになれるなら、人入り琥珀になってもいいか、という気持ちになる人もいるのだろうけど。
宝石は宝石。人は人。
人を閉じ込めてはいけない。そう思うんだ。
・・・。
もしかして、相続会議に出れば人入り琥珀の事にも詳しくなれるのかな。
・・・長居をしてしまった。
相続はともかく、会議の方には宝石に携わる者として興味が出てきたよ。・・・話によっては、列席するのは断ろうと思っていたのだけど。
頼まれた仕事もよろこんでさせてもらう。
それじゃあまた。会議の時に
[...は軽く会釈をして、当主の部屋を去った**]
ああ、でも。
[相続候補の人達とは会議前に交流を深めておいた方がいいかもしれない、と思う。
石蕗としては相続などどうでもいいし、争う気など毛頭ない。
そもそも自分に相続の権利があるとも思っていない。
どろどろとした醜い相続争いなぞ見たくもないし、巻き込まれるなんて論外だ。]
なるべく穏やかそうで欲もなさそうな人と仲良くなれたいいんだけど。
[広間で見た面々を思い浮かべる。
あの短い時間での接触では誰が該当するかは判断し難い。
どうせ短い付き合いだ、適当に付き合いやすそうな人物と一緒にいればいいか、と思い直し。]
…また後で広場に顔出せばいいか。
[呟くとごろんと寝台に寝転んだ*]
/*そうよね……相続会議始まる前に作品完成させなきゃおえねぇのではないですか。むぅ……。
青琥珀か……。青い色の花とか探して見ようかし*/
[自室の寝台に腰かけてじっと一点を見つめていた。
視線の先にあるのは、押し花で作られたしおり。
これは、ここの庭に咲いていた花で作られたものだ。
幼い日の花穂の手で作られた。]
あれから……随分と時間が過ぎたものだな。
[このしおりを受け取ったあの日、「すぐにまた遊びに来る」と
約束したというのに、あの日以来私は、この屋敷に訪れてはいなかった。従妹同士である互いの両親の関係が悪化したやらと、様々な理由あるにせよ。
約束を違えてしまっていた事実。
久慈家の相続会議に呼ばれたこと、これは再び会い謝罪する
良い機会だと思った。
しかし、ふと送り出すときに不安げな顔をした母の顔が過る。
口では言わなかったが、行って欲しくない様子だった。
久慈家の相続会議には、様々な噂が一族内でも囁かれているは
知っていたが……]
/*青い色→忘れな草(私を忘れないで!)が良いのではないかと
ちなみに琥珀色=茶色かねえ? と思って検索したら近い色がキノコしかでなかたので諦めました*/
なぜ、私まで呼んだのか。
訊いてみるのも良いかもな。
[一人言い訳のように呟くと自室を後にした。
使用人に花穂との面会を希望するために……]
あぁ、君。
当主殿と面会をさせて欲しいんだが……
すまない、感謝する。
[使用人は花穂のもとへと案内としてくれた。
他の者と時間をずらして、面会に向かっただろう。]
ええ、詳しくなれると思いますわ。
相続会議の時に、沢山話題になりますもの。
興味を持って頂けて何よりです。
[去っていく夕凪を見送りながら、小さく手を振った。]
また会議の時に。
失礼致します、皆様方。
[夕凪が退出して直ぐ、大慌てで執事がやってきた。]
護符職人についての文献で、ひとつ重要なものが抜け落ちておりましたので。
【護符職人が防ぐことの出来るものは琥珀化のみであり、妖精の祝福から身を護る力は御座いません。】
努々、お忘れなきようお願い致します。其れでは。
[追加の文献を置いて、慌しく執事は去っていった。]
執事殿、有り難うございます。
[本に栞を挟み、新たに受け取った文献に目を通す。
今までの文献も纏めて読み直す事にした。
唇に指を当てるような仕草で、軽く、首を傾げる。]
…本当に、色々な人を呼んだのだな。
相続会議…当主殿は私たちに何をさせる気なのだろうか…。
[執事の置いた文献をぱらぱらとめくり、思案気に喉の奥で声を上げる]
ふぅん…
[執事が去った方を見て]
せわしないお人だねぇ
お、鈴か?
[猫を見つけておいでおいで、と、手招きをする]
[廊下ですれ違った執事から追加された文献について聞く]
あぁ、わざわざすまないな。
ご苦労様。あとでゆっくり拝見させて頂く。
[人魚についての話は聞けただろうか。どちらにしても草月は気分を変えて広間や廊下、様々なところを静々と歩いていた。
花を造る為、まずはその礎となる屋敷の空気を取り込もうと思ったのだ。屋敷から眺める海、古から変らない館の面もち、そして熟成された重厚な香。そのひとつひとつが草月の耳に懐古を囁くが、完全には思い出すことができない]
…………わたくしはこの屋敷が嫌い、だったのでしたわねえ。
[いつもは優しい母も、仕事となると草月には厳しくなった。屋敷に遊びに来ている子どもたちがお手玉で遊んでいるのにちょっと気を取られただけで、家に帰ってから長いお叱りを受けたのだった]
……この屋敷に来ても、楽しいことは何もなかったわねえ。ずっと気を張っていなくてはならなくて、大変だったわ。でも――
[屋敷から見える景色は、とても美しかった。写真のように切り取ったとある角度からの海。それだけは、草月の記憶の中に深く刻まれていた]
まさか、人魚がいるなんて、思いもしませんでしたけどねえ。
[人魚、幻想的で美しい響きに、草月の心は高鳴った]
古書店店主 古座野縁は、おまかせ になりたいと思い直した。
[>>185を耳に留めて振り返り、新原に笑いかける]
ふふ、本当に鈴だったら化け猫でしょうねぇ。
でも、よく似てますよう。
新原さんでしたっけ?
ご当主とお会いできたんですか?
[ふらふらと廊下を彷徨っていると、慌てて文献を配っている執事に出会った]
あら、わざわざありがとうございます。
[丁寧に礼を言い、文献を受け取る。そのまま廊下で文献を捲った]
魔術師の力を打ち消す護符職人ね。……それにしても人魚だけでなく、色々な方をお呼びしているのね。
[その異能の力を持つ者が本当にいるかどうか、彼女自身はまだ半信半疑だったが]
[ふらふらと廊下を彷徨っていると、慌てて文献を配っている執事に出会った]
あら、わざわざありがとうございます。
[丁寧に礼を言い、文献を受け取る。そのまま廊下で文献を捲った]
魔術師の力を打ち消す護符職人ね。……それにしても人魚だけでなく、色々な方をお呼びしているのね。
[その異能の力を持つ者が本当にいるかどうか、彼女自身はまだ半信半疑だったが]
>>#11
そういや、妖精さんは血筋に目覚めるまではただの人、でしたっけねぇ。
そこは人魚と違うのだったか。
…どうだったかねぇ、執事さん
化け猫…?
[首を傾げる。]
あ――えぇ、はい。
お会い出来ました。
[目を、伏せた。
すぐさまその表情を消して、笑う。]
古座野さんは、当主殿にお会いしなくても宜しいのですか?
私以外にも、面会されている方もいらっしゃるようですね。
RP的には血人やりたいんだけど、ガチだと血人の動きが難しそうで迷うね。
まずは占われる方向で動かないといけないし。
噛まれる方向だと魔術師からの告発ありそうで怖いしな。
…うーん、ダメ元で希望してみるかなぁ。
[使用人から花穂が休んだことを聞いた。]
そうか。また後程で構わない。
彼女の体調第一だ。気にすることはない。
[使用人に気にするなと手を振ると、部屋に戻っても
仕方がないので、広間い向かうことにした。]
失礼致します。
[執事の代理らしき、歳若い男の使用人が紙片を手にやってきた。]
妖精とやらについての追加文献だそうで。
【血筋に目覚めるまでは、特に脅威となる存在ではない】そうです。
…そろそろ、執事も交代の時期でしょうかねぇ…。
どれだけ物忘れ激しいんだあのじじ………。
おっと、なんでもありません。失礼致しました。
[紙片を広間に置いて、使用人は去っていく。]
………雪くん?
[布団からそっと抜け出して、部屋の入り口まで歩いていく。
が、其れが限界のようで。]
だめね。走るどころか、歩くのがせいいっぱいみたい。
>>#12
…あんたも苦労だねぇ…
>>190
あたしは、まあ、会議が始まるまでにちょちょいと話すだけなんでね、のんびりしたもんですよう。
[目の動きに気付いて]
期待していたお話、聞けましたかねぇ?
どうやらその様子じゃ、そうでもないみたいですが。
花穂?
[歩き去ろうとした時、懐かしい呼び声が聞こえた気がした。]
……気のせいか。
ふ、どれだけ会いたいと思っているのやら……
[幻聴まで聞こえてしまうとは、末期だな。と一人自嘲気味に
笑みを零した。もう一度呼んでくれるなら、道を引き返したかもしれない。]
[うつらうつらと微睡んでいたが、扉を叩く音で眼を覚まし。
少々不機嫌そうな顔で扉を叩いた人物である使用人を迎える。]
…文献?
人魚やら琥珀妖精やらのアレかな、見たけど…ってまだ追加あったのか。
分かった、後で見とくよ。
[知らせてくれてありがとう、と伝えると使用人は忙しそうに部屋を後にした。]
面倒くさいけど一応見ておいた方がいいんだろうね。
[欠伸を一つ噛み殺し、広間へと向かって歩き出した。]
/*ここで空気を読まず当主の間に乱入する草月
草月「仕事の話ぺらぺーら」
雪寿「ま、まさか……あの二人が!?」
花穂と雪寿、すれ違う二人の恋の行方は如何に!?(ババーン
……わたし、つかれてるのかなあ*/
っ!……
[また呼ばれた気がする。これは幻聴ではない?
足早に来た道を引き返すと、先ほどまでは拒むようにぴたりと
しまっていた扉が、わずかに開いているのに気づく。]
花穂、起きているのか?
[声をかけながら、扉を開くと思いの他近く佇む花穂を見つける]
布団から出ていて大丈夫なのか。
すまない、私のせい起こしてしまった、か?
とにかく、布団に戻った方が良いだろう。
[彼女の肩を支えながら、寝台へと導き、自分は近場の椅子に腰かけた。]
…よかった。気付いてくれて。
[肩を支えて貰いながら、小さく微笑む。]
部屋の入り口までなら、だいじょうぶ。
…でも、ありがとう。
[大丈夫とは言いながらも、足取りは少し覚束なかった。]
>>196
[新原が服越しに何かを握っているのを見て、ふっと笑う]
ご当主のお姉さまの、ですか。
少しばかり難しいお話ですねぇ…
あたしやそこらのもうろ…執事さんに聞いて聞ける話と、ご当主の話じゃあ、また違うでしょうよう。
難しいってのは、そういった意味で。
[あの頃と似た満面を笑顔を向けられて、少し胸が痛んだ。
それを紛らわせるようにぽつりと、話し始めた。]
……久しいな。長らく約束を守れなくてすまなかった。
また、こうして会えて嬉しい。
ただ、一つ気になっていることがある。
なぜ、相続会議に私を呼んだのだ。
[久慈家と仲違いしてから、忘れるようにと言われてきた。
久慈家と繋がるものから逃げるように生きてた。
そんな男をなぜ……。
そう問いかけるようにじっと彼女の瞳を見つめた。]
[広間に入るとその場にいた面々を軽く会釈をして挨拶をし。
文献を手に取ってぱらぱらと捲る。]
…人魚に琥珀妖精。
どういった意図でこんなの招待するんだ?
[相続会議とやらに呼ばれたはず。
なのにこんな人外を呼び、その存在がいる事をわざわざ候補者達に知らせる。
何を考えているのかさっぱり分からないが、どうにも胡散臭い気がしてならない。]
嫌な感じだ。
[さっさと相続人を決めてここを去ろうと思っている。
だがそんなに素直には終わりそうにない、と憂鬱な気持ちが頭を擡げていた。]
いいの。会いに来てくれて、うれしい。
[約束のことは気にしなくていい、と言わんばかりに首を振る。]
………えっと。
形見の品のひとつでも、受け取ってくれればと思って。
ほら、わたしはもうすぐ死んでしまうから。
[問いかけに答えるまで、少しだけ間があった。]
学生 嘉瀬石蕗は、尊き琥珀妖精の血族 になりたいと思い直した。
[問いかけの答えが出るまでの間で、彼女は
何を考えていたのだろう。
久慈家の相続会議に出席することの意味。
一族間で囁かれる不気味な噂。
様々なことが脳裏を過るが、彼女が望むなら……]
他には…そうね。
[頬に手を当て、暫し考えた後]
長生きしてほしい、かな。
わたしの分まで。…ごめんね、変なこと言って。
[と、此処で彼が何か握っていることに気が付いた。]
…其れは?
12人目の容疑者、陸軍大尉 真崎正毅 。
陸軍大尉 真崎正毅は、護符職人 でありたいと願った。
[屋敷の中をゆっくりと歩く猫。
久慈家の屋敷は島一番の大きさだが、何百年もこの屋敷に住んでいる猫にとってこの屋敷は庭のようなものだ。
長い間使われていなかった数々の客室から人の気配がする]
今いる相続候補者は11人。
久慈家の客室は16部屋あるから…空いてる客室はあと5部屋のようだにゃ
[久慈家の守り神は猫の姿になっても、少し語尾は変わるが人の言葉が話せる。
だが猫の声を人の言葉として聞き取る事ができるのは当主だけだ。また、この屋敷で亡くなった者・琥珀に閉じ込められた者もこの猫の声を理解できるらしい。
それ以外の者にはただの鳴き声に聞こえるはずだ。
いつもは常に花穂の側にいて久慈家当主を見守っているが、屋敷内に沢山の客人が来ているので、様子を見に広間へと向かっている]
>>168
にゃ?あれは確か…
わたしが琥珀になった後。
其れをずっと大事に持っていてくれたら、いいな。
[口に出せなかった言葉。
何故なら、事前に相続会議の内容を明かしてしまうことは禁忌とされているから。]
>>206
まあ、そう悲観するこたございませんよ。
つながりってのはそうそう簡単になくなるもんじゃございませんからねぇ。
血も、それでなくとも。
[後半は自分に言い聞かせるように]
お姉さまのお話ですか?
いいですよぅ…
ただ、新原さんの聞きたいお話になるかは、あたしにも分かりませんがねぇ。
[煙管を手にしようとして、止めた]
ここは飲めないのだったねぇ…
長生き……か。
そうだな。そこは努力してみよう。
いや、私も変なことを聞いた。すまない。
ん?
[問いかけられ、気付かぬうちにしおりを握りこんでいたことに
ようやく気付いた。]
あ、あぁ……これは
最後に別れた日に君から貰ったしおりだ。
すまない、少し歪んでしまったな。
[歪んだしおりを綺麗に伸ばしてから、良く見えるようにと手渡した。]
[新原の顔をじっと見つめる。どこか、当主の姉に似ているような気がする
きっと彼女の息子なのだろう。撫でてくれた手の感触がなんだか懐かしい。]
お前も広間に行くのにゃ?
吾輩についてくるにゃ
[とてとて…と絨毯が引き詰められた廊下を歩く。
ドアを開けてくれた新原に感謝し、広間を見渡す。
数人の客人がくつろいでいる様子だ]
……何故、ここに呼ばれたのだろうかね。
[己の母の生家である銚子家と久慈家とは、親交があった――らしい。
その関係でか、任官したばかりの頃、現当主に紹介されたことがあった。
今にして思えば、あれは、見合いのつもりだったのかもしれないが。
母が急死しなければ、どういうつもりだったのかも訊けただろうが、言っても詮無いことだ]
しかし、会った回数も、片手の指で足りる程度だと思うがな……。
[首を傾げる。母が死んで以降、この屋敷を訪れたことはない。
先方がどうかは兎も角、久慈花穂のことは、手紙を受け取るまで忘れていた。
何しろ、十年かそこらは前の話だ。
名を訊いて記憶を辿れば、美しい女性であったとは思い出せるが、ただそれだけ。
歳が幾らか離れた、やけに元気のいい妹がいたと思うが、そちらの印象が強いほどだ。
その程度だというのに、自分がこういった場に呼ばれるというのは、なんとも解せない話ではある]
大事にしていてくれたのね、此の栞。
[手渡された栞を、そうっと撫でる。]
あれから、もう随分経ったのね。
歳を取る筈だわ。…うふふ。
………けほっ。
[栞を取り落として其の場に蹲り、咳き込みはじめる。]
村の設定が変更されました。
あぁ……私のとって大切な、ものだからな。
っ!大丈夫か?
[咳き込む花穂の背を優しくさすった。]
すまない。長居をしすぎたな。
こうしてゆっくり話ができて良かった。
ありがとう。
では、そろそろ失礼する。
そのしおりは……しばらく、持っていてくれ。
[布団をかけなおさせてから、しおりを握る彼女の手に
自らの手を重ねて呟いた。
それから、軽く手を振るとその場を後にした。]
うーん…
1発言を考えるのにどんだけ時間をかけてんだ、私。
どんどん話が進んでいくなー…
みんなすごいなー
日本語って難しい!
あぁ……私のとって大切な、ものだからな。
っ!大丈夫か?
[咳き込む花穂の背を優しくさすった。
布団をかけなおさせてから、しおりを拾って再び手渡した。]
すまない。長居をしすぎたな。
こうしてゆっくり話ができて良かった。
ありがとう。
[その手に自らの手を重ねて小さく呟く。]
では、そろそろ失礼する。
[軽く手を振るとその場を後にした。]
[扉が閉まるのを確認すると、浅くため息を吐いた。]
……私は何ができるだろうか。
彼女のために……
[零された呟きは、静かな廊下溶けて消えていく。
頭を振って、賑わっているであろう広間へと向かうことにした**]
使用人 アオイ は傍聴人としてやってきた。
使用人 アオイは、傍聴人 でありたいと願った。
[執事の言いつけ通り、広間の客人達にお茶を出し終え、一礼すると壁際に控えた。客人たちはそれぞれ、思い思いに時間を過ごしている様子。]
―相続会議が始まる…花穂様のご病気は、やはり…。
[代々久慈家に仕える使用人の家に生まれ、幼い頃から花穂に仕えてきた。花穂の余命が幾許もないことを思うと自然を滲む涙を、瞬きをして堪え、用事があればすぐに応じられるよう、見ない目線で客人達を観察する]
フラグを折ってしまった感もあるが、あまり遅くまで
お付き合いさせるのも申し訳なく。
それに他の方も面会希望いた気がしないでもない。
[そうそう。と、草月は思い出した]
まだ御当主様のところへ御挨拶に上がっておりませんでしたわ。お花について御注文をお聞きしなければ。
[この手際の悪さを母に見られたら、それこそお説教だけでは済まされないだろう。使用人を呼びとめ、面会の旨を伝えると、今は他の人と話している途中だという]
…………そうでしたわね。こんなに大きな御屋敷の御当主ですもの。面会の方も大勢いらっしゃることでしょう。
きっと疲れていらっしゃるわねえ。もし体調が芳しくないようであれば、少し時間をあけてからの方が良いでしょうしね。
[草月はそのことと、もし面会も危ういようであれば、何か花に対する要望と、なにもなければ全てこちらに任せて欲しいという旨を使用人に伝えて欲しいと言伝をした]
――本当は自分が相続人のリストに加えられているということについて聞きたかったのだけれど……。
それは会議が始まってから説明されるかもしれませんし。
ごめんなさい、ありがとう。
[背中をさすって貰いながら、謝罪と感謝の言葉を。]
もう少し長く話が出来たら、よかったんだけど…。
わたしの方こそ、ありがとう。
[去っていく姿を名残惜しそうに見送った後、再び眠りの淵に。**]
>>218
[煙管を煙草盆に戻し、手持ち無沙汰な手で三毛の毛並みを撫でる]
ここは琥珀を大事にする家ですからねぇ。
ええ、じゃお話しましょうか。
この三毛も、鈴もねぇ、お姉さまにはよくなついていたんですよ。
正しくは、そいつにそっくりってことなんですけど。
だってねぇ、新原さんの生まれる前から生きてたら、そりゃ化け猫でしょうよ。
[くすくす笑って、三毛猫を新原に渡した。
くつろいだ姿勢のままに、ぽつぽつと憶えている彼の母の話をするだろう]*
華道家 桂草月は、人魚 になりたいと思い直した。
大事な一文を消していたことに今更気づいた。
なぜ、しおりを手渡したままにしたのかという。
持っていて欲しかったんです。
死ぬ直前まで。
重たい男だけど、気付かれないように必死なので
さらっと渡しておこうと思ったのに……
/*一応明日から作成にとりかかってみようかしら。
なるべくなら役職っぽい造形とか入れたいわねえ。
でも琥珀妖精入りの村の議事録読むより先に、花の活け方先に調べてるわたくしって←*/
>>227
[リン、と音がした方を見て、にい、と笑う]
分かってるよ。
あんたも久慈の猫だねえ。
[喉を掻いて、その働きを褒めたつもり]
…琥珀に火付けたら、本気で殺されるわよ。
流石のあたしも、火遊び関係の悪戯はやらないわ。
[煙管を手にした古座野を見て、ためいき。]
そう、確か…守り神の祟りがあるとかないとか。
車屋 ヒビキ は傍聴人としてやってきた。
車屋 ヒビキは、傍聴人 でありたいと願った。
[客人を屋敷入り口で丁重に降ろして]
お客人。お家騒動のことはあっしには分かりませんがね。
久慈家に仕えるお抱えの身として行く末案じておりやす。
[そう言ってヒビキは額の汗を拭った]
あ、ねこだ。ねこー。
暖炉の前に居ると焼けちゃうよ?
[暖炉の前に居座る猫に声を掛けてみる。
名前を覚える気はないらしい。]
そういえば、新原さんは姉さんからお話聞けた?
[新原の方へ向き直り、聞いてみる。
勿論、姉と険悪な雰囲気で物別れに終わったことなど知る由もない。]
>>229
[若い娘の声にはて、と首をかしげ…はて、誰であったか]
久慈の守り神ねぇ。
ま、飲みませんって。
[そういえば、風の噂に、自分が去った後の花穂に妹が生まれていたことを思い出した]
…ねこ、この前のあれで警戒してる?
やだなあ。ちょっと大量のリボンでおめかししただけじゃない。
[身を固くした様子の猫を見て、首を捻る。]
人魚の話以上に眉唾だけどね。
新原さんは神様だとか祟りだとか、そういうの信じる方?
あれ…暖炉って火だよね
あー…やっちまったかな
ちょっと無理矢理火が無い方向に戻しておこう
すれ違っちゃってすみません
文章読みづらくてすみません
[テラスから、車を降りた軍人然とした男に声をかける。]
……おい、あんたも、相続人候補者か?
これで、十数人目だ。使用人によれば、まだ増えるらしいが。
[片手には葉巻。到底礼儀正しいとはいえない態度で、溜息をついた。]
軽い気持ちの財産欲しさなら、その判断は支持しかねるよ。
あのひと――当主が何を考えているかは、知らぬがね。
そっか。
体調は大分思わしくないし、元々気難しいところがあるしであんまり話出来なかったんじゃないかと思ったんだけど。
[新原の微笑に不自然さを感じることもなく。
使用人が並べ始めたお茶のセットへ近付いていき、カップを手に取った。]
お茶が来たけど。飲む?
[琥珀の間に集まる人々。時々踏まれそうになりながら彼等の足元をすり抜ける。]
…人混みは苦手にゃ
[柵をくぐりぬけて、するりと暖炉の中に入る。
ここならあのお転婆娘の手も届くまい
150年程前にあの琥珀が飾られて以降、この暖炉に火が入った事は無い。
専ら守り神の休場と化している。
久しぶりに賑やかになった久慈家の広間の様子を見ながら、猫は丸くなった**]
[>>242を聞いて、どうやら大分イタズラ好きだということまで分かった。苦笑。]
こんばんわ、お嬢ちゃん。
あたしはこちらの元使用人で、古座野縁っていいます。今は古本の商いをやってますよう。
[軽く礼]
ご当主の妹さんですかね?
[テラスからの声に、視線を動かして]
……さて、な。
他の理由で、相続会議に呼ばれる者がいるのかね?
[肩を竦めてみせて]
ま……金子は、あって困るということはないからな。そうだろう?
それに、君の言うそれだ。当主殿が、何を考えているか。
何故、私のような者が呼ばれたのかという点には、興味もあってな。
ふうん。
大人はみんな、そういうの信じないものだと思ってたけど。
そうじゃないんだ。
[新原の答えに、少し驚いた様子。]
琥珀は火に弱いのよ。
火が付いたら、もうあっという間に燃え尽きちゃうんだから。
だから、屋敷の中でも琥珀の置いてある場所は絶対禁煙。
うちの中では絶対の法律だから確実に守ってね。
…あ。
なんで燃えるのを知ってるかって顔しないでね。
昔、海岸で拾った琥珀の原石を燃やしたことがあるだけなんだから。
こんばんは、煙管のお姉さん。
あたしは久慈紅緒。お察しの通り、当主サマの妹よ。
古本屋?
[古本屋の主人には見えない、と言いたげな顔。]
もう少し、年取った人がやる職業だと思ってた。
……さ、覚悟があるなら入るといい。
[応えがあるようなら、二、三、やり取りをして。
真崎に向かって、くい、と広間のほうを指してみせる。]
…俺も、そろそろ戻るかね。あの、実に奇怪な集まりに。
[自身も、殆ど吸殻ばかりになった葉巻の火をもみ消した。**]
>>254
前の店主はじいさまでしたよう。
あたしはせどりやってた頃からの馴染みでしてねぇ。
じいさまがお亡くなりになった時に店を引き受けたんですよう。
へえ、紅緒お嬢ちゃんと仰る。
大輪の薔薇のようなお方ですねぇ。
あたしもこちらに会議の間お世話になるんで、よろしくお願いしますよう。
[にい、と笑う。
彼女が大輪の薔薇であれば、花穂は白百合だろうか。と、ふと思った]
[広間の扉が開き、若い男の客人が入って来た。その足許には、一匹の三毛猫]
―猫? 何処から?
[いつでも捕まえられるよう、三毛猫の動きを目の端で追う。猫が万が一にも大切な琥珀を傷つけるようなことなどあってはならない。
しかし、客人同士の会話から、三毛猫の名が鈴であることを知り、ふいに久慈家に仕えていた亡き父の言葉を思い出す。久慈家の一大事に鈴という名の三毛猫が現れしときには、ご当主様にお仕えするのと同様に、丁重にお仕え申し上げよと。]
―父は確か、その猫は久慈家の守り神だと…。
[半信半疑ながら三毛猫を観察すると、紅緒を警戒したか暖炉の中に入り込んでしまったが、瞳には獣らしからぬ知性と意思の気配が感じられるよう。]
―もしも本当に久慈家の守り神様ならば、どうか久慈家を…花穂様をお守りください。
心からの祈りを誰にも聞こえぬよう、呟く。**]
[ようこそ、という言葉を訊けば]
その言い分では、君は久慈の人間かな?
[問われれば、頷いて]
ああ。
近親どころか、血縁関係も姻戚関係も一切ないのだがね。
……そうだな。見上げて話すのは、首が疲れる。
まずは館に入らせてもらうよ。また、後ほどな。
[ふあ、と欠伸ひとつ]
やれ、夜更かしちまいましたねぇ。
あたしはこれで失礼しますよう。
[煙草盆を持ち、場の面々に軽く頭を下げて自室へ戻った]**
何故か、此の島には琥珀が流れ着きやすいらしいのよ。
近隣にある別の島々では、そんなことないのにね。
あ、燃やすで思い出したけど蛍石もちょっと燃やしてみたいと思ったことがあるのよね。
危ないらしいんだけど、燃やすときらきら光るらしいって本に書いてたの。
[と、此処で話が脱線したことに気付き咳払い。]
他の宝石はともかく、琥珀の事は小さい頃から色々教わってきたわ。
久慈の家に住まう者の宿業かしら、これ。
ちなみにどうも、と挨拶するのは今が昼なのか夜なのかさっぱり分からないからだったりする。
なんか僕ってすごく無礼な気がするね…。
大輪の薔薇、ねえ。
…ちょっと褒められすぎにも思うけど、ま、いいか。
お休み、煙管のお姉さん。
[と、彼女と入れ替わるようにして大柄な男が広間に入ってきた。]
…ええと、どちら様?
あたしは久慈紅緒。似てないとよく言われるけど当主の妹よ。
[明るい女性の声(>>270)には驚きを隠せず]
へえ、地形や潮の流れなどがそうさせるのでしょうかねえ。
蛍石――ですか?
[蛍石、という名を草月は聞いたことがなかった。が、琥珀と関連がある以上宝石の一種なのだろう。宝石を燃やす、という発想がなかった草月には、彼女の言葉がとても新鮮に響いた]
ふふ、それはとても興味がそそられますね。炎の中でさらに輝きを増す宝石、ですか。一度機会があれば見てみたいものですわねえ。
[彼女自身積極的に燃やそうとは思わないのだけれど。それでも目を輝かせて言葉を紡ぐ女性の気持ちが、こちらまで伝わってくるようだった]
宿業、ですか。久慈様と琥珀にはそれほど深いつながりがあるのですねえ。……何故なのでしょうか。
わたくしも幼き頃より華のことは教え込まれて来たので、それに近しいものはあるかもしれませんね。
華道が生業…お花の先生?
なんとなく背筋がぴんとしてると思ったわ。
よろしく、ええと…桂先生、でいいのかしら。
…ふわぁ。
[直後、人目もはばからず大欠伸。]
眠くなってきたわね。あたし、寝てくるわ。
[眠そうに目をこすりながら、ふらりと自室へ戻っていく。**]
そうそう。
夏場に燃やしてみたら下手な花火よりも綺麗かもしれないわよね、蛍石。
[桂の言葉に、とってもいい笑顔で返事を返す。
実際にやる心算満々らしい。]
人魚もそうだけど、魔術師とも繋がりがある…なんて噂をされている家だもの。
宿業というよりは呪い…かもね?
[去り際に残した言葉は、広間に残った面々にどんな印象を与えただろう。
口にした本人は、大して気にしていないようだが。**]
/*RPが楽しすぎる件について。というより見学者さんまでRP設定で素晴らしい方が集まっているとは……。
あ、ぬこのにくきうぷにぷにしてない。明日できるかなー。もし無理だったらEPでさせてもらおう*/
/*桂と呼ばれる度に頭の中で「ヅラじゃないかつらだ!」という台詞が脳内再生されるのですがどうしたらいいのでしょうか。
名前つけた時には全然意識してなかったのよ。何人が灰でヅラさんって呼んでくれてるかな(Wktkという謎の振りをしてみる*/
/*>マサキさん
メモで名前の読み方見た時吹きました。ごめんなさい。
○∠\_≡スライディングドゲザー*/
…この村のコアタイムは大体ここらへんまで…かな?
更新が6:00だから、夜更かしする人も多いんだろうね
RPって思ったよりも難しいね…
けっこう頭使う。
これでガチもやらなきゃだなんて…
うん、傍聴席から会議の様子を見守るよ。皆頑張れ。
という栞。
吾輩もいい加減寝なくては…**
/*琥珀についてようやくぐぐってみまみた。かみました。かみまみた。
久慈琥珀って岩手なのね。宮沢賢治なのね。それよりもくじで一発変換できたことにさっき気付いたわよ。
イーハトーブとかアタゴオルとか好きなのでもうwktkが止まらないです。
宮沢賢治は「ひかりの素足」が良いと思うんだ。マイナーですけども。あの儚さは真似できないと思う。*/
/*ほむほむ。ということは久慈様の御屋敷の設定は岩手あたりでしょうか。(妄想
俺、岩手行ったら宮沢賢治博物館と遠野と中尊寺行くんだ……。
イーハトーブと柳田と義経(むしろ弁慶)を巡るんだ……。*/
13人目の容疑者、放蕩者 深山華織 。
放蕩者 深山華織は、人魚 でありたいと願った。
やれやれ、こんな所に俺を呼びつけるなんてな。
[館の前に立つと、もう一度手紙を広げる]
相続会議ねぇ。まさか、蒸発しちまった彼奴等がまさか久慈家の遠縁だったとは驚きだよ。
遊ぶ金も少なくなってきたことだし。
[くしゃくしゃになった手紙をポケットにしまうと、
屋敷の中へと歩を進める]
少しの間、猫でもかぶりますかね。
放蕩者 深山華織は、町人 になりたいと思い直した。
さて。確白系役職が入らなかった場合。
魚引いたら即COして聖痕やろうかとか思っている。
吸血鬼入ったら確白も確白にならんので良い感じにカオスれると予想。
いきなり日本語がおかしいような気もするが、これは眠気のせいか?
[帽子をかぶり直しすと]
さて、此処からはまじめにやらねばなりませんね。
[キリッと顔を引き締めると、ふと自分のいる場所を見回した**]
…さて。議論の前に話しておかねばならない事がある。
【私は人魚の肉を食べた者だ】
即ち、人魚と同等の性質を備えている(魚人CO)。
相続候補者諸君、取引をしよう。
魔術師は二名、恐らく私の立場は確定する。なぜならば、妖精とやらの存在によって魔術師でない者が正当なる相続候補者である確証は得られないからだ。
君たちが私を私刑にかけない事を約束してくれるなら、私は持てる限りの力を君たちのために使うと約束しよう。
ただし、私に妖精の呪いがかけられたと断定する場合はこの約束を反故にしてもらっても構わない。
いかがだろうか。確定すれば不確定要素はひとつ減る。しなければ、…そうだな、その時は殺すがいい。人魚の立場を騙るのは、恐らく魔術師か、でなければ妖精だろう。
よもや、魔術師の目撃者が出てくる事はなかろうよ。
私にとってはなかなかの博打だが、これくらい遊んだって罰は当たらないだろう?
君たちにとっては分の悪い取引ではないはずだ。考えてくれ給え。
これやっておいて、吸血されたらされたでまあ頑張る、噛まれたらラッキィ。分は悪くないはず。
14人確白なし吸血鬼入りではじめないか(まがお
魔術師諸君へも伝えたいことがある。
私は数の上ではこの場にいないも同然だが、投票権を一票持っている。加えて、先ほど申し上げた提案を候補者諸君が呑んでくれるのならば、私の灰色の脳細胞は君たちの敵だ。
所謂グレーゾーンを狭めたくない場合もあろう。困ったときには私を琥珀にすればいい。別段、私を琥珀にしたからといって君たちの勝利を邪魔するわけでもない。
大きな得もないだろうが、大きな損もなかろうよ。この点も、是非考えてくれ給え。
良家の娘 紅藤鹿ノ子の容疑は晴れたようだ。
なるほど、学生か。
御国の将来を担う人材というわけだな。専攻はなんだね?
[嘉瀬と名乗った青年に、軽く訊ねつつ。
名と職業を告げた二人の言葉に、軽く頷いた]
華道の先生に、作家先生か。創造的な仕事だな。
[当主の部屋を辞してから、ふと思い当る]
(・・・永遠の命、か。
ご当主の立場からしてみたら・・・焦がれるのも無理はないのかもな。
アタシはずいぶん無粋な事を言っちまったのかもしれない)
(それにしても、人入り琥珀の話が出ようとは。
・・・相続の折に出るという行方不明者、そして人入り琥珀。・・・もしかして、アタシの受けた仕事は本気で今生の最後の仕事になるんだろうか)
(――でも。あれに比肩しうる青琥珀を扱えるなら。そして石に関わる者として、あの秘密に携われるなら)
・・・命をかける理由にはなるだろうかね。
[ぽつりとつぶやきながら、自室の中へ入っていった]**
[広間に集う人間達を見回す。だいぶ人数が集まってきたようだ。
暖炉から出たその時、全体的に屋敷の空気が歪んでいるのを身体全体で感じた。時代が変わる気配というものを久々に確認する]
…そろそろ「時」が来るようだにゃ
[できれば花穂の側にいたい、と猫は思った。とはいえ、まだ彼女に挨拶をしていない客人もいるだろうと思い、遠慮する事にした
もし屋敷のじいやが花穂の部屋の扉を少しだけ開けておいてくれたなら、猫は本来の姿に戻り花穂と会話するだろう]
…と軽く下書き**
13人目の容疑者、良家の娘 紅藤鹿ノ子 。
良家の娘 紅藤鹿ノ子は、ランダム でありたいと願った。
あら……。
ぼおっとお庭の御花を眺めていたら、いつの間にかこんな時間になってしまっていたのですね……。
ちゃんと御屋敷の中にいないと、皆様に忘れられてしまうかもしれませんわね、気を付けないと…。
[屋敷の中から、庭の見事な花をみつめている*]
[広間に集う人間達を見回す。だいぶ人数が集まってきたよう だ。 暖炉から出たその時、少し毛が逆立つ。全体的に屋敷の空気が歪んでいるのを身体で感じた。時代が変わる気配というものを何十年かぶりに確認する]
…そろそろ「時」が来るようだにゃ
[できれば花穂の傍にいて彼女を支えてあげたい、と猫は思った。とはいえ、まだ 彼女に挨拶をしていない客人もいるだろうと思い、遠慮する事にした。人前で本来の姿を晒す事はできないから。
もし屋敷のじいやが花穂の部屋の扉を少しだけ開けておいてくれたなら、猫は本来の姿に戻り花穂と会話するだろう。
ただし、相続候補者の面会希望があればそちらを優先させるだろう]
― 現在・調理室 ―
[ 簡単に服装を整え、作ってあった西洋菓子を用意する。
実際の所、男女比も来る人数も把握していないのだ。
食事を用意する者にとって、頭を抱える事態では、ある。]
まあ、ええ思いはしてますけぇど。
[ 実際、出さない料理はこっそり頂いていたり、する。]
アオイはん、何処に居はるんかねえ。
ビスケット言うアレ、出来ましたさかい、御茶菓子代わりに出しといてもらいたいんやけぇどなぁ。
[ 食事時以外の料理人は、正直、ヒマなのである。
アオイが来て運んでくれるなら其れで良し、そうではないなら、そのうち自分が運ぶだろう。**]
現在状況をまとめたいんだけど、「花穂は3人姉妹の次女」とか断言しちゃったら後から来る人が入りづらいかなー…なんて思ったり。
どうしようかな…先代当主の話とか、人入り琥珀の話とか、勝手に作って語っちゃおうかな
でも過去形の話するの苦手なんだよなー…
*08半吉**03大大吉**08半吉*
*06小吉**14末凶**11凶*
*07吉**10末小吉**15大凶*
*06小吉**14末凶**09末吉*
*10末小吉**10末小吉**07吉*
*12小凶**03大大吉**07吉*
*11凶*
なんかランダム使って発言したいなー
おみくじが一番使いやすいかなー…むー…
潜入成功っ。
ビスケット、今日がお前の命日だー。
[調理室にひっそりと忍び込むねずみ一匹。
そして出来上がっているビスケットをつまみ食い。もぐもぐ。]
んー、焼きたて?おいしいおいしい。
ねこやんねこやん。ビスケットもいいけど果物使ったお菓子食べたい。
タルトタタンとか苺のタルトとか。
姉さんやじいやから指示出てないんでしょ?だーしーてー。
[ビスケットを齧りながら、行儀悪く注文してみる。**]
[夕凪が自室に戻って少し後。
執事が部屋の扉をノックする。
花穂から、素材に使う青琥珀を預かって来たようだ。
手渡された其れは、確かに花穂が持っていたものに負けず劣らず美しい。
違いと言えば、陽光を当てた際に出来る青色の出方くらいか。
用件を済ませ、執事は恭しく一礼した後に去っていった。]
ふにゃぁ…お腹すいたにゃ…
[守り神とて腹は空く。
料理人のこしらえる魚料理に期待する。]
さて…今日の吾輩の運勢を見てみようかにゃ
[この琥珀の間には貴重な琥珀が幾つか飾られているが、「御神籤琥珀」はその1つである。
琥珀を見つめてからそっと手を触れると、その人のその日の運勢が分かるという代物だ。
久慈家の者なら代々伝わるこの琥珀の存在を知っているだろう]
琥珀の神よ…
[…は御神籤琥珀にそっと触れた]
*05中吉*
…大吉の次にゃ。
いい運勢にゃ。
[調理場にかけてゆくお転婆娘(名前は覚えていない)の姿が見えた。
そのおかげで広間の扉が少しだけ開いている。
扉の隙間を通り、花穂の部屋へ向かう。]
…どうやら執事は吾輩の希望を聞いてくれたようだにゃ
[花穂の部屋に猫が入っていった]
ま、人魚がいるというなら、お目にかかってみたい気はするが。
人魚といえば、歌が上手くて美人だと、相場が決まっているからな。
それに、八百比丘尼を知っているかね、君?
人魚の肉を食べると、不老不死になるというじゃないかね。
好事家が喜びそうだ。
[冗談を口にし、くつくつと笑いつつ]
まあ……久慈家に関するオカルト染みた噂は、幾つかあるらしいが。
もしも人魚だの妖精だのが本当ならば、さぞ、面白いことになるだろうさ。
実のところ、少し、興味はあるがね。
いずれにせよ、精々、上手くやろうじゃないかね、君。
八百比丘尼ってあれでしょ、800年だか生きた人。
悲しい話だと思ってたけど、喜ぶ人もいるのか…。
[独りで生きていくなど寂しい事だろうに、と思う。
冗談めかして笑う彼はそんな事なぞ考えていないのだろうか。]
上手くねぇ…。
僕としてはさっさと相続人決めて解放してくれたらそれでいいんだけどね。
ところでオカルトじみた話って人魚とか妖精以外にも何かあるの?
[石蕗はこの町から遠い場所で生まれ育ち、ほとんど久慈家の事について知らない。
当主である花穂の顔すら知らないくらいだ。
興味深げに真崎へと問いかけた。]
……ふむ?
[さっさと解放されたいという言葉に、幾らか眉が動く。
テラスにいた男が言っていた、金に興味がないというのは、この青年のことだろうかと]
ん、ああ。
久慈家が琥珀の商いで財を成したことまで、説明する必要はないと思うが。
で、琥珀というのは宝石という割に、鉱石ではないそうでな。
時折、古代の虫などが入っていることがあって、虫入り琥珀などと呼ばれて珍重されるそうだ。
さて、噂というのはここからだ……、
[にやりと笑い、わざとらしく周囲を窺い声を潜めて]
――久慈家には、人間の入った琥珀を作る業が伝わるらしい。
攫った人間を魔法で琥珀にするだとか、代々の当主は琥珀のなかで復活の時を待っているだとか。
はたまた、琥珀から絶滅した古代生物の血を吸った蚊を取り出して地上に再生しようとしているだとか……、
[母から聞いた話や、例の手紙を受け取ったあとに調べてみた都市伝説やら噂などを連ねて]
……ま、その手の話が色々あるらしい。
お家の大事である相続に、オカルトを絡めるほどだ。
代々、そっちの方面に手を出しているのかもしれんな。
[男の僅かな表情の変化には気づかず。
久慈家が琥珀の商いで財を成した事くらいは流石に知っていたので頷いて。]
琥珀は樹脂とかそういうのが固まった物だからね、虫やらが入る事もあるらしいね。
[相槌を打ちつつ、笑みを浮かべて周囲を窺う彼の様子に不審気に眉を顰める。
何となく嫌な予感を抱きつつ言葉の続きを待ち。]
……なんだそれ。
琥珀に人間なんか閉じ込めて何が楽しいのさ。
[石蕗は信じられないといった風に呆れたような表情で正樹を見るが、ふと真顔に戻り。]
もしかしたら、僕達を琥珀にしたくてここに呼んだとか?
[言葉に出してみて、それはないだろうと苦笑を浮かべた。]
はは。
君や私なぞを琥珀に閉じ込めても、面白くもないだろうが。
余程の美女が入った琥珀なら、ともすれば、需要はあるかもしれんよ。
本物の人間を、絵画や彫刻の延長線上に捉える趣味は理解出来んがね。
[苦笑を浮かべる嘉瀬に、似たような表情を返して]
あなたはどう思うね、小説家の先生。
軍人や理系学生よりは、柔軟な発想が出来そうだが。
[...は>>#13で青琥珀を受け取った]
ありがとう。確かに、見事な青琥珀だ。
どのように仕上げるのがいいかな。帯止めか、首飾りかそれとも指輪か。アタシにそこまで一任してもらえるのか。
アタシとした事が、詳しい話をしてくるのを忘れてしまっていたよ。
申し訳ないが、ご当主に聞いてもらえないだろうか。
/*
魔術師引けたら設定。
父親は、魔術師見習い(もしくはそんな腕の良くない魔術師)で、久慈家の長女と駆け落ち。
母は龍一郎産んでそのまま死亡。
父親は、死にかけた母親を琥珀に入れようとしたけど、腕が良くなかったもので失敗。
それ以来、魔術師の力は完全に封じて生きていた。
…息子は、父の師だった人から魔術を習った事にしよう。父親は息子が魔術師になっている事を、恐らく、知らない。
―調理室―
[舶来品の紅茶セット一式と客人たちが飲み終えたカップを載せたカートを押して、調理室に戻る。調理場に漂う甘く香ばしい焼き菓子の香りに気づき、自然と表情がほころぶ]
猫野さん、只今戻りました。
遅くなって御免なさい
美味しそうな香り! 欧羅巴の焼き菓子ですか?
[甘い香りにしばし愁いを忘れ、猫野に微笑む。その後、ビスケットを食す紅緒(>>295)に気付き、軽く会釈して]
あ、紅緒様。たいへん失礼致しました。
あの、もし宜しければ、お茶をお淹れ致しましょうか?
[紅緒がまだ調理室にいるようであれば、お茶を淹れ、紅緒が望めば少し言葉を交わしたかもしれない。紅緒が去り、猫野の手が空いていれば、焼き菓子を客人に出す前に、少しだけ広間での出来事の話をしたかもしれない]*
――ま、確かに壮観ではある。
[さっと視線を巡らせて、純粋に感嘆の息を吐いた。
一体、この広間に、幾つの琥珀が飾られているのだろうか。
いま、視界に入っている琥珀だけで一財産にはなるだろう。
広間にあるだけでそうならば、久慈家の財は全体でどれほどなのか]
[ぼんやりと廊下を歩いている途中で、ふとしおりを置いて行ったことを思い出した。]
……丁度良いか。
彼女に預けたままにしておこう。
[私にとってあれは、お守りのようなものだった。
余命いくばくかと言われているが、少しでも長く
彼女が生きていてくれるように……
あれが、彼女を守ってくれることを祈る。]
離れているうちに人が増えたようだな。
[広間に戻ると、幾人か客人が増えているのを確認した。]
[軍人らしき男性と嘉瀬に近づくと、その会話に【人入り琥珀】という
言葉が聞こえてきて、思わず立ち止まってしまった。
人入り琥珀、これは久慈家にずっと付きまとってくる噂。
相続会議が行わる時、特に強まる傾向がある……らしい。]
……文献でも読むか。
[気を紛らわせるように、机に並べられた文献を手に取り
ぱらぱらと捲る]
[ ばさり ]
[ 新聞を広げ、小さな文字を目で追う。
専ら、小説欄を見るだけではあったのだが。
―― そして、大きなネズミの進入には気付かない。]
は?タルトタタンに苺のタルト?
あー……苺てこの時期、手にはいりまへんでぇ。
林檎やったらありますさかい、簡単に御作りしますかいなぁ。
[ 結局の所、この御転婆の御嬢様に逆らうのは、労力と時間と何より気使いの無駄なのは、重々承知だった。
恨むなら指示しなかった事を恨め、と当主に独り言を零しながら、タルトタタンを作るために準備を始める。]
[ 料理になると手馴れたもの、簡単に準備がすすんでいく。
突発的な注文なども、この屋敷では良く有ること。]
嗚呼、アオイはん。お疲れ様ですわ。
ええ、折角準備しましたんやけどなぁ…この通り。
[ 溜息と共に紅緒をチラリと見てから、手元のボウルを軽く上げてみせる。]
あ、茶菓子代わりに持っていってもらお思てましてん。
アオイはんも一枚どうぞ。
[ そう声をかけつつ、]
そやったらタルトタタンもざっくり出してしまおか。
御嬢、出来たら居間の方持って行きますよって。
[ さっさとオーブンに入れてしまえば、其れで仕舞い。
紅緒が去れば、広間の出来事を少し聞き、手伝いついでに広間へ顔を出すつもり。**]
[テラスで悠然と煙管をふかしている]
炊事にゃ猫野さんとこがまだいるんだねぇ。
あそこのせがれはあたしと歳が近かったような気がするよ。
昨夜来たのは、軍人さんだったか?
真面目そうに見えたけどねぇ…
[相続のことは、彼女にとってはほぼどうでもいい事柄である。
だが、集められた人間には興味がある。
花穂が何を思い、誰を集めたのか、彼らを見れば理解できそうな気がするのだ。]
あとでまた、広間に行ってみるかねぇ
[文献に書かれた、真名探り、好事家……護符職人……
噂通りの役者を揃えた相続会議になるようだ。
噂がどこまで本当なのか……
彼女は言った。私に「長生きして欲しい」とあの言葉は
嘘ではないだろう。
だが、その言葉の裏側に何か違う思惑もあることは
薄々感じている。
この相続会議に真面目に参加するつもりはなかったが……]
古書店店主 古座野縁は、人魚 になりたいと思い直した。
ほう。また、先生か。今度は大学の。
医者の先生や代議士の先生はいないのかね?
[上田の姿を認めて、面白そうにしていたが]
……お抱え魔術師、ね。
[嘉瀬と上田の話を訊けば、考え込み]
当主殿か、でなければ使用人に話を聞いてみてもいいかもしれんな。
[古くから仕える者や、その子弟なら、何かしら知っているかもしれないと]
あとは…なんだっけねぇ
順番のお話かねぇ
処刑→探り→琥珀化→護符→祝福→涙の順に起こるんだっけ
…あたしも、あまり詳しくないのだよねぇ…
[嘉瀬が呟いた言葉(>>322)が微かに耳に入り、少し驚く。
しかし、すぐに周りに書く仕事ばかりされるのは、不快なものだな。
と思い当り、しばし考える。]
……そうだな。大人は隠し事ばかりする。
[昔、隠れて花穂宛の手紙を処分されていた苦い記憶が甦る。]
私は分家の人間なので詳しくは知らない。
すべては噂話の域から出ることもないお伽噺のような
不気味な話ばかりだ。
曖昧な情報で不安を煽るのもどうかと思ったのだが……
君は噂話でも知りたいのか?
[参加するのだから、彼にも知る権利があるだろう。ただの噂です。
だが、訊いて気分のいい話でもないので、もう一度だけ
聞く気があるのか尋ねた。]
…今回の、この相続会議とは、何をするものなのでしょうか…。
人が集まれば、当主殿が何か話してくれるような雰囲気でしたが――
あぁ、挨拶もしないですまない。
私は上田雪寿という。短い間だが、宜しく。
[何が面白いのだろう。と小首を傾げながら
軽く会釈をした。]
―調理室・続き―
[紅緒の前でビスケットを口にするのは遠慮し、エプロンのポケットから取り出したハンカチーフで貰ったビスケットを大事そうに包む。其れからふと気づいて]
あの、此方のお菓子、お客様にお出ししないのでしたら、車屋のヒビキさんにも差しあげては駄目でしょうか? 今日はお客様が多くてお腹が空いていらっしゃるでしょうから…。
それから…もし出来たらでよいのですが、くりいむを少しだけ、お皿に分けていただけませんか?あ、もしかしたらお魚のほうがお好みかしら…お魚も少し、頂けますか?
[くりいむと魚に猫野が怪訝な顔をしたなら、広間のできごとを話しただろう。車屋ヒビキがお腹をすかせて調理室にやってきたなら、ビスケットを勧め、少し話しもしただろうか]**
しかしこのプロローグの流れで町人側じゃなかったら一体なんだったのかって感じになりつつあるな…。
どうしよう希望は琥珀妖精にしてるけど、変えたほうがいいかな。
気にすることはない。
良くわからないまま、曖昧にされるのは落ち着かないだろう。
[恐らくまた、少しずれたフォローを入れている。]
そうだな。私が知っているのは……
相続会議には、必ず久慈家お抱えの魔術師が現れ
相続会議に呼ばれた者たちを次々に琥珀に変えようと
してくるらしいこと。
そして、相続会議に参加したものは……
会議に参加している中に紛れている魔術師を捜し出さねば
全員琥珀に閉じ込められてしまう……らしい。
魔術師を捜し出せる力があるものが、相続に値する。
とかなんとか……噂でしかないがな。
[文献をぱらりと捲りながら、講義をするように淡々と語る。
久慈家と懇意にしていた頃に母から聞いた話や女中たちの噂話。
それらがすべて嘘なら良いのにとずっと思っていた。
可憐な少女、花穂の家がそんな恐ろしい家だなんて思いたくなかった。]
[一息に話した後、小さく息を吐く。]
噂は噂でしかない。
私は、花穂に会うために来ただけで、相続会議には
真面目に参加する気はなかった。
彼女は、形見を1貰って欲しくて私を呼んだらしいしな。
[ただ、それだけじゃないような気もしていることは、
黙っておいた。]
君は、さして金子に執着しているようでもなし。
命が惜しいなら、今のうちに島を離れるのも手だろうさ。
[上田の話に、考え込んだようになった青年へと]
親族らしき方に、私も言われたよ。
軽い気持ちなら、その判断は支持できない。
覚悟があるなら屋敷に入るといい……とね。
ま、何の覚悟なのやら……だがね。
気遣いという言葉を連続して使っていた……
一回メモ帳とかに書いて見直さないと、誤字脱字もひどい。
恥ずかし……(*ノ"ノ)
[上田に撫でられて少々気恥ずかしい気持ちになりながらも、やはり悪い気はしないなと笑みを浮かべた。
ここに来てから純粋に笑みを浮かべたのは初めてかもしれない。]
いや、上田さんこそ話しにくい事話してくれてありがとう。
[彼はどうもどういった種類のものかは分からないが、花穂に好意を抱いているように感じる。
ならば碌でもない噂話など気分の悪い物に違いなかった。
それを口に出させてしまったのは申し訳ないな、と内心で謝罪した。]
>>329
えぇ、どうも。
古座野縁と申します古本屋ですよう。
[彼の顔は、どこかで見たような気もするが。]
…お兄さんは、どちらさまです?
[当推量はよくない、と思いなおした]
[リン
リン
リン
リン]
花穂、調子はどうじゃ
[一歩ずつ花穂に近付くにつれ猫の姿は簿やけ、白い煙のようなものに包まれる。
やがてぼんやりとした白い靄は人の形を成し、花穂の枕元に来た時には彼女と同じくらいの年齢の女性がそこに現れた。
歩を止めると…リン、と鈴が鳴り終わる
花穂の顔を見つめ、問う。]
…少し、顔色が悪くなっているようじゃの
相続会議の場を此方の部屋に移した方がよいかの?
…あら。守り神さま?
[枕元の気配に気付いて、身を起こす。
どのみち、今から追加の書類に目を通す心算ではあったのだが。]
顔色が悪いのは、いつものことですから。
相続会議は予定通り、琥珀の間で行う予定です。
(しかし広い屋敷だなぁ。完全に迷ってしまった)
このままでは、屋敷内遭難してしまいそうですね。
[...はおもむろに扉を開けてみた]
この姿で会うのは御主が当主になった日、以来かの。
…暫く広間の様子を見守っておったぞ
御主が呼んだ客人らは、大分揃ってきておる。
ほとんどの者が「何故自分が呼ばれたのか分からない」と申しておったぞ。
今はみな、互いに挨拶を交わし会話を楽しんでいるようじゃ。
[文献をさらに捲っていると、ふと気になったことがあったので
近くの使用人を呼んだ]
すまない。
この内密の手紙(匿名メモなど)の使用方法に
何か規定などあるのだろうか?
燐棒の持ち合わせがないのか?
――ほら。
[探偵だとかいう男に、燐棒の箱を滑らせて]
だが、ここで煙草は吸えんと聞いたぞ。外で吸ってくるのだな。
[彼女が、自分の言葉を聞いてどう思ったかは特に気に留める様子もなく。
二枚の書類に目を通す。]
真崎様とは、あの日以来でしたわね。
気味悪く思って、来られないのではないかと思っていたけれど。
好奇心、かしらね?
深山の…ああ。あの子も。
金子目当てではあるのでしょうけれど…あの子は、どう立ち回るのかしら。くすくす。
[書類に目を通し終わったところで、執事が部屋に入ってきた。
夕凪の依頼について、聞きに来たようで。]
手渡した素材を使っていただくこと以外、此方から指示することはありません。
そう伝えておいて。
[其れを聞いた執事は、恭しく礼をした後に再び退出していった。]
[覚悟という言葉に思案するように目を伏せる。
死ぬ覚悟、そんなものはない。
相続会議で何故そんな物が必要なのかも理解出来ない。
人魚や妖精、魔術師などの御伽噺めいた話。
人を琥珀にするという禍々しい噂。
相続するのに必要だという魔術師を探す能力。
全く持って碌でもない話だ。
噂は噂、そうに違いないと縋る様な思いが胸を渦巻く。
例えわざわざ文献など用意して、噂を肯定しているような節があっても、それを認めたくはない。
――でも。
石蕗はすでに認めていた。
きっと相続会議で噂に関する"何か"が起こると。]
[上田に手紙の使用法を聞かれた使用人の男は暫く何か考え込んだ後、口を開いた。]
確か、特に規定はなかったように記憶しております。
…紅緒お嬢様のように、酷い落書きをされる方も時折おりますがまあ…其れも息抜きとしてはありですかね。
しかし……、
この広間に通されてから、暫く経つが。
君たちは、私より前にいたのだろう。
家人からこれまで何の説明もないのかな、未だ?
[と、その場の数人を見渡して]
[屋敷の空気に毒されたのかもしれない。
こんな事忘れて家に帰って、大学へ行って好きな機械弄りや教授と
討論を交わし。
日常に戻ればこんな嫌な不安なんてすぐ忘れるに違いないのに。
戻れない。
父親が普段見せない厳しい態度で石蕗を送り出した。
その裏には何かがあるはず。
花穂と従兄妹同士であった父はきっと噂も知っていたはず、なのに何も言わなかった。
不安にさせない為か、確信がなかったからなのか。
今となっては確かめる術はない。
ただただ父に対する恨み言を胸中で吐き出す事しか出来なかった。]
女性の嗜み?そんなの姉さんに任せておけばいいの。
あたし、まだまだ色気より食い気なお年頃。
じゃあタルトタタンね。決まり。
やっぱり、苺のタルトは春じゃないとだめかぁ…。
[と、其処でアオイの気配に気付く。]
はあい、じゃあお茶お願いね。
ビスケット齧ってたら喉渇いちゃった。
[お茶を淹れて貰い、暫し歓談の後。再び広間へと。]
[人の入った琥珀。きっとそれを好むのはすでに富を得て、更なる上を目指す者。どんな財宝よりも価値のあるもの――人の生命を自由にするのを楽しんでいるのだろう。
そっと草月は目を閉じる。
浮かぶのは誰とも知れない人の入った琥珀の姿。まるで人魚と見紛うばかりの美しい女性。草月の感性はその周囲に花を手向けていく。珊瑚のような印度栴檀、海と同じ色をした華。次々と頭の中で花という欠片が組み立てられる。
欠片が積み上がる度に、琥珀の中の人間の顔が変化していく。
だが、組み上げている草月自身は気付いていない。いつものように花の高さを切りそろえてゆく。徐々に、徐々に。ゆるりとその貌は変化していき、そして。
全体が完成したと同時に、その変化も止まった。
集中の途切れた草月がふと、琥珀に目をやると、そこには――]
[――紛れもない、草月自身が琥珀に閉じ込められていた]
[ふ、と草月が我に帰ると、そこは元の琥珀の広間。思わず自分の震える両手に目をやって、何も変わりはないのだと確認する。思わずその場に倒れ込みたい衝動を人前だから、と堪えた。
そして聞えて来た真崎の言葉(>>338)に]
――覚悟……ですか。
[草月には、目の前の玲瓏な軍人のように死にに行く覚悟は、ない]
――わたくしは、自分が琥珀になっていい、死んでも構わないという覚悟は持ち合わせておりませんわ。
ですが――仕事を全うする覚悟だけは持ち合わせております。ここで、御当主様の為に花を活けるまでは、帰るわけには参りませんわねえ。
[草月は自身の「覚悟」を確認する為に、そう言った。
もしかしたらそれが――草月の母の最後の願いになってしまうかもしれないのだから]
/*
琥珀妖精なら記憶は封鎖されていて、始まったら記憶が戻る、そんな設定。
魔術師や人魚も同様に。
目撃した者だったら2枚目の手紙に書いていたのを見落としていた。
始まってすぐにそれに気づく、そんな感じで。
村側能力者なら自分に能力があるらしい事は知っていたけど、半信半疑だった。
今回の会議で完全に覚醒した、そんな設定でいこう。
/*ふええ、入った……。文字数入った……。
そして空気を読まない草月さん。違うんだ、空気を読めないんじゃないんだ、文字校正に時間がかかってしまって数時間前のシリアス気分なんだ……*/
[そして、今に至る。]
…ちょっと、何落書きの話してるのよう。
手紙の悪戯書きくらい、誰も困らないでしょ?
[広間に入る際、使用人の話が聞こえていたよう。]
と、それはおいといて。
ビスケットを幾らか強奪してきたから、食べたい人は食べるといいわよ。
[広間のテーブルで絹のハンカチーフをほどくと、中からビスケットが。]
焼きたてほやほやじゃないけど、まだ美味しいと思うわよ。
/*んにゃ。始まるのは明日ですか。
じゃあ、今日退室した後お花のロール組み立て→明日来たら投下すればいいですね。*/
上田さんact.
誤変換は僕も悩まされてるよ。
プロローグだけでどんだけ間違えてんだと…。
薄型の箱だと打ち難いんだよ、と言い訳してみたり。
>>346
そうか。ならば引き続き客人を広間にそれとなく誘導するとしよう。
…さて、そろそろ御主の話を聞きたいのだがの。
昔、御主は…上の娘や下のお転婆娘と同じで、好奇心旺盛な明るい少女じゃった。
しかし先代から当主の座を引き継いだ時から、御主はすっかり変わってしまった。なんというか…大人しくなったの
吾輩には、周りに何かを隠しているようにも見えたぞ。
だが、ここ数日は表情が明るい。
時々クスクス笑っておるじゃろう。まるで少女の頃の御主に会っているようでの…
[…は昔の愉しい記憶を思い出して少し微笑み、花穂に問う]
一体、これから何をしようと企んでいるのじゃ?
/*ちなみに印度栴檀はこちらを参考にさせていただきました。
http://www.caracoles.jp/000278...
…わたくしの話?
[守り神から振られた話題に、きょとんとした顔。]
全部、見ているものだとばかり思っておりましたわ。
当主の座を引き継いだあの日から、市井の少女と同じように振舞うわけにはいきませんでしたもの。
………仕方のないことでしたわ。
[浮かぶのは、諦観の色が混じった笑み。]
ここ数日?
…そうですわね。相続会議のためとはいえ、客人が多く来られているからかしら。
広間から離れた此の部屋にまで、気配が伝わってくるよう。
[と、ここ数日の様子については軽くはぐらかしつつ。]
何を…と申しますと?
前回と同じ、相続会議を開くだけですわよ。
…ええっと、此処は火気厳禁だからね。
[笹倉には軽く釘を刺しつつ]
そういえば、あの時はどちら様?なんて聞いて悪かったわ。
大分前だったものだから、背の高さくらいしか覚えてなかったし。
[と、此れは真崎への言葉。]
お見合いしたことがあるんだっけ?確か。
色々見られちゃ不味い悪戯を見られた気がするわ…あの時は。
[当時のことを思い出し、ふっと遠い目をした。]
[外に出てきた佐倉に会釈をして。広間に戻った]
おこんばんわぁ。
[どこか緊張の混じった空気を感じつつも、緩く、軽薄にも見える笑みは絶やさない]
いいものを召し上がってますねぇ
…と、順番についてのお話も出ておりましたか。
[口を開いたのは、匿名の手紙について答えた使用人。]
文献によりますと…ああ。
処刑、探り、琥珀化と護符の発動、祝福、涙の順番に御座いますね。
[ぱらりと、手元の帳面を開いて確認しながら。]
どなたかが仰っていた順番とほぼ同じ、と見ていただいて構わないかと。
で、さっきまで妙に神妙な空気が流れてた気がするんだけど。
何かあったわけ?
[まだ食べ足りないのか、ビスケットをもう一本齧りつつ。]
[強奪と訊けば、目を丸くして]
……なんとも、まあ。
[遠い記憶にあるとおりといえば、そのとおりな破天荒具合に、苦笑を]
……いや、構わないよ。
あの当時は、君はまだ、小さかっただろう。
忘れていたって、無理もない。
[見合いという単語には、首を捻り]
……いや、どうなのだろうな。
そうだったのなら、私が呼ばれた理由になるのかもしれないが。
[そのあとで、くつりと]
ああ……、色々と記憶はあるが。
おそらくきっと、思い出さないほうが、良いのだろうかね?
[どこか人の悪い笑みを浮かべつつ、当主の妹に応じた]
★★★点呼を開始します。
2012/01/31(火) 00:09:32 までに点呼ボタンを押してください。
★点呼★ 当主の妹 久慈紅緒 は、ビスケットを齧りつつ周囲の様子を伺っている。
[続けて聞えてきた言葉(>>366 >>367)に草月は目を見開いた]
え、そ、そんな大したものではありませんわ。
皆様の覚悟だって、素晴らしいと思いますしその――。
[仕事に対して一切妥協を許さない、ということは自負している。だが、直接こういった言葉をかけられる機会は殆どなかった。人に仕事に対しての姿勢を語ったことすら、全くと言って良いほどなかった。それ故、どういった返答をしていいのかがわからなくなってしまった。
次第に頬が嬉しさと恥ずかしさでほんのり赤くなっていく]
ええと――。
[あやふやになりながらも、言葉を捻りだす]
――上手く言葉にできないのですが……あ、ありがとうございます!
[深々と頭を下げる]
きっと、御当主様だけでなく、皆様にも気にいっていただけるものを造ってみせますわ。
[それが草月が心にひっそりと秘めることにした――新しい「覚悟」だった]
★点呼★ 助教授 上田雪寿 は、同じくビスケットを齧りながら、少しぼんやりとしている。
★点呼★ 私立探偵 笹倉遥 は、火の点いていない煙草を弄んでいる。
[ビスケットをかじりつつ、初対面と思しき軍人と清楚な女性、あと、うっすらと見覚えがあるようなないような青年に会釈をする]
皆さん、会議の関係者ですかねぇ。
あたしは古本屋の古座野といいますよう。よろしくどーぞ
[自己紹介がどんどん雑になっている]
★点呼★ 作家 新原龍一郎 は、胸元のペンダントを握り締めている。
さて、吾輩は猫の姿に戻って御主の傍にいようと思うのじゃが…
御主の事が心配での…
なにか胸騒ぎがするのじゃ
守り神は今後見守る事しかできぬ。
広間に行くより、御主の傍にいたい。
★点呼★ 古書店店主 古座野縁 は、手をひらひらと振った
[...は、広間の扉を開いた]
(コレで7部屋目。トイレを含むと、9部屋か。
そろそろ誰か居るといいが)
うわ。
[突然たくさんの人を見てびっくりしてしまった]
★点呼★ 放蕩者 深山華織 は、帽子をとって挨拶した。「どうも」
★点呼★ 学生 嘉瀬石蕗 は、思案に暮れながら周囲の話を聞いている。
陸軍大尉 真崎正毅の容疑は晴れたようだ。
13人目の容疑者、陸軍大尉 真崎正毅 。
陸軍大尉 真崎正毅は、護符職人 でありたいと願った。
ええ、心得ておきますわ。
[失礼のないように、という注意には神妙に頷いて。]
…心配?わたくしのことが?
体調が悪いのはいつものことですのに…。
[守り神の言葉に、やはり不思議そうな顔。]
ええ、構いませんわ。
相続会議を開くまで、わたくしは此処におりますし。
見守っていてくださいな、守り神さま。
★点呼★ 華道家 桂草月 は、三枚目のビスケットを手に持ちながら、縁と華織にお辞儀をした。
★点呼★ 陸軍大尉 真崎正毅 は、くつくつ笑いつつ、ビスケットを一枚、手に取った。
あー、しまった。
花穂は広間に行くんじゃん。
「広間に行くより御主の傍にいたい」って、ちょっと矛盾してる気がする
猫の姿になって、当主の膝の上で丸くなって、撫でられて、誰かに「可愛い猫ですね」的な事を言われたいとかそんな私の希望…誰か察してくれないかなー(遠い目
うん、日本語、難しい。
あ、新しいお客さん?
ようこそ、久慈家へ。当主に代わって挨拶しておくわ。
[と、深山に向かって笑顔で挨拶。]
ま、そんな権限はないけど別に細かいことはいいわよね。
あたしは久慈紅緒。当主の妹。…似てないとか言うのはなしね。
★点呼★ 宝石作家 夕凪アカリ は、宝石のデザインをしつつ、ふと星空を見上げた
[縁を懐かしげに見つめ]
ここに来たのは、やはり良かったかもしれない。
忘れかけていたあの頃の記憶が、甦ってくる……
[そういった瞬間、ふと思い出したことがあった。
もう一人、少年とこの屋敷と会ったことあったはずだと……
あれがもしや……
こほんと少し咳をして、思考の淵へと落ちていった**]
そういう話題は出るだろうと思ったわ。
正直、あたしはその辺の話に関わったことがないから…。あれ?
昔、家の何処かで人入り琥珀っぽい何かを見たような…?
ううん。ちょっと記憶が曖昧ね。
[此方も上田と同じ苦笑いを浮かべながら、首を捻る。]
口に出したら、それはもう恐ろしい悪戯で報復してやるんだから。
[其れは、真崎への脅しになっているのだろうか。
正直なっていない気もするが、本人は深く考えていない。]
役職希望は、刑事。
でも、教師というか講師?なので
捜査協力をしているという設定にしようかと。
弾かれて魔術師になったら、愛する人を琥珀に……
普通に町人になったら、普通にこのまま。
…ふふっ。
[膝の上に乗った猫の目をじっと見つめ返した後、微笑む。]
ありがとう、守り神さま。
でも大丈夫だと思いますわ。
さしあたって、問題は起こっていないようですから。
でも、そうですわね。
何かあれば、お願いしてもよろしいかしら。
そうか、それは怖いな。
もっとも、そうまで言われると、どのくらい恐ろしい悪戯なのか気にはなるが。
[くつり笑んで、使用人の姿を探す仕草を大袈裟にしてみせた]
★点呼★ 異母弟 井住優也 は、古座野に続いて広間に戻り、ふたたび壁にもたれ掛かって会場を一瞥。**
>>391
雪ぼっ…上田さんも来てたんですねぇ。
[花穂にひきずられるように遊んでいた色白の少年を思い出す。
彼女は彼を気に入っていたはずだ。]
呼ぶべくしてってことですかねぇ(と、ぽつり)。
(そういや。あのひねた感じのお兄さんは優ぼっちゃんかねぇ?)
[テラスで会った青年と、いつも窓から眺めていた小さな子供を思い出して重ねる。
彼は、自分の父が気に掛けていた子であった。
彼がひとり部屋に部屋に籠らなければならなかった折に、甘いものなどを持ってふらりと姿を消す父を思い出した。
あるいは、己と境遇を重ねていたのだろうか。]
[威勢の良い女性と、端正な顔立ちの男性の名を聞いて草月は会釈を返した。そして自分の生業と名、当主との薄い縁を告げて]
……来て下さったばかりで失礼なのは承知ですが、少々自分の部屋に籠らせていただきますわね。――仕事を、そろそろ始めなければならないので。
[そう言って、草月は広間を後にした。その後、予め使用人に聞いてあった自分の客室に戻り、花と器とを思考錯誤させる。だが、部屋の扉を開けたままにしてしまったことには気付かなかった。
もし、外で呼びかける声が聞こえたなら気付いただろう**]
>>398
[やはりと思い、同時に彼の記憶から「こちら」は知られていないようだと気付く。]
ふふ、そうですか。
じろじろ見るのはクセみたいなもんですよう。
すいませんねぇ。
[くすくすと笑い、煙草盆を撫でた]**
そっか。うん、まあそれならいいのよ。
ほんと、姉さんを知る人間に会うと必ずそれ言われるから。
いやになるわよね。
[深山の返事を聞いた後、大げさにためいきひとつ。
あまり悲壮感は感じられないが。]
あ、そこのテーブルにビスケットが残ってたら食べていいよ。
お茶はないから喉渇くかもしれないけど。
………ええとうん、思いつくまでに時間かかるから。
今仕掛けてくるのは本当に勘弁してほしいのよ?
[使用人を探し始める真崎を見て、狼狽した。]
★点呼★ 良家の娘 紅藤鹿ノ子 は、そうっと自室から出てくるとソファに座り、何やら古い御手玉を弄んでいる。
ええ、わかりましたわ。
おやすみなさい、守り神さま。
[膝の上で丸くなった猫を一撫でした後、文机の上に置いた栞を見やって。]
久々に、本を読もうかしら。
積んであったままの本もあったし。
[とはいえ、今動いて守り神を起こすことになるのは拙いと思ったのか。
彼女が起きるまでは、同じ姿勢を保ったままでいる心算。**]
[>>138>>139落ち着いた綺麗な女性から声をかけられた]
あら、わたくし、ですか…?
これは御丁寧に、わたくし、紅藤鹿ノ子と申しますの。
でもごめんなさい、わたくしも幼子の頃に御伽話として聴かされた程度の事しか知らないのですが…。
子供騙しですが、よろしければ聴いてくださるかしら。綺麗な、そして切ないお話でしたわ。
[そうして静かに、思い出しながら御伽話を語り始めた]
この島には人魚がいて、それは美しい御姿をしていて、そして美しいものを愛していました。
そんな人魚とは対照的に、人間は酷く醜く、美しい人魚を我が物にしようと争いを始めました。
人魚は当然身を隠し、ひっそりと暮らしておりました。
人間という生き物に絶望を覚え、冷たく美しい水の中で生きる人魚は、その美しさも相まって、冷たい彫像の様であったといいます。そんな折、心優しいひとりの子供と出会ったのです。
その子供は無知で無垢で、人魚をただ美しいと思い、そして対等の生き物として、人魚に接しました。
そして人魚も、美しい子供の心に、だんだん打ち解けるようになりました。人魚は今や、冷たい彫像ではありませんでした。
しかし、それも長くは続きませんでした。
子供が人魚と親しくしていると察した人間たちは、子供を罠に人魚を捕えようとしたのです。
子供はそれに抗い、逃げ、海に落ちて死んだと言われています。
そしてその冷たい水の中、人魚は大粒の涙を流し、水に洗われた涙が琥珀となったそうです。
結果として子供を死に追いやった己こそ醜いと思い、美しい琥珀に生まれ変わりたいと、人魚は今でも琥珀の涙を流しているそうです。
綺麗なお話だと思いませんか?たくさんの改変話があるそうで、わたくしが知るこの御伽話も、そのひとつでしかないようです。他の方に聴けば、もっと他の人魚様のお話が聴けるかもしれませんわ。
作品のお役にたてるといいのですが…。
完成の暁には、是非拝見させていただきたいです。
…うん。ごめん。あたしもどっちかな…とちょっと考えた。
[深山の性別について何も言わなかった理由は其れらしい。]
姉さんなら、大抵自室で臥せってるわ。
相続会議が始まるまでは、自室の面会でしか会えない筈。
[>>138>>139落ち着いた綺麗な女性から声をかけられた]
あら、わたくし、ですか…?
これは御丁寧に、わたくし、紅藤鹿ノ子と申しますの。
でもごめんなさい、わたくしも幼子の頃に御伽話として聴かされた程度の事しか知らないのですが…。
子供騙しで、少し長いですが、よろしければ聴いてくださるかしら。
綺麗な、そして切ないお話で、鹿ノ子はこのお話が大好きでしたの。
[そうして静かに、思い出しながら御伽話を語り始めた。]
この島には古きより人魚がいて、それは美しい御姿をしていて、そして美しいものを愛していました。
そんな人魚とは対照的に、人間は酷く醜く、美しい人魚を我が物にしようと争いを始めました。
人魚は当然身を隠し、ひっそりと暮らしておりました。
人間という生き物に絶望を覚え、冷たい水の中で生きる人魚は、その美しさも相まって、冷たい彫像の様であったといいます。そんな折、心優しいひとりの子供と出会ったのです。
その子供は無知で無垢で、人魚をただ美しいと思い、そして対等の生き物として、人魚に接しました。
そして人魚も、美しい子供の心にだんだん打ち解けるようになりました。人魚は今や、冷たい彫像ではありませんでした。
[一呼吸おいて、言葉を紡いだ]
うん、そうして。とりあえず忘れておいて。
[弱みを握られたようで悔しくは思うが仕方ない。
今に見てろ、とは思いつつ。]
別に、呼び捨てでもいいんだけどね。
…ああ。うん。本当に記憶が曖昧だから、見間違いかもしれないわよ?
確か、琥珀の中でゆらゆらと何か揺らめいていたような。
虫っぽい影じゃなかったように思ったし、そもそも琥珀の中で何かが揺らめくことってない筈だから。
見間違いなら、贋作の琥珀だったんじゃないかなとは思うけど。
それはそれで、変よね。うちで贋作作る理由はないし。
しかし、それも長くは続かなかったのです。
子供が人魚と親しくしていると察した人間たちは、子供を罠に人魚を捕えようとしました。
子供はそれに抗い、逃げ、海に落ちて死んだと言われています。
そしてその冷たい水の中、人魚は大粒の涙を流しました
水に洗われた涙は、美しい琥珀となったそうです。
結果として子供を死に追いやった己こそ醜いと思い、美しい琥珀に生まれ変わりたいと、人魚は今でも琥珀の涙を流しているそうです。
…綺麗なお話だと思いませんか?
たくさんの改変話があるそうで、わたくしが知るこの御伽話も、そのひとつでしかないようです。他の方に聴けば、もっと他の人魚様のお話が聴けるかもしれませんわ。
作品のお役にたてるといいのですが…。
完成の暁には、是非拝見させていただきたいです。
これで村始まって人魚がおっさんになってたらどうしよう。
べ、別に美しい「女性」とか言ってないし、人の美しさなんて千差万別だよね!!!
美しいおじさま人魚を我が物にしようと争う人間たちちょう醜いな…
あれ?
[もうひとつビスケットをつまもうかと思い、視線を彷徨わせた其の時。
ソファに座って、お手玉を弄んでいる鹿ノ子の姿が目に入った。]
かのちゃん、久しぶり。
来てたんだね。知らなかったよ。
[声を掛けてみるが、さて気付いてくれるだろうか。]
人魚の話?
…へえ。そういう話もあるんだ。
[人魚にまつわる伝承を幾つか聞いたことはあるが、鹿ノ子
が今話している話は初耳で。
始めから終いまで、しっかりと耳をそばだてながら聞いていた。]
[>>415綺麗というより、愛らしい女性に声をかけられた]
あ、あら、ええと…
[親しげな相手の様子に記憶を巡らせると、子供の頃に共に遊んだ少女が、かのように美しく成長したのだと思い当たった]
ああ、べにちゃん!
…いや、今は紅緒様とお呼びすべきかしら…?
お久しぶりです、お招き頂き有り難う。
[紅緒も招かれた側の者だとは思っていないらしい]
わたくしが御母様に聴いたのは、この御伽話でしたの。
この島の事だと聴いていたので、御屋敷に遊びに来て花穂御姉様を見た時は、てっきり人魚様かと思ったのを覚えているわ…。
人魚をモチーフにした宝飾。か。
ご当主からの指定はないようだが・・・
ギリシャの神話では恋人と引き裂かれた人魚の、悲しみの涙が琥珀になったという話も聞いた。
この島のまわりの人魚も、どこか悲しい思いがあるのかな。。
帯留めも考えたが、青琥珀は光の加減で色が変わる。
根付として作って、帯飾りで使ってもらった方が使い手も使いやすいかもしれない。
[色々考えながら、作業を進めている。
止められなければ、会議の前には、人魚の透かし彫りのある青琥珀による根付を渡せるだろう**]
ああ、判った。
今のところ、私は何ひとつ思い出せないよ、紅緒ちゃん。
[呼び捨てでいいとは、言われたが。
何となしの優位を表すように、年少者への呼び方で]
……揺らめく、ねぇ。
まあ、そうだな、見間違いだろうね。
水槽ならまだしも、琥珀のなかで揺らめき、などはね。
[紅緒から話を聞き、また、人魚について語る少女の話に]
――成る程、益々、キナ臭い。
[とは、ごく小さく、ぼそりと]
昔と同じ呼び方でいいってば。
歳そんなに変わらないし、格式ばったの苦手だし。
あと、ううん…。
[招かれた礼を言われてもなあ、と思いつつ口を開く。]
言いにくいんだけど、あたしもかのちゃんと同じ立場なんだよね。
姉さんが人魚、かあ………。
[鹿ノ子の言葉を聞きながら、人魚と姉の印象が重なるかどうか暫し黙考。]
そうかなあ。
あんまり、涙を流すような人には思えないんだけど…。
[実際、姉が泣くところは見たことがないのだ。]
TMMIのルールをちょっとお借りして、幻想的な感じのやつやってみたいなー。
縁結びとかのルールはそのままで、狂気系じゃなくしたの。
んー、幻想系RP村とか入りたい。
[>>418如何にも軍人といった男が、何やら呟くのが聞こえたが、内容はわからなかった]
あ、あのう…。
わたくし、この度招いていただきました、紅藤鹿ノ子と申しますの。
[>>302気になる話が聞こえ、恐る恐る声をかけたらしい]
人を琥珀にする、といったお話が聞こえたのですけれども、わたくしも少しだけその噂を耳にしたことがあるのです…。
この久慈の御屋敷に絡めた噂話とは知りませんでしたけど…。
わたくしが知っている、琥珀になりたいと希う人魚様の御伽話と、何か関係があるのかもしれませんわね。
[あまり深くは考えていないらしく、にこりと微笑んだ]
>>417
恋物語としてはじめ書き始めてたんだけど、膨大になりすぎるので路線変更しました。
変更しなかったら、ぴったりだったのになー。失敗したかなー。
あはは、構いません。いつものことですので。
[当主のことを聞けば]
なるほど、それでは見比べる事は叶いませんね。
まぁ、体事もあります、無理をしないほうがよろしいでしょうし、機会があればということで。
[>>419記憶の少女と変わらず、はきはきした様子に思わず頬が緩んだ。鈍い子供だった鹿ノ子が泣いた時、手を引っ張って、久慈家の大切な琥珀を見せてくれた利発的な紅緒を思い出した。]
じゃあ、べにちゃんと呼ばせてね。
同じ立場というのは……花穂御姉様の事ですから、お考えがあるのかしら……。
そうね、花穂御姉様が涙を流してらっしゃるところは想像できないかもしれないわ…。
でもね、あのね、夢見がちだって笑わないでね…?
…初めてお会いした時に、冷たい水の中で佇んでいる人魚様の様だと思ったの。それで鹿ノ子、御伽話の子供の様に、人魚様と仲良くなりたいと思ったのよ…。
[今となっては恥ずかしいらしく、少し頬が染まった]
ま、相続会議が始まれば嫌でも顔を付き合わせることになるわ。
…おしとやかに振舞う方法なんて知らないわよ。
[深山への返事の筈が、途中から愚痴になっていたりして。]
草月さんのRP>>359>>360がすごい好きなんだがどうしよう。言葉のチョイスが綺麗ですごい好み。
これが恋か…恋なのか…。
うん。それでいいよ。
[昔と同じ呼び方に戻してもらい、満足げ。]
そっかぁ。
顔付き合わせてるかいないかで、見方や印象が違ったりするのかな。
大丈夫、笑わない笑わない。
…そうか、なるほど。
つまり人魚と見紛う容姿と立ち居振る舞いで周りの男達は姉さんに求婚したくなるとかそういうあれか。
[何やら、思考が別の方向に向かっている。]
そういや、あたしまだ見合いの話がに縁がないなあ。
かのちゃんは、お見合いしたことある?
[頬を染める鹿ノ子に、そんな話を振ってみた。**]
ではその時にでもじっくり、見比べるとでもしましょう。
[少し考え]
振舞うぐらいなら、そのままで構わないのでは?
無理をして繕っているよりは、よほど好感が持てますよ。
(まぁ、無理して振舞っているのは俺なんだがね)
久慈家の猫 スズは、議事録に栞を挟んだ。 ( B100 )
進行中は存在感が無い傍聴人という立場だから、プロロとエピではっちゃけるぜいえーい
…って思ってたけど
昨日、当主様を独占しちゃったのは申し訳なかったな…
しかもあまり内容の無い話になっちゃったし…orz
当主様のコアタイムも限られてるんだ、うん。
今日は大人しくしてよう、うんそうしよう。
でも当主様のお膝の上からは降りないー(ごろごろふにゃー
匿名メモ会話かわゆす。
………しかし、苺の旬は確かにそうかもしれないが、北海道だとずれますよね……(遠い目
5月ぐらいかな。
……しかし、いつまで待てば良いのだろうかね。
部屋などは用意されているのか?
[誰に訊ねるともなく]
時間があるようなら、当主殿にも一度、お会いしたいものだが……。
[どうして自分を呼んだのかは、やはり、気にはなる]
流石に、部屋を用意しないなんてことはないと思うのよ。
招待しているわけだし。
時間、かあ。どうなんだろ。多分、まだ大丈夫なんじゃない?
じいやも使用人も手空いてないみたいだったら、あたしが案内するのもありかなあ。
あ、優兄はどうする?面会。
[ビスケットを齧り終わってから、指をぺろりと舐める。
どう見ても令嬢の仕草ではない。]
だよねえ。
あたしは自室をそのまま使えばいいから関係ないんだけど、あんまりここから遠い部屋だと面倒くさそう。
[何処が誰の部屋かなんて、当然把握している筈もない。]
遠いと面倒くさいってこの屋敷どんだけ広いんだよ…。
[案内された部屋まではそれほど歩いた記憶がないが、さらに先があったのも確かで。
迂闊に彷徨くと迷子になったりするのだろうか。]
…家の中で迷子は流石にないよな。
[草月からの言伝(>>223)は、つい先程ようやく花穂の耳に届いたようだ。
特に要望はないようで、花穂は連絡を受けた使用人に其の旨を伝える。
連絡役となった使用人はというと。
草月に言伝を伝えた後、連絡が遅いと執事にこっぴどく叱られたのだが。
其れはまた別の話。]
どれだけって。
自分で歩いててわかんない?
[嘉瀬の言葉に、首を捻って。]
迷うのが嫌なら何処かの神話みたいに、糸玉持って歩くといいかもね?
生憎手持ちがないけど。
そうか。
まあ、大した荷物でもないが……あとで置いてくるか。
[面会の件については、ふむりと]
じゃあ、手の空いた使用人が捕まらなかったら、案内をお願いするよ。
あぁ――部屋か。
[まだ横に置いたままの荷物を見る。原稿用紙も持ってきた為に、妙に嵩張っている。
使用人を見つけたら、部屋に案内して貰おうと考えた。]
俺は…、まあ、会わずとも構わぬさ。
あのひとが暇を持て余していてお呼びだとなれば、別だがな。
そこの男も、あのひとに用があるようだし。
[紅緒の行儀の悪さにわずかに頬を緩め、真崎のほうを顎でしゃくる。]
ただ、全く会わぬのでは、矢張り拙かろう。
紅緒、見舞いの品を代わりに渡しておいてくれるか?
[重量のある紙袋を差し出すと、老舗の果物屋の名前を挙げた。]
――あすこの店の、缶詰だ。
あのひとには、詰まらぬ見舞いだと思われるだろうかね。
[首を捻る紅緒に憮然とした表情を見せつつ。]
部屋と広間しか行き来してないし。
屋敷内を散策とかしていいのかも分かんないしね。
けどまあ、ご忠告ありがとう。
歩き回る時は糸でも引き摺って歩く事にするよ。
了解、その時は案内役を引き受けたっ。
顔つき合わせるとお小言飛ぶからあまり会いたくないのが本音だけどね。
わぁ、缶詰!
…つまみ食い出来ない品物なのが残念だわ…。
缶切りは調理場か姉さんの部屋にしかないのよね。
[真崎の返事を聞いて、頷きつつ。
優也から紙袋を受け取り、早速中身を確認。]
あ、そうそう。
後で厨房からタルトタタンが出るよ。ビスケットだけじゃ物足りないでしょ?
あ、ちょっとちょっと。
[視界の端に、今しがた茶を運び終えたばかりの使用人を見つけ。声を掛ける。]
お客さんを客間まで案内しておいて。真崎さんと新原さん…えっと、軍人さんと…なんだっけ?横に大きい荷物持ってきてるひと。
相続会議までに何とかしておかなきゃ、大変でしょ?
[使用人達は一度だけ頷いた。
とりあえず、部屋の案内までは問題なさそうだ。]
屋敷を散策するくらいで、がたがた言わないと思うわ。
…おっと、今の言葉遣いは姉さんには内緒ね。
[言いながら、紙袋の中身をまた覗き込む。]
缶詰…こんなおいしそうなのを、姉さんはつまらない見舞いとか言うの?
えー…。
怪物が巣食ってでもいるのかね、この屋敷は。
[糸玉云々に、小さく笑う。
笑ったあとで、さて、巨万の財が絡めば怪物よりも人間が恐ろしいかもしれないなとは思いつつ]
そう、避けるものではないよ。
小言だって、聞けなくなれば寂しいものだからな。
[とは、苦笑を浮かべつつも、真面目な声音で]
[屋敷の広さに迷う心配をしている者たちに案内をと思ったが
自分も良く、屋敷内で迷子になっていたことを思い出し]
無理だな……
[と小さく呟いて、首を横に振った。]
[嘉瀬と紅緒のやり取りには、くく、と小さく笑い。]
無駄に広いぞ、此の屋敷は。
…俺も、引き取られた当初は迷ったりもしたもんだ。
書斎で途方に暮れていたところを、…助けに来たのは誰だっけな。
[意地を張った結果、晩餐の時間まで書斎に閉じこもる羽目になったのだったが。]
琥珀の保管場所を除けば、好きに歩き回ったってお咎めはなかろうよ。
なにせ、あんただって「相続候補者様」なのだから。
怪物がいても可笑しくないんじゃない?
人魚がいるだの、妖精がいるだのなんて噂があるくらいだし。
ん、広い意味で言えばその辺も怪物?
[軽口を返しながらも、続く言葉にはううんと唸って]
そうかなあ。
お小言聞きすぎて、耳にたこが出来る頃合なんだけど…。
[言葉遣いどうこう以前に仕草や行動がすでにお嬢さまらしくないよな、と紅緒を見ながら思う。]
…普通は他人の家は許可なく勝手には歩かないもんだよ。
[そういう世間から少々ズレている、というよりは世間知らずな所はお嬢様っぽいかもしれない、と思い直した。]
当主サマに告げ口なんかしないよ。
[直接会話する事もないだろうし、と内心で付け加え。]
そう?
まあ、招かれた立場なんだし大丈夫じゃないかな。
さっき話題に出た琥珀の保管場所に手を出さなかったら、まあ問題ないと思うのよ。
あ、あとは姉さんの私室か。流石に夜這いは首が飛ぶと思うわ。
[と、かなりすれすれの冗談を口にしつつ。]
まあ、今は余所者の俺とて、案内人程度は出来るさ。
暇を持て余しているくらいだ、使用人が捕まらねば声でもかけろ。
[外部より来た者には、やる気なくもそう伝えて。
缶詰を覗き込む紅緒の様子に、くすりと笑う。]
おや、…土産は、万華鏡なぞより食い物の方がお好みだったか?
名のある店の焼き菓子でも買ってくれば良かったか。
然し、ここの屋敷だって随分良い料理人を雇っているだろう。
今の料理人は、俺のいたときと同じなのかどうかは知れないが。
[十年前に働いていた料理人の顔を思い浮かべつつ。]
ううん、万華鏡は勿論気に入ってるよ!
でもここの缶詰も美味しいからお気に入りなんだよね。
色気より食い気なんだから仕方ない。
[缶詰の入った紙袋を食い入るように見つめる。]
確かに、いい腕してる料理人ばっかりだよ。
入れ替わりは…ん、どうだろう。ねこやんっていつ頃から働いてたっけ。
年齢不詳だからなあ、あの人。
小言を口にするのは、君のことを心配している証左だろうさ。
関心がないのなら、何をやろうとも放っておくだろうからね。
[続いた紅緒の言葉には、目を丸くして苦笑い]
……夜這いね。
ま、財産が欲しいのなら、そんな馬鹿な真似はしないのじゃないか?
当主殿を虜にする自信がある輩なら、別だろうが。
母が18歳の時に僕が産まれたと聞いている。
なので母は現在37歳だよ。
当主サマは三十路すぎらしいから流石に綺麗な人でも手を出すとかないね。
[にやりと笑う紅緒を軽く目でたしなめつつ、咳払いをひとつ。]
……良いことを教えてやろうか。
幸運なことに俺は、箱入りでなくて、バラで缶詰を買って来たのだよな。
[要は、一つ抜き取ってもバレんぞ、と紅緒にしれっと唆し。]
ねこやん……?
[愛称なのだろうか、と首を捻る。]
島を離れる間際は慌しかった故、一々名前まで覚えていないな。
少なくとも、俺が来たばかりの頃に居た者じゃないと思うがね。
ううん。褒められた記憶がないから避けがちって面はあるかな。
…まあ、うん。冗談だけどね夜這いは。
[ちらりと上田の反応を見つつ]
慎み深いのは姉さんだけで十分じゃない?
反応については、まあ。見なかったことにしとく。
…なんと!
[バラで買ってきたという言葉の意味を察したらしい。
教えてくれてありがとうと言わんばかりの、きらきらした笑顔を返す。]
苗字からのあだ名なんだけど。ねこはねこでしょ?
[広間に居た猫の名前を、あくまで覚える気がないようだ。]
紛らわしいからねこやんって呼んでる。あ、そのビスケット作った人なんだけど。
まあ、入れ替わり位はしてるよね多分。引退とかで。
まあ……先ずは、荷物を置いてくるとするかな。
君、済まないが、部屋まで案内を頼むよ。
[紅緒が先ほど呼び止めていた使用人に、声を掛ける]
それと、当主殿はいまお時間はあるだろうか?
忙しくなる前に、一度くらいは、ご挨拶しておきたいのだが。
[いずれにせよ、広間から外に出て、部屋には荷物を置きに]
いってらっしゃい。
たまに、姉さんの部屋まで行った事がない使用人もいるから気を付けてね。
道案内させたら、大変な目に遭うかも。
[と言っておいたが、さて聞こえていたかどうか。]
呼び方すぐ忘れてしまうので、メモしておこう。
久慈 カスイ:花穂、当主殿
新原龍一郎 :新原先生
笹倉遥 :笹倉さん
嘉瀬石蕗 :嘉瀬君
桂草月 :桂さん
夕凪アカリ :夕凪さん
久慈紅緒 :紅緒
井住優也 :井住君
古座野縁 :縁
深山華織 :深山君
紅藤鹿ノ子 :紅藤さん
真崎正毅 :真崎さん
しかし、人魚ねえ…。
上田の小父様も姉さんが人魚に見える、と。
………姉さんが人魚だったら、あたしは何だろう。
うわ、怖くて聞けやしない。
[大げさに首をふるふると振った。]
ところで、人魚って女の人しかいないんだっけ。
相場では美人で歌が上手くて…あとなんだっけ?
その相場と違う人魚がいるなら、ちょっと見てみたい気はする。
[上田に話しかけられれば、意外そうに目を見開いて。]
……ああ、矢張り。
あんたは覚えていないだろうと思っていた。
[思い出し、上田を見やる眼差しには少し懐かしげな色が浮かぶ。]
…俺の部屋の傍まで鞠が転がってきたのだったな。
話しかけられたときには、物好きが居るものだと呆れたが。
[当時は、同年代の者と話すことなど滅多になかったのだ。]
そういや男の人魚って聞いた事ないね。
あんまり見たいとも思わないし…。
というかさ、人魚ってそもそも陸にあがれるものなのかな?
招待したってくらいだし、本当に居るんだったら足があるんだよね。
[それって人間と何が違うんだろうか。
エラがあったりするんだろうか、などと想像する。]
そう?
怖いもの見たさ的なあれで一度くらいは見てみたいんだけど。
…言われてみれば。人魚って人間に化けられるんだ?
あ、でも御伽噺では何かを代償にして人間になったりする話がなかったっけ。
[陸に上がった人魚を想像してみた。]
…なんだか呼吸困難でばたばたしてる姿しか想像出来ないのは、あたしの想像力が貧困なせいかな。
[缶詰を抜き取る妹には、黙って共犯めいた笑みを浮かべ。]
ねこ……?
そういや、俺が居た頃にも此の屋敷じゃ一匹飼ってたな。
鈴とか言ったか、あれは。
今も生きてる訳はなかろうし、あれの子か孫か、そんなところか?
[指されたテーブルを見やると、歩み寄ってビスケットを一枚齧る。]
……へえ、旨いな。
余りこういうものは食わんのだが、いい腕なのは本当らしい。
花穂が人魚なら……紅緒は、
[赤ずきんとでも言おうとして、やめておいた。]
あぁ……あっていたのだな。良かった。
[記憶に眠っていた少年が井住で間違いないことが分かり、
ほっとして微笑む。]
物好きか……当時から私はどこかずれていたからな……。
しかし、君にまた会えて嬉しいよ。
あの頃は、同じくらいの身長だったのに随分と大きくなったな。
[そう懐かしそうに目を細めた。今では少し見上げるくらいだ。
自分が平均より小さいせいもあるだろうが……]
[陸に上がってばたばた暴れる人魚を想像して少々げんなりとした顔になり。]
…それは美しくないね。
何かを代償に、かぁ。
なんだったかな、聞いた事ある気がする。
[幼い頃、母から聞かせてもらった寝物語にあったような覚えがある。
とても悲しい記憶だったような。]
でもよく考えてみたら、見た目が人魚っぽい人って候補者の中にあまりいない気がするんだよね。
[敢えて該当するとしたら桂か紅藤あたりだろうか。
男性陣はあまりそぐわない気がするし、紅緒も快活な性格があまり人魚っぽさを感じない。]
え、それほんと?
…つまり晴天限定で人間になる、と。
梅雨時は大変ね、人魚。
[何か違う感想が出てきた。多分そういう問題じゃない。]
言われてみればそうね。そもそも招待客って殆ど男の人だし。
…うん。あたしが人魚っぽく見えないのはわかるから皆まで言うな。
雪ちゃんが読んだ赤ずきんちゃんの内容↓
おばあちゃんに会いに行って、
いつもと違うことに気づいて逃げてる途中で
猟師に会い、協力して返り討ちにする……。
[>>312に始まる人魚の御伽噺を聞くともなしに聞いている。
醜い人間達と、美しい人魚。そして、罠にかけられた子供。
その構図はどこか現在を思わせるような気がした]
人魚がたおやかで儚いものなんて、誰が決めたんだろうねぇ。
そいつは人間達からいくらでも逃げおおせているでしょう?
存外したたかなやつかもしれませんよう。
赤ずきんの物語では、狼を退治したのは猟師ですね。
赤ずきんは狼に食べられてしまう。そこを猟師によって救われるのです。近年の童話はこの物語になっています。
[そっと、呟くような声で言った。]
あたしの知っている男の人魚は、大体顔が魚で足が人っていう逆のパタンが多いですねぇ。
で、若い娘をさらってゆくらしいですよう。お嫁さんとして。
お嬢さん方も、お気をつけなさいよう。
まあ、怪物みたいな容姿の人魚が居てもおかしくないかもね。
琥珀の涙を流す人魚も、一説によると怪物みたいな容姿をした人魚って説が…。
[縁の説にのっかって、綺麗な人魚伝説を引っ掻き回す形に。]
大学のセンセイをやっているのだと、先刻聞いた。
なれば、人並みでない視座も要るのだろうさ。
[揶揄するでもなしに、上田の返答にさらりと。]
ん、背丈だけは、大分伸びた、かもな。
然し、あの頃と何も変わらぬさ。…何の力も、ない儘だ。
[背筋を伸ばしてみれば、確かに言われた通り。
真崎には及ばねど、平均よりは高い部類に入るだろうから。]
……赤頭巾というよりは。
[上田の呟きを拾って、紅緒を見やる。
彼女がかつて落書きした、シェークスピアの戯曲。あれに出てくる妖精をふと思い出した。]
あ、やっぱり猟師だよね退治したの。
…近年の?昔の赤ずきんは違ったのかな。
[とはいえ、とりあえず記憶違いではなかったことにほっとしている様子。]
[用意された部屋に、一先ず荷物を置き。
当主の部屋にまで案内されれば、ノックをしてみて。
反応がなければ、広間に帰るだろう]
儚くありたいと願っていても、図々しく生きなきゃならん場合もありますからねぇ。
魚顔も、よく見りゃ愛嬌もあるでしょうよ。
ああ、そういや、金魚の世話を頼んで来るのを忘れていたねぇ。
(どうでもいい)
…ごしごし
ここはRP村ですか?
皆様、素敵すぎて中の人がときめいております。
ここから相続者候補達のガチが始まるのかぁ(キラキラ
どんな村になるんだろ?楽しみにゃ!
>>474
…まあ、探せば儚げな美少年だか美青年だかの男人魚もいるだろうねぇ。
紅緒お嬢ちゃん、そういった人魚を見つけたらどうします?
…少なくとも相続会議に出席するような人魚なら多少は図々しいんだろうね。
[実際に人魚がいたとして、目的が金とは限らないが。
琥珀も自分で生み出せるようだし目的が分からないな、とふと思った。]
んー。そういう見目麗しい男の人魚を見つけたら?
[縁の問いに、暫し考える。]
この近辺で見かけたら、捕まえて剥製かホルマリン漬けにしてみる?
人魚の島って別名に箔が付きそう。
[返ってきた答えは、案外容赦なかった。]
ま、あたしの目の前に姿を現さない方が身のためじゃないかしらとは。
……失礼する。
[断りと共に扉を開ければ、猫を撫でる女。
余命幾許もないと聞いている先入観のゆえか、どこか、現世離れした美を感じさせる]
と、ああ……招待いただいた、真崎だ。
ご無沙汰している……と云うのが、適切かどうかは判らんが。
[何しろ、十年かそこら前に幾度か会ったきりだ。
こうして顔を見れば、多少は記憶も思い出せるが――]
そういう、幸せな結末の御伽噺って大体お姫様が出てきたりするよね。
…お姫様が出てくるような童話、あんまり読まないんだよね…。
優兄なら知ってたと思うけど、親指姫のお話が好きじゃなくてね。
なんでツバメと結婚しないのよばかー。
せめて、ツバメが王子様に変身したとかなら許せるのに。
[話が大幅に脱線した。]
あぁ、すみません、部屋への案内を頼めますか。
[使用人を呼び止め、立ち上がる。]
すみません、少々、失礼致します。
[広間の面々に頭を下げ、用意された部屋へと向かった。]**
お久しぶりですわ、真崎様。
相変わらずお元気そうで。
[猫を撫でる手は止めぬまま、にっこりと笑う。
其の笑みには、何処か社交辞令的な色も混じってはいるのだが。]
[広間を出て行く新原を見送り。
自分もそろそろ部屋へ戻って休もうと。]
僕もそろそろ失礼させてもらうよ。
[次に会うのは相続会議の場だろうか。
その時も今くらいには和やかに話が進めばいいのに、などと考えつつ広間を出ていった**]
>>485
[紅緒の現実的な答えににい、と笑って]
向こうは不死でしょう?
飼えばいいじゃありませんか。
不死の人魚をこの目で見られるなんて、いい売りになるでしょうよう。
紅緒お嬢ちゃんはお優しいですねぇ。
あれ。人魚って全部不死なんだっけ?
殺せば普通に死ぬのかと思ってた。
[取り敢えず、其れは笑顔で言う内容ではない。]
剥製だのホルマリン漬けだの言い出すあたしが優しいとは思えないんだけどね。
村の設定が変更されました。
……まあ、軍人は身体が資本だからな。
[笑顔を向けられれば、微かな動揺が浮いたか]
そういうあなたは、手紙を読む限り、元気とはいかないようだが。
[咳払いしつつ、単刀直入に]
……何故、私が呼ばれたのかと思ってね。
まさか、ずっと好意を抱かれていたというわけでもあるまいし。
[冗談を混ぜて、小さく笑い]
★★★点呼を終了しました。
[こちらも笑顔で]
さて。寿命があるにしろ、触って死ぬ生き物でもなし、すぐにどうこうする相手でもないと思いますよう。
苦しませない心遣いがあるだけ、あたしよか随分とお優しいですよう。
えーと…人魚の話をしてる人がちらほらいるのかにゃ?
確かに、男の人魚は聞いた事が無いにゃ。
これで1dになって人魚当たった人が男性だったら、芝生が沢山生えるような気がするにゃw
……まあ、美人から声が掛かるのはいつでも歓迎なのだがね。
理由も判らないでは、なんとも、居心地が宜しくないというものだ。
[軍の関係か、久慈家と関係があったという母の実家の絡みか、それとも――]
…ふふっ。ええ、体力も大分落ちてきてしまって。
寝起きするのがやっとですわ。
[笑いながら、自身の病状を口にして]
何故、と聞かれたのは真崎様で二人目ですわね。
久慈家の家督を継ぐための絶対条件はただ一つ。
家督を継ぐだけの才を持っていそうな方。ただ其れだけですわ。
…ええ、見込みはありそうだと思っておりますのよ。
[好意の件については、さらりとはぐらかした。]
いや、流石にホルマリン漬けとか剥製をやってる最中は苦しいと思うんだけどね…。
[縁の基準はわからない、と言いたげに苦笑いして。]
さて、と。
あたしはちょっとくすねた缶詰を部屋に持ってってから姉さんの部屋へ行ってくるね。
じゃ、また相続会議の時に。
[紙袋と、くすねた桃缶を手に。上機嫌で自室へと。**]
まあ……無理せず、安静にされることだ。
裏腹に、妹さんは、相変わらず元気なようだが……。
[病状を訊けば、静かに笑って]
……家督を継ぐに足る才、ね。
兵を動かすなら兎も角、商売などに縁はないのだが。
紅緒と?
…そう。また失礼なことをしているかもしれませんわね。
もしそうでしたら、申し訳ありません。
[商売に縁はない、との言葉を聞けば笑みを深くして]
良い琥珀の取れる場所まで遠征して頂いて、強奪することもあるかもしれませんもの。
そういった場合には、役立つのではありません?
[果たして、何処まで本気なのか。
其の表情から窺い知ることは、難しいだろう。]
何かを期待して世辞を言うなら、花のひとつも持ってくるさ。
記憶にあるよりも、美しくなられたと思うのは、偽りないところだ。
[もっとも、燃え尽きる蝋燭の最期の輝きに近いものなのかもしれないが――とは思えども]
しかし……よく慣れた猫だ。
確か、以前にこの屋敷にお邪魔したときも、似たような猫がいたと思うが。
お好きなのかな、猫が。
[こちらに視線を向けてくる猫を、じっと眺めて]
其れもそうですわね。
でしたら、素直に受け止めておきますわ。ありがとうございます。
ええ、この子はあの時いた猫の子供だったかしら、孫だったかしら。
猫は好きですわ。…気ままで、無邪気で。
わたくしも、こうあれたら良かったのにとは思います。
[視線は、膝の上の猫へ。
少し寂しげな笑みを、口元に浮かべて。]
いけないいけない。お嬢ちゃんだったねぇ。
あたしもそろそろ戻るかねぇ。
…お嬢さんのお顔は、明日見に行くとしようか。
[欠伸を漏らすと、煙草盆を持ち、自室に戻った]**
いや、失礼などは。
なんのかのと言いつつも、私たちの相手をきちんとしていたよ。
それに、若い子はあのくらい元気なほうが、話していて楽しくていい。
あの歳であれなら、大したものだよ。
[避けがちといっていた紅緒のことを浮かべ、ひとつ笑んで]
切った張ったをさせたいのなら、家督を継がせる必要はない。
高い報酬を示して、私兵として雇えばいいだけだろう?
[才の話には、そう応じたが。
花穂の深い笑みをじっと見たあと、肩を竦め、息を吐いた]
まあ……、
会議も始まっていないのに、私の才を心配しても仕方がないな。
[踏み込まないほうがいいと、どこかで判断して。誤魔化すように、そう笑った]
[長い睫を数度瞬かせ、ゆっくりと目を開く。
ソファーに沈んだ身体には、いつの間にか誰かの上着がかけられていた。]
あら……あたしったら、寝ちゃってたのかい。
うぅぅ、気付けばじき話し合いが始まるのかね。
ん、この上着、誰のだろう…。
探してお礼を言わなくっちゃ。
[そう言うと身を起こし、かけられていた上着を手際よく畳んだ。]
[広間を見渡し、ポツリと呟く。]
んん、難しい話はあたしにはよくわからないけど。
何とも面白そうな人達だねぇ。
ま、話し合いの余興の際には、一曲くらい舞ってあげようかな。
[くすくすと笑みを浮かべながら、巾着に手を伸ばす。
微かな鈴の音を響かせ、キヤラメルを取り出すと、それを口へと運んだ。]
/*
うにゃーーープロゆっくり顔出せてなくてすみません;;;
やっぱり本参加諦めて正解だったな。
まったりと応援させていただきます…!!
でしたら、よろしいのですが。
あの子、悪戯好きですから…。
[真崎の言葉に笑みを返す。
先程の寂しげな色は、何処かに失せたよう]
家督相続の仕組みについては、後々皆の前でお話させていただきますわ。
其れまでお待ち頂けませんこと?
……気侭で無邪気か。確かに、自由で良い。
[妹の紅緒がそうだとは思ったが。寂しげな表情に、口には出さなかった。
憧れるということは、望んでも出来ない生き方だったのだろうから]
……、そうだな。
無論、抜け駆けをするつもりはない。
あとで説明があるのなら、それまで待つさ。
どうして私が呼ばれたのかが、相続それ自体よりも気になってはいるがね。
[と、応じて]
まあ、騒がしく前に、お会いできて良かったよ。
さて……それでは、そろそろ失礼するかな。
[...は膝から崩れ落ちそうになる]
おっと・・・。
(いかんいかん、少し休憩させてもらおうか。
難しい話やお伽話が多くて右から左だぜ)
[周りを見回せば、先ほどより、広間に居る人数が減っていることを確認した]
[使うはうっすらと琥珀色の入った、透明な硝子の器。楕円形の大皿にした。
中央には土台として白い印度栴檀を珊瑚のように二つ。その手前には、岸辺の海のような鮮やかな青を湛える勿忘草を据える。
珊瑚の岸辺から海にかけて、長い蔓のような茎が特徴の、浜香という花を置いた。海側に置かれた儚げな薄紫の夜明けの色は、その名の通り、幽かに甘い香りを放っている。
すなわち蔓が漁師の網となり、その先の花が人魚と見えるように。
次に薄紅色の、牡丹に似た一輪の浜茄子の花を海側、人魚に添えるように。真っ赤に熟れた浜茄子の果実を数個、岸辺に配置した。
若々しく瑞々しい花は海に浚われた子供に、酸いも甘いも知りつくした果実を大人に見立てて。
そして彼岸花の一種である、純白の浜木綿を無造作に子供に被せた。それは子供を呑みこんでいく無慈悲な波を表す如く]
[最後に、造っている過程で散ってしまった勿忘草の花びらを、最前にいくつか散らす。]
――ふう。……本当は琥珀色の花の持ち合わせがあればよかったのですが。
[最前に蒔かれた海の色と同じ、人魚の涙を見て呟く]
これで完成、とは参りませんが。
[もしかしたら、相続会議で当主に会って構想が変るかもしれない。今は、皆が口々に行っている「人魚のよう」という言葉を元に、想像を膨らませているだけ]
とりあえず。これで大丈夫、なはずですわ。
[今すぐ琥珀の間に持って行こうか迷ったが、いかんせん集中力が切れている]
少し、休憩させていただきましょう。
――御当主様はこの花に込められたもうひとつの見立てに、お気づきになるかしら?
[帰る時に、こっそり当主にだけは伝えておこう。そう思って草月はそのまま部屋で目を閉じた]
――草月のもう一つの見立て。それは、相続会議に呼ばれた御伽噺の人物。
中央の珊瑚の岸辺は「特殊な割符を持った人物」
敷かれた青い海は「普通の人間」海から少し離れた涙も「人間」を表している。
海を覆う網は人間の領域に踏み込む「魔術師」その先にあるのは琥珀の身体を求める「人魚」。
子供の純粋さは「真名探り」、そして果実は期が熟してから力を発揮する「好事家」。
波を表し、網の上から海を覆う花は「琥珀の妖精」。
その花に添えられた葉は二つ。片方はぴん、と伸び、もう片方は少し萎びている。
その護符の様な形状から「護符職人」に見立てた。
人間が混じっているのは、決して間違いではない。人間も、御伽噺には登場するべきものなのだから――。
/*参考文献
浜香http://ja.wikipedia.org/wiki/%...
浜木綿http://ja.wikipedia.org/wiki/%...
印度栴檀http://www.caracoles.jp/000278...
勿忘草http://ja.wikipedia.org/wiki/%...
浜茄子http://ja.wikipedia.org/wiki/%...
季節が違うのは桂家ではびにいるしいとを所有しているからです(キリッ*/
/*珊瑚を模す栴檀は(人間と人魚の)「意見の相違」
網と人魚を模る浜香は(人魚の得た)「愛の喜び」
子供と大人たちを形作る浜茄子は(人魚の)「美しい悲しみ」
そして波を創る浜木綿は(人魚の心)「どこか遠くへ」
というのを入れようかどうか迷ったです。*/
では、後ほど。
[花穂に一礼して、退出しかけ]
ああ……君もな、猫くん。
[抱かれている猫に、軽く手を振ってみせる。
言ったあとで、雄だか雌だか知らないなとは思ったが]
[...は最後の仕上げを行い、額に浮いた汗を布でぬぐった。
手の中にあるのは、青琥珀の根付。精緻な裏彫りを施されたそれには、胸に手を当てて何かを願う人魚の姿が浮かび上がっていた]
・・・限られた時間の中で、どれだけ出来るか不安ではあったが。
・・・見栄は切るもんだ。
[光の当て方によって色合いの変わる石。石の表情を崩さぬよう、細心の注意を払って加工を施した。
一日に満ちるかどうかもわからぬ時間だが、この石とは不思議に心が通い合った気がする]
[...は部屋の外に出、当主に頼まれた仕事が終わったと使用人に伝えた。可能であれば、当主とまた会って直接石を見せたいと伝えただろう。
当主が忙しいようであれば、執事を呼び出し、彼に宝石を託したかもしれない]
どうして、ですか?
うふふ。わたくしの気まぐれかもしれませんわよ?
[と、冗談めかした答えを返して]
其れではまた、相続会議の時に。
琥珀の間でお会いいたしましょう。
[扉が閉まるまで、見送るように姿勢は正したまま。
真崎が帰った後。膝の上にいる猫を枕元に移動させて。
相続会議の時間まで暫し休息を取る。**]
[使用人は夕凪の言葉を受け、花穂の私室へと向かった。
しかし折り悪く、花穂は休んだ後。
執事が宝石を受け取りにやって来た。
直接お渡しするのであれば、相続会議を待っても…と前置きはするが。]
村の設定が変更されました。
>>#18
そうか。ご当主はもう寝ちまったか。
・・・そうだね。相続会議の時で良ければ、そこでお渡ししよう。
やっぱり、直接渡したいしね。執事の貴方には足労をかけてしまったけど。
・・・アタシもしばらく休むよ**
14人目の容疑者、女学生 神楽坂チヱコ 。
女学生 神楽坂チヱコは、好事家 でありたいと願った。
[ちりん…ちりん…]
…ここで、いいのかしら…。
[手元に握りしめた手紙はすでに何度も読み返されたのか折皺がついている。
ぎゅう、とすがるように手紙をもう一度手探りすると、意を決したように建物の中に入っていった]
あら…本に夢中になっていたら、いつの間にやら時が経ってしまっていたのですね…。
…いつから降り始めたのかしら、霧雨ですわ…。
[静かに、煙るように降る雨をみつめた]
わたくしがこの御屋敷に来たのは、相続会議に出るため…ですよね。
懐かしい人魚の御伽噺、人を琥珀にするという魔術、そして不思議な、何処か色濃い相続候補様たち…。
この御屋敷に来て以来、まるで自分が御伽噺の中に迷い混んだような気持ちになることがあるのです…。
何でしょうか、この胸騒ぎは……。
[>>520何となく物憂げな気分でいると、同じ年頃の少女が屋敷に入ってくるのが見えた]
あら、相続候補の方かしら…?
あの、はじめまして、わたくし紅藤鹿ノ子と申しますの。
宜しければ、御名前を御伺いしてもよろしいかしら…?
[今は誰かと話がしたいと思い、勇気を出して名乗った**]
良家の娘 紅藤鹿ノ子は、議事録に栞を挟んだ。 ( B144 )
あ、はい…!
[突然の声にびくりと震えたが、振り返った先にいたのは同じ年頃の少女。緊張させた肩から力を抜き、ほ、っと息をつく]
紅藤…鹿ノ子さん、ですね。
私は神楽坂チヱコと申します…。
[不安が押し寄せてきていたのか、そっと近寄ると、目を合わせ、おずおずと微笑む]
相続候補は母だったので、私が対象になるかはわかりませんが…少しでも母の昔の事を知りたくて、やってきてしまったのです。
鹿ノ子さんは、相続候補としてここに…?
[同じく感じる胸騒ぎ。少しでも気が晴れるように、しばらく話し始めた**]
[1]
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