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えぇ、手紙を、頂いたので。
[相続の話と言われて頷いた。]
貴方も、血縁の方で?
申し遅れました。私は新原龍一郎と申します。貴方は…?
ああ、すみませんねぇ。
あたしは古座野縁っていう、古本屋ですよう。
このお屋敷の、元使用人ってやつですねぇ。
血縁かどうかなんて、あたしにゃ分かりませんよう。
[青年に顔を近づけて]
ところでお兄さん、お母さんに似てるって言われたこと、ありませんかねぇ?
[執事が、広間へ姿を現した。
使用人から面会の希望について聞き、主の居室にてお待ちしておりますと希望者に告げ。
主に其れを伝えるため、執事はすぐさま踵を返す。
使用人に声を掛ければ、居室の前迄なら道案内をするよう言い含めておりますとも言い残して。]
古座野さん…古本屋さんなのですか。
[少し、目を輝かせて。
それから、寄せられた顔に驚きつつも、頷いた。]
は――はい。
父が言うには、私は、母によく似ている、と…。
…母を、ご存知、ですか?
ええ、まぁねぇ
[あっさりと頷く]
…もっとも、あたしの知ってるのは、当主のお姉さまなんで、間違ってたら申し訳ないですねぇ。
目元のあたり、よく似てますよう。
>>#7
…ってことらしいですよう。
どうです、行ってきたら。
あ、はい!
[古座野に言われて#7に気付く。
立ち上がって、古座野に言った。]
…当主殿の姉ならば、私の母です。
[近くの使用人を呼び止め、当主の元へと案内を願った。]
[新原に呼び止められた使用人はひとつ頷き、先導する形で歩いてゆく。
そして居室まで数歩前、というところで使用人は足を止めた。
案内出来るのは、其処までらしい。]
[新原を見送って]
やっぱりねぇ…
あのお方は、風の噂でかけおちしたって聞いたけど。
はは、そっくりだね。面白いな。
[ふっと笑って、ふところから本を取り出し、読み始めた]
新原様、だったかしら。
どうぞお入りになって。
[扉は執事に開けさせて。
寝台から身を起こした状態で、来客を待つ。]
はい、新原龍一郎と申します。
手紙を、有り難うございます。
[胸元。変わらず、布越しに琥珀のペンダントを握り締める。]
お時間を頂きまして、感謝致します。
お願いがあります。
もしも、覚えていらっしゃるのなら、母の話を伺いたいのです。
手紙を頂きまして、こちらの家の事を知り、ようやく父から幾つかのお話を聞きました。
……母は、どんな人だったのでしょうか。
父はただ、「優しい人だった」としか言わずに…。
構いませんのよ。
今のところ、話をするか寝ているくらいしかすることがありませんから。
[新原の手元をちらと見るが、特に何も言わず。]
若い頃の姉様に似てますわね。瓜二つ、とまでは言いませんけれど。
[此れは、どうやら顔立ちのことを指しているよう。]
どんな人、か。何処から説明するべきかしら。
姉様が駆け落ちに至った経緯から?
似ていますか…?
[自分の顔に指を当てる。]
貴方の目から、母を、聞きたかったのです。
駆け落ちの理由は恐らく予測が付いています。父と母の身分違いが理由かと、思っています。
写真も残っていないから、証明は出来ないけれど…ね。
[新原の仕草を見ながら、薄く笑う。]
身分違い。そうね、それも理由のひとつだけれど。
…あの時も。今回のような形で相続会議が開かれたの。
其の結果、姉様は相続権を放棄した上で駆け落ちに至った。
そんなところね。
…優しい人、だったのかしら。
わたくしにはわからないわ。いいえ、恨んですらいるのかもしれない。
姉様が出て行った日、わたくしの願いは潰えてしまったのだから。
[身分違いの言葉には納得した。父もはっきり言わなかったが、その気配はあった。
そして、続く言葉に首を少しだけ傾げた。]
母がこの家を出て、潰えた貴方の願い、とは…?
………申し訳ありませんが、其れについては秘匿致しますわ。
[よく通る声で、はっきりと。]
身分の低い相手を蔑むようなことがないという意味では、優しい人だったのでしょうね。
…失礼を。
[続く言葉には、目を細めた。僅かな怒り。]
それは――
…いえ。いいのです。
[まだ胸元を握り締めたまま。]
最後に確認させて下さい。
相続権を放棄した人物の子である私に、此処に呼ばれた以上、まだ相続権は存在すると認識して宜しいですか。
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