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―芝生広場―
[部屋に時間が無かったので、風呂セット一式持ったまま、広場に向かう。髪の毛はできるだけタオルで拭いたのだが、乾かしきれず、湿ったままだ]
もう、昴ちゃん。
そんなに慌てなくても、道具はたくさんあるわヨ❤
[すごい勢いで望遠鏡をとった昴にそんなことを言いながらも、
自身も(グー)望遠鏡/(チョキ)双眼鏡/(パー)星座早見盤 に手を伸ばした+グー+]
― 現在:零斗と ―
[零斗との話が終わるとフルーツ牛乳を飲み干して勢い良く立ち上がる]
よっと、零斗相談色々乗ってくれてありがとね!
お陰で少し元気出た。
明日にはちゃんといつものボクに戻ってるからさ!
そう言えば……元気なボクが好きって事は元気じゃないボクは嫌い?
なんて、じゃ、また!
流石に厚生委員の仕事はここではないよねぇ……?
何かナタリア先生に押し付けられるかな?
そうなったらまた後でよろしくだね!
じゃ、ボクもう行くね、ホントありがと!
[ぽいっと瓶をゴミ箱へシュート+裏+してから手を振りその場を立ち去る]
― 露天風呂上空 ―
(おー、絶景でござる絶景でござる)
[仕切りから頭を出して見下ろせば、そこは男子風呂。
本来とは逆の光景であるがゆえ、真上への警戒は緩い……素早い身のこなしだけでなく相手の虚をつくのが忍術である]
(高1はまだまだ成長途中な年齢でござるが……ここの男子は引き締まった完成された肉体の持ち主も少なくないでござるなぁ。
殿方の房中術も侮れぬでござるよ)
[他のクラスの男子生徒たちなどを観察していると、ひとりの入浴者を避けるように散り帰っていった。
貞操がどうとか耳聡く聞いていれば、渦中の人物は行儀よくタオルを頭に載せ風呂を堪能しはじめた]
(師匠アミル殿ではござらぬか。
……これは素晴らしい肉体美でござる、ぱんつ道はその内面も奥深いものでござるなぁ。)
[そのうち招集のアナウンスが聞こえ、アミルが風呂から出るのに合わせて自分も降りた。
降りたとき女湯に誰かいたかもしれないが。**]
/*
ラインがさっぱり判んないワ、自分も含めて(ぇ
ジャン×環は確定かしら?
個人的にはジャン×透に横やり入れたかったんだけど(ぉ
― 芝生広場 ―
[放送を聞いて芝生広場に来ればすでに昂が居た。
軽く手を振って挨拶した後、望遠鏡をひとつ借りた。見るのは勿論]
おつきさま。
[望遠鏡で見る月にうさぎは見つけられなかった。が、広場の向こうに視線をやれば*11岩燕*が見えたか]
アミルだって望遠鏡取ってるじゃんか
[アンタも好きね〜、とくだらないことをいいながら]
今日は月が薄めでよかったな
これならクレーターもよくみえるし、惑星も見やすいだろ
―― お風呂にて ――
ふー……
[センター棟へ戻れば、良い時間だったからお風呂に入ってしまうことにした。
片付けは、アーニャの特技と言っても良さそうな手際により、手を出す余地が無く。
せいぜい、思わずしてしまった拍手くらい。
のびのび手足を伸ばすと、心地良さげに吐息が漏れる。
が。
バスで熟睡していたのに、ずっと動きっぱなしに騒ぎっぱなしだったから、注意力が散漫になっていたのか。
中学の時にもやらかした気がする、お風呂場間違いの騒動を思い出すと。
恥ずかしくなって、手足を縮こめ体育座り]
うぅ。自分が間違えて、どーするのっていう。
[せめて従兄弟に知られていませんように! という願いが。
あちらの露天風呂にて、既に打ち砕かれている上に、昴にも目撃されていたとは未だ知らない]
[ぶくぶく、赤い顔で沈みかける耳元を、冷えてきた風が宥めるように撫でていく]
昔は、こんなこと考えないで良かったのに。
[一緒にお風呂入って、一緒に寝て、一緒に扱われていた頃。
なにもかもが、もっと単純だった。
あの頃に戻れたら、とは思わないが。
数年前に戻れたら、今の自分は零斗に何か出来ただろうか]
―芝生広場―
[デジカメは持ったまま、芝生広場に行く]
ん?早い者勝ちか。じゃ、俺はこれにしよう
[と言うと+パー+ 【望遠鏡(グー)、双眼鏡を(チョキ)、星座早見表(パー)】を手に取る]
[火ノ見のおじさんが居なくなって哀しかったけど。
今も優しくしてくれるおばさんが、悲しんでいることが哀しかったけど。
おじさんの部屋に籠ったままの零斗に、何もしてあげられないのが哀しかった。
おばさんの言葉も通らないのに、今よりもっと幼かった自分に。
掛けられる言葉なんて、分からなくて]
『れーとが食べないなら、たべない』
[従兄弟が出てこない扉の横に座り込んで、ひたすら面白い顔の練習をしてた。
ただでさえ大変だっただろうあの時に、そんなのが居座っていたら、さぞ大変だっただろうに。
両親が連れて帰ろうとしても、おばさんは其処にいさせてくれて。
ぽつり、ぽつりと、おじさんの話をしてくれた。
それは、優しくしてくれたおじさんでも、零斗の父さんの話でもなく。
おばさんが好きになった、強くて格好よくて素敵な、消防士の話だった]
…… わああああああ。
[恥ずかしいこと考えてたら、そろそろ時効にしてほしい、昔の恥ずかしい話まで思い出してしまった。
人気が無いのをいいことに、ぶくぶくぶくと湯船に沈み込もうとすると]
!!!
[扉が開く音>>1635に、びくっと振り返った。
向こうも驚いたようで、あははー、と誤魔化し笑いを浮かべて手を振り]
いやいや、零斗はお風呂間違えないと思う、……あ、いや……
[漏れかけた事実に、ごにょごにょするも。
尋ねられれば、大人しく白状することに]
もう、笑って。せめて笑って。
― 芝生広場 ―
……あ。
[男風呂鑑賞を愉しんでいて、結華から伝言をもらっていたことを思い出した。
天体観測の前に零斗と会うという約束を忘れすっぽかしてしまった]
不覚でござる。
零斗殿に謝らなくては。
[望遠鏡など受領することなく、1年生でごった返している芝生を探しまわり始めた。
本来なら声を出して探すのだが、彼女は負い目を感じているときは行動がおとなしくなる傾向にあった]
[零斗と別れた後楓の間に戻って荷物を整理していると館内放送が聞こえて]
部屋でも館内放送聞こえるんだー。
朝これで無理やり起されたりしたら嫌だなぁ。
[とは言いつつもいつも朝は早起きなので実害はなさそうではあるが、ごそごそと筆記用具とメモ帳を取り出して芝生広場へと急ぐ]
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