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ああ、オリガも居てくれるんだろうか
あの、ヴァーリャ、オリガ、…いてくれるんだ
[兄のように慕う彼には、見えるだろうか。
愛らしい少女には、彼が見える?]
本当に、楽園のようだった。
人も、けものも、なかったよ
[ しゃらん ]
[飾られた大樹から、鈴の音。**]
/*
またオリガちゃんをはさんでしまったwwwwwwwwwwwwww
というわけで オリガちゃんを兄さんとこにつれてったのだった
つれていけてなくても 大丈夫なようにしたのだった
/*
レイスんとオリガちゃんたら仲良しさんめ。
そしてお帰りなさい、お嫁さんも一緒で樹は賑やかになると
大喜びなのです。
[いつの間にか大樹に住み着いた人間が居た。
最初の内はむず痒くて、何処かへ行けと枝葉を振るわせたが
その人間はちっとも堪えた様子など見せなかった。
その人間は「魔女」と名乗り、薬を調合したり
まじないを唱えたりと…およそ魔の法則とは離れたものを
よく見せていたから、大樹は枝(首と思しき場所)を傾げる事が多かった。
『お前、魔法はー?』
[大樹の言葉なんか届かない。]
[風が過ぎ去り、鮮明になった記憶]
別に探さなくっても良いんじゃん。
なんでずっと思い出せなかったんだろうなぁ?
――――…なぁんだ。
[浮かぶのはいつもの、子供のような笑顔]
……全く。
これもお前の仕業か?カエル。
俺が枯れるってのは、全部が全部ウソじゃないんだろ。
[オルガンの傍、今も尚愛らしい声で鳴くカエル。
その形は仔細までは見えなくとも、なんとなく解る]
まあいいや。
俺はまだあの森で生きていて、あいつが傍に居る。
それが解っただけでも儲けもんだ。
それじゃー皆の所にコレを配りに………
[幸せのたまごを皆にも、と
足を上げようとしてふと気付く違和感。]
あー……
[両足が根を張り、床と同化してしまっていて動けない。
男は困った風に頭を横に振って]
こりゃ時間切れっぽいかなあ、起きる時間だ。
「目覚まし時計」の真横に居て、聞いてたもんなー!
――なあなあカエル。
最後にあいつらに逢って行きたいんだけど、ダメ?
それが無理なら、せめてあの兄さん達に祝いと…
レイスに先行ってるって言いたいんだけど!
[カエルは相変わらず、愛らしい声で鳴くだけ。]
―――…ふーむ、お別れかー。
でもまあ、またどっかで逢えるだろ!
そん時まで色々お預けにしてもいいか、いいよな!!
全部、言いたい事は
[全部言い切らない内、
アリョールが消えた時と同じ風が巻き起こり
男の姿は掻き消える。
一陣の風はヨールカを通り抜けてその葉を小さく揺らし、
門を潜るとそのまま散って行った。
そして
揺れたヨールカの葉、よくよく見れば
小さなたまごの首飾りがいくつも掛かっているだろう。]
おお…
ヴァレリーさん枯れずにすんでよかった(=´∀`)人(´∀`=)
青仲間の2人も何処かで幸せになってほしいなあ…
みなさま混ぜていただき、ありがとうございます。**
[雪が降っていた
寒かった
白昼夢のような、目眩のような
僅かにふらつけば、背中がぎしりと傷む
3本きりの指を、空に掲げる
雪を掬うように、ひらりと回す]
忘れてるわけないじゃん、バカ犬――…
[街で見掛けた赤毛を、金髪を、探しに行こう
幼馴染達に、もう一度**]
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