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[メーフィエがホールへやって来たなら、軽く会釈して、]
ケープと、マフラー?
いえ、見てないと思います。
長い髪の女の子……
[ともだちの姿は、幼いもので上書きされてしまっていて、
いなくなった人の姿は、おぼろげだった。]
……なにか?
[此方をじっと見つめる灰青に、
不思議そうに首傾いだ。]
縄ごと喰ってやるよ。
[ 此方もくすくす笑いを。]
喰って欲しくなりゃ何時でも言え。
さんざ連れ回して飽きた頃に喰ってやるから。
[ つまりは「生かす」と言っているようなものだ。]
変とは誰も言ってないぜ?
[ 戦争で極東の彼の地には行った事がある。其処では朝必ず2番までやっていたのだが、狼狽えるキーラが面白いので言わない。]
……連れ回して、か……。
[ 自分を敵だと認識してくる彼女に告げた言葉。
死んでいると思いつつ、生きている前提で話している事に気づいて苦笑した。]
……………………。
[キーラの手を握ったまま、暫く黙り込む]
[その眸はてのひらの中の石をじいっと見つめつつも
どこか遠くを見ているようでもあって
傍から見たら、てのひらを見ているようにしか
映らなかっただろう]
[やがてキーラへ顔を向けて]
ね
私、スコーンの練習しようと思うの
おねえちゃん、ジャム、作ってくれる?
紅茶も新しく淹れるから……一緒に飲もう
美味しく出来たら、ヴァレリーさんやロランさん
みんなの分もまた、配りに来るね
[そう笑いかけて
キーラが是と答えたら調理室へ向かおうとするだろう]
[少女の笑みは、ほんの少しだけ寂しそう**]
― ホール ―
[いつの間にか皆がホールに集まっていた。]
あら、皆さんおそろいなのね。
[時間が経っても冷めていないのもひとつの奇跡であろう。
キリルの言葉に微笑み>>106]
それは愛情がこもっているほうが美味しい筈よ。
[首を振るリディヤにウインク一つ>>109]
さっきのブリャニキは美味しかったから、きっと料理も上手なんだと思ったわ。
[リディヤのブリャニキは優しい味がした。]
味気ないの?イライダも一人??
[リンゴはすでに食べ終わって投げると、リスが寄ってきたので新しいリンゴをあげると、警戒しながら受け取って、どこかへ消えてしまった]
リスだけか。
[そうぽつりと呟いた]
[蒼と茂る森の中に拵えられたお茶の席。
半透明の女と森の番人で、子供にとっては少し高い椅子に両足をぶらぶらさせてちょこりと座っている。]
ねぇ、その木苺のジャムとってくれる?
[暖かそうな湯気を上げる熊さんの絵のついたティーカップにジャムをたっぷり入れてスプーンでかき混ぜたり。焼き菓子にマーマーレードをぺたぺたぬったり格闘中]
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