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[ふぅ、と溜め息ついて]
さすがに、こんな所で雪は払えないか…。
イライダさん、美味しいアップルパイを
どうもありがとうございました。
[普段通りに背負うわけにもいかないので、
雪まみれの鞄を両手で抱える。…冷たい。
イライダにぺこりとお辞儀して礼を言うと、
ひとりでに開いた扉から廊下へと出てゆく。
雪を落とすなら、裏口か正面出入口あたりが妥当か]
ん?
[気付くと、男の傍にも桃色の光。
そこから何かに怯えたような声が聞こえたものだから、
一度足を止めて光を指で突付いて]
誰だ?
[一つ問うた。]
!
[一瞬、落とされそうになったが、何とか持ちこたえた]
……きゅぅん。
[ビビったのかもしれない。
情けない声をあげて、若干強張った。 +グー+]
付いて来てるって、意味わかんねえ。
俺今1階に行く所なんだけど……
[はて、この声に聞き覚えはないか?
そもそも女性に関わりがほとんど無いこの男、
誰かと思考を巡らせれば辿り着くのは、不思議な…]
あれ、もしかして
お前…ヴィエーディマ?
― 一階廊下 ―
[真っ白鞄を抱えたままとぼとぼと歩いていれば、
前方に見えてくる大柄な男の姿]
ヴァレリーさん。
これからお食事です…………か。
[声をかけようとしたが
灰青の眸が彼の抱えた大きい物体をとらえた瞬間、
ぎょっとしたような表情に変わった。
あれは何だろう……怪鳥のたまご?]
森の魔女 アリョールは、雑貨屋 ヴァレリー……?![聞こえてきた言葉に目を見張った。]…そうだけど――ああ、そうか。これはアレと同じで――
[ 「意思」を持った風のように思えた。
産毛を逆立たせ、開いた口から犬歯を覗かせると、逃げるように風は遠ざかって行った――ような気がした。]
……ンだありゃ。
/*
ダニールさんは仲間待ち把握
ふーむ、多角地帯には行きたくないし、レイオリ組と遭遇できなかったらソロールの日だwwww
まあ腹筋壊れててまともに画面が見えないわけだけど……
―1階廊下―
[えっちらおっちら。
高さ約50cmのガラス製のたまごとなると相当に重い。
ふらふらとした足取りで階段を下り、ホールへと向かう
その途中]
よう、メーフィエ。
言ってたガラス細工、見つかったような見つかってないような
それでも見つかったぜ。
これがその内の1個。
後17個は上の部屋でベッド潰してら。
[一番用事のあるメーフィエを見つけた。
これで首飾りの銀細工を……と思ったのだが。]
[ レイスとの会話に違う声が混ざる。
随分懐こい声だ――子どもだろうか。]
来いよ。
キレイなねぇちゃんでもなし、見てもつまんねぇだろうがな。
よっこいせっと
[何かを抱えなおすような掛け声]
あぁ俺…ヴァレリー。
ほら、さっき魔法を頼むとか言ってたろ、あれ。
なんでそっちに俺の声が聞こえてんのか……
いや、もしかして魔法か!!これお前の魔法か!?
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