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生憎、何を言っているのか……わからない。
[男の足元で喉を鳴らす蛙に答える。口は動いていなかったが、動かずとも話はできる。"彼女達"とは、そうであったから]
それは――だれ、だ?
[直後に沸く疑問。彼女達とは誰の事であったか]
俺は……しても、いいの……か。
[笑い声。楽しそうに話す声が遠く、そして近く]
ああ、わかった。
[望まれた気がして、手を伸ばす。その時、その手に何かが触れる。赤くもなく、黄色くもない。橙色の石――が
砕けた]
(……警官、牢番。この白い服を着ているのは医師か)
[気がつけば、人がいた。傾いた世界は天井を映し出し、三種の男達の覗き込む顔が間近に控えていた]
(色気のないことだ……)
[そんな呟きは、声にならない。ひび割れた唇と口蓋に張り付いた舌が、それを阻害する]
(とことん俺は……ズレ、ている)
[彼女達は何と言っていたのか。それに自分はどう答え、どう思っていたのか。微かな記憶は、有り得ない筈の思い出だった。自分はここで過ごしていたのだから。その筈なのだから]
(……ああ、そうだ)
[手の中には砕けた石の感触が僅かにあった。何故そんなものを握り締めていたのかわからない。判らないが――]
[ロランは目を閉じる。思い出す事を望む様に、忘れた事を忘れるように]
░▓▒▓█▓░░▓▒!!
[揺さぶられる。叩かれる。掛けられる騒音の中に、いつの間にか兄らしき声も混ざっていたが、最早どうでも良かった]
(俺は……)
[あの村でも、あの世界でも――自分は取り零されていた。今更こんな所で、拾われる事もない。だから大丈夫だと、言いたかったが口はもう動かない]
(░▓▒▓█▓░░▓▒……俺は少し眠る。夢を、見たくて、な)
[今はただ眠ろう。いつかまた起きる時の為に――**]
/* ミハイルに負縁故するはずだったネタ
ミハイル……か。
俺はその名前があまり好きではない。
[珍しく、感情を害したような声色で呟く]
あいつは……俺の友の居場所を奪った。
[そんな設定は確かなかったが、まあいいや]
それだけではない。
俺の妹代わりを責め立てて追い詰めた上、
一人の人生をあちら側へと追いやった。
[握りこぶしが震え、目を見開いて睨み付ける]
二人とも、生きていれば――
生きていれば、きっと俺の嫁だった。
[なんだってー]
あいつさえいなければ、
俺は、あの村でハーレムでいられた。
イヴァンだって、俺のパパに言いつけて追放すれば
オリガをNTRこともできた。
みんなミハイルが悪いっ。悪いんだっ!
[そしてロランは、精神病棟への旅へ出た]
ああ、妖精が見える。俺だけの妖精が――
[そんなお話。]
/*
と言う事で、今回も生き残りでしたロラ山こそロランです。
ファーストロランという事で、幸せが歩いて逃げてきそうなロランを演じようとして、ああなりました。
今回はお姉さんと弟に囲まれて、偉い兄貴になれなくて奮闘努力の甲斐もなく、今日明日と適当に過ごしてしまいました。もうちょっとIN率高ければ、他の方とも絡みに行けたと思うのですが、元々でしゃばらない人っぽいので、こんな感じでも良かったんじゃないかなと。Elizabethでした。
死に損ない ロランは、おたけぶぜー ひゃっほー** ( B47 )
[橙の欠片がサラサラと地面に落ちたの眺めていたが、
スッと立ち上がり、傍らに立つすながみの少女に微笑みかける]
私…帰るわ…
[いつの間にか開いていた門をくぐり、
当たり前のように向かった先は……――――]
[目を覚ますとまだ外は薄暗い]
……今日も寒いわね。
[ストーブに火を入れ、朝餉の支度をする]
ナタリー起きなさーい
[今年で12になる娘を起こし、朝食を食べる]
今日は、お父さんが帰ってくる日よ。
[娘の目が輝く。恋する乙女の目である。
見透かしたように微笑み]
もちろん、ロランも一緒よ
[夫のニコライの仕事仲間であり、弟子とも言えるロランも来る。
ロランは身寄りがないために、ここが彼の帰る家なのだ。
ナタリーの輝く笑顔にこちらも微笑む]
そういえば、おかしな夢をみたわ
あなたが男の子になっていて、
ロランがとてもおとなしい青年になっていて…
このまえ火事でなくなった古い教会にいたんだけど、
新築みたいに綺麗だったの
[夢で見た光景を話す。母のこんな話も楽しそうに聞く気立ての優しい娘である。
そうこうしていると、外でナタリーを呼ぶ声]
あぁ、キーラちゃんたちが迎えに来たわ。
早く支度しなきゃね。
[外に顔を出し、]
ごめんね、ちょっと待ってて。
[これが日常の我が家である。娘を見送り、夫と“息子”を迎えるべく準備するため、
家の中に入っていった……―――**]
おはようです。
>>-334ロラン
お久しぶりです。
サシャもにじませたかったんだけど、機会がなくて断念しましたです。
赤い婚礼衣装とか登場させてやろうかと思ったのだが。
『きゅるる きゅるるるっ ぴあ』
[>>4:#2楽しげな声が響きわたる]
ああ・・・。
[女の大切な人形は桃色の光とともに宙に溶けて。
吐息のような声が溢れる。
そう、あの人形は女の手を離れたもの。
砦の牢獄、親友に託したその時に――たとえ貴女のもとにはなくとも]
嬉しかったわ。
[ほんのひとときでもこの手に還ってきたようで。
―――――幻であると知ればこそ。
後悔などしない。この手に取り戻そうとは思わない。
精霊の女ににっこりと微笑んだ]
[坊や達はどうしていたかしら?
その場にまだ姿があるならぽんぽんと抱きしめて、さよならを告げるように額にくちづけを]
ミーシャ。
[衣装は完成していたかしら?それとも幻と消えた?
行きましょうというように、男を仰ぎ見る。
協会への道をたどろうか。
消えてしまったもの、残ったもの。
――ひとつひとつ確かめるように]
村長の娘 フィグネリアは、決して女が留まることのない、ひとときのまぼろしを愛しむように――** ( B48 )
ここで終わるのでも展開でもできる感じにしてみたけど、ミーシャ頼んだ。
あとどうするかはほかの人たちの行動みてからかな??
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