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……おねえちゃん??
[キーラの小さな謝罪に、ゆるく首を傾ぐ。]
なんで どうして、謝るの?
だって だって、 ……………………
[そこから先は、言葉にならず**]
だって だって、
おねえちゃんは、あたりまえのことをしただけで
わたしが
わたしが……
おねえちゃんにつらい思いをさせたんだもの
…………あれ?
なんでつらい思い、させたの……
ああ、そうだ……
わたし、病気で死にそうになって
妖精さんと、契約して……
お父さんとお母さんに、捨てられて……
おねえちゃんが、暴くって……わたしを暴くって
こわかったんだ……
……おねえちゃんにまで捨てられるのが
でも おねえちゃん ずっと
さいごまで、わたしと一緒にいてくれた
それからもずっと……
わたしのことを思ってくれて
おねえちゃんが、つらそうで……胸が痛かったんだ
ちょうど……ラビさんの痛みが
伝わってきたときみたいに
ごめんね、わたしのために
―――― ありがとう おねえちゃん
[メーフィエがホールへやって来たなら、軽く会釈して、]
ケープと、マフラー?
いえ、見てないと思います。
長い髪の女の子……
[ともだちの姿は、幼いもので上書きされてしまっていて、
いなくなった人の姿は、おぼろげだった。]
……なにか?
[此方をじっと見つめる灰青に、
不思議そうに首傾いだ。]
縄ごと喰ってやるよ。
[ 此方もくすくす笑いを。]
喰って欲しくなりゃ何時でも言え。
さんざ連れ回して飽きた頃に喰ってやるから。
[ つまりは「生かす」と言っているようなものだ。]
変とは誰も言ってないぜ?
[ 戦争で極東の彼の地には行った事がある。其処では朝必ず2番までやっていたのだが、狼狽えるキーラが面白いので言わない。]
……連れ回して、か……。
[ 自分を敵だと認識してくる彼女に告げた言葉。
死んでいると思いつつ、生きている前提で話している事に気づいて苦笑した。]
……………………。
[キーラの手を握ったまま、暫く黙り込む]
[その眸はてのひらの中の石をじいっと見つめつつも
どこか遠くを見ているようでもあって
傍から見たら、てのひらを見ているようにしか
映らなかっただろう]
[やがてキーラへ顔を向けて]
ね
私、スコーンの練習しようと思うの
おねえちゃん、ジャム、作ってくれる?
紅茶も新しく淹れるから……一緒に飲もう
美味しく出来たら、ヴァレリーさんやロランさん
みんなの分もまた、配りに来るね
[そう笑いかけて
キーラが是と答えたら調理室へ向かおうとするだろう]
[少女の笑みは、ほんの少しだけ寂しそう**]
― ホール ―
[いつの間にか皆がホールに集まっていた。]
あら、皆さんおそろいなのね。
[時間が経っても冷めていないのもひとつの奇跡であろう。
キリルの言葉に微笑み>>106]
それは愛情がこもっているほうが美味しい筈よ。
[首を振るリディヤにウインク一つ>>109]
さっきのブリャニキは美味しかったから、きっと料理も上手なんだと思ったわ。
[リディヤのブリャニキは優しい味がした。]
味気ないの?イライダも一人??
[リンゴはすでに食べ終わって投げると、リスが寄ってきたので新しいリンゴをあげると、警戒しながら受け取って、どこかへ消えてしまった]
リスだけか。
[そうぽつりと呟いた]
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