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……………………。
[裏口を入って、少女はじっと石を見つめた。
今はもう、少女に届くものは何もない。]
[それは少女のこれからを暗示しているようにも思えて
胸を過る不安]
……おねえちゃん
― 少女はまだ裏口に居た ―
[屋内へ入るや否や、壁に凭れて
今はもうこえに応える者の居ない石をじっと見つめた。]
――――……
[そのままずるずると座り込むと
寝息を立てて眠り始める。
時折零れる寝言は、
あやふやすぎてきっと聞き取れない**]
[ごろん、と仰向けに転がって、テラスを見上げる]
――――
[起き上がったのは、少年ではなく黒い狼
がる、と唸り、玄関から教会ゅなかへと消えてゆく**]
[すぅ、と鉄黒の瞳が隠され、床に着いた肉球の感触が、別のものに変わる。
目を開けば、人の手が見え。]
………!!
[+表+
表:全裸だった。 裏:あらゆる所が全開ではあるが服を着ていた]
/*
ぶっwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
うまいことやりやがったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
気をつけて、か……。
[ 聞こえてきた声を音声で繰り返す。
彼は浴室にいた。
外から見る限りでは廃れた教会に見えたが、どういう訳か浴室には湯が適度な温度で沸いている。
ちゃぽん、と水音が立つ他は、外の喧騒など聞こえない。
戻った時裸だった事を懸念して浴室で戻ったのだが、以前とは違い、此処ではそう願えば服も元通りになるようだ。ついでに一風呂浴びようかと、浴室を独り占めしている次第である。]
危ないやつ、ね……。
どう危ないんだか。
大抵のニンゲンなら負けねぇよ。
[ 獣の能力を差し引いても、傭兵としての自信はある。現在は裸だが、相手が丸腰なら先ず負ける事はないのでのんびりと答えた。]
レイス。
緊張しすぎじゃね?
[ 彼にとって形態を変えるのは、瞬きと同じ位意識しなくとも良いものなので不思議で仕方がない。]
あの、お願いがあるんですけど。
リディヤにこれ返してほしいんだよ。
なんだかいかなくっちゃいけない気がして。
[そうぽつりといって]
!?!??!?!
[オリガに気付かれないうちに
慌ててテーブルの下に転がり込む。]
わ、え、あ、え、ええ、と、……!
[思わずテーブルクロスを思い切り引っ張ろうとして
テーブルの上の料理と、自分のどんくささを思い出し]
ふ、ふく、ど、どうし、……
[おちつけ、そすうをかぞえるんだ。
そんな言葉が浮かべど、素数すら浮かばないほどに動揺。
思わず、土下座のような格好をせど、色々と隠し切れない。]
だっ、だだ、ダニール!!どっどどどうし、よう!
はんぶんだけ狼にはっななならなかったけっ、けどっ
お、おれ、いま、はだか!!
[緊張しすぎて、失敗した。
願えば貰えていた奇跡のことが、頭から飛んでいる。]
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