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[楽しいことが多すぎて、忘れていた。
なんだか曖昧になってきた記憶の中でも、強いそれ。
あの傷は、間違いなく己の仕業であるという、罪悪感。]
ごめん、なさい
[鳴き声では、恐らく届かないのに。
反射的に、その聲を上げていた。]
あ。
『うわああああん!!』
[そして肩に掴まろうとした弟が体勢を崩し――
見事、頭がちょうどそこにいたミニサイズに激突。
ミニサイズは大泣きしながら消えていきましたとさ]
[しばらく灰青狼を撫でたり抱きしめたり
パタパタ揺れるシッポを楽しそうにみていたけれど
そっとその体を離すと
くるりダニールのほうを振り向く]
すっごい大きいつよそうなわんわん
きっとこの子がおにいちゃんのせんせいわんわんなんだね
[とことことダニールのそばへいく。
近くで見る黒銀の狼はもしかしたら5歳児のラビよりもはるかに大きな体つきをしていたかも]
/*
みはいるさんは共鳴で求婚されたんじゃないのか!!
むしろみはいるさんが求婚なのか???
ラビくん天魔???
リディちゃんは誰かから求婚来てる???
オリガちゃんは多分天魔?兄さまも天魔かな?
/*
気付けば超密集地帯だったね!!
話の展開上でも割り込むのはあれだし、一旦離れておくー!
そろそろ細工を始めようか。
[ナタリーとカーチャの語る、幸せの言葉
他人の幸せを願うカーチャと
人と一緒に居る事を願うナタリーと]
キミら……優しいなぁ、もう
[頭を撫で回そうと、手を伸ばす]
りんごジュース?
些細な願いだ
もっと凄いの言ったら良いのに?
マロース爺さんは何だってくれるでしょ
わあああ!?
[肩に頭がぶつかると同時
ブチッ
とした感触と、でかい泣き声が轟き
ぼろぼろの耳と尻尾がぶわわわ、と逆立った。]
[そして恐る恐る、肩の上と灰青の瞳とを見比べて、]
な……なんかいた!? なんかいた!?
お、お兄ちゃんの、なんか、潰しちゃった……!?
うわあああごめんなさい、ごめんなさい
[おろおろ泣きだした。
ぼーーっとしていたどこかの子どもが、
きょうだいのものをブチ壊したときなんかに
よく見せていた光景だった。]
…………。
[まあ、そのあれだ。
消えてしまったものは帰ってこない。
気を取り直して]
今から立ち上がるよ?
大丈夫、私がしっかり支えてるから。
[肩を掴ませ、更に小さな身体を
もう一方の腕で転ばないように支えながら。
ゆっくりと、屈んだ体勢から立ち上がり始める]
レイスおにーちゃん、泣いてるの!?
弱虫だなぁ!
良いよーダニール先生!
弱虫は食べちゃえっ!
[鳴いてる=泣いてる、と変換されていた]
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