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村長の娘 フィグネリアは、服職人 ミハイル のきゅーこんをうけいれることにしたよ。
[ ゆっくりと目を開く。
金色の瞳が、二人を見た。]
……願えば、なれるンじゃね?
なりたいと思わなければなれないだろうがな。
[ 獣に――ニンゲンに。]**
…………ふふ
いたいのいたいのとんでけー、かぁ
[もう大丈夫なのになぁ、と思いつつも
少年の気遣いは、嬉しくて
少年が去りし後、手を置かれた頭を撫でた]
[痛い事も苦しい事も、なにもかも
忘れてしまったように見える少年
これが正しいなんて、思わないけど]
[でも――――
私にできるのは、きっとここまで
ここからは、少年と逢ったばかりの
私の役目じゃ、ない]
[ついてくるカエルは、追い払うような仕草をしても、ケロッとしている。
もう少し臆病な性質じゃなかったか、と思い出しながら
諦めて足を踏み出せば、そこは小部屋だった。]
…………?
[自宅にも似た、落ち着く雰囲気の一室。
窓から見れば、教会の一階にあるらしいそこ。
彼女が、自分を呼ぶ声がした気がした。]
[どこ通ったのか、また移動したのか、目の前には男の姿]
ミーシャ
[男のまわりにも桃色の光をみて、なんだかただ幸せでふうわり微笑んでその名を呼んだ――]
[>>179問われてねだった奇跡の花のことも、今はきっと忘れてしまっているわ。
奇跡の花――それはけっしてよく深き人間が望んだ奇跡を呼ぶものではなかったけれど――女は奇跡の花の真実を知らず、ただ純粋に男の紡ぐ花の姿がみたかった]
/*
ミハイルさん→ネーリャさんで求婚してたのね……そうだよね
てっきりすごい求婚したのかと思ってたy
わーいぼっち確定wwwwwwwwwwwwwwwwww
…… お前。
嫁、だとか… なりたい、か?
[迷ったように途切れた、低いかすれ声。
いつもより小さな声で、彼女にだけ届くように。
桃色の光は、微かに点滅する。
それは、男の鼓動を表すように、だんだんと早まっていった。]
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