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[落ちる音が聞こえた
落ちた、という声が聞こえた]
………………なに、してるの
だいじょーぶ?
[はあ、とため息
なんて情けないんだ
“クレーシャ”が色々とぼんやりしているのは分かったが
この調子だと“レイス”もなかなか引けを取らない感じである
レイス、大人の男の人の声だよね?]
えーと、ダニールさん?
[向かった先に、首を傾げるように声を掛ける]
……頑張ってください!
[ぐ、と拳に力を入れるように]
クレーシャも、レイスおにーちゃんも
なんか、どんくさそう
ダニール先生! ちゃんと面倒見てね!
[“幼稚園の先生”のニュアンス
良い大人のレイスに対して、どんくさいの一言
他人の機微を察する思考は、幼い少女には無かった
成長したキーラなら、流石に直接どんくさいとは言わない――
かどうかは少し疑問の余地が有るが
それでもここは、彼女にとっての赤い夢
幼い幼い赤い夢
ここに居るのは、小さな小さな、寂しがりの、ガキ大将]
そうだな。
こうして、一人でここを眺めている俺でさえ――君たちがいる。
なかなか優しい世界だ。
[イライダにはそう返しつつ、どこかこの世界に対し"嵌らないもの"も感じていた]
(恐らくきっと――)
[あの村の他の誰でもなく、自分がここにいる事への不信**]
死に損ない ロランは、コミットボタンを「ポチっとな!」
[フィグネリアに連れられるようにして、あちこちを歩いて回る。
危なくなれば支えはするが、向ける視線はひどく険しく。
無言で睨みつけるようにすれば、心配というには幼い表現はきっととても伝わりにくい。
ダニールへ酒瓶投げつけるあたりなど、女の気の強さに、知ってはいたが沈黙する。
ざまあみろと思うには、男には彼への恨みも何もないように、思っていた。
妹とのやり取りでさえ、喋る娘の様子は『そういうもの』という認識だった。
知らない話、知らない思い出。
記憶は靄の中へ覆い隠されて、此処にあるのは彼女と共にある思いだけ。
>>55飾りの希望に、ふと顎へ手を当てて。]
………… 何を。
[何かという曖昧さでは何も作れない、と融通の効かぬ答え。
先を尋ねるのは、少なくとも聞く意志があることを示していた。
冷たい風がふけば、寒いのは大嫌いだ。
肩を縮めて、眉を寄せた。+パー+]
[リディアに抱きしめられた腕の中にいたのは5.6才くらいの小さな男の子。
ぽんぽんとあやす様にな仕草に気持ちよさそうに目を瞑って大人しくしていたが…ぱっと顔をあげると]
おねぇちゃん…だーれ?
僕どうしてこんなところにいるんだろう?
[ちょんと首を傾げてリディアの顔を大きなヘイゼルの瞳でじぃっと見つめた]
あー! きっとかくれんぼうの途中なんだ
ぼく…さがさないといけなの
[いつの間にか頬に伝わる一筋の涙に首を傾げる]
あれぇ?
もしかしたらぼく泣いてた?
なんだか…目しばしばするし お鼻もいたい
ぼく…泣き虫だから。
ナタリーちゃんにいつも笑われちゃうんだぁ
[しゅんっ小さく鼻をならして恥ずかしそうに笑って]
もしかしたら…おねぇちゃんが慰めててくれた?
ありがとう
[初めて会った人を相手するようににペコリと頭を下げた]
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