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[さっきまで踊り狂っていた猿達の3+3(4)割が私を担ぎ上げる。]
(まさ、か。)
きゃっきゃっ!
[それでも演技を続けてしまう私自身が悲しい。
+裏+じたばたしたがそれも祭事の一環だった。だから、巫女は言わなかったんだ!/わっしょい!わっしょい!
担ぎあげられ、踊り狂う猿達に囲まれて、私は―――]
…――――っ、――――――!!!!!
[萱草色の湯に投げ入れられた。大きな湯柱が立つ。
温泉の周りを、正座し五体投地を繰り返すトマト色の猿達が囲み、彼らの頭上から、温泉の飛沫が雨のように落ちる。余談だが、この湯を浴びれば、その年は無病息災と言われているらしい。参拝客の歓声やどよめきの声が聞こえた気がした。]
[私の声ならぬ悲鳴は温泉に掻き消されたかどうか、それとも実際に上げていたのかどうか。それを私が知る術は、なかった。**]
―雑煮温泉―
ふー
[神事だか祭事だか儀式だか、温泉郷のどこかは大変盛り上がってるようだが、本館内湯のここはとても静かだ]
さーて、そろそろあがっかなァ
[ほどなくして男は熱湯とも思えるような温泉に投げ込まれたのだった。]
いい顔だ。
[落ちていく男の形相へにっこりと笑みを送って5杯目の甘酒を飲み干した。]
―― 休憩所 ――
ふいー……
[4(6)杯目の雑煮が入ってた御椀をこたつの上に置き一息。+裏+(ちょっと食べすぎた。/腹八分目。)
モニターの方には家族連れと思しき三人組がいて、女の子が画面を見てきゃっきゃとはしゃいでいる]
ふうん、神社の方でお祭やってるんだ。
[現在進行形?で繰り広げられてるお祭には興味なさそうだが、]
たぶん一年の無病息災を祈る系統のお祭だろうね。
(――こういうお祭ってどの星にもあるんですよねー。ちょーっと内容が変わってるからってすぐ面白おかしく秘祭だ奇祭だと騒ぎ立てる人がいますけどっ、成り立ち自体が奇をてらっていないとそうとは呼べませんよー。
私の故郷には、ずっと昔の人がUFOを呼び出そうとして始めた儀式が定着して毎年恒例の祭事となったものが存在しているんですよー。地面に臙脂◆や路考茶◆のペンキで陣を描いて、その周りでフェイスペイントを塗った人達が、UFOに見せるために踊るんです。それはもう+裏+(好き勝手に/厳かに)。)
[――なんか思い出した。
そうだリゾート開発課で手腕を振るってるエージェントが言ってた話だ。
1年と3(11)ヶ月前、まだエージェントになりたての頃]
――改革派の勝利から数年――
「ジェフリー、君はこの都市を見てどう思う?」
都市?そうだな、デザインや素材が色々あるから見ていて面白いぞ。
「はぁ、だから君は軍隊にいたころから『凡作を作り出す天才』なんて言われるんだ。芸術に大事なのは感受性だよ。僕はこんな無機質な世界は嫌だね、都市というのはもっと暖かみ溢れるものでなくてはならない。」
そういうお前こそ「時代遅れのネジ巻き男」なんて言われているじゃないか。俺のことは言えないだろう。
「違うよ、僕は遅れているんじゃない、先にいるんだ。そのうち人々は気づくさ。
ジェフリー、僕は君の芸術への愛とその『目』は認めている。君に足りないのは人や自然への感受性、そして……」
レディに対する心遣い、だろう?それはもう十分足りているさ。
「いいや、君はただ女好きなだけだ。真心が必要だよ。」
やれやれ……
[祭りが終わってひと段落といった様子の旅館ロビーで日本酒の入ったお猪口を眺めているとふと昔の情景が浮かんできた。]
「そういえば、君からもらったこれ、水や酒を少し飲みたい時には便利だよ。こんなに小さくてはとてもスープ皿にはならないが。」
[友人は笑いながら液体の入った器を持って見せる。スープ皿を割ったという話を聞いた私が作って渡したものだ。縦横2(4)cmほど]
今のご時世何事も小型化だろう?
[機械化に愚痴ばかりこぼす友人のため、洒落のつもりで作ったのだった。]
「目的を果たすことを忘れたら小型化しようがただのガラクタさ。ただ、手作りという点では評価するよ。機械によってどれも寸分の変わりもなく作られた食器を見ているとなんだか怖くなる。」
[友人は、窓ごしに先ほど愚痴ったばかりの景色をまた見つめる。]
「僕は、もうこんな星にはいたくない。」
[思いつめたようにぽつりと呟いた。]
ははっ、それならちょうどいい。俺も他の星を見たいと思っていたところだ。数年はお互い戦後処理で忙しいだろうが、それが終われば一緒に行こう。
[そう言って笑った私に対して、友人も楽しげに笑った。冷え切った、という形容が一番しっくりくる、そんな笑顔だった。]
「あぁ、僕は行くよ。宇宙船でも行けない空の彼方へ。僕の魂の故郷へ。」
[そういうと私の小さなスープ皿に入った液体を一気に飲み干した。]
……!?
ま、待て……!早まるな!
[異変を感じて飛び掛ったが*06土星*産の劇薬はすでに彼の命を絶っていたのだった。]
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