情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
─ 病院 ─
[たどり着いた病院は、突然の出来事から辛うじて逃れた人が集まり、慌しい空気が漂っていた。
先に連絡を入れておいた事もあってか、『怪我人』の受け入れは早かった]
……さて……と。
んじゃ、支部長探して……。
[情報交換、と。そう、思いながら、周囲を見回した]
―病院―
[道中の車の中、
眼を閉じてずっと眠っていた。
瞼の闇に、―――さまざまなひとの姿が浮かんでは、消えて。
しんだ。ころした。ころされた。
たいせつな、―――]
…、ん
[長い前髪が揺れた。
到着する頃にはゆっくり、眸を開いた]
─ 病院 ─
[周囲を見回す背後に忍び寄る影一つ。
疲れのためか、それとも忍び寄ってきた人物が絶妙に気配を隠していたためか──ぱかん、と後頭部を軽く殴られるまで、そちらには気づけず]
なんっ……。
[慌てて振り返った先にいたのは、支部長だった]
って、支部長っ! 何なんですか、いき、な……。
[言いかけた文句は、支部長が持つ包みに気づいたとたんに途切れがちになる。
深い緋色の細長い布の包み。
先の仮眠の夢現に見たもの]
……なんで、支部長がこれ持ってんですか。
[半ばジト目になって問えば、「道場と師匠の家財は預かってたからな」と、胸を張られた。
何気にこの支部長、亡き祖父の直弟子で。
そこらも、『Blaue Flamme』にスカウトされた理由の一端だとか]
……ていうか、さっき言った、『非常手段』って、コレ!?
[祖父の形見の太刀。自分を剣の道に惹きつけたもの。
何故これがここに、という疑問は、直後に先のやり取りと結びつく。
それへの肯定は、あっさりと返された。
そりゃもう、あっけらかん、と。
それでも、わずかばかりだが改造させてもらった、という時には、ほんの少しすまなそうではあったのだが]
……ったく……。
[いつか、引き継げたらいい。
そんな思いは確かにあった、けれど。
まさかこんな形でこれが手元に来るとは思っていなかったから、滲むのは、苦笑]
それで、支部長。
他に残ってる場所って、どこです?
[気を取り直して問う。
伝えられたのは、ここと議事堂の他に残った三箇所の情報。
月の猫と、教会、それから]
……メンデルスカンパニータワー?
なんで、そんなとこが……。
[関連性がほとんど感じられないその場所が残された、という情報に、眉が寄る]
なんにしても……行ってみるしか、ない、かな。
他に、行けそうな場所、ないし。
[その前に、全員に休息がいるな、と。
限界近い意識の中でふと、そんな事を考えた。**++]
――病院――
[ごく浅い眠りの休息から醒め、避難所となっているという院内を散策する。
風薙は無事『Blaue Flamme』の支部長と会えたようだった。
けれど、自分は。]
……。
[捜すのは、唯一とも言える家族――『STOPPER』の所長の姿。
一人、二人、協力者の姿は見つけても、素性の知れぬ自分を拾い養ってくれた彼の姿は、院内には見当たらない。
見つけた協力者たちに聞いても、首を振るばかりで。
院内を歩く女は、徐々に口数を減らしていく。]
[病院の中は、病院の機能を失ってはいなかった。
それが余計、外の世界が異様である事を物語っている。]
…、もう少しで終わります。
[目覚めない宮古さんを前に、一人立っている。]
あなたが目が覚めた時には、平和で平穏な幸せに溢れた世界がありますように…。
私に、それを成すために、あなたの勇気を下さい。
[手をそっと重ねて、温度を感じた…。**]
[ふらり。ふらり。女の足取りはおぼつかない。
いない。《HOPE》の仲間はそこにいるのに、視線を巡らせればそこにいるのに、急にひどく心細く思える。
時折、通信を試みてみるけれど。何度試しても応答はなかった。
誰かから休めと声がかかるまで、女はそうしてふらふらと院内を彷徨っていただろう**]
[ゆるやかに病院の中へと足を踏み入れる。
補修箇所だらけの院内を見回し、
祈るように眼を閉じた。]
……―――
[それから。
あの腕を無くした少年が気にかかるのか、探そうとして―――立ち止まる]
[あの、腕を無くした少年はどうしただろう。
病室のいくつかを辿るが
名前も知らないゆえに探すことはかなわない。
小さく息を吐く]
―――― ?
[ふらふらと、不安定な足取りでロージアが歩いていくのが見えた。]
……おい、
……なにしてる。
そっちは怪我もしてるん、
休んでおけ。
[声をかけたが届いたか。]
―― メンデルスタワー改め篝の料理教室/70階 ――
[影の街から帰還したメイドは、料理をしていた。
鼻歌を歌っている。至って上機嫌だ。
エプロンドレスは伊達ではない。]
♪
[塩加減を誤った目玉焼き。]
これはサフォア様の分。
[箸で摘めば漏れなく崩れ落ちる黒い魚っぽいもの(鮭)。]
これはサフォア様の分。
[青い色のご飯。]
これはサフォア様の分。
[苺の入った味噌汁。]
これはサフォア様の分。
[酸っぱさと甘さと切なさが混在するパフェ。]
これはサフォア様の分。
♪
[片手にはおたま。片手にはフライパン。
エプロンドレスは伊達だった。]
さあシャッテン。召し上がれ♪
[メイドは、試食もとい毒見とばかりにシャッテンもといゾンネの口にサフォアのご飯を放り込んでいる。あーんで。]
……いないの。
[何してる、とのサフォアの問いには、その一言を告げただけ。
支えを欲して壁に手をつく。]
そ、だよね、休まないとだよね……
[うん、とひとつ頷いて、ふらつく足は今度は何処か、休息できる場所を探しにいく。]
―― メンデルスタワー改め篝の料理教室/70階 ――
[ゾンネ・ユーベルスに運ばれるご飯は全てが毒々しい紫の煙を噴いている。さながら最終決戦の様相だ。
料理が勝つか、ゾンネ・ユーベルスが生き残るか――。]
ところで、先程拾ってきたあれはどうしましょう。
[先程影の街へ鎖の世話にいったところ、血塗れの体が一つ、落ちていた。幾重かの鎖に貫かれながらもまだ生きているらしい人間。]
凄まじいまでの生命力ですね。
[ゾンネに紫のご飯をあーんしながら、ベッドに横たえたニンゲンを見つめる。全身切り傷だらけだが、致命傷は避けているらしく、辛うじて息をしているようだ。
泥濘の底に落ちながらも、悪意の園に呑まれながらも生きながらえたその姿は、まるで――。]
………
[また一つ、ゾンネにあーんした。
あの血塗れの存在が、ロージアの捜し求める人物であるなど、メイドには知る由も無い。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新