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……ぅぐっ……!
[四の太刀を振り切ると同時、身体が軋む心地がした。
過負荷とオーバーヒートの影響が、視界を揺らがせる。
その揺らぐ中で、小さな爆発が生じるのが、微かに見え、それから]
……篝……ねーさん?
[僅かに遅れて、認識した、声。
鬼面の下で、瞬く。
鋼の森が消えていくのにも、気づく余裕はなく。
崩れ落ちたその傍らに、膝を突いた]
[揺らぐ光。
時折明滅するかの様な動きを見せれば、
緩やかに炎の勢いに押されはじめる。]
―――最早、希望では駄目なのだ。
世の中には希望が……理想が増えすぎた。
一つになる事など不可能。
そうなれば理想は争いの一因となり、
理想もまた現実の一要素に成り下がる!
誰かが選定せねばならぬのだ!
その絶望を以て、飲み込まねばッ!!!
[右手と逆。
左手を勢いよく突き出す………。]
[鎖の落ちる音を聞く。
叫ぶ太陽の名を持つものの声を聞く。
多分。
ゾンネと己は
見てきたもの、感じたもの、
どこか似ているのではないかと。
そう、思う。
――けれど]
ひとつになんか ならなくて ……いい
[見ているものは同じで
感じていることも似ているけれど
背中合わせのように辿りつく場所が違う。]
[内に宿る影が、右手へと集中する。
それは次第に質量を伴い、
己が前に盾の様に広がっていく。]
《ハンズオブグローリー》
――― 影 孔 の 手 !
[広がる、絶望の影。
それは両者が生み出した炎と光を飲み込んで行く。]
[白い腕を差し伸べる]
――《廻れ》!!
[絶望の壁を“切り裂く”ように
幾つ者歯車がかみ合いながら
リントブルムとゾンネの間へ現れた。]
あー……。
[感覚が覚めていく。
麻痺する認識に、懐かしい声を聞いた。
自分がどんな表情をしているかはわからないが
上手く笑えていたら上等だろう。]
……惜しいなぁ。
もうちょっと頑張れば、最後まで騙せたのに。
[おんなが声を出してしまったのは、血に塗れながらも、苦渋に顰めながらも、彼の軌跡がただ綺麗だったから。
素直な感嘆と、ちょっとした惚れ直し。]
[その歯車は、まるで止まっていた時間を回すかのように
黒い壁を切り破り、絶望へと衝撃を与える。]
―――ッ……ハ!
[倒れそうになる体を踏み留める。
力を使う度に、己の内側が削られていく感覚。
それは……魂の、消失感。]
[言葉を出そうとした直後、再度かかる、負荷。
充電切れによる、強制解除。
もう少し持てよ、とは、口の中で呟いて]
……騙せてた、って、なに。
わかってて、やってたの、かよ……っ!
[途切れがちの問いは、昔と変わらぬ響きのまま。
向けられている表情は、笑み、だけれど。
自分が振るった太刀のなした事は理解しているから]
弱さ、愚かさ、人はたくさんの欠点を抱えて生まれた。
でも、それを打ち消す希望、信じる心、過ちを正す力…、人には長所も沢山持っている。
私はそれを知っている。それがあれば、私は迷いはしない!
[剣に炎を絡ませて、フェアツヴァイ=フルングに切っ先を向ける。青い炎は己の身体にも巻きつく勢い…。]
貴方に…、希望も絶望も愛も憎悪も、この混沌とした素晴らしい世界を見せてあげる。
天をも焦がす<<浄化の炎>>で!
[自分の身体を焦がしながら、剣の切っ先を向けて突撃を開始する。]
[言いたいことはいくつかある。
茜はどうしているのかとか。
あれからどんなことをしていたのかとか。
もう一回剣道やりたいね、とか。
思考は欠けた脳と一緒にばらばらになって砕ける。
零れ落ちたものを拾うことは出来ない。]
風薙 緋焔が「時間を進める」を選択しました。
[華がいつか枯れるように。
誰にも知られず死んでいった子たちのように。
咲き誇る花に宿る毒も、光の照らす先にある黒も
陽にも月にも、照らされる事のないもの。]
……ろくな死に方は出来ないとおもってたし。
好きだった子にころされるなら、まだ上等、かな。
[闇に咲く華は、静かに萎れ逝く。
――最期に、握り締めた手から、黒い花を差し出して]
……これ、あの人に返しといて。
[言いたいことはまだあったけど
最期は笑顔だけを向けて――
緋焔と、その向こうに見える歯車の化身を見た。]
[じゃらり。
鞭が横薙ぎに最後の鎖を切り払うのと、メイドが崩れ落ちるのと、どちらが早かったか。
黒い暗い影の闇の上に、真朱の染みが拡がる。
転げ落ちるように白緑も床にまろび出る。
すぐに立ち上がるだけの力もおきなければ、床面に倒れこんだままで。視線だけが、倒れこんだメイドを見ている。]
……え。
[なんか、言われた気がした。
物凄く、さらりと言われた気がした。
数回瞬いて、それから]
なん、だよ、もうっ……。
人の気もしらねーで、好き勝手いうなよ、なっ……。
[こっちだって、言いたい事はそれこそ山ほどあるのに。
姉のも自分の事も、子供の頃の決意の事とか、色々と]
……あの人……って?
[けれど、それらは一時、押し止めて。
差し出される黒い花を、受け取る]
[黒い花は、終焉に返すべき命。
魂を削り、なおも力を奮う、彼に戻すべきモノ。]
…………、
[緋焔と、サフォアの姿が遠くなっていく。
――もう、これで二人と会うことは無い。
そう想うと、少しだけ、寂しかった。]
っ……――
[歯車を回すために差し出した手は
さながら あの日 差し伸べた手のようであり
カガリの眸に映るはそれであったか、どうか]
だって、さ。
[正気で刃を振るったのは、いつからだったか。
都市を沈めた時は、まだ混沌としていた。
だったら――きっと。
この塔に来た緋焔を見た、その時から。]
[廻る]
[廻る]
[焔と焔]
[歯車と歯車]
―― リントブルム!!
[歯車は大小幾重にも重なって
彼女を導くように
彼へ道を開くように
空間を裂いた。]
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