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それは……そう簡単に、消せるモンじゃないけど。
……増やさないようにする事は、できる、から。
[人殺しの事実、は、自分も幾つか背負っているから。
誰へ向いたか定かならぬ言葉に、ぽつりと呟いて]
ん、ま、ロージアさんならそこらわかると思います。
結成前から、あちらとも付き合いはあったから。
[一転、口調を軽くして、言った後。
向けられる目に、首を傾げた]
ま、確かに蟠りとか、全然ない、とは言いませんけど。
でも、変わらないものだ、ってのは、知ってるつもり……だから。
そも、義兄になる予定だったひとも……NEXT、だったりしましたし。
[過去形の呟きは、今まで誰にも話した事のないもの]
そんなわけなんで、そこらは全然気にしなくていーですよ。
ツキさんは、ツキさんで、そこはかわんないんですし。
[彼の語る身の上を、
ツキシロは眼を丸くしたまま聞いていた。
それから緩やかに表情を、緩めて]
……、…――そ、か。
[やはり、あっけらかんとした笑みへ
珍しくも、ほんの少しどこか安堵したような柔らかな笑みを、浮かべた。]
―― 喫茶店『カミングアウト』 ――
[ある通りに喫茶店がある。
朝から変わったBGMを流すこの店は、マスターのカフェモカが長く親しまれている場所だった。
近年になって代替わりがされ、メニューも一新。
伝統のカフェモカも受け継がれる。
そしてもう一つ。]
『みんなー!! 俺、無乳とか、好きだからーっ!!』
[一日一回、店長によるカミングアウトが名物だった。]
[今日のカミングアウトを終えて、店長の路里紺太は厨房へと引っ込む。カフェモカ以外は基本的にセルフサービスなのだ。]
『ふう。明日は何について語ろうかな……』
[椅子にすわり、足を組みながら新聞を読む。
相変わらず、NEXT達とブーストの争いの記事が絶えない。
その足の付近。
椅子が形作る影が、漣(さざなみ)のように揺らいだ。]
[男の足に、ゆっくりとチェーンが伸びる。
新聞からそちらへ意識を割く切欠は、僅かな痛み。
腿に食い込む刃が、彼の目視と恐怖を強制させた。]
『――――、………! ひっ』
[慌てて逃げようと立ち上がるも、時は既に遅く。
椅子ごと、沼へはまるように沈んでゆく。
机の脚を掴み――まるで意味が無い。
固定された配水管を抱きかかえて、漸く止まる。
既に上半身は引きずり込まれていた。
もがく。
もがいて、もがいて、もがいて――
びくりと、痙攣ひとつに身が震えた。
背中から、チェーンソーの先端が生えている。
――動かなくなった男は、チェーンソー諸共影に消えた。]
[この後、周辺の喫茶店でもマスターと、その従業員が行方不明になる事件が発生。現場には血痕は見当たっても、凶器や犯人らしき姿、遺体すら何も見つからなかったという。**++]
――都庁――
[さて。
早いうちから避難経路を確保していたのが功を奏したか、それとももう、助からなかった人間が多かったのか。
もしくは単純に都職員の公務員らしい整然とした動きが逆に避難誘導に向いていただけなのかはわからないが、都庁に人の気配がなくなるのに、そう長く時間はかからなかった。
ちなみに、扱いに困った黒服たちはまとめて崩壊しかかった対策本部の中に放り込み――爆発しないか最新の注意をはらって、だが――また、瓦礫で閉じ込めておいた。
維持していることすら負担になってきた変身を解除し、壊れた水道管から未だ吹き出る水を見ている。
あちらの状況はどうなったろうと、おもむろにツキシロに通信をとばす。]
――どう、だった?
[宮古は、とか、状況は、とか、色々な想いを一言に込めて、それだけ問う。]
ー市街地ー
[雨は静かに降り続ける。雷さんは、らしくない笑顔を浮かべたまま…。]
彼を病院に連れて行きましょう。
[福祉車両の運転手を促して、彼の亡骸を後方のストレッチャーに乗せ、自分も車に乗り込んだ。]
ナタリアさんに連絡しないと…。
[気が重いが、それが看取った人の役目。携帯電話のアドレスから、ナタリアさんの連絡先を探す。]
ー病院ー
[到着して程なくナタリアさんがやってきた。
簡単な挨拶をし、霊安室へ案内する。
霊安室には、雷さんが横たわっている。
雷さんはナタリアさんの事を良くわかっていた。
遺体を前に泣く事はせず、声を荒げて雷さんに呼びかける。こんな所で死ぬなんてあなたらしくない、だの、勝手に一人で死んで無責任だの…。
この人は声を上げる事で泣いているんだ。
そっと、部屋を出て都庁へ戻ろうとすると、福祉車両の運転手さんが、すごく言いにくそうに、集中治療室へ寄る様に促す。]
ー集中治療室ー
[そこには、意識の戻らない宮古さんが眠っている。]
どうして…、どうして無茶をしたのですか。
[沢山の管を身体中に巻きつけた身体。生命を守る機会の音だけが室内に響く。]
私、聞こえてました。一緒に音楽を聞いてくれますよね。
目が覚めたら、プリッツェルン持ってきますから…。
飽きるまで食べつづけてもらいますから…。
目が覚めるまで、この街の希望は私達が守ります!
[泣く事ではなく、前を見て部屋を去った。]
[隣にあった巨大な水槽の様な生命維持装置。>>2:383]
妹さんとしばらく休んでください…。
運転手さん、都庁へ戻りましょう。
ナジームを追い詰めて、ゾンネを倒す。
[ぐっと拳に力を入れ、都庁へ向かった。++]
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