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[ツキシロの口から風薙の名を聞けば、ひとつ頷く。]
ええ、彼もメンバーのひとりです。
あなたのことを報告してきた後は、現場を離れたようですが、連絡手段がないわけではありません。
[ツキシロに、風薙が公開しているコールナンバーを教えておく。
そこにメッセージを入れておけば、気づいたら折り返し連絡をくれるだろうと。]
議事堂……ってことは、このままじゃ議事堂もいつやられるかわかんないってことじゃないの!
[各所では炎が上がる。つい先程蚊の羽音が聞こえたことも踏まえれば、今この都庁ですらもう人間爆弾が至るところにいるだろう。
それでも尚、今この都庁に時間を割いている訳にはいかないというのか。]
馬鹿は嫌いなのよッ!
変身-メタモルフォーゼ-!!
[左眼が光る。皮膚が硬化するかのように、白い装甲が女を包んだ。]
─ 喫茶店『ヒバシラ』 ─
[踏み込む直前、僅かに見えた首を傾ぐ仕種。
それへの戸惑いは、僅か、剣筋を乱す。
そこに回避の動きが重なり、打ち下ろした一撃は、女の肩へ、それから腰へと滑り落ちる。
また、ぴしり、という音がしたが、それは勢いを増した焔の音をかき消されて届かない]
……っ!
ねーさんっ!
[斃れる姿に、声が上擦る。
殺したいわけじゃない、死んでほしいなんて思っていない。
一度、探すのを諦めはしたけれど。
だからと言って、抱えていたものが消えているわけではないのだから。
緋色がアラートを歌っているが、そちらは今は、意識に入らなかった]
[そして、告げられた延栄満の名には、すぐさま反応した。
検索ワードを打ち込む間も、視線はツキシロから離すことはない。]
「ナジームの活動の鍵」ですか。
今回の事件に限らず?
それは──貴重な情報だ。
一度、公園にナジームらしい人物がいると、警察にタレ込みがあった後は、ナジームに関する情報がぷっつり途絶えていたんです。
助かります。
[リヒタル・ゲゼッツが悠然と炎の中を歩んでくるのを見つければそちらに身体を向ける]
ゾンネ……いや、リヒタル・ゲゼッツ。
あの時にお前とは決着をつけるべきだった。
どこかで俺はまだお前を信じていたかったのかもしれない。
もしかすれば、と。
だが――
人々を無為に殺戮するその行為、万死に値する。
[電子音に促されて画面を見た宮古の表情が変わる。]
延栄満。韓国籍。
政界へ多額の献金あり──
本日、来庁予定がありますね。
もう、来ていますか。
[「さっき、こいつに似たやつが都庁に入ってきたのを、見た」というツキシロの証言に、正面玄関の防犯カメラの映像を転送し、来庁記録と照らし合わせて時間を遡る。
データにあるとおりのつり目でえらの張った男は確かに延栄満だ。
だが、それより──
ボディガードなのか。
すぐ後ろに付き従う、彫りの深いエキゾチックな容貌の黒服は…]
──… !!
[録画だというのに、視線があった気がした。
あるいは、その気配は、宮古には捉えられない何かの形で届いたのか。
車椅子の肘掛けをつかみ、思わず背を浮かす。]
[ツキシロの声がかぶさる。
「ナジーム・ラシュディ。やつはすでに、――この都庁の中に、いる」と。
予告めいたその声と同時、
爆音が都庁を揺るがせた。]
―― 喫茶『ヒバシラ』 ――
[鋼の華は、おんなの心臓。
雨雲の下、炎の猛る世界の中で、ひとつ、脈打った。]
[おんなは動かない。体も、指先一つ動く気配は無かった。
呼びかけに応えるように現れたのは、チェーンの刃。
炎の飛沫を舞わせながら、おんなの体の内より生まれる刃。肉を食い破る音と共に、十数本の刃が咲いた。]
[男へと向かう刃は、おんなの体からだけではない。
瓦礫の下から、大蛇のように次々とチェーンが増える。
それはさながら――炎の森を、男ごと飲み込まんとする、鋼の森の大海嘯。おんなの駆動が堕ちたことで、狂気と悪意だけが具現化した災厄の襲来。]
私が万死に値する罪人……か。
もしそうならば裁きを下すが良い。
裁かれぬ法に何の意味がある。
[炎の中。
揺光を纏いながら天使の如き姿をした者は
まるで翼を広げるかのように腕を広げた。]
もし、この世の誰も私を裁けないというのならば
この私こそが……
"光の法"であるという証明その物だ。
[会見室に向かうらしいリントブルムに延栄満を任せ、脱出経路の確保を図る。
とはいえ、ナジームの関係者を外に出せば事だ、瓦礫の撤去と消火には最新の注意を払わなければならない。]
せい、やぁっ!
[まずは洗面所、給湯室、諸々の水道を壊していく。
蹴り壊しきれなければ、そのへんの瓦礫をひとつ手に、鉄より硬くし水道管に叩き込んだ。
吹き出す水は、制御する電気系統を破壊されたスプリンクラーよりは消火に役立つ。
未だ爆撃の被害を受けていない箇所も、水に濡れれば炎を威力を弱くするだろう。]
[延栄満に関する情報と、防犯カメラの映像、ツキシロが口にした「議事堂の爆弾」まで含めたいっさいのバックアップデータを外部アーカイヴに転送する。]
都庁のサーバーが破損した場合は、このアーカイヴから情報を引き出してください。
[一見、冷静な初動だったが、宮古は唇を引き結んでいた。]
[予備電源か、まだスクリーンはついている。
そこに示される赤いランプ──爆破地点。
各階をつなぐエレベータや主要な通路が標的されている。
さらに、炎を感知した防火シャッターがエリアを寸断していた。]
ナジームはどこにいる──
[都庁の構造を把握した的確な爆破。
それをやってのけるナジームなら、標的の前にすぐに現れることもできるはず。
それをしないとなれば──人間爆弾の設置を、蚊の蔓延を待っているのだろう。]
正直なところ、戦闘のターンにまじめに参加するのは最期だけでいいと思っている。
切り札というか、まじめに派手なことは一個くらいしかできやしない。
だからこういう日はゆるり様子見でいいじゃまいか。動きにくいし。
全庁放送で来庁者・職員と議員の避難誘導と護衛にあたってください。
外へ出たなら、風薙さんと雷さんに連絡を──
[指示しながら、司令室を除く、庁舎全区画で消火液スプリンクラーを作動させるべくコンソールを叩く。
消火のためではない。
蚊を落とすためだ。
だが、制御する電気系統を破壊されていて、使い物にならないとわかった。]
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