742 【変身ヒーロー村】ＮＥＸＴ
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Groom Huntress
[ そろそろ誘拐が単独ではなくある意志を持った連続として発覚する頃だろう。]
潮時か……？
[ 確保した元議員を引き摺って移動しつつ、そんなことを考えている。
どこかで警察のサイレンが鳴っているのが聞こえてきた。++]
風薙 緋焔
[先の話題について触れるヴィクトーリアの言葉に、ほんの僅か、目を翳らせる。
未だ、事情を話す気にはなれていないが、それで済ませていい問題でないのもわかっていて。
迷いは、尽きない]
……お、お迎え、か。
とりあえず、戻る…………。
[べきだよな、と思いながらも、どこか煮え切らないまま、愛車の所へ向かいかけ。
車輌のテレビから聞こえた速報に、きょとり、と瞬いた]
ヴィクトーリア・フォン・リントブルム
[ニュースを聞いて、ピンと来た。ナジームが第一の犯行声明で名前をあげていた議員さん達が襲われている。
つまり、今暴れているNEXTは反ナジーム派。しかし、やり方が手荒い。誰がこんな事を…。]
急いで！そのNEXTが何をしたいかわからないけど、そのやり方は、テロをテロで返すやり方よ、止めないと！
場所は…、多分都心部の高級マンション群よ。議員さんは、そのあたりに多く住んでいる筈。
[動けないなら、ロージアは車両内で休ませればいい。風薙さんは、バイクでくるか車に乗り込むか、それはお任せしよう。]
宮古護
誰も、怪我などしていませんか。
事態が落ち着いたら、一度、連絡をください。
［ヴィクトーリアの携帯に伝言を残すと、宮古は、次々と入ってくる情報の分析、そして、これまでのデータとの連結作業にかかる。**］
風薙 緋焔
ん……そっか。
[ロージアの語る姿は、バス停で邂逅した姿と容易に重なり。
ポケットに手を入れて、中の物を軽く握って、離した]
ああ……探さなきゃなんない。
これ以上、ほっとけない。
[探す理由は多分、多少異なるけれど。
そうしないとならないのは、変わらないから]
【独】 宮古護
ナジームの情報出しがいろいろ巧い。
動きの秀逸な悪役に恵まれた。
ちなみに、ツキシロはazumaさんだろうと思いつつ、シイタ毛さんの居場所がわからないおれ。
メイドだけはないと思うが。
Groom Huntress
[ 適当な場所に繭を吊るし、同様の手順をさくさく開始。
情報を総合すると、ナジームを支援する組織の背景が大体見えてきた。]
なるほど。
大言壮語していた割りには随分と古典的な……
風薙 緋焔
やれやれ、騒がしいよな、っとに！
[ニュースから得られた情報に、やれやれ、と息を吐いて愛車に跨る。
車で行くより、この方が圧倒的に早いから。++]
フェイスレス
―暮れ行く街―
[白の異形は、跳ぶ。
幻のようについては消えるそれを
矢張り見るものは都市伝説のように語るだろうか。
ソレは奇しくもあの夜邂逅した付近で、あり。]
《―― あれは》
[蜘蛛の異形は、果たして其処に居た。]
風薙 緋焔
……行かないわけにゃ、いかないでしょーに。
気になることは、確かにあるけど、ね！
[どうするか、を問うヴィクトーリアに返す言葉はため息混じり。
けれど、手ががりないものを追うよりは、と。
そのくらいの割り切りは、つけられていた]
ナジーム ラシュディ
議員たちごとき、単に手駒に過ぎない。
だが、延栄満まで辿られると厄介だ。
―……議事堂襲撃計画の重要なファクターだ。
[ぎり、と歯を鳴らす。]
Groom Huntress
[ 吊るされた繭から視線を外し、カチカチとコンクリートの床を掻いて、振り返る。
白い異形。先日遭遇した無貌のNEXTだ。]
……これはこれは。
良く見つけたものだ。
[ 艶っぽいアルトが感嘆したような声音で語りかける。]
ヴィクトーリア・フォン・リントブルム
決まりね！お兄さん、飛ばしてちょうだい。
危なくない程度に、時速100kmで急行して！
[バイクに跨る風薙さんを見て、こちらも運転手に無理難題のお願いをする。ロージアは、どうするだろうか。]
紅金の ロージア
うん、ほっとけない。
[その言葉は彼の意思とは異なるのだろうが、確かに放っておく訳にはいかない。
庁用車の迎えにむずがゆいものを覚えながらまずは彼女を、と思った矢先、後部座席で見たニュースに目を瞬き、拳を握る。]
どうして、こう。
――あたしには、わかんないな。
[ヴィクトーリアの指示で、車は現場に向かう。
白くなるまで握った拳が震えた。]
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