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[そうは言っても、それならどうするのか。
そんな事を考えている間に始まる非難の声と。
それに対する、《光》の答え]
……え……ちょ、ちょっとちょっとー!?
[起きた事が余りにも予想外すぎて、思わず立ち上がった直後、ぶつり、と音を立てて周囲が暗闇に沈んだ]
え、なに? 停電?
[唐突な自体に、思わず上がるのは、惚けた声。
とりあえず、食べかけのものを無理して平らげると、混乱する他の客の合間を縫って、外へと飛び出した]
……こちら風薙!
キア、何が起きてるのか、三行で説明!
[自分でも無茶言った、と思っていたら、案の定、『無茶言うんじゃないわよ!』と、返された。
それでも、各所で電力の供給ラインが破壊され、停電が起きている事と、一部の区画だけがそれを免れている事、それだけはどうにか知れて]
……明らかに、さっきのあれ、関わりある、よな……。
[テレビが中継していた光景を思い出し、ぎ、と唇を噛む]
ああ……警戒待機から警戒臨戦に切り替え、ね、りょーかい。
なんかあったら連絡頼む、こっちもなるべく連絡はいれる。
[組織の『上』からの指示に短く返して通信を切り。
頭上に広がる夜空に、睨むような目を向ける。
遮る光の途絶えた今、宵の空に瞬くきらめきは、確りとと見て取れた]
――昼頃、コンビニ――
お騒がせしましたっ!
[変身を解き、何事かと駆けつけたコンビニの店長に頭を下げれば、店長は器物の損壊も少なかったと幸いにも事態を軽く見てくれて、その場は野次馬も散り始めていたか。
その頃、背後から風薙の声もかかった。]
ん、ありがと。
一言でまとめるとアレの模倣犯、だけど……そう簡単にも言ってられない状況。
ちょっと色々報告しなきゃいけない事情が山積みな感じ。
[アレ、とシンドバッドを指し示す。
黒いNEXTがシンドバッドを名乗ったのは間違いないが、彼らはまずもってシンドバッド本人ではないだろう。蚊たちに向かって自己を爆破させたのも、シンドバッド本人の行為にしては――あの蚊がシンドバッドのものだと仮定するならば、だが――迂闊でもあろう。]
―夜:闇夜の遊園地付近―
《―――――、…》
[高い位置から見ると、
停電になっている区域がよく分かる。
病院は明かりを失ってはおらず―――]
《あそこは……》
[少年を、運び込んだ病院だ。
胸中によぎる複雑ないろはしかし、カオナシゆえに見えはしない。
歯車を回す。
予備動作なく、再び、跳んだ。]
それで? そっちは何かあった?
[聞けば、団地の殺人事件の話を詳しく教えてくれたか。
現地で見られたというメイドのことを話すためらいは、不確定な情報を話す際の警戒に近いためらいだろうと受け取った。]
連続殺人、か。理解不能、ってかんじだけど、あたしからすると。
そっちも、もう少し詳細わかったら連絡ちょうだい。
[おそらく自分はこのまま警官たちにまた事の顛末を話さなければならないのだろうと、警官たちのやきもきした視線を受けながら小さく息をつく。
手を振って風薙に別れを告げ、互いの『仕事』に戻った。]
―― 夜/遊園地ジェットコースター ――
[硬質な音が風に紛れた後、気配らしきものは掻き消えた。
鋼色の華は、首を傾げ、周りを見渡す。
応じるように、敷地に咲いたチェーンもゆらと揺れる。]
?
[見える範囲にも、やはり人の気配は無い。
コースターの上に立つ自身よりも上に在るとは考えも及ばず、"彼"の姿を見つける事は叶わなかった。]
…………。
[二点を除いて闇に沈んだ街。
混乱のどよめきは、ここまでは届かない。]
次は"お掃除"の続きかもしくは
他の喫茶店の破壊、兵糧源の"整頓"でしょうか。
ああ、でも御主人様に挨拶もしておきたい……。
[おんなは独り、呟き続ける。
月が照らす暗い空の下、冷たい風に吹かれながら。
いろの無い液体を身に流すおんなは、鎖の森と共に。]
――そして、夜――
[案の定、はじめの彼との接触から爆発事件、稚拙な犯行声明から黒いNEXTの能力まで、余すことなく喋らされた。
いや、話すだけならこうも疲れはしないのだが、警官たちの詰問は論理的なようでいて実は筋がない。いつまでも一点にとどまったりする会話は、話す方としては苦痛なだけだった。
時折警官たちだけで話が進むような時間が生まれれば、ぼんやりとニュースを垂れ流す小型テレビを見ている、そんな繰り返しで時は夜を迎える。
そして、テレビが映しだすのはゾンネのインタビュー――]
[―――ああ、こいつムカつくわ。
シンドバッドの声明の内容を初めて知ったとき、ブライアンの抱いた感想はそれだった。
ならば潰そう。
そう考えるまでのタイムラグは少なく、躊躇が無い。邪魔者を消すのにそんなものは必要ない。
目を付けたのはシンドバッドの信仰心だった。彼らの犯行を利用し、新たなる声明を投げかける……それは、彼らの神を利用し、汚すことになろう。
よしんば無視を決め込まれても、徐々に彼らの目的から離れた声明を出していけば情報は混乱する。嫌がらせは完成だ。彼らも無視はできなくなるだろう。
それを幾度も続けながら、シンドバッドが動くのをじっと待つ。
それは自分の生存能力への、絶対の信頼があるからこその計画だった]
―夜:遊園地/観覧車―
《…やはり》
[花を確認した後、
巨大な観覧車の上。
そこがジェットコースターさえ見下ろせる場所。
敷かれた鎖はどこまで続くのか。]
《――何をしてるんだ》
[―――遠くから見ていても埒があかない。
facelessは、廻らぬ観覧車から、うねる鉄の道へと、歯車を廻した]
[つまり、自分を囮に誘き出そう、という計画だったのだ。
シンドバッドにとって明確に邪魔者となり、敵対者として認識されるための作戦。
だが、今となってはそれは非常に困難である。
敵の能力とはひどく相性が悪く、正義側のNEXTに変身前の顔がバレた。
ブライアンは目に陰りを落とし、陰鬱に呟く]
ニンジンを……忘れてきた。
[持っていた鞄は、あのコンビニの前にあるだろう]
なっ、ちょっと……!!
[《光》の告げた言葉、そこに散った赤。
不殺を貫く彼の、予想だにしなかった動きはしかし、その直後に訪れた闇によって途切れ――]
どういうことなのよ……
[予備電源で光が取り戻される頃には、警官たちも、偽シンドバッドどころの騒ぎではなくなっていた。
ざわめく詰所の中、自分も連絡をとろうと通信をつないだ。]
もしもし、あたし!
ちょっとね、いろいろと、のっぴきならない!
[爆発する蚊だの、黒いNEXTだの、それだけでも報告することが山積みだったはずなのに、ゾンネのこの行動ではシンドバッド問題を解決することすらままならない。
通信機の向こうでも、頭を抱えるのが感じ取れた。]
―― 夜/遊園地/ジェットコースター ――
[思案とも妄想ともつかない世界に耽っていると
唐突に、影に咲くチェーンが大気の震えを感知した。
おんなの感覚はチェーンと同期している訳ではない。
それでも、操る能力を持つ彼女にとっては
付近に現れた違和を感じ取ることは容易い。]
――――。
[姿を見つけて、呼吸が止まりかける。
――50では足りないチェーンは一斉に動きを止め
"彼"が傷つかぬよう、影を泳いで道を開け始める。]
変わらずのえれがんとな身のこなし。
メイドとして誇らしく思います。――ご主人様。
[鋼色に包まれたメイドの表情は見えない。
――華は代わるように、変わらず咲いている。]
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