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起きたは良いものの
唯一接続onっぽいツキシロの元へ行く理由が
思いつかなかった!
…………こういう場合は
一人遊びすれば道は開かれるって誰かが言ってた。
―喫茶店:月の猫―
…――知っている…?
知らない…、決めようと、
なんの、…話、してるんだ。
[胸の奥を引っかかれるような感覚に
青年は珍しく、饒舌に問いかけた。
けれど顔のない顔は、それには答えない。]
[知っているのではないかと、そう思った。
例えばそう、己の求めている答えに近づける何かを。けれど]
…――シャッテン?
[ぐらり
ゆらり
ゆれる輪郭。目を瞠る。]
待 ――― っ
[そのまま“シャッテン”は、姿を消した。]
…――
[呆然と、その場に立ち尽くす。
最初からそこに誰もいなかったようだ。
――ツキシロくん、どうしたの?
マスターが声をかけてくる。
ああ、やはり、見えていないのかと]
いえ、…いま、そこに
[言いかけて、なんでもないと 首を横に振った。
からん、からん。
また ベルがなった。
今度は、顔のある、顔か**]
―― 路地裏/コンテナの陰 ――
…………。
[ぼーっとしていると
小さな気配が視界の隅をよぎった。
ちょうど、メイドが此処へ入ってきた入り口の方。
見上げると、そこには]
?
[先程、救護スペースで野菜ジュースを飲み渋った男の子。
女は、益々首を傾げた。]
『……ばーちゃん、いそがしいって』
[少年は、ぶっきらぼうにそんな事を言う。]
『わがままをいってはだめよ、って』
[メイドは、今にも泣き出しそうな少年を見つめた後
エプロンドレスをはたきつつ、立ち上がった。]
……………。
?
[女は、頭に咲く花のような笑顔で、手を差し出した。
少年は面食らったように動かなくなった後――
こくりと頷いて、おずおずとメイドの手をとった。]
―― 街中 ――
[少年の手を引いて、メイドが歩く。
事件の野次馬に向かう人もそうでない人も隔てなく
女の格好からか、振り返って何かを囁く。]
『……じ、じぶんであるくからいいよ。
べ、べつにはずかしいとかじゃねーからな!』
[少年が手を引き剥がそうとするも
メイドはぎゅっと握って歩き続けた。]
?
[小さな違和感を感じて振り返る。
少年は、抵抗をやめたらしい。]
[メイドは街をさまよっていた。
当初は仮設テントへ戻ろうとしたのだが]
『もどっても、ばーちゃんもかーちゃんも……』
[少年の呟きに、踵を返す事となった。
練り歩いていると、色々な景色が流れていく。
少年とメイドは二人して物珍しげに眺めている。
そして――女の目は、一つの看板に留まった。]
ミスター。
ネコは好きですか?
[メイドは、少年に尋ねた。
少年は、小さく頷いた。]
―喫茶:月の猫―
[いらっしゃいませえ、と
マスターが声をかけたのでツキシロは今度は黙っていた。少年と女性の二人連れ。きょうだいだろうか。]
どうぞ、空いているお席へ。
[手で指し示し、
ツキシロは置き去りの代金とカップを片付ける。]
―― 月の猫 ――
[店の人らしき一人の挨拶と、案内。
裸足のメイドは、ゆっくり見渡した後]
三味線用に皮を剥がれた猫がいません。
[首を傾げた。]
『そ、そんなのいるわけねーだろ』
[少年は緊張気味のようだ。]
あいている席へ――
[つつつ、と手をひいて、隅の席へ。]
[メイドは、メニューらしきものを手に取った。]
…………。
ミスター。読めません。
[首を傾げた。]
『はんたいだよ、ねーちゃん』
[メニューが逆さまだった。]
[あら、外国の人なのかしらねえ、
とマスターが「読めません」を聞き留めて
おっとりと謂う。
「ツキシロくん、読んでさしあげて?」
というのはサフォアがつまりハーフであることを理由としてであろうが]
ご注文は、…
………読めますか?
[ぼーっとメニューを眺める女性と落ち着かない様子の少年二人組の近くに歩み寄って尋ねる。]
[メニューを眺めていた顔を、上げる。
初めは少年を見たが、異なる気配に視線を移した。
とても綺麗な、女性のような――男性がいた。]
ご注文……。
[店員らしき彼と、メニューを見比べる。]
文字の深遠はすぐそこに顔を見せていますが
深遠の意味を知るには、まだ私は未熟者です。
[口を開きかけて、またメニューを見る。]
…………拝読可能ですが、私は
"えすぷれっそ"や"ぶれんど"なるものが
どのような存在なのか、よくわかりません。
音に強そうな響きが含まれているのはわかります。
[少年は少年で、カタカナが難しいらしい。
そちらもそちらで唸っているようだった。]
[――日本語は流暢なようだ。
が、言っていることがまるで、哲学者だ。]
……。
[難しかったので黙っていた。]
…別に珈琲は戦いませんから安心してください。
……そうですね
甘いのが好きですか、
苦いのが好きですか。
[味から攻めてみた。それから、少年を見て]
…アイスもある。
[と付け加えた。]
珈琲は戦わない……。
彼らは液体でありながら平和を制定したのですね。
磨り潰され、混ざり合い――一つの調和へと。
[頷いた。]
……味が選べるのですか?
[驚いたように目を見開いた。
が、眠そうなのは相変わらず取れる気配が無い。]
……では、苦い………
[少年を見た。目をきらきらさせている。
アイスにか、はたまた奥から聞こえた鳴き声にか。]
ネコアイスで……。
[メイドは真剣な表情で、青年に告げた。]
……? ??…
…………ブレンドのことですか。
[脳内咀嚼した。
眠そうな女性と、ともすれば無表情の青年は
並ぶととても、なんだか、不思議なバランスだった。]
…選べます。
苦い、…ブラックでお淹れします。
温かいのと、冷たいのとどちらが…――
…え? 猫アイス?
[目を瞬かせた。(表情はほとんど変わらないが)
困ったように一度マスターの方を見た。
マスターは任せておいて!とばかり笑顔を浮かべた。]
…。…では、猫アイスで。
[通ってしまった。]
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