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[気の遠くなるほどの時間移動した気もするし、もしかしたら一瞬だったのかもしれない。
突如、メガマリオンの機体は、何かに阻まれたように前進を止めた]
行き止まり?
いや……違う。ここに"何か"があるって事だ!
[メガマリオンに、残った右腕を振り上げさせる。
そこに握っているのは、ハンマーではない。
"貫く"ための、パイルバンカー]
オオオオォォォォオオオオッ!!
[気合いと共に、それを不可視の"壁"目掛けて振り下ろす]
メガ・パァァイル…………クラァァァァァァアアアアッッシュ!!
[――ブチ抜いた、確かな手応えがあった。
そして――]
『――――君!? テルオ君! 返事しなさいっ!
テルオ君っ!!』
[明朱佳の声が、通信機越しに聞こえる。
つまり其処は、"声"の届く場所だった**]
"――聞こえます。
聞こえます、明朱佳さん!"
"メガマリオン、ただいま帰還しました!!"
― ???>>121 ―
[其れは「どこでもない場所」。
故に、夢。故に、叶えられたもの。]
『…テルオくん…』
『…そっちじゃないよ…』
[重力によって湾曲する空間に沿って落ちるテルオに語りかける声。
その声はもしかすると聞こえないかもしれない。それは「この世」には既になかったものだから。]
[光の粒子の群れ。光の粒子は何者をも形作る事はなく、この異次元には存在しない風に流されるように、一筋の形状でメガマリオンに並走する。
メガマリオンが、テルオが気付かなくても、正しき路へ至るようにと。まるで「願い」を籠めるかのように。]
[やがて、メガマリオン>>146が何かに阻まれるように立ち止まる。
光の粒子は、メガマリオンの喪われた左腕の辺りに停宙する。]
『…お願いがあるの…』
『…これから、沢山の大変なことがあると思う…
…でも、それに負けないで、目を見開いて…
…地球を護って欲しいの…
…わたしは、皆が好き…
…でもね、もう、何かを為すことは出来ないんだ…』
『…メガマリオンが全てを貫くように…
…未来への路を、テルオくんのその拳で撃ち貫いて…
…絶望に負けず希望の力を忘れないで…』
『…一足先に、還っているね…』
[>>147>>148"不可視"の壁が撃ち砕かれた瞬間、
不可視の壁の欠片達が消えゆくその中で、光の粒子もまた…消えた。**]
──そして、最後に残るのは──
["塊"に浴びせられる様々な攻撃。
"塊"に浮かぶ苦悶の表情、そして、断末魔の叫び]
『終わっ―――た――――?』
[頭部ユニットから少女の声が響いた。
その先には、既に先程まで眼前に存在していた、"塊"は無く───]
終わった───。
[漏れたのは、安堵の呟き
けれど、其処には、少し先に突撃をした──少年の姿は無い
明朱佳の"通信"にも反応の無い少年、見えないその姿。
──不安が、膨らんで行く]
──そして──
『"――聞こえます。
聞こえます、明朱佳さん!"
"メガマリオン、ただいま帰還しました!!"』
[不安を拭う、威勢の良い通信が届いた。
姿こそ見えない物の、無事な様子を伝えるその通信。
それだけで、周りの雰囲気が軽く、明るくなるのが分かった]
──これで、もう安心だな。
[呟いて、自身も安堵の息を吐いて]
『エリー!? …そっちにも、いないの…?』
[ジュリエットさんが伝達しているのだろうか。本来ならば、ルッカにしか届かないはずのエリーからの通信>>137が聞こえる。
それは、地球にも、未だテルオ少年が戻っていないということ。
テルオ少年は、“孔”を封印していた。そして、それが宇宙怪獣を引き付けることになっていた。
テルオ少年の働きがなければ。エリーの槍が肉塊の口を縫いとめるよりも先に攻撃を受けていたかもしれない。ダイシチョーに乗った、陣桜市の市民が、犠牲になっていたかもしれない。
そのテルオ少年が、今、そこにいない]
……ッ
お礼くらい、言わせなさいよ…ッ!
[通信機を手に、少女が顔を伏せた、そのときだ]
"――聞こえます。
聞こえます、明朱佳さん!"
[声が、聞こえたのは]
"メガマリオン、ただいま帰還しました!!"
[通信機越しに、テルオ少年の声が響く]
『………遅いッ!! 心配したわよッ!!』
[その声に、怒鳴りつけるような声が、返り]
『おかえりっ!』
[労いと、感謝と、安堵と、嬉しさと。そんな有象無象の感情がない交ぜとなって、テルオ少年を出迎えた]
『テルオ君、ダイシチョーの両手のひらがカタパルト…格納庫直通の通路に繋がってるわ。ジンロボの運用が前提のカタパルトだから、メガマリオンでもちょうどいいでしょう。
そこから戻ってきて頂戴』
[数瞬とかからず平静な調子を取り戻した少女の声が、テルオ少年を誘導する。
少女の意思を受けてか、ダイシチョーAHOの手のひらが、メガマリオンを出迎えるように差し出された]
『エリー、今からそっちに戻るわ。もうちょっとだけ孔の維持、お願いね』
[通信機越しに、告げて]
さぁ、戻りましょう。
あたしたちの地球へ!
[頭部ユニットを介し、声が届くものすべてに聞かせるように、高らかと凱旋を宣言した]
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