情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[結局――、干渉を和らげても、高笑いの顔は干渉を打ち消す事もできなかったし、
潰れていた顔達はもとより、垂れ下がっていた高笑いの顔も、地面への激突で、あっけなく、飛び散る。
残った左上の顔にしても、ダメージが大きく、歪んで、声も出せずにいた。
呼吸音に似た音が、響く。]
…………え?
[エリーは、目を、白黒させて、まるで一枚の画像を見るような目で、その光景を、目にする]
……終わった、の?
[そう、エリーはまだ顔達から目を離さず、その光景を見つめていた。
まだ、空気の通る音を繰り返している、歪んだ左上の、顔。
虚空をじっと、見つめている。
何を考えているのか、解る事もできない。]
《……ヒュー……しゅー……》
[実際、左上の顔の思考は、散乱して、自分が生きた時代の、自分の理想と、かなわない苦痛が、入り混じっていた。
今でも未来でもなく、過去を見ていた。
走馬灯のように]
[エリーの攻撃でまだ終わらないようであれば、両眼の光を強める。
地面に押し潰すように、怨念達へ圧力をかけるかのように。
停めるのではなく、言わば意識体達へ精神攻撃を仕掛けてゆく。]
ん、フェイトくん、どうかした?
[フェイトに問い返す声は、読書中に声をかけられたような声。]
っ……あ、いや……
なんでも、ねぇ。
[おそらくは2人と考えている事が全く異なっているだろうからか、フランからの問いには歯切れ悪く返し]
さっきの質問って、結局……なんだったんだ?
[話を逸らそうと、戦闘中に問われた事を掘り返す。
宇宙の為に滅ぶ事は絶対の否、その答えを彼女はどう思い何を判断したのだろう、と]
[走馬灯は続く。
苦しみの余り、叶わぬ余りに、諦めた”理想”
一人の指導者が導く事で、優れた力を持つものが導く事で。
力なき老いた、そして判断を間違った指導者に、導かれて起きた悲劇を、繰り返さぬ為に。
彼こそが、最初の一人だった。
優れた力を死に物狂いで手に入れ、”理想”を持って人々を導こうとして、受け入れられなかった一人。
受け入れられないならば、未来へ。”理想”を託そうとした。
幾人かの『契約者』には受け入れられた。けれど、人々には、”セカイ”には受け入れられなかった。
――我は、間違っていたのだろうか?
その思念を最後に、フランの精神攻撃によって、潰れて、いった。]
聞いてみただけ。
だって、もう運命は決まってるから。
[フェイトへと。そして、少し間を置く。
その間にフェイトからまた話しかけられるだろうか。]
……音も、しなくなった、ね……。
[これで、終わ……ったわけでは、ない。
まだ、元から開いていた空の”孔”や、
ルッカ達を連れ戻す為の”孔”を開けなくてはいけない。
手元に残った、白い小さな杖に、力をこめて。
再び、空へと顔を上げる。
けれど、フランの答えも、気にかかった。]
決まっている?それは、一体……?
[”孔”を開こうとしながら、問いかける。
力をかなり失ったからなのか、それとも、”当たり”なのか。
中々、開かない。]
そ、か。
気が済んだならいいや。
お前が俺達の答えに納得したならそれはそれで良いし、
納得できなかったなら…何かやらかすつもりなんだろ。
でもそれは、フランの性格をトレースした行動じゃねえよな?
エイリアンつったか、お前自身の考えなんだよな?
[エリーを見守りつつ、視線は動かさずに再度フランへと問う。
極当たり前の事を言っているのかも知れなかったが、なんとなく確認はしておきたかった]
わたしはね、破壊する為に産出《プロダクツ》されたの。
分かるかな。
………。
[両目を閉じて開けば、マゼンタの光は消えていて。]
未来へ”理想”へ導く気持ちは間違いではない。
だけど、その"感情"は危機を招く。
[一度だけ、”孔”を開こうとするエリーが持つ、小さくなった白い杖へ視線を向けた後、]
破壊する為――――。
……危機を破壊する為?それとも――
[硬く、開きにくい――”孔”が、少しずつ、少しずつ開いていく。
小さな、小さな黒が。点が大きくなる。]
それって――存在意義って事?
生まれながらの本能……よりも大きな。
[少しずつ膨らむ”孔”へと視線を集中させながら、耳と声だけ、話へと意識を向けて]
んー……そだな、俺からはもう、ないな。
後の難しい話はエリーの方が理解し易いだろ、そっちに任せる。
俺はお前らの話を聞いて噛み砕くのに集中するぜ。
[質問は以上だ、と色々押し込めた。
後の聞きたい事など、全て個人的なものばかりだからだ]
いや、私だって、疑問に思ったキーワードを自分にわかる言葉で噛み砕こうとしてるだけでしかないよ?
[ついでに言うと、”孔”を広げて。
そろそろ呼びかけ始めなければならない。
胸元にまた入れてある通信機へ――]
通じてる?聞こえる?私だよ、エリーだよ!
………。
これだけは覚えておいて。この宇宙には、
奇跡も、魔法も、
ハメツ ゼツボウ
愛も、希望も、あるんだよ。
[帽子の淵に手を添え、
笑顔のままフェイトとエリーへ向けて話した。
『あいもきぼうも』、声はそう発音していた。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新