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―裏宙―
ひろいってざんこくよねー。
[宇宙を一人漂いながら、少女が呟く。聞くものがあれば、『ひろい』は『ひとり』とも聞き取れたかもしれない。上にも下にも横にも何もない。人間一人の小ささがたとえようのない実感となって圧し掛かる]
ふんっ。そんなもん。
こっちゃ市長になる前おなかいっぱい味わってんのよ。
いまさら負けてなんてやるもんですかっ。
[気分的には周囲の虚空に八つ当たりの拳や蹴りでもぶつけたいところだが、それをやったらバランスを崩していよいよ当てのない漂流が始まってしまう。
代わりに手製の通信機を弄り、その音を頼りに互いの位置を再度測り、必要とあらば調整を加える。
対怪獣用の歩兵ライフルをぶん回し、反動で錐揉みをはじめたところで手榴弾を投げ、投げた反動で錐揉みを打ち消しながら加速度を得る。数秒後の爆発がさらに少女を加速させた。
通信機から得られる情報をたどれば、合流はもうすぐだ]
―――見えたっ!
[遠く虚空に、蛸のようなものを引き剥がして前進を続ける戦艦が見える。後は、微調整を加えて速度を合わせるだけだ。―――それこそが、最も難易度の高い作業ではあるのだが]
途中で宇宙怪獣に会わなかったのは僥倖よね。
[軽くそんなことを呟きながら、手榴弾にライフルの発砲。それに四肢による姿勢制御を加えて少女はこともなげに進路を調整していく。
宇宙怪獣については、目前の戦艦が引き付け、打倒していたから、というのが大きな理由のひとつだったが、そこまでは知る由もない。
手持ちの銃器弾薬がほとんど弾切れとなった少女が、最後に火炎投射器を吹かした]
お邪魔するわ…
[少女の体が戦艦へと近づく。そして、戦艦が表層に張り巡らせた重力が少女を捕まえて]
ねっ…とっ。
[すたりと、銃火器、弾薬を捨てて身軽になった少女が戦艦へと降り立った]
さて、と…ここからはお迎えを待った方がいいのかしら。
ヘタに侵入者扱いされてもお互いいい気分はしないし。
[加速度調整の火薬祭りは艦内からも観測できていただろう。
誰かが対応に出るのを、待つことにする。蛸の片づけが済んで、ちょうど艦外に出ていた艦載機(その中にはメガマリオンの姿もあった)も戻ったところではあるし、出迎えがあるとしてもしばらくの時間はあるだろう。その間に。
少女は、艦の前方へと目を向ける。そこに見えたのは、奇怪な肉の塊とも取れるもの。そして、その背後にぽっかりと開いた、“孔”]
あれがエリーの言ってた、目詰まり起こしてる怪獣?
…でかいわね。
ダイシチョーがここまで来てれば打てる手もたくさんあるけど…まぁないものねだりをしてもしかたない、か。
帰還を優先するか、撃破を優先するかってとこかしらね。
戦艦の戦力も確認しなきゃ。
[そこに、諦めるという選択肢はない。陣桜市へ帰る、そのために。
戦艦の上に佇む少女の思考は、まだ、止まらない**]
《女の衣を纏うか、女になりたいのか?《問いはもはや我には向けられておらんようだが、意図が見えんな《ワレニシタガエ、シタガエ!《ホホホ……平穏は得られる、ただ、その言い方では一とは成れないわね?NOよ、お嬢ちゃん?》
[10mほどの宙で静止する顔たちは口々にど真ん中の穴が開きながらも自分達の言葉だけを紡ぐ。
光の矢を放った、最初に喋った顔の口元が言葉の内容に反して、笑む。
天使を貫いた光の矢が、大きく曲がり、天使の頭上へと上り、急激に角度を変えて落ちていく、獲った、と言わんばかりに。
高笑いの顔だけは、高笑いの間に言葉を吟味して、答えを返して]
ええい、こっちも手一杯なんだってば!
喚んだっていうか、これ分離したって言う方が…………アレを一つって考えずに、蜂の群れとかそんな感じで考えてみて!
[フェイトにも、フランにも、振り向けずに、3番目の風を使う顔との、風の主導権の取り合いは続く。
顔に関しては、多数の顔の協調性の無さと、他の顔が穿たれても蠢く様を考えると……ぱっと思いつくのはそんな所。]
どういう、事なのよソレ!
けれど、探して、探して、探してから!
その次の危機があるかどうかも解らないのに、ただ自己犠牲だけで終わらせて……
それは
ただの
無責任だ!
どういう、事なのよソレ!
けれど、他の方法を、探して、探して、探しまくってから!
その次の危機があるかどうかも解らないのに、ただ自己犠牲だけで終わらせて……
[――それは、そんなのは。]
[眼前の其、──考えても正体の想像すら付かない塊。
考えるだけでは埒が明かない、と後ろ側へ回り込もうとした先、"孔"が見えた]
何でえ、こりゃ。
──詰まってるのか?
[実際に"孔"に嵌っている訳ではないのだが、そんな印象を受けた
"孔"に近付く、その行為は少し躊躇われて、大人しくハッチへと戻る。
──宇宙服を着込んだ見知らぬ相手が、戦艦外壁へ降り立っているのを見つけたのは
きっと、そんな時]
"──おい、なんか戦艦にくっついてるぞ"
[誰かからきっと通信が返って来るだろうと、そう判断して通信を開いた]
――――――それは
[思考放棄?そもそも、”何故”全てが消えてしまうのか]
――――――単なる
[勘違いかもしれない、見落としがあるかもしれない。再発するかもしれない。それらも調べず、探さずに、ただ提示されて滅びて終わりなんて]
――――――”無責任”だ!
/*これどの時点で落とそう。……*/
――私も、あの顔達とある意味変わらない理想家だよ。
だから、”セカイ”を手に入れて、”セカイ”を導く……だまし討ちに近かったこんな契約にも乗った。
”理想”ってね、追い続けるから、諦めないから、意味があるんだよ。
”セカイ”を守って導いて。うん、いい”理想”なんだ。
――けど、一人で成し遂げる必要は、ないよね?
”セカイ”はたくさんの人達がいる。
たった一人で、少数で背負う必要なんて、ないはずなんだよ。
少数の自己犠牲で他を救う。必要な事はあるかもしれないね。けど。そこで諦めたら、他の可能性なんて見えないじゃない。
[それは、奇しくも、耳をふさいでいて聞けなかった。
市長――彼女が言いたかった事(>>5:52)の、延長なのかもしれない
─司令室─
[ソレを……「巣」と呼ぶべきか、「本体」と呼ぶべきか。
コンソールを叩けば、先人が仮につけた名前が出てきた。
「オリジン」……起源、原因]
[そのオリジンから一定の距離を置きつつ、慣性でその周囲を周回する。
火器の小爆発>>+20を、センサーが捕えたのはそんな時で]
……何だ?
宇宙怪獣にしては小さすぎるし……。武器を使うってことは人……いやいや、そんなまさかね。
[しかし、映像を出せば、まさに宇宙服に身を包んだ人型。驚愕しつつも、画像を拡大し、防護ガラス越しに赤毛が映れば]
……人並み外れてるとは思ってたけど、やっぱり人間じゃなかったんだ、あの市長。
きっと、違法サイボーグか、改造人間か、異星人か、魔法少女に違いないよ。いや、もしかすると宇宙怪獣の一種かもね。
[泥棒から連絡>>+22が来たのはそんなときで]
<……その人、化け物の一種だけど、保護してあげて。単身でこのAHOに辿りつくってことは、相当機転が利くし、実力もあると思うんだよね>
[ユージィンから返って来る通信]
"──化け物…?"
[鸚鵡返しの様に。
言い草こそ酷かった物の、保護すべき対象ではある様で]
"おう、それじゃあ中まで運べば良いんだな
──ほれ、掴まれ"
[言って、宇宙服姿の相手に手を伸ばす。
手を掴まれたなら、その手を引いたまま、ハッチから中へ入るだろう。
手を掴まれなくとも、相手を抱えて中へ戻るつもりで]
…必要になるとしたら突破用の武装かしら…アレだけでかいと中心核を狙うだけにしても一手間どころじゃないわよね。
大火力が叩きだせる戦力があればいいんだけど…
[出迎えを待つ間、ひとしきりぶつぶつと呟き、作戦を練る。その少女の視界に、人間大の何者か>>+22が写った]
…何アレ、人間…なわけないわよね。サイボーグ?
あ、ジュリエットさんが太ったとか?…ないわね。
[身に着ける機甲にわざわざメイドなんていう趣味性の高い格好をさせていたユージィンだ。いまさらその趣味性をかなぐり捨てるとは思えない]
『ああ、お出迎えってことでいいのね。ありがと、助かるわ』
[手を伸ばされ、掴み返した時点で接触回線が開く。相手の男が標準的な通信システムを持っているなら、それで会話はできるだろう]
『あたしは陣桜市市長、石神明朱佳。 さっそくで悪いんだけど、市に帰るまでの足を貸してほしいのよ。艦長に取り次いでもらえる?』
[すでに館内からの通信を受けているとは知らないまでも、ハッチに辿り着くまでの間に、手を引かれながら声を届けた]
[スコルと市長を映した映像を、スクリーンの端に移動させて、再びオリジンを映しだす]
しかしこれ……どうやって倒したものかな。
主砲を使うとしても……一発じゃあ片付かないだろうし。
最悪、AHOを突っ込ませて、爆発させるとか?
「それはダメです」
じゃあ、それはなし。
[ジュリエットが、珍しく青年の独り言に返答し、青年は苦笑しながら案を取り下げた]
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