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[>>38フェイトがハニエルへと乗り込み、
グノーシスを持って来いと言えば、]
………、グノーシスは壊しちゃった。
[さらりと、告げた。]
[形を変えた灰色は――人の顔の群れへと、形作っていく。
大きさ自体は。体積自体は。
成人男性よりも小さい。
だが、一つ一つの顔は。
溜め込まれた怨念と、そして――、長き盟約の連鎖で溜め込まれた魔力を、持っていた。]
……あいつ、見たことが――。
[白い小さな杖を握ったまま、膝をつき、まっすぐにその灰色をエリーは見据えて。]
―???―
…ヘタこいたわ。
[まさか、ダイシチョーの機関室に“孔”が開くとは思わなかった。吸い込まれそうになる機関員をとっさにかばったはいいものの。自分が吸い込まれてしまうのはいかがなものか]
エリーの手違い…はないわね。自然発生か。
…あの子、大丈夫かしら…
っていうか。あたしの陣桜市を置いて、何やってんのよ、あたしはっ!!
[がんがんと、壁に八つ当たりをする。市民にはとても見せられた姿ではないが、見るものもいないここならかまうものか。何しろここは―――すでに壊滅した艦なのだから]
まぁ。運が悪かったとは言わないわよ。生身でこんなとこに来て、万に一つの当たり引いたようなものだものね。
[ぺちぺちと、平手で艦に食い込む巨大な牙を叩いた。食いつきに来て。至近距離からの砲撃を受けて力尽きたのだろう。その牙が蓋となって、気密を保っている。つくづく運がよかったと言えるだろう。自分が“孔”の向こうに残してきたもののことを考慮に入れなければ]
乗組員は…まぁこの状況なら脱出してるか。
つまり脱出ポッドの利用も不可、と…もー、泣けてくるわね。
[軽口を叩く。静寂など久しぶりだ。市長の職についてから、いつもどこかしら喧騒に包まれていた。
その懐かしい喧騒に帰るためにも。 今、ここで泣いている暇など、ありはしない]
可能なら通信と―――まずは救命胴衣ね。
[呟きながら、少女は歩く。目指すは艦橋]
ユグドラシル級にしちゃ小さいわね…ファーブニール級?
[手近なハッチを開き、しまいこまれていた宇宙服を着込む。その規模から艦の構成を推測して…辿り着いた、そこは]
……あちゃあ。
[がっちりと牙に食いつぶされていた]
ったく、しょうがないわね。
―――ユージィン、あんたがしぶといって信じるわよ。
[少女の思考は止まらない。頼るべきがあるとすれば、裏宇宙から通信を送り届けてきたあの青年。
あるいは、あの通信が今も放たれ続けているならば。やれることがある。それに、そこへ戦力が集まっていることも考えられる。ルッカや、テルオ少年がそこに辿り着いていることも、十分考えられる。諦めるには、まだ早い]
はー…こんな工作。いつ以来かしら。10歳以来?
[かちゃかちゃと、一人静かに―――実際には賑々しい独り言と共に機械を弄る。応急用の簡易な工具を使い、艦のあちらこちらを破壊して調達した部品を組み上げる。やがて出来上がったのは、簡素な仕組みの通信機だ。
本来そのために用意されたのではない部品から組み上げたそれは、信号を発信することすらままならない。けれどそれでかまわないのだ。あの通信さえ受け取ることさえできれば―――]
…頼むわよ。
[呟きと共に、電源をむき出しのコードに繋げる。果たして、そこに通信は―――]
『―――こ ら ユ ラ う
ぼ は ージィン ―――』
―――きたっ!!
[はじめは途切れ途切れに、ひどい雑音を伴って。それを、コードを直接弄ることで周波数を調整していく。やがて、届いた音はより鮮明に――]
最初の座標が……で…
10秒後の座標が…
周波のズレがこうだから、相対速度は…
…として…30分後の相対位置がこうなるわけよね…
無重力空間内の跳躍で得られる速度が…とすると…
角度がこうで…位置は…
[一人ぶつぶつと、使うもののいなくなった艦の壁に数式を書き連ねていく]
…よし、間違いないわね。
[最後にもう一度だけ試算を繰り返し、少女が立ち上がった。開けるところはすべて開き、武器となりえるものをかき集めた。否、それは少女にとって武器ではなく。宇宙空間で推進力を得るための推進機関だった]
[事も無げにサラリと告げられた、グノーシスの破壊。
その後の男の絶句は長かった]
あ………
アホかお前はああああああああ!!!!
よし。
行くわよ、まってなさい、ワーウルフ!
…じゃなくてA.H.O!!
[届くはずがない叫びと共に。少女は一人、虚空(ソラ)へ**]
なんてこった、グノーシスは最新型で人類救済の……
えぇい、そんな仕草までフランそのまんまでいやがって。
まあいい、全部受け止めるのは終わってからにする。
今じゃ泣くに泣けねーしな。
それに、お前さっき言ってたな?
盟約が遵守されているなら来なかったってよ。
そりゃー…どうなってたかはわかんねえけど、きっとあいつの事だから何がどうあっても激戦区には行っただろうし、同じようにやられたかも知れねー。
お前が居なけりゃ、あの兄貴は今も変な事になってただろうし、アカデミーも混乱してただろーよ。
お前が来たから、あの兄貴は“フラン”とまた逢えた。
そこんとこだけはGJと言っといてやるよ。
[受け止めたのかそうでないのか、今ひとつわからない言葉をフランに投げかけ、今度こそハニエルの背を閉じた]
………。
お墓参りがしたいの?
[>>42問いかけに更に問いかけた。
が、>>39>>44灰色の杖が実体化し始めたのへ、]
ん、怒っちゃったみたい。
理解出来ないなー。
……墓参りっつーか、無茶しやがった奴に説教しに行くんだよ。
お前はウチの姉貴か、ってな。
[ハニエルを通して、残念な口調の女性の声が響く]
そんで……エリーはまたすげぇもん喚び出しやがったな。
口々に、好きにくっちゃべってやかましいことこの上ねえ。
今俺達喋ってんだからお前はちったぁ黙ってやがれ!!!
[収納していた洋弓を構え、収束レーザーの矢を作り
弦を引き絞り……多数ある顔目掛け、放った**]
わたしにも事情があるんだから仕方ないよー。
アホまで言わないでよ。【フェイトくんの方が頭悪いんだから!】
[ビシィ!と指差した。遠慮なく言った。]
………。
[>>46話が終わってから、]
グノーシスは人類の守護神だけど、わたしには合わなかったんだ。
擬態したはいいものの、ある程度以上思考を合わせたら、
シンクロ(>>5:103>>5:127)が切れちゃった。
[GJや、また逢えた事などには返事はなかった。]
[―――後日、『グノーシス』はシールド装甲が半壊、球型コックピットが全壊となり、脊髄経路が使い物にならず、データは抹消状態で見つかったという。]
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